2015年12月19日 (土)

細部の修整と仕上げ

 店に持ち込んで試運転まで来ましたが、年末ということでモノの出入りも多くなかなかいじっている時間がありませんが、少しずつ進めます。

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 取付穴を開けて、ワイパーを付けました。KSモデル発売のものが割と多種類入っていて、それぞれの個数も多いので、曲げの失敗などに対しても安心かと思います。しっかりした材質なので、曲げ作業もやり易いかと思います。

 国鉄時代のワイパーは、車体色に塗られたもの、地色のままのものとまちまちでしたが、消耗品ということを考えればどんな組み合わせでも正解ですね。国鉄時代を強調すべく、今回は運転士側、助士側とも塗装された姿にしてみました。

 窓ガラスの貼りつけ不良や塗り分け部分の吹き込みなど未修整ですが、同様にちまちま進めて行きます。でも、ワイパーが付くとだいぶ活き活きした感じになって来ます。正面運転士窓下に巨大なジャンパー連結器がないのは非冷房車の証です。本来の修学旅行車は、最後は一般急行色になったものの、冷房化されることなく国鉄の分割民営化前に全部廃車になっています。

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2015年12月12日 (土)

大体のイメージが出て来ました

 黄色いキハ58、走行調整とウエザリングを並行して行っていますが、レタリングも入れて大体のイメージが見えて来ました。まだ仕上げ途中なので見苦しいのですが。

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 屋上の汚れ具合は、2個エンジン車であることと、山形配置の番号にしたので急行「おが」や「ざおう」などで上野まで来ていたということで、かなり強めの汚し方です。

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 足回りも幹線の列車っぽい色味にしてみました。この後は吹き込みの修整なども含めて、目につく車体仕上げの不備な部分などの修整を行います。総武線の黄色スプレー独特のクセから来た塗装の不備もこの後対策をします。

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 引き続き慣らし運転を行います。屋根の色がウエザリングを施したことで、他車と調和が取れるようになりました。最初の慣らしでは、配線のハンダ付け不良による走行不安定という問題が発見されましたが、その辺りは調整しましたので、今度は完璧な走りです。

 山形車ということで、慣らしは左沢線ラッシュ時の6両編成のイメージです。配置されている車両を何でもかんでも連結して、というのは国鉄時代の気動車では当たり前でした。その中に北海道向けのキハ22が混入している、というのが東北らしさを出すポイントになります。70年代の左沢線には、朝方ラッシュでは8両編成というのもあり、気動車が足りない分は客車列車というのもありました。70年代前半にC11からDE10に代わりましたが、その後しばらく客車の通勤列車は残っていました。地方都市近郊路線の典型的なスタイルでした。

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2015年12月10日 (木)

黄色いキハ58試運転

 まだ内装も途中ですが、店に持ち込みましたので、現状での走行の確認を行いました。

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 今回は特にひねることもなく、中央モーターで両軸ジョイント駆動方式ということで、走行はほぼ一発でOKでした。

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 取りあえず国鉄指定色に塗っただけなので、隣の車とは大きく浮いています。内装と合わせて、この後レタリングやウエザリングを施します。

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 夕方の通勤列車風の組成ですが、黄色いキハ58は、やっぱり存在感があります。国鉄時代、実際にこういう使われ方もしていたんですよ。管理人も、その昔、この黄色いキハ58にこのようなシチュエーションで乗った記憶があります。

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 まだ途中ですが、今日の状態です。

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2015年12月 9日 (水)

タブレット保護棒

  照明と並行して、外観の取りまとめも行います。昭和50年代頃まで、キハ58系では乗務員室直後のドア窓にタブレット保護棒が取り付けられていました。着脱式だったので、不要な地域では取り付けられていませんでしたし、付いている地域では、素材のステンレス地色だったり車体色に塗られているものなど、まちまちでした。「まあ、国鉄ですから」ということで片付けられてしまうのですが。

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  前回のキハ58は、無塗装としたので、今回は塗装されたバージョンとしてみました。

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  両者を連結すると、かなり違った印象になるはずです。管理人が見たり乗ったりした時代の山形車では、保護棒はあるけれども、タブレットキャッチャーはない、というのが一般的でした。この黄色いキハ58も、そういう設定にしてあります。

