2011年3月 4日 (金)

大体形になりました

 原型タイプのオハフ45、ほぼ形になりました。

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 まだ電気暖房のケーブルとかが付いていませんが、これはこの後、最近設置したアンカプラーとの関係を見ながら取り付けることになります。

 しかし、「なあんだ、スハフ42と変わらないじゃないか」と思われるかもしれませんが、比べてみると結構違います。

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 完成品では軽視されがちな屋根の色とかが、この場合大きく影響しています。雨どいの太さの違いでこの部分の影の付き方が違っているのも、印象に大きく影響しています。日によって違う車で組成されていたのが客車列車ですから、アンカプラーを活かして、自在に編成を組み替えて楽しめるようにしよう、というのが今回の目的です。

 ちなみに、キットでオハフ45として出ているものはこんな形態ですね。

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 徹底的に更新されて、旧型客車最晩年まで生き残った車というイメージです。このような更新を施されたものは、スハ43やオハ47、スハフ42などにもありました。ということは、逆にオハフ45のキットを使用して更新されたスハフ42に化かすのもありというわけです。

 1つのネタで何度でもオイシイ旧型客車ですが、金型がベラボーに高いプラ製品では、こんなバリエーション展開は不可能でしょう。そして、旧型客車は、細部の形状がどの車も揃っていては気持ち悪いものです。せっかく良い機関車があっても、後ろが量産品の同じ形の客車では興醒めですね。そんな不満を解決してくれるのが、フジモデルのキット群なのです。

 ついでに、オハ46として出ているものもこんな感じの更新車体なので、スハ43の更新バージョンにするのもあり、ということになります。

 レタリングが入った状態での走行シーンです。完成品ではあまり例のない、便所側の尾灯も点灯するようにしてあるのは、いつもの通りです。

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 キャンバス押えのない妻面がオハフ45であることを主張しています。そして、ディテールのある仕切りなど、工房ひろのパーツが威力を発揮する場面です。客車列車は、どうしても先頭の機関車に目が行きますが、後姿というのも、実はとても大事なのです。

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2011年3月 2日 (水)

オハフ45試運転 と・・・

 例のオハフ45試運転です。

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 まだ、幌枠ステーとかが付いていないので、室内の明かりが漏れています。

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 鋼板屋根ということで、軽くウエザリングを施すものの、他の車とは浮いた感じを表現するために、控えめにしておきます。屋根がまだら模様になっているのこそが客車列車、ということで。だいぶこの手の追加工も慣れて来て、ほぼ一発で狙い通りのものができるようになりました。証明に関しても同じですね。

 最終的な仕上げは週末ですが、実は今日は先週故障した店のPC入れ替えを行っていました。故障箇所ははっきりしていて、LANケーブルの配線不良ということだったのですが、PCというのは保障が切れるとちょっとした修理でも結構高いですね。そして、新品で買っても少し経つとキャパが追いつかなくなります。なので、管理人はPCについては業務用と割り切って中古品を使い捨てで使用しています。そんなに古くないものをクズ値で拾って、壊れたら捨てる、ということですね。新品ならそう簡単には故障しないですが、何年もしないうちに使い物にならなくなります。不経済極まりないですね。故障したときの対応が出来ていれば、中古品の方が圧倒的に安上がりになります。最近の「走るんです」と言われる電車も、同じようなコンセプトなんでしょうね。

 どうやら、今週末は正常になりそうです。

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2011年2月28日 (月)

作業再開です

 PC復旧用の資材が揃ったので、今日はオハフ45の作業の続きです。もうすっかり定番となった照明の取付を行いました。

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 まだ細かいパーツが全部付いていませんが、点灯テストです。このキットは、点灯について全く配慮がありませんが、客車列車はやっぱりこの尾灯がないと・・・、という「乗り鉄」感覚から、両側とも点灯させるようにしています。何両かやっていくうちに、工法も確立して一発で決まるようになって来ました。もちろん、手の動きがかなり回復してきて、こうした泥縄式の工作がやりやすくなったと言うのも大きいのでしょうけれど。

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 特に派手さのある形式ではありませんが、アンカプラーも設置したことですし、なるべく多くの車種を用意して、編成の組み換えなどを行うのも客車の楽しみでしょうか。

