2016年3月18日 (金)

室内灯色の調整

 戦後型オハ35では新製品の「エンドウ室内灯」(チップLED式のもの)を使用しましたが、元の白色光の色味が違うせいか、旧来の「ユニットライト室内灯B」の感覚でLED部分にクリアーオレンジを濃いめに塗ったら、モロにオレンジという光になってしまいました。

 薄く塗れば良いのだろうと思われましたので、綿棒にシンナーを付けて拭きとるようにして、オレンジを薄くしてみました。

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 結果はこんな感じで、だいぶ良くなりました。相当薄くて良さそうです。しかし、普通に走らせるくらいの電圧でもかなり明るく光ります。

 もう少しいろいろ試してみようと思います。

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2016年2月27日 (土)

仕上げの続き

 戦後型オハ35、仕上げの続きです。昨日に続き、妻面の標記を入れました。

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 側面には、「仙台行」のサボも取付ました。

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 運転メインのモデルですから、まあこんな感じで良いのかな、というレベルですが。

 運転に関しては、今回初採用のエンドウ室内灯、従来品レベルで塗ったクリアーオレンジが濃すぎるようで、やはりオレンジ色が強調されています。元の白色の色味がだいぶ変わっていることによるもののようですが。

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 写真では前から3両目に連結されていますが。デッキも明るくなるなどの長所もあるわけですから、この後何としてもそれらしい白熱灯色をゲットするべく、いろいろいじってみようと思います。

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2016年2月26日 (金)

レタリング入れです

 年度末が近付いて、何かと野暮用の増える時期ですが、合間に戦後型オハ35のレタリングを入れます。

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 インレタというのは、一瞬でも手の動きが狂ってずれるとアウトですから、疲れていて集中力が欠如している時にやるべきものではありませんが、取りあえず側面のみ入れ終えました。妻面はこの後入れます。これだけでも、息を詰めて行う作業なので、まあまあの感じで出来ると「ふうっ!」、ですね。

 当初のイメージ通り、絞りなし折妻、鋼板屋根、末期まで車体色ぶどう色、ということが判明した、福島のオハ35 3274としました。ドアや洗面所窓の形態は不明なのですが、写真が出て来ないことを祈るのみです!最近は、あらゆる形態の洗面所窓やドアのパーツがありますから・・・。

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2016年2月20日 (土)

試運転です

 オハ35戦後型、本格的な試運転を行います。動力のない客車ですが、案外調整のポイントはあります。台車や連結器の振れ具合が悪いと脱線しますし、配線の接続やセンターピンの締め付け具合が悪いと室内灯の点灯が不安定になります。

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 ありふれたオハ35ですから、レイアウトにある客車に適当に連結してテストします。今日は前から3両目、2両目に連結した車体外形がほぼ同形状のスハ40と違和感がないかの確認も兼ねます。同形状でも屋根の色がまだらというのは客車のお約束ですが、編成にした場合に、その両方の課題はクリアーできたようです。

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 スハ40と連結した部分のアップです。同形状でもスハ40は窓枠やドアなどが近代化されたオハ36がベースですから、一般的な戦後型オハ35と並べても雰囲気はずいぶんと違うものです。屋根もウエザリングをかけましたが、ベース色を明るい灰色にしたので、スハ40とはニュアンスが違う感じに出来ました。鋼板屋根の車は、赤錆び感満点という汚れ方のものが多かったのですが、雰囲気にはなったかな、という感じです。

 今日はホロ吊りや電暖ケーブルなどの小パーツも取り付けて、見た目も一歩前進です。室内灯がオレンジ色っぽ過ぎる件は、このあと手すきの時にいじることにします。

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 今日の最後尾はスハフ42ですが、この車、配線の修整の時に基盤に熱をかけ過ぎて、ダイオードがパーになって尾灯の切り替えが出来なくなっていました。ついでの作業でダイオードを交換したので、併せて試運転です。でも、この向きで連結されている場合、デッキが明るくなる「エンドウ室内灯」、利用価値がありそうですね。白熱灯色再現の感じが掴めたら、これも含めて既存車の改造を行いたいところです。

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2016年2月19日 (金)

便所の仕切を付けてみると

 戦後型オハ35、プラ板で簡単に便所の仕切を付けてみました。この状態で点灯テストです。

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 予想通り、便所の窓が明るすぎるということがなくなって、ちょうど良い感じです。ただ、従来品と同じ感覚でチップ部分にクリアーオレンジを塗ったのですが、元々の白色光の色味の違いのせいか、オレンジ色が強調された色合いになっています。従来のものは、ある程度濃いめにクリアーオレンジを塗らないと電球色にならなかったのですが。新室内灯は、ある程度薄めた状態で塗るのが良いのかもしれません。あとでシンナーで吹いて薄くして見ることにします。ハツモノなので、結構分からないことも多いです。

