2015年10月23日 (金)

最近の16番汎用動力システムは・・・

 鉄道模型からしばらく遠ざかっていた方から、20年ぶりくらいに再開しようと思って引っ張り出してみたら、インサイドギアシステムの部品が一部欠品していた。部品はないだろうか?とか、縦型モーターが完全に死んでいるので新品に取り換えたいのだが、といったご要望が割と良く出て来ます。

 その答えですが、20年前に真鍮製品を出していたメーカー、例えば「走行」がウリのカツミやエンドウも、縦型モーター+インサイドギア方式のパーツは数年前に製造中止になって、問屋はもとより、現在はメーカーにも在庫がありません。でも、絶望する必要はありません。いくらでも再生できるのです。例えば、当雑談室の「小田急デニ1300」では、インサイドギヤを基準にしたと思われる、大穴の開いた床板をMP用に改修した事例をご紹介しています。パワートラック全盛期には、このような設計のものも結構ありましたが。

 最近の動力方式、電車関係では「MPギア」という名前をよく耳にされると思いますが、それはこういうものです。

1031

 インサイドギア全盛期に、実車も全盛期だった103系です。カツミ製のキットを組んだ、初期型としては最新設計のものですから、かつては車体と一体でプレス表現だったドアや側面のルーバーなども別パーツになっています。かつては「国籍不明」のようなアバウトなプラ一体成型だった床下機器も個別のホワイトメタルパーツになっています。

1032

 動力システムはこのような形です。モーターを床下中央に置いて、前後の台車をユニバーサルジョイントを介して駆動します。分かりやすく言えば、最近の16番プラ完成品や、Nゲージと同じ考え方です。でも、それらの完成品と違って、ウエイト兼用一体のダイキャストケースに収まっていないので、あまりスマートに見えませんね。でも、実はそこがこのシステムのポイントです。

 モーター、ギアボックス、ジョイント、ウエイトといった各パーツが様々な車種に対応できるように、複数種類ずつ用意されていて、それらを自由に組み合わせてあらゆる車種に使用できるのです。

Mp1

 電車用のMPギアの一例です。

Mp2

 裏の蓋を開けると、中はこんな構造です。竹輪切ではないギヤ、連動軸も含めて軸受部にオイルレスメタルが入っているなど、かなり贅沢な造りです。ギアボックス本体はダイキャスト製です。こういう構造なので、インサイドギアと比べて圧倒的に有利な点がいくつかあります。

1033

 先ほどのクモハ103の台車です。103系の電動車は、加速性能を上げるためにモーターを大きくした関係で、当時の他の新性能電車の標準、車輪径φ860、軸距離2100mmではなく、φ910、2300mmになりました。模型で行くと、φ10.5・軸距離26mmに対して、φ11.5・28.5mmになります。インサイドギアでは、ギアフレーム本体が、厚めの真鍮プレス加工品でしたから、そうした微妙な数値差には対応できませんでした。プレスの型代がものすごく高いものですから。従って、電車用のインサイドギアでは、新性能は26mm、旧性能は31mmにまとめられていたところが多かったようです。当時は、そのくらいのことでブウブウ言われることもありませんでしたし、完成品の台車も似たような形状の片押しブレーキ、気動車用のDT22で間に合わせてあったりしましたから。ブレーキシリンダーがどうの、なんて先ず突っ込まれなかったおおらかな時代です。

 一つ上の写真でも分かるように、MPギアではギアの打ち込み位置を変えることで、軸距離の設定は自由に出来ますから、製品でも様々なものがラインナップされています。それでもまだ間に合わない特殊な寸法の場合には、ギアボックス間を焼き鳥の串状に結んでいるシャフトを切断して、内径2mmのパイプで連結することで延長・短縮が出来ます。

