古いカツミの編成モノ トレーラー車の更新
古いカツミの編成モノ、動力をMP化したらトレーラー車もぜひ手を入れたいところですね。
ドアが一体プレス表現の、かなり古いモハ485です。台車は現代の軸受メタル入りのものに取り換えました。最近のエンドウ台車はMPボルスターだから、この時代のものとはセンターピンが合わないのでは?と思われるかもしれませんが、心配ご無用、現在のエンドウ製「付随台車マクラバリ2」には床板の穴を調整するワッシャーが入っているので、昔のものも簡単にMPボルスター対応に出来るのです。メタル入りになるので、キイキイ鳴くことも少なくなり、集電性能も大幅に向上します。ついでに連結器もドローバーからエースカプラーに取り換えて、連結間隔を狭くしておきます。
編成にした時の印象が大幅に向上します。
集電が向上したところで、室内灯も現代の昼白色LEDのものに交換します。485系が白熱灯では・・・というのもありますし、消費電流も大幅に削減できます。編成モノでは大事なところですね。点灯状態も実感的になります。ついでに座席を追加すれば、運転メインのモデルとしては完璧なものになるでしょう。
カツミの編成モノは、このようにかなり昔のものでも台車などの基本部分が現代のものと互換性があるので、現代水準の走りにするのは容易です。カツミ製品に限らず、金属製品はメーカーを跨いで部品の互換性がある場合が殆どです。全てが専用設計になっているプラ製品ではこうは行きません。
かくして国鉄全盛期に盛んに作られていたカツミの編成モノは、時代を越えて走り続けることが出来るのです。この事例で使用した部品はいつでも手に入るものばかりですし、ハンダ付けは配線程度ですから容易に出来るかと思います。ハンダ付けはやったことがないとか道具がないということであれば、当店でも作業をお受けいたします。中途半端に放置されているものがあるようでしたら、是非ご相談ください。
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