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点灯試験

  電球や照明ユニットの配線が出来たので点灯試験です。

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  まだ仕切板なども取り付けてありませんが、こんな感じです。種別幕は、旧タイプの「ユニットライトB」になりましたので、室内灯の光を拾うようにしました。この後取付る、仕切板の形状も一工夫します。

  エコーの950円の尾灯パーツ、裏側にφ0.5のファイバーを刺して点灯させるとこんな感じになります。101系初期型にしろ、国鉄形気動車の大多数にしろ、内バメ式テールライトはこんな感じの光り方でした。今の電車のLED尾灯のようにシャキーンと輝いては興ざめなのです。

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  ファイバーに関しては、東急ハンズなどへ行くと案外細い線径のものも、そこそこ安い値段で売っています。管理人が使用しているφ0.5のものも、こんな形態で売られていました。使い切るまで生きているのかな、というレベルですが。

  模型の問屋に、こういう気の利いたものはないので、DIYの店なども観察して回ると良いかと思います。

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  前照灯はこんな感じです。点灯OKだったので、後で電球ケース部分の遮光処理をします。

  これで面倒な作業は大体終わりましたので、この後は店に持ち込んで残りの部品の取り付けと、レイアウト試運転になります。ウエザリングもその時に行います。

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2015年12月 8日 (火)

配線作業です

  黄色いキハ58、配線作業です。ヘッドライトは、やっぱりLEDと電球では光り方の質が異なるので、雰囲気重視で旧来の電球式にしておきます。

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  カツミの「ダイオード基盤セットを使って配線します。問屋さんの棚を漁っていたら、この基盤セットにも新バージョンが登場していました。どんなものか試したいところですが、管理人の工作室には在来品が転がっているので、これを使い切ったらということにします。店での販売用は早々に準備するつもりですが。

線路に載せて、先ずは前進。ライトと走行方向の関係、間違いなしです。

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  続いて後進。こちらもOKです。尾灯はファイバー式ですから、電球は1個です。内バメ式のテールライトは、点いているんだかいないんだか分からないくらい暗いものでした。なので、今のLED尾灯のようにらんらんと輝いてはいけないのです。

  昔ながらの「タコ足配線」の典型ですが、リード線の長さを調整するなどで、何気にごまかし方を覚えて来たようです。まあ、元々ライト点灯など考慮されていないキットですし、あとは作者のセンスに任せるということになっています。管理人のセンスのなさがバレバレなのは、スルーということで・・・。

  並行して座席の取り付けなども行います。

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  取付るつもりだったエンドウのチップLED式室内灯、まだ出ていませんでしたので、取りあえず在来品を取付けることにして進行します。室内照明を取り付けてから、前回の座席を接着した状態です。この後仕切板を付けますが、車端部の座席はその時に取付ます。

店レイアウトでの「販促用サンプル」ではありますが、呑み鉄管理人が作る以上、やっぱり実際に乗った時の印象をいささかなりとも表現したいので、内装は外せません。

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内装の準備

  黄色いキハ58、内装の準備です。最近のLED照明は明るいので、座席パーツなども、パーツの成形色のままというわけにはいきません。

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  このパーツは、背刷りも枠の表現があるなどして、モケットの塗り分けがしやすくなっています。

  キハ58-800番台では、155系などと違って座席本体は通常のものになります。従って、いつもの天賞堂パーツを使います。背もたれの取っ手を削り塗装します。もともと80系に使うパーツとして設計されたものですので、同じような形状のキハ55系以外ではこの部分をちょっといじることで、外から見た印象がぐっと良くなります。

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  この手の作業、面倒なだけで難しいものではありませんし、照明を入れる場合など特に効果があります。Nゲージの完成品などでも同じことが言えますので、是非試してみていただきたいところです。

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2015年12月 2日 (水)

外観の続きです

  黄色いキハ58、外観の続きです。レイアウト既存の一般的なキハ58と背中合わせに連結出来るように、前面にホロを取り付けました。気動車は電車と違って、最近のものを除けば基本的に向きの制約がありません。ただ客車と違って、ホロが片渡りですから、配置場所ごとに向きを決めて使っていたようです。それでも、何かの都合で転車台で向きを変えたような場合には、ホロを付け替えていたわけです。

