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2021年11月 1日 (月)

床板下ごしらえの続き

 奄美屋の古い小田急5000形、前回に続いて床板の下ごしらえです。

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 床板のカプラー台や床下機器取付台は丸い挽物部品ですが、高さが異なります。タニカワ製品の標準パーツという感じですが、もうこんなものを使っているキットはほとんど見かけませんね。それよりも、この手の小さいパーツを全部ひとまとめにして、一度開封すると口を塞げないヒートシールでポリ袋に詰めてあるあたり、無神経な昭和のキットという感じがします。

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 紛失するとまずいので、カプラー台と床下機器台は、4両分全部取り付けておきました。

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 床下機器は1両分ずつ包装されているので、取りあえず新宿方のクハ用を組み立てます。昭和50年代前半に出た四谷三丁目のみどりや小田急9000形とその後追加された5000形のもののデッドコピーなのですが、出た当時は電車の床下機器など、個別パーツなのは旧型電車くらいで、しかももやもやしたアンチ製と挽物パーツなどを組み合わせたものでした。カワイモデルのもののイメージと言えばお分かりいただけるでしょうか。カルダン車に関しては、カツミやエンドウも国籍不明のプラまたはダイキャストの一体成型のもので、形式ごとに正確に表現しようという気はさらさらなかった時代です。そのような意味で画期的なパーツだったのは確かでしょう。その後、各社ともこのようなホワイトメタルを使用したディテール豊かな個別パーツに移行していきます。

 今見ても悪くないですね。いつの間にか見かけなくなったC2000コンプレッサーのガラガラガラという音が聞こえて来そうです。

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