理想的な走りに
先週、センターピンの締め付け具合を調整したDD13、改めて試運転です。
台車が複雑な動きをするポイント区間での瞬間停電状態がなくなって、気持ちよく通過するようになりました。お客さまが持ち込みで試運転をおやりの時も、似たような事例は結構あります。部品の組み付けは間違っていないし、極端に台車の動きが渋いわけでもなく、原因は一体何なんだろう、と悩むことは多いですね。そして原因はえてしてこんなところにあったりするものです。
入換中に遠方から確認し易いように点灯させている前照灯もちらつくことがなくなりました。まだ走り込みが足りない感じがあるので、この後もう少し走り込ませてみます。
DD13とは思えない静かで安定した走行をついに得られたようです。本線機と違って、複雑なポイントがたくさんある構内を行ったり来たりするものだけに、調整の難しさもあるように感じました。
今度こそ、完璧な走りに目途がついたようなので、ちょっと遊んでみます。
管理人が中学生だった頃、ごく当たり前だったEF57とDD13の並びです。尾久客車区でDD13によって組成された客車列車は、EF57やEF58に引かれて東北方面へ向かっていました。優等列車も多かったので、尾久配置でないものも含めて、様々な客車を目にすることが出来ました。また、尾久客車区には、奥羽南線電化までキハ181系の配置もありましたが、これは初の気動車特急、キハ81「はつかり」以来の伝統でした。キハ81は、その後「つばさ2号」、「いなほ」、「ひたち」で使用され、羽越線電化で「いなほ」が電車化されて「くろしお」に転用されるまでここにいました。小学生の頃、尾久客車区北端の梶原踏切の跨線橋から眺めていると、「ひたち」で入区したキハ81が、「いなほ」のヘッドマークに換わって出区して行くのを見ることが出来ました。珍しい車種だけに、これを見た日は、ちょっと得した気分でした。キハ82の「つばさ」は乗りましたが、キハ81はとうとう乗らず仕舞いでした。
大きなパンタを振りかざして突進して来るEF57は、当時EF58以上に人気がありました。管理人の57は、バブル経済の頃に購入した天賞堂の完成品ですが、どうもモーターの具合が良くなく、さっぱりスピードが出ず、「突進」のイメージには程遠いものでした。これは、MPギアでは一般的なキャノンEN22に交換して解決しています。あの時代の天賞堂、ギアシステムはあまり変化がないのに、モーターがころころ変わって、ロット毎の走行状態のばらつきが多かったように思います。
モーターを変えるだけで、こんなに違うのか、という感じですが、これもまたセンターピンの締め付けをちょっといじっただけで快調になったDD13に通じるものがあります。
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