 今一つのメリットは、動力車にも内装が取り付けられることでしょうか。

 機関車用にも「MPギヤ」は存在します。

El1

 機関車ですから、床上にモーターを置く構造です。モーターが機械室に収まるので、大きめのモーターが使えます。

 インサイドギアが衰退し始めた頃に出て来たのが「パワートラック」です。

Wb1


 台車の中にモーターと駆動システムが収まるので、登場当時は画期的なシステムだったのですが。

Wb2


 中はこんな構造です。Nゲージレベルのモーターに、Nゲージレベルのギア、フレームもヤワなプラ製です。これで真鍮製の電車を走らせようというのですから無理があります。2軸が固定されるので線路の凹凸に弱いとか、プラスチック製のカバーの強度、モーターの耐久性など、様々な問題があります。走りのバラツキも大きいですし。

 管理人が懲りたのは、このパワートラック4台を装備した小田急ロマンスカーSSEを修善寺の旅館花月園に持ち込んだ時です。出発して30分も経たないうちにすべての車輪のギヤがすっぽ抜けて走行不能になったのです!

Oer3000

 結局これは床板を新製してMPギヤに取り換えました。それによって、このロマンスカーはようやくきちんと走ってくれるようになりました。そして、MPギヤというものは、連接車でも使えるということです。

 隣にいるデニ1300は、軸距離28.5に対して27.5で車輪径がφ11.5、MPギヤの設定がないものでしたから、これは焼き鳥の串を切断して調整しました。

 パワートラックは、現在供給も不安定で、ある問屋さんに聞いたところ、「以前は定番品として常備していたけれど、あまりにも不安定なので常備品から外した」とのことでした。なので、どうしてもこれを使わないと走れない私鉄の凸型電機などを除けば、パワートラックはお勧め出来ません。

 16番でもプラ製品で使用されている動力システムは、それ専用というものばかりで殆どブラックボックス状態、部品の分売も殆どありませんし、メーカーを跨いでの互換性も殆どありません。昔のインサイドギヤは、メーカーを跨いでの互換性という点では秀逸だったと思いますが、現代でそれを実現出来ているのは、エンドウのMPギヤ、あるいはカツミのエースギヤシステムということになると思います。

711

 先ほどのED71、もう製作してから15年ほど経ちますし、2、3時間連続で走行させることも多いのですが、動力系に関してはほぼトラブルを起こしておらず、今日も快調に走ってくれます。

 分かりにくいとは思いますが、最近のブラスモデル向けの汎用動力はこんな感じです。

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2012年12月 7日 (金)

「よくある質問」の答え的なサンプルを用意しました

 最近は16番でもプラ製の客車が増えて来ました。カトーの他、天賞堂、アクラス、トラムウエイといったところから旧型客車が出ています。最近よくある質問に、プラ製の客車と真鍮製の客車を混結すると違和感があるか、というのがあります。

 プラ客車のメリットとしては、真鍮製に比べて圧倒的に軽いということが挙げられます。構造上牽引力が稼ぎにくいSL牽引の場合には、これが大きな魅力ですね。逆に、プラ製品の場合、金型が滅茶苦茶高価なので、勢い数の出そうなメジャーな形式を出すしかない、というのが泣き所です。荷物車のように、同一形式でもタネ車の違いで全然違う形のものが多数存在するようなものは、プラ製品が最も苦手とするところです。

 大量に必要とする座席車はプラ製品にして、荷物車などは真鍮製にしたいということだと思います。プラと真鍮のどっちが良いか、という問題ではなく、それぞれの長所を生かすべきだと思いますが、どちらかといえば数字で割り切れない感覚的な要素が大きいので、実際に混結したものを見て判断していただこうと思い、今回サンプルとしてプラ製の客車を1両用意してみました。用意したのは、カトーのスハ43です。ベンチレーターとポリ製のデッキ手すりをユーザーが取り付けるようになっています。

K431

 ポリ製の手すりは、フニャフニャして、ピンセットで摘むと飛ぶし、差し込もうとすると弾力でんかなか入らないしで、さすがに頭にきて、手元にあったエコーの手すりをゴム系で接着しました。車体がプラだからと言って、何でもかんでもプラにすれば良いというものではないですね。これはあとでプライマーを塗って、車体色を筆塗します。

