バラシついでに車体をいじりました
今回は動力の更新がメインでしたが、バラしたついでに前から気になっていたところに手を加えてみました。
完成品ELのキャブインテリアというのは、天賞堂が先駆け的なところもあるのですが、淡緑色1色で塗りつぶされていて、淡緑色のシートが思い切り目立っています。ED75などと同様に、細部の色差しをしました。
取り付けてみると、外から不自然な色のシートが目立つということもなくなり、落ち着いた感じになりました。
この製品、宇都宮時代末期の仕様ですが、屋根が茶色のままでしたので、大宮工場塗りの黒にしてみました。本当は一旦シンナードボンですっぴんにして、水切りを追加してから塗り分けるべきなのですが、今回は動力更新がメインなのにかこつけて、塗り分けだけにしておきます。でも、これだけで大分雰囲気が変わりました。
前照灯や尾灯も黒に塗り替え、パンタの外側の関節に赤を入れて、当時の印象を表現してみました。尾灯はさらにレンズ部分にクリアーレッドを差してあります。避雷器はねずみ色1号ですが、たまたま工作室にストックがなかったので、これは店に持ち込んでから追加します。
内部部品を淡緑色にしてみた結果です。プラ製品のように、窓ぎりぎりに衝立があるわけではないので、窓がたくさんある旧型機でもそこそこ雰囲気が出るようです。
四半世紀も前のものなので、まだ欠損部品や追加したい部品はあるのですが、 基本的な整備は出来ました。今週末は店レイアウトで試運転になりますが、天賞堂の旧型ELは現在もなお「ブラスベーシック」として、同様のギアシステムのものが出ていますし、オークションなどに出てくるものは、圧倒的にこのシステムのものだと思われます。中古品を捕獲して整備する際のご参考にしていただければと思います。
| 固定リンク
コメント