箱になりました
下ごしらえの出来た前面にパーツをハンダ付けします。
この段階では、箱になってしまうと位置合わせがやりにくくなるものだけを取り付けます。全部取り付けてしまうと前頭部を車体に結合した時に、接合部分の仕上げがやりにくくなってしまいます。作例では貫通扉、運転台の窓枠、ホロワクを取り付けています。
次に前面を車体に取り付けます。
この形式では、車体の裾が絞られていることもあって、車体を着脱しているうちに接合部分が割れてくることがあります。そこで不要な帯材を接合部分の裏側にハンダ付けして補強してみました。
外側からもハンダをやや多めに流しておけば、接合部の線もきれいに消えるはずです。
取りあえず箱になりました。ここで一度キサゲを集中的にやります。この状態で見ると良く分かりますが、先にライトなどを付けてしまうと、接合部のヤスリがけの時に削ってしまったりすることになるわけです。
続いて、ざっと削りました。まだ取り付ける部品が多いので、この段階では「ざっと」です。
箱組を丁寧に行ったので、車体を床にかぶせた時は引っかかることもなくすんなり行きました。特に傾きなどもなく、ここまでは合格です。素材キットですから、折に触れてこうしたチェックは必須です。動力システムなど、勝手に改造しているのですから、なおさらです。塗装直前まで行って傾きなどが発見されたら目も当てられません。
この後は、グレードアップしたパーツに置き換えたり、他社新製品も取り入れたディテール工作に進みます。
「ざっと」でも削ったら、大分全体のイメージが見えて来ました。線路に載せると「出来たつもり」になって手が止まってしまうので、要注意ですね。
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