K432

 手すりを塗って、インレタを貼ったところです。

Kinreta

 カトー製品に付属するインレタは、他のもそうですが、このように袋がヒートシールなどで密閉されていません。この状態で問屋さんの棚に何か月かおいてあったわけなので、当然インレタの糊が飛んでつきにくくなっています。今回のものは割合まともにつきましたが、小さい文字でつかないものはいくつかありました。包装方法をぜひとも改めていただきたいと思います。在庫品として取った場合、問屋さんで何か月か寝て、その後当店でも寝るわけですから、お客さまがお買い上げの時には、完璧に付かなくなっているはずです。

 さて、基本的な部品とインレタを取り付けたものを、真鍮製の客車群に組み込んでみます。

K433

 車体周りは、お尋ねいただく方のお話から、無加工で走らせるだろう、ということで、基本的に製品状態のままです。屋根の色がオハ46の新製車グループみたいだという突っ込みは出来ますが、とりあえずこんな感じです。写真では雰囲気が表現しきれないので、気になるようでしたら現物をご覧いただければ、と思います。車体の色が右側のスハ43と微妙に違っていますが、実際にはもっと違っているのがありましたから、これくらいは許容範囲です。むしろ車体色もまだらの方がリアルですね。

 数字で割り切れない部分ですから、これをもって違和感があるとするか、ないとするかはお任せしたいと思います。

 さて、次は気になる走行です。

Soukou2

Soukou1

 いつもの東北線の普通列車に組み込んで走らせてみました。それがために、インレタは、製品にあったトップナンバー2001にしてあります。管理人は、昔このトップナンバーを見ています。電気暖房車が元番号+2000という法則を知らないと見過ごしてしまうものですが、これを見つけた時には!と思いました。今は列車の旅でもそういう楽しみがなくなりました。

 走らせた感じは、さすがに台車のカトーだけに転がりは抜群ですが、軽いだけに、ジョイント音は他車と一線を画します。この1両だけ、殆どジョイント音が聞こえません。分かりやすく言うと、今の貨物列車を眺めていて、コキ107が通る時の感じでしょうか。コキ104や106が通る時は、カシャンカシャンという音がしますし、特大コンテナが載っているとドスンドスンという感じです。
 でもコキ107は特大コンテナが載っていようが、トトントトン、というしけた音しかしませんね。そういうものだとお考えください。

Soukou3

 列車に組成した時の色違いのスハ43同士です。茶色の方は、真鍮製ですが、カトーと同じ原型ドア仕様にしてあります。

 というわけで、連結した状態だけでなく、実際に走行した場合の状況もご覧いただけるサンプルが出来ました。

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2012年5月 2日 (水)

モリヤの103系 MP駆動の場合のアングル位置は?

 103系電車は、ありふれた新性能電車ですが、高加減速に対応するため、電動機が大きく、車輪直径もφ910になっているという特徴があります。模型の方、昔はモハ車も付随車と台車形状が類似しているということで、付随車用のTR62、あるいはキハ用のDT22あたりで代用していましたが、さすがに現代水準では、それはないですね。日光モデルからもDT33が発売されています。
 車体も、カツミ、KS、モリヤなど各社から発売されています。バリエーションの多い形式だけに、特定のメーカーでしかやっていないものもあります。走行については、やはり現代水準のMPギアを使いたいところですね。よくお尋ねをいただくのが、モリヤの103系の場合、どのようにしてMP化するか、というものです。何しろ、今になって引っ張り出して組み始めると、説明書には「今は亡き」パワートラックGT-1を使用せよ、との指示がありますし、動力を入れないモハ車も車輪をφ10.5に交換せよという意味不明のことが書かれています。もちろんアングル位置の設定は、車輪をφ10.5にした上で、キットに入っている「モリヤ規格?」のボルスターを使うのを前提にした設定です。このままの設定で動力車をMP化すれば、編成が凸凹になってしまう危険性大ですね。

