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2009年5月14日 (木)

静岡ホビーショウ

 今日から静岡ホビーショウが始まりました。もともとはプラモデルのショウでしたが、全般的にプラモが落ち目の現在は鉄道模型やミニカーといった完成模型に注目が集まるようです。

 鉄道模型はNゲージが中心ですが、今回注目なのが、既にメーカーHPにも発表されていますが、TOMIXのC57-135でしょうか。

http://www.tomytec.co.jp/tomix/report/n/n_index.htm

 一発目の試作品ですが、ずいぶん時間をかけて開発されてきた感じがします。ここ最近は、いかに他社が出していないものを早く出すか、という競争になっていて、製品の質や内容は二の次になっていたようでしたが、ようやく原点回帰への動きが出てきたようです。

 鉄道模型は、何十年という間楽しんでおられる方も多い息の長い趣味ですから、最近のように毎月毎月新製品が怒涛のごとく出てきて、1ヶ月たって店頭にあれば「売れ残りだ」といわれるような状態は正常ではありません。そして、こんなにどたばたと製品を出していれば、しっかりした良い製品など出来るわけもなく、息長く続けるユーザーを獲得するのも難しくなってくると思います。恐らくお値段もそれなりのものになるでしょうけれど、安くていい加減なものを出されるよりはよっぽど良いと思います。やっと本来の姿にもどろうという動きが出てきたように思います。

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コメント

あのC57は、企画が出てから既に3年近い時間をかけているそうです。やはり、大人の目を納得させることの出来る模型を作ろうとすれば、そのくらいの時間はかかって当然ですね。後でメーカーの方とお話しする機会がありましたが、次から次へと乱発しても売れるものは出来ない、という認識は持っておられたようなので、これでやっと本来の鉄道模型の姿に戻っていくのかな、ということで一安心です。この後夏の銀座のショウなどでも進行に合わせて積極的なプロモーションを行っていくそうです。
 久しぶりに「欲しいな」と思わせる製品、楽しみに待ちたいと思います。

投稿: さがみ | 2009年5月19日 (火) 23時49分

管理人殿

 仰るとおり、ブリスターパックは 一度開けると 中身が収納できないんですよね。
その辺 メーカーは どう考えて居るんでしょうかね? 誰しもが 固定式や モジュール式の レイアウトを所有しているわけでは無く ほとんどのユーザは 運転する時だけ 広げて楽しむという 方が大半を 締めて居るんじゃ無いでしょうかね?
 譲って 玩具化なり 量販店での販売を目的とした多売中心の 考えであるならば 逆に エンドユーザーでの収納性も含めた利便性?を 全く考えておらず いかに大量に商品を陳列し、いかに商品を捌く に主眼が行ってしまい ユーザーを全く 無視している様に感じられます。(自分も収納には、苦労しています(-_-;))
 以前 管理人のコラム”模型屋のボヤキ”に 対して 今回は 一ユーザのボヤキ と言う事で 締めくくらせて 頂きます。

投稿: | 2009年5月15日 (金) 18時23分

コメント有難うございます。最近のNゲージの世界を見ていると、メーカーは一見安売りされたくない、というポーズをとっているようにも見えますが、本心は量販店で数を捌きたいようです。それが証拠に、商品のセット構成やレールなども含めたパッケージが量販店で扱いやすいようなものになっています。一度開けると収納できないブリスターパックとか、実際の編成を完全に無視して、子供が思わず手を伸ばしそうな編成内容の基本セット等等。何より、メーカーの営業が、「常に市場にあると買ってくれないので、市中在庫が完全に枯渇するまでは再生産しない」とはっきり言っているのですから。仰るとおり、「趣味の商品」のマーケティングというより、殆ど玩具のマーケティングになっているというのは同感ですね。

投稿: さがみ | 2009年5月14日 (木) 22時48分

管理人殿

 コメントを、当方のミスで2通送ってしまいました、決してスバムで無いので、ご容赦願います。
 最近、特にNゲージの世界は、需要と供給のバランスをあくまでも「メーカー本位」で操作しているように見受けられ、いわゆる「生産調整」によって需要を拡大させ、供給を減らすことにより「価格安定」を狙っているように感じますね。
 供給量が減れば、市場は品薄となり、品薄感を煽る事によって「安値販売」に歯止めを掛ける為に、常に市場市場在庫を減らす、又ユーザ不在の商品企画(玩具化)”趣味の商品”に持ち込んで欲しくない 手法ですが この御時世、やはり経営第一優先になってしまうんでしょうかね?。
 メーカーには、今まで、大切に継承され厳しく守り継がれてきた“社訓・個性”があり、本業・初心を大事にし慣れぬ事に手を出しても競争力は持てないので、得意なことに、専念せし、個々のメーカの優位性“コアコンピタンス”を重視する事の意味を履き違えているようにも見うけられますね。
 

投稿: | 2009年5月14日 (木) 22時36分

 一昨年あたりからメーカーも「団塊の世代、団塊の世代」と言ってはいたのですが、いわば模型の世界でもベテランであるこの年代を満足させられるようなものは殆ど発売されていませんでした。次から次へと「新製品」を出して売り上げを立てるという作戦が限界に来たことの裏返しなのでしょうけれど、これは良い傾向ですね。そして、今までSLが「苦手」だと思われていたTOMIXが一発目の試作でこんなにしっかりしたものを出してきたのは驚きです。一作前の9600は3社競作になりましたが、コスト優先でボイラーのはしごまで一体成形、安直なテンダーモーターにしたのが祟ってか惨敗したのはまだ記憶に新しいところです。
 こうしてみると、模型と言うのはスケールを問わず、完成品であろうとキットであろうと、マテリアルを問わず、手間隙かけて気配りをして作ることで初めて良いものが出来る、ということがわかります。16番のバラキットを組む時にもNの完成品を企画する場合にも、共通する部分かと思います。
 一方のKATOの方は、各社の乱売合戦に振り回されて生産予定がめちゃくちゃになっていることもあって、特に目新しいものの発表はなかったみたいです。

投稿: さがみ | 2009年5月14日 (木) 21時26分

管理人殿

TOMIX C57-135、HPの記事拝見しました。昨年の、90153 ベーシックセット EX DD51 + 旧型客車 + 貨車セット、 DD51をC57に置き換え、駅舎を木造駅舎に入れ換えたセットが発表されれば,セットバランスも取れ、郷