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2012年12月 7日 (金)

「よくある質問」の答え的なサンプルを用意しました

 最近は16番でもプラ製の客車が増えて来ました。カトーの他、天賞堂、アクラス、トラムウエイといったところから旧型客車が出ています。最近よくある質問に、プラ製の客車と真鍮製の客車を混結すると違和感があるか、というのがあります。

 プラ客車のメリットとしては、真鍮製に比べて圧倒的に軽いということが挙げられます。構造上牽引力が稼ぎにくいSL牽引の場合には、これが大きな魅力ですね。逆に、プラ製品の場合、金型が滅茶苦茶高価なので、勢い数の出そうなメジャーな形式を出すしかない、というのが泣き所です。荷物車のように、同一形式でもタネ車の違いで全然違う形のものが多数存在するようなものは、プラ製品が最も苦手とするところです。

 大量に必要とする座席車はプラ製品にして、荷物車などは真鍮製にしたいということだと思います。プラと真鍮のどっちが良いか、という問題ではなく、それぞれの長所を生かすべきだと思いますが、どちらかといえば数字で割り切れない感覚的な要素が大きいので、実際に混結したものを見て判断していただこうと思い、今回サンプルとしてプラ製の客車を1両用意してみました。用意したのは、カトーのスハ43です。ベンチレーターとポリ製のデッキ手すりをユーザーが取り付けるようになっています。

K431

 ポリ製の手すりは、フニャフニャして、ピンセットで摘むと飛ぶし、差し込もうとすると弾力でんかなか入らないしで、さすがに頭にきて、手元にあったエコーの手すりをゴム系で接着しました。車体がプラだからと言って、何でもかんでもプラにすれば良いというものではないですね。これはあとでプライマーを塗って、車体色を筆塗します。

K432

 手すりを塗って、インレタを貼ったところです。

Kinreta

 カトー製品に付属するインレタは、他のもそうですが、このように袋がヒートシールなどで密閉されていません。この状態で問屋さんの棚に何か月かおいてあったわけなので、当然インレタの糊が飛んでつきにくくなっています。今回のものは割合まともにつきましたが、小さい文字でつかないものはいくつかありました。包装方法をぜひとも改めていただきたいと思います。在庫品として取った場合、問屋さんで何か月か寝て、その後当店でも寝るわけですから、お客さまがお買い上げの時には、完璧に付かなくなっているはずです。

 さて、基本的な部品とインレタを取り付けたものを、真鍮製の客車群に組み込んでみます。

K433

 車体周りは、お尋ねいただく方のお話から、無加工で走らせるだろう、ということで、基本的に製品状態のままです。屋根の色がオハ46の新製車グループみたいだという突っ込みは出来ますが、とりあえずこんな感じです。写真では雰囲気が表現しきれないので、気になるようでしたら現物をご覧いただければ、と思います。車体の色が右側のスハ43と微妙に違っていますが、実際にはもっと違っているのがありましたから、これくらいは許容範囲です。むしろ車体色もまだらの方がリアルですね。

 数字で割り切れない部分ですから、これをもって違和感があるとするか、ないとするかはお任せしたいと思います。

 さて、次は気になる走行です。

Soukou2

Soukou1

 いつもの東北線の普通列車に組み込んで走らせてみました。それがために、インレタは、製品にあったトップナンバー2001にしてあります。管理人は、昔このトップナンバーを見ています。電気暖房車が元番号+2000という法則を知らないと見過ごしてしまうものですが、これを見つけた時には!と思いました。今は列車の旅でもそういう楽しみがなくなりました。

 走らせた感じは、さすがに台車のカトーだけに転がりは抜群ですが、軽いだけに、ジョイント音は他車と一線を画します。この1両だけ、殆どジョイント音が聞こえません。分かりやすく言うと、今の貨物列車を眺めていて、コキ107が通る時の感じでしょうか。コキ104や106が通る時は、カシャンカシャンという音がしますし、特大コンテナが載っているとドスンドスンという感じです。
 でもコキ107は特大コンテナが載っていようが、トトントトン、というしけた音しかしませんね。そういうものだとお考えください。

Soukou3

 列車に組成した時の色違いのスハ43同士です。茶色の方は、真鍮製ですが、カトーと同じ原型ドア仕様にしてあります。

 というわけで、連結した状態だけでなく、実際に走行した場合の状況もご覧いただけるサンプルが出来ました。

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