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 これは、従来品との明るさの比較です。パワーパックのつまみは、通常スケールスピードで走行する位置です。構造上デッキも明るくなるのは嬉しいのですが、白熱灯の車が蛍光灯の車より明るくなってしまいました。まあ、これは在来品の付いている車のものを新室内灯に代えれば良いのかもしれませんが。色味と合わせて、この後の課題です。

 新しい「エンドウ室内灯」については、しばらく試行錯誤してみますが、結構面白い部品だと思います。

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2016年2月17日 (水)

仕切り板路線図の効果は

  新登場の「エンドウ室内灯」に関連していろいろテストしていますが、工房ひろの額縁付き仕切り板に路線図を貼るとどうなるかテストしてみました。

Chizu1

  やはり光源が分散配置ということで、路線図も良く見えるようになりました。便所が明るすぎる件、光源が通路中央にあるので、表からはあまり見えませんが、便所の仕切を取り付けることで解決できそうです。LEDの光は、意外と指向性が強いので。

Deck1

  デッキ仕切板に窓ガラスを入れて点灯させてみるとなかなか良い感じです。これは早々に緩急車でやってみたい気がします。

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  天賞堂のクロスシート、出てからもうずいぶん経つせいもあるのでしょうけれど、最近のロット、特に3連のものでは反りや歪みが目に付きます。大昔のプラモにあったような、金型の隙間からはみ出したような薄いリーフ上のバリとかも散見されますし。室内灯が点灯すると目立ってしまうので、だましだまし調整して見苦しくないようにします。このパーツ、少し前に値上げされていますが、金型の管理ももう少しきちんとやってほしいものです。

  でもこのパーツ、椅子系の中では割とディテールも付いているので、細かく色を入れてやると結構いい感じになります。作例でも新室内灯の効果もあって、いつかまたこんな汽車に乗って旅をしたいな、という雰囲気をいくらかでも出せたように思います。

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  その他の箇所もいくつか調整した今日現在の姿です。未取付の部品もありますが、大したものはないので、店に持ち込んで、試運転と並行しながら仕上げることにします。「エンドウ室内灯」の販促ツールでもありますから・・・。

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2016年2月16日 (火)

「エンドウ室内灯」いよいよ客車での点灯試験

  オハ35戦後型、「エンドウ室内灯」と座席を取り付けて点灯試験です。

Isu1

  いつもの天賞堂のシートパーツを使用しますが、オハ35ということでシルエットでも目立つ背刷りの手かけを削除します。ぶどう色ということで、座席の枠も車内の壁と同様ニス塗り仕上げですから、それらしく塗り分けます。元は80系電車用の部品ですから、多少形状は異なるのですが、「呑み鉄」管理人がかつて乗った35系のイメージでまとめます。

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  座席を取り付け、配線を行って早速点灯試験です。洗面所部分が明かる過ぎますが、仕切りも未取付ですし、この部分のLEDの塗り方を工夫すれば何とかなりそうです。リード線が一端にまとめられているので、便所部分を配線ダクトとすることで、簡単に客室から配線を見えなく出来るのも、手抜き工作用パーツとしては利用価値大です。旧製品の、中央の電球を白色LEDに置き換えただけの「ユニットライト室内灯B」よりも安い、というのもポイントでしょう。

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  でも、嬉しいのは分散配置のチップLEDということで、デッキが明るくなったことです。この車は中間に入るものなので、あまり恩恵はありませんが、貫通扉のない緩急車などでは絶大な効果がありそうです。デッキ仕切板を、ドア部品が別パーツの工房ひろのものに取り替える価値も出て来ます。

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  客室内にも何個かのLEDがあるので、以前のものより自然な感じになりました。LED部分にクリアーオレンジを塗って電球色に化かすのは、従来通りの方法ですが、LEDが以前の青っぽいものから、蛍光灯チックな色味に変わっているので、化かした後の光の色もだいぶ良い感じになっています。

  そう、白熱灯の客車の室内って、こんな感じの色に包まれていましたね。座席をプラモデルよろしく細かく塗り分けたのが報われた感じです。

  結構面白そうな「エンドウ室内灯」、既存車のも逐次交換したいと思います。この製品は、在庫していますので、ぜひお試しください。

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2016年2月15日 (月)