 この後細部の仕上げを行って、週末にはレイアウトデビューでしょうか。

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2011年2月22日 (火)

仕上げ作業に入ります

 基本的な塗装が出来たオハフ45、仕上げに入ります。先ずは細部の色入れです。今回はそれに関連してやり方を変えた点があります。幌周りの仕上がりを良くするために、幌吊を塗装後に接着することにしました。この部分は触ることもないので、接着でも強度的な問題はないと考えました。

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 ステップや幌枠など、工場によって塗色が違っていたりしますから、このあたりでどこの地域のものかをアピールするのも面白いかもしれません。

 毎日ほんの僅かの時間でも作業をやっているのは、一連の工作が作業リハビリと言う位置づけだからなのですが、効き目はあると見えて、最近では、麻痺側の手がずいぶん利くようになって来ました。健康な人ならばどうでもない、例えば牛丼のどんぶりを持ってかき込むとかといった動作が出来るようになってきています。もちろん、工作の方も以前に比べるとだいぶスムーズになって来ています。

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2011年2月21日 (月)

基本的な塗装が出来ました

 オハフ45の基本的な塗装が出来ました。

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 細部の色入れや調整はまだですが、雰囲気は出てきました。このグループは、屋根が鋼板張りですから、明るいグレーになります。キャンバス張りのスハフ42とははっきり違う部分ですが、完成品のスハフ42は、何故かこれと同じような明るいグレーの屋根のものが多いですね。

 屋根布押さえのないのっぺりした妻面や細い雨どいで、スハフ42との違いを主張しています。「晩年の旧型客車急行」の時のオハフ45は、アルミサッシになって、便所の窓も新型に取り替えられた更新車体でしたが、こちらはオリジナルに近い姿です。

 このように微妙にヘンな車が混ざっているのも客車列車の魅力でした。

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2011年2月14日 (月)

手抜きパーツ発見!

 引き続きオハフ45を進めます。この車は、妻面に屋根布押さえがなく、雨どい縦管も細く、何となく間抜けた表情なのが特徴です。資料を見ると、縦ドイの落とし口の部分にも殆どディテールらしきものがありません。旧型客車なのに、奇妙にさっぱりしている雰囲気の再現がポイントでしょうか。

 手持ちのパーツにこんなものがありました。

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 新性能電車の部品ですが、縦ドイ部分がモロ使えそうです。さっそく試してみました。

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 割合いい感じです。塗装すれば、もう少し印象が良くなるでしょう。細部の仕様は、これまでの客車群と一緒に走るので、特に変えていません。編成の端に来る車種ですから、貫通幌は工房ひろのもの、尾灯は両エンドとも点灯させます。

 キットで出ているオハフ45は、客窓や便所の窓などかなり派手に手を入れられて更新されたタイプですが、こちらはオリジナルに近い姿と言うことになります。

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2011年2月 9日 (水)

雨どいの取り付けは・・・

 スハフ42とあまり変わり映えのしないオハフ45ですが、最大のポイントは細い雨どいです。同類のオハ46や軽量客車のキットでは、雨どいに丸線を使っていますが実物の雨どいは断面が四角なので、光が当たったときなど、印象が違って見えてしまいます。

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 先日のサハ103と同様、雨どい用の帯板を使います。丸線よりも腰がなく、薄いので熱で波打ちやすいと言う特徴があります。クセが掴めて来たので、最近はこんなやり方をしています。

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 まず取り付け位置にケガキ線を入れて、マスキングテープで雨どいを仮止めします。作業中に熱で膨張して隆起するのを防ぐため、テープのスパンは短めにしておきます。

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 次に1スパンの間をこのように少量のハンダで固定します。曲がっていなければ、もう一度コテを当てて、ハンダをきれいに流します。その時に、同じ場所にコテが止まっていると、雨どいが熱で波打って収拾が付かなくなります。熱が足りないとハンダが回り切らず、巣が出来て塗装すると目立ってしまいます。コテの当て角度で熱の伝わる量をコントロールしますが、この辺の感覚は手に覚えさせるしかありませんね。もし波打った場合は、悪あがきせずに、もう一度新しいものでやり直すのが良いと思います。1スパンごとにこれを繰り返して、端まで順番に進めていきます。