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  こんな感じになりました。枠の部分は、場所によってグレーだったり車体色だったりしますが、他の山形車の写真を参考に黒にしてみました。ホロの有無で表情がずいぶん変わります。

  プロトタイプにしている左沢線の列車では、当時山形方がホロなし、左沢方がホロ付きだったので、同一あるいは同グループのものが2両出来る場合には、ホロ付きとホロなしを各1両として、同一グループのみの2両編成にも対応させています。

  この先残っているまとまった作業は内装です。

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  座席に関しては、155系などと違って、通常の枕木方向2+2一般的な4人掛けボックスシートですから、いつもの天賞堂パーツを使います。ただ、この段階まで来てまだ未開封なのにjは理由があります。

  レイアウトの列車は販促サンプルとしての意味もありますから、今回は新登場の「エンドウ室内灯」を使うつもりでいるのです。チップLED使用で均等な明るさというのがウリらしいですが、既存の「ユニットライト室内灯B」の光が青みが強いこと、新の方は写真で見る限り、それが改善されているように見えるので、試してみようと思っているのですが、問屋に確認したところ、分売モノは今日現在まだ出ていないとのことでした。

  その製品の詳細です。

http://www.mr-endo.com/lineup/parts/shitsunai.html

  手抜きで簡単に使えそうですし、気になるところですから、この黄色いキハ58に取り付けて既存のユニットライトとの比較も是非やってみたいところです。

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2015年12月 1日 (火)

外観のまとめ

  黄色いキハ58、基本的な塗り分けが出来たので、外観のまとめに入ります。いつものことながら、色を塗るとボロがたくさん出てくるのですが、それはモグラ叩きよろしく一つずつ潰すことにします。

ずばりの設定がなかったGMの朱色ですが、ロットによって微妙に色味も変わっていますし、実車にしてもこれが現役だった頃と、東北で最後にリバイバルカラーで運転した時では、ベースの総武線の黄色でさえずいぶん感じが変わっていましたから、違和感のない感じに出来たので、これで良しということにします。

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   Hゴムへの色差しとサッシ・ガラス入れを行いました。ヘッドライトはレンズ周りのリムが別パーツのものを使用してメリハリをつけています。尾灯はエコーのロストパーツですから当然レンズ径も小さく、原型キハ58の表情再現に効果を発揮しています。種別幕は、取りあえずレイアウト既存の左沢線列車に連結するつもりなので、白幕にしておきますが、実車はもしかすると紺地白文字で「普通」の表示だったかもしれません。

  外観的にはあと、当時の山形車ではタブレットキャッチャーは撤去されていたものの、前位側の客扉窓にタブレット保護棒が付いていましたから、これを取り付けることにします。

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  今日の時点でのサイドビュウはこんな感じです。まだ車内はがらんどうですし、照明やライト、そして動力関係の配線が残っています。車体関係もインレタによる標記関係があります。さらに、吹込みをごまかすタッチペイントなども・・・。見た目がおよそ出来たように思えても、この先の作業意外と量が多いのです。

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2015年11月30日 (月)

ざっと塗りました

黄色いキハ58、ざっと塗りました。

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  ベース色は総武線の黄色5号、窓回りは朱色3号ですが、朱色については、手抜き用缶スプレーが出ていないので、GM31の朱色4号で塗ってみました。GMスプレーは、昔から「最大公約数的な調色.」と言っていますし、時期によって色味が異なっていたりもします。近似色と言うことで流用してみました。実車の総武線黄色5号にしても、初期の101系と末期の201系ではずいぶん色味が違っていました。全体の印象として、通常のキハ58より間抜けた印象の修学旅行色のイメージにはなったかと思います。煤けたウエザリングを施せば、もっと雰囲気が出るはずです。

  まだ仕上げはしていませんが、マスキングを剥がすと、「そうそう、確かにあったよな」と言う気持ちになって、ちょっと嬉しくなりました。急行「おが」、「ざおう」、「いいで」などにさりげなく混ざっていました。秋カタの車は、間合いで奥羽線山形地区ローカルや左沢線の列車にも紛れ込んでいました。気動車ならではのフレキシブルな使い方が出来る異色ネタです。

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