マニュアルには出ていないMPギヤの調整
連結器の取り換えから始まった店レイアウト既存の気動車の調整、キハ58の連結側の台車から走行中にギイギイという異音が発生しているのに気付きました。
以前小田急2200形を製作した時に、車輪の回転が渋く編成全体の走行に支障する事象があって、この時は新品状態での組付けが悪く、ギヤが噛んだ状態だったので、裏ブタのネジを緩めて車輪を組み直すことで解決しました。今回の場合、フタを外す前の状態で指で車輪を動かすとカタカタと動く正常な状態でした。さらに調べると裏ブタのネジの締め付けが不十分だったようで、締め直して完結でした。注油や調整で裏ブタを外すことも多いですが、意外と気付きにくいかもしれません。
同様にセンターピンの締め付けが微妙に緩いと集電不良で走行がギクシャクしますし、締めすぎるとセンターピンが連動軸に接触して異音が発生するといったこともあります。
インサイドギヤのような噛み合わせの調整はないものの、違った部分に気を遣う必要があるのですが、この辺はメーカー発行の「MPギヤマニュアル」にも書いてありませんね。
何とか原因を突き止めて、異音が出なくなった左沢線の通勤列車です。気動車は1両単位で製作することが多いので、電車とは違った要領があるみたいです。そんな調子なので、「あれっ、キハ58のライト、LEDに換えてあったんだ!」という感じですっかり忘れ去られていたりします・・・。
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コメント
ひょうたん2号 さま
コメントありがとうございます。MPギヤは汎用で使えるだけに予期しないトラブルも発生するわけですが、良くあるパターンで、センターピンのネジを締めすぎて連動軸を削ってしまうようなことはマニュアルにも載せておいて欲しいですね。ギヤの噛み込みも、そのまま使えるものと思っているだけに気付きにくい部分ですが。時々ありますが、メーカーも組み立ての時に注意してほしいものです。
投稿: さがみ | 2021年11月 5日 (金) 16時04分
ご無沙汰しております。まさにご指摘の通りで、当方もMPギアにて何か問題が発生すればまずメーカー発行のマニュアルに目を通します。それで解決すればマニュアルのおかげといえますが、マニュアルに書かれていない問題が発生すれば地道な作業を通して問題解決となります。ギアが噛んだ状態も経験したことがありそのことが分からなかったときは焦りました。現在では状況に応じて様々なアプローチを用いて問題の解決に挑んでいます。
投稿: ひょうたん2号 | 2021年11月 4日 (木) 20時34分