エンドウの密着連結器 動力台車対応のその後
エンドウの密着連結器は価格も手ごろで、実際に連結できるということでお使いの方も多いと思います。
この密着連結器、復元は中央後部のコイルバネによる方式です。
台車の回り止めピンに引っ掛けるようになっています。これだと先頭台車が動力台車の場合に対応出来ません。
復元バネがないと連結しにくいですし、連結しない場合も走行中に横を向いてしまったりします。完成品では板バネを使用したカプラーポケットのようなものを取り付けていたかと思いますが、そのパーツは分売されていません。
今回、全電動車方式にした小田急2200形では全車両でこの問題が発生したわけですが、最近のケイディーカプラーをヒントにこのような方式を採ってみました。
連結器後部にφ0.4の燐青銅線を植えて、連結器胴受を活用して復元させます。最初はもっと細いものを使いましたが、解放を繰り返しているとよれよれになって来るので、この太さとしました。復元バネの長さも、もっと短くしたのですが連結器が首を振ると外れてしまうので、実際に首を振らせながら長さの設定をしました。
復元バネもまあまあ目立たないですし、連結・解放も実用レベルになりました。復元バネを黒く塗れば、もう少し目立たなくなるかと思います。
問題が起こりやすいポイントの通過試験です。特に問題は出ませんでした。
もちろん、直線区間やカーブ区間のカントの出入り口も快調に通過します。
最近はJRの電車でも2両のものも結構ありますし、先頭台車が動力になることも多いわけです。汎用で使える連結器なので、あの板バネのカプラーポケットの分売を期待したいところですが、現状で比較的簡単、確実な方法として考えてみました。他にももっと良い方法があるかもしれませんが・・・。京浜東北線も103系登場時は7+3の編成でしたから、写真のクモハ103も近いうちに改造しようと思います。
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