車体の続き
フジモデルのキハ17を続けます。
前照灯ケースはフェニックスブランドと同じトックリバチの巣みたいなパーツです。位置合わせがやりにくいですが正面を向くようにします。合いは悪くありません。
製造初年が昭和28年のキハ10系では車体に補強のウインドシルがあります。前面はHゴムを使用した近代的なデザイン、側面もバス窓だったりしますが、まだナハ10系の軽量構造が確立されていない時期なので、中途半端な感じです。それ故、車体幅が2600mmという具合に全体を小さくして軽量化を図っていたわけですが。エンジンが非力だったので、軽量化は絶対的な命題だったのでしょう。電車で言えばモハ72500代やクハ79300代が登場した頃ですが、こちらもHゴムが使われるようになったり、クハの前面が後の101系に通じるデザインになったり、台車も新しいタイプが使われるようになったものの、シル・ヘッダーが残る3段窓だったりと、中途半端だったですが。新しいものがどんどん出てきていた時代だったのです。総括制御が出来る気動車が大量産されたことだけでも画期的だったわけですから。
ウインドシル部も次の部品が取り付けられるレベルまで仕上げておきます。今回は前面形状の修正がない分、サクサク進みます。
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