そろそろまとめに入ります

  取りあえずざっと塗った戦後型オハ35、まとめに入ります。

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  車体周り、窓ガラスを入れます。便所窓は、ピックアップした個体の形状が不明なので、茶色塗色でということもあって、無難に原型仕様にしておきます。

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  端梁関係も小物パーツを取り付けて塗装しました。いつものように、自動解放を含めた連結・解放ギミックを優先しますから、あっさり目の仕上げです。「全然
ないよりは良いでしょ」というレベルですが。

  この後は内装です。新形チップLED照明の効果を確認するというテーマがあります。

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2016年2月10日 (水)

屋根塗色と室内灯の検討

  戦後型オハ35、続いて屋根の塗装ですが、今回は以前から温めていたことをやってみました。

  今回のものは鋼板屋根の設定ですから、ねずみ1号あたりが設計上の塗色なのでしょうけれど、早々に褪色して白っぽくなり、車体色と強烈なコントラストになっているものを多く見かけました。既存のマニ36やスハ40ではねずみ1号を使用しましたが、割と落ち着いた感じでまとまってしまいましたので、今回はより白っぽい感じの灰色9号を使ってみました。

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  ちょっと白すぎる感じですが、この後例の「秘伝のタレ」によるウエザリングや艶消し処理を施してみます。実車はこの状態の後しばらくすると、屋根全体に赤さびが浮いて実に汚らしくなっていました。敗戦直後ということで、材料も良くなかったのかもしれません。同様に車内の床などもスハ43などとは明らかに異なる節目だらけの木材が使われていました。果たしてウエザリング処理をするとどうなるか、というのはこの後店に持ち込んでからになります。

  今回のもう一つのテーマは、昨年発売されたチップLED式の「エンドウ室内灯」を客車に使ったらどうなるか?ということです。

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  白熱灯仕様という設定ですから、5ヵ所にある白色LEDをクリアーオレンジに塗って電球色に化かします。そして、天井に取り付けてあった金具に固定します。

  旧製品のプリズムに比べて格段に薄くなりましたから、工房ひろの仕切り板が予め取付てあっても問題なく取り付けられます。工房ひろの仕切り板は、エンドウのユニットライトのプリズムを避ける欠き取りが設けてあります。今回のものは基盤へのリード線が一端にまとめられたので、便所を配線ダクトとして活用することで、外から見えるリード線を完全に排除できるのも大きいですね。便所と反対側へは通路にテープで固定してしまえばよいでしょう。

  さらに、旧形客車の蛍光灯改造は客室内だけで、デッキや洗面所は白熱灯のままでしたから、両端をクリアーオレンジに塗り、中間部はそのままにすることで、光の色違いを表現できるわけです。

  前回手抜き部品として国電でテストしてみましたが、意外にこの部品、応用範囲が広そうです。まだ作業途中ということで結線できませんから、点灯テストはこの後です。

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2016年2月 9日 (火)

塗装にかかります

  1980年の車両配置表から拾った仙フクのオハ35 3274、デッキ絞りナシ、鋼板屋根で車体色はぶどう色であることが判明したので、その情報に沿って塗装することにします。旧型客車、東北本線が「特急街道」だった時代、特にオハ35は塗色が青だったかぶどう色だったか、というのは判然としません。デッキ絞りナシの戦後型オハ35の場合、どれが鋼板屋根でどれが屋根布張りかなどというデーターベースなどもありません。他にもドア形状や洗面所の窓、などなど。旧型客車は極めてアバウトなものなので、完全なものを作るのはほぼ不可能とみて良いでしょう。特定個体を完璧に撮影していれば別でしょうけれど、デジカメなどなかった時代、よっぽどでもない限り、それをやっていた方は極めて少なかったはずです。

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  車体色をざっと塗りました。いつもの手抜きGMスプレーですが、割と気に入っているのは、殊に国鉄色に関して、最近のものがずいぶん色味が変わっているのですが、GMカラーでは当時風の色味を再現している点です。Nゲージ向けの製品なので、大きい16番に使用する分には、特段問題はありません。プラ用ですが、下地処理をきちんとしておけば十分実用になります。

  端梁部分はユニット式ですから、接着パーツの残りを取り付けてから塗装します。

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  下塗りが終わったら、まずデッキ部分のクリーム色(実車は薄茶色何号とかでしたが、ズバリのものがないので、似たような色にします)を塗り、マスキングをしたうえでぶどう色を吹きます。外板がぶどう色なので、車内もニス塗りというのをこれも近似色で表現します。

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  中間に挟まる車両ですが、駅構内などでの留置状態では、この塗り分けは効果的だと思います。

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