 そこで、ここは全車両カツミ・エンドウ規格に準拠したものにしてしまいます。まず、カツミの103系を見るとアングルは裾から3mmになっています。

1031

 エンドウお得意の裾を折り返す方式ですが、寸法を揃えれば良いので、モリヤのキットも説明書は無視してこの寸法にします。
 モリヤのキットは、幸い床板がカツミと同じt1.0ですから問題ありません。KSの場合はt0.8ですので、その分を引いて裾から2.8mmのところに付ければ高さが揃います。

Yuka_2

 これはエンドウ製の床板ですが、MP用のセンターピン穴はこのように小さいので、モリヤのキットの場合には、エンドウ#5902「付随台車マクラバリ2」に付属の真鍮ワッシャーを床板にハンダ付けしてMP対応に改造することになります。

 台車の方、電動車用のDT33は日光製品しかありませんから、まずはネジ止めを分解してボルスターをMP用に交換します。
6313_2
 #5902と同じセンターピン関係の部品も入っています。#5902も、この#6313も含まれているセンタースペーサーはt1.8のものです。これは標準的なφ10.5の車輪を履かせると正規の高さになるものですから、φ11.5のDT33の場合、車高が0.5mm高くなってしまいます。t1.3のスペーサーはDT33やDT13用のMPギアには付属しているのですが、単品での販売がありません。そこで、モハ車をトレーラーにする場合には、このスペーサーをノギスで測りながら、耐水ペーパーなどを使ってt1.3に削ってしまいます。アングル位置を2.5mmにすると、今度は床下機器取付板が側面からはみ出したりと、余計な手間が増えてしまいます。
 クハやサハは、アングルを裾から3mmにして、台車をそのまま#5922で取り付ければモハ車と高さが揃うわけです。この法則に沿って各種作ってみました。

1032_2

 カツミの京浜東北とモリヤの山手。

1033_3

 こちらは、KSの京浜サハとモリヤの山手モハ。メーカー違いでも殆ど問題なく連結できるようになりました。
 先週の京浜東北線基本7両は、モハ103の車体が入手できたので、車体を作り直すことにします。5年近くもかかれば、こういうことも起こりますね。
 そのモリヤの103系、久しぶりに線路に載せてみました。震災の被害はあるものの、京浜モハ103程ではないので、少しずつ修復中です。

Y103

 山手線登場時の8両編成、4M4Tのオーバースペックな構成になっています。完成するとこんな感じになる、というイメージサンプルです。ご参考まで。

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2009年12月12日 (土)

日光モデルの台車の取り付け方は?

 日光モデルと言えば、16番の台車専門メーカーとして有名ですね。各社のキットでも、日光台車を指定しているものが多くあります。

 ということで、車体キットと一緒に台車とセンターピンを買ってきて、いざ取り付けようとすると、どこにも説明がありません。部品だけ見ても、初めての方ならば皆目見当が付かないと思います。今日は金属床板を例に解説してみたいと思います。

Nikko0

 これがそのセンターピンです。台車を取り付けるだけでなく、線路から取った電気を車内に伝えるという重要な役目もあります。

Nikko1

 取り付け順序は、上の写真の通りです。床板とは完全に絶縁されるようになるわけです。最近のロットでは、床板下面のスペーサーの穴が小さくてセンターピンが入らないものがあるようですが、その場合はφ2.0のドリルで修正しておきます。上からナットで締めるので、ここはバカ穴で良いわけです。ここにネジが食い込むようだと台車の動きが阻害されてきちんと走りません。

Test

 取り付けが出来たら、ラグに配線をして走らせてみます。ライト関係が不自然にちらつくと時は、センターピンの取り付け具合に不備があることが多いものです。もう一度チェックしてみてください。

 16番のキットやパーツ、こういった基本的な部分の説明のないものが多いですね。

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2009年10月27日 (火)

日光の台車をエンドウ・カツミの床板に取り付けるには?