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 ヤスリとペーパーで仕上げて、床にかぶせてみました。妻板部分の縦ドイは、殆どディテールらしきものがないので、側面から回りこませた雨どいと帯板の縦ドイの組み合わせにするか、ストック箱にある電車用だったかのエッチング部品を使うか、悩み中です。

 スハフ42より物足りない感じのこの車種の雰囲気は出て来たかな、と思います。

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2011年2月 8日 (火)

尾灯スイッチの取り付け

 これまでも緩急車は両エンドとも尾灯が点灯するようにして、機関車次位や中間に入るときのために消灯用スイッチを設置していました。今回はこれまでに発生した問題点を整理して設置場所を決めてみました。

 過去には、デッキ外側の車掌室部分に取り付けたりもしましたが、配線の処理や仕切との干渉など、いくつか問題が発生しました。

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 ユニット式になった床下機器を取り外さずに操作できると言うのが大前提になりますから、取り付け場所はかなり限定されます。今回は、トイレ側の台車と床下機器ユニットの間にレール方向で取りつけることにしました。エンドウの完成品などで使用されている比較的大きいスイッチですが、これは操作性を考慮した上でのことです。

Sw2

 ここならば仕切と干渉しませんし、配線の取り回しにも無理が出ません。レール方向にするのは、スイッチを通路に納めて、座席と干渉しないようにするためです。「乗り鉄」の気が強い管理人にとっては、座席のない旅客車というのは許せません。客室中央付近には、切替用のダイオード基板を設置します。 まあ、「素材キット」みたいなものですから、いろいろなギミックを付け加えるのも楽しいですね。「乗り鉄」の思い出に残る客車列車を再現しようとすると、こんなところにこだわったりします。毎度のことながら、泥縄式の作業ですが、これまでの実績を踏まえた改良は常に行っています。

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尾灯スイッチの取り付け

 これまでも緩急車は両エンドとも尾灯が点灯するようにして、機関車次位や中間に入るときのために消灯用スイッチを設置していました。今回はこれまでに発生した問題点を整理して設置場所を決めてみました。

 過去には、デッキ外側の車掌室部分に取り付けたりもしましたが、配線の処理や仕切との干渉など、いくつか問題が発生しました。

Sw1

 ユニット式になった床下機器を取り外さずに操作できると言うのが大前提になりますから、取り付け場所はかなり限定されます。今回は、トイレ側の台車と床下機器ユニットの間にレール方向で取りつけることにしました。エンドウの完成品などで使用されている比較的大きいスイッチですが、これは操作性を考慮した上でのことです。

Sw2

 ここならば仕切と干渉しませんし、配線の取り回しにも無理が出ません。レール方向にするのは、スイッチを通路に納めて、座席と干渉しないようにするためです。「乗り鉄」の気が強い管理人にとっては、座席のない旅客車というのは許せません。客室中央付近には、切替用のダイオード基板を設置します。 まあ、「素材キット」みたいなものですから、いろいろなギミックを付け加えるのも楽しいですね。「乗り鉄」の思い出に残る客車列車を再現しようとすると、こんなところにこだわったりします。毎度のことながら、泥縄式の作業ですが、これまでの実績を踏まえた改良は常に行っています。

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2011年2月 7日 (月)

屋根肩の調整

 鋼板屋根のオハフ45、キャンバス屋根のスハフ42とは若干違う雰囲気です。フジのスハフ42は、キャンバス屋根のタイプですから、車体の造形も側面と屋根部分のつなぎ?部分が少々角ばったスタイルになっています。それに対して、オハフ45では、この部分が滑らかにつながっていて、細い雨どいとともにのっぺりした感じになっています。

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 先ずは箱にします。平らな台に耐水ペーパーを敷いて、その上でこする方法を試してみました。全体の屋根肩のラインを乱さずにやるには?と考えた結果です。とりあえず、角ばった感じがなくなったところで止めておきます。雨どいを付けるとどうなるか分かりませんが、何もしないよりは良いかな、程度です。43系から10系へ移って行く過渡期の車両なので、あの中途半端な雰囲気が出せれば、と思います。

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