折妻マニ36の続きです。戦後型の折妻形オハ35の雨樋縦管のじょうご部分は表現がなかなか難しいのですが、キットでもこんな風に処理するようになっています。

かなり苦しい表現なので、工房ひろの#0506 「雨樋縦管 35系木製」を使ってみます。

さすがにロストワックスなので、じょうご部分は完璧ですが、縦管部分は丸管なので、キットのようにφ0.7の真鍮線に割ピンで足を作って植えた方がすっきりするのかな、とも思いますが、取りあえずお試しなのでそのまま使います。
雨樋縦管を取り付けていて気が付いたのですが、オハ35改造のマニ36は、当然尾灯が後付けされているわけです。キットのパーツは当然オハフ33戦後型のを使っていると思いますが、どうも尾灯が外側寄りです。プロトタイプの写真を見ると、この形態もあるのですが、もう少し内側に寄ったものが多いようです。全国の工場で延々と改造されて登場した車種なので、この辺は結構テキトーだったのかもしれませんね。縦管の取り付け位置を調整してそれらしく見えるようにしました。ホロ枠も変形しにくい工房ひろのロストパーツを使用しています。折り畳まれた状態で奥行きが薄く、ホロ上部に雨除けの表現もあるので、列車の後ろ姿の印象を向上させてくれます。ホロ枠ステーはエコーからロストのものが出ています。

取りあえず片側が試行錯誤の末でこんな感じになっています。客車列車の場合、機関車に目が行きがちなのですが、走り去る後ろ姿には電車や気動車にはない旅愁を感じさせるものがあります。荷物車はしんがりに来ることも多いですから、管理人の印象や記憶をもとに再現したいところです。

並行して床下機器を組み立てます。基本的にエコーパーツを使用しますが、オハ35改造のマニ36は、水タンクを天井に移設したものが多いので、それを表現します。
さあそうなると、各パーツの裏側の肉抜き部分がかなり目立ってくるという問題が出てきます。塗装の時にこの肉抜き部分は吹き残しを起こしやすいですし。
そこで活躍するのが工房ひろの塞ぎ板シリーズ?です。

「プラ板でも切って貼ればいいじゃん」というのも確かですが、毎回それをやるのも結構手間なので、省力化に貢献してくれます。
改訂版ということで従来気になった部分を改良しているのですが、年度末が近付いているのでなかなか先に進みません。
ここで使用しているパーツ類、こちら⇒https://ms-sagami.raku-uru.jp/ でお取り扱いいたしております。客車キットをお持ちでしたら覗いてみてください。
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