 16番の世界で日光モデルといえば台車の専門メーカーとして有名ですね。私鉄向けなども含めて様々な台車を発売しています。これをカツミやエンドウの車両に使いたくなることもあるでしょう。

Mpyuka

 最近のエンドウ・カツミの製品はMPギアを基本にしているので、台車のネジは床上から締めるタイプで、センターピンの穴もこのように小さい物になっています。一方日光のものは、昔ながらの床下からビスをさして、床板などを挟んでナットで締める方式です。一見するとまったく互換性がないように見えます。

 でも、実際にはエンドウ・カツミの床に組み込むことが出来るのです。種類豊富な日光の台車でMPギアを使って快調に走る私鉄電車、を作るのも可能なわけです。

 今、ちょうど良いものがありますので、これを例に解説してみます。まず最初に大事なのは、日光モデルは現在もナット締め車輪を使っているということです。

Nsharin

 カツミやエンドウの車輪は、現在は圧入ですが、昔は車軸にネジが切ってあって車輪をねじ込む構造でした。(走行中に車輪が緩んでバラけたりしましたね)

Ndaisha

 ナット締めの車輪を使う場合には、当然台車枠と車輪の間にナットの分の隙間が必要になります。従ってこのように台車のボルスターや車軸の全長がその分長くなります。圧入のピボット車輪の場合も、日光のものはナット止め車輪に合わせていますので、エンドウ・カツミより軸が長くなっています。整理すると、車輪はおおまかに「日光規格」と「カツミ規格」があると覚えておくと良いと思います。実際、金属台車を使用する16番の工作で使う車輪はほとんどこのどちらかになりますから。

 さて、実際の作業です。

Dt33

 これは103系のDT33です。カツミの103系は日光モデルのこの台車が指定になっています。昔の製品では、形状の似ているDT21やDT22でごまかしていましたが、さすがに現代では通用しないと言うことなのでしょう。これをカツミ規格の車体に取り付けるので、キットにはMPボルスターも入っています。

Mpbe

 これは、使う台車によって何種類かありますので、使用する台車に対応したものを用意します。

Bunkai1

 まずは、ネジを外して分解します。ネジは再用するので紛失しないように注意します。

Kumitate

 次にMP規格のボルスターを組み込んで組み立てます。付随台車にする場合、台車枠の内幅が狭くなっていますので、元の車輪を入れても回転しません。カツミの車輪(この例ではφ11.5プレート・プレーン軸)に交換します。

Kumitate2

 動力台車にする場合には、MPギアがそのまま収まります。あとは普通に床板に取り付けます。

Toritsuke1

 車体をかぶせてみると、高さもぴったりになります。

Toritsuke3

 16番ブラス製品の場合、プラ製品のようにそれ専用というわけではなく、このようにメーカーを跨いで使用できる部品も多くあります。

 さて、このクモハ103、ディテールの取り付けに進みます。

103yane

 まだ途中ですが、パンタ周りの部品構成です。配管ももちろん付きますし、パンタ台はロストです。

103shoumen

 正面の通風孔も別パーツです。ジャンパ栓受けはロストです。子供の頃デパートの模型売り場にあったもの以来の原型低運車ですが、すっかり現代的な造りになっています。

 「カツミの103系」というと運転本位の簡素な製品と言うイメージが強かったのですが、あの頃は、鉄道模型はデパートで買うもの、そしてどこのデパートにもあるわけでなく、しかもそれなりの値段ですからおいそれと買ってもらえるものでもありませんでした。それだけに「大人の趣味」の香りが漂って憧れを強くしたものです。山手線や京浜東北線が、新幹線0系などとともに並べてあったのを思い出します。あれから40年もの時を経て、今回初めて「カツミの103系」がやってきました。我ながら「好きだなあ」と呆れるのですが、それだけ鉄道模型は息の長い趣味なのだとも思います。1ヶ月たって残っていたら「売れ残りだ」と言われるようなものではないのです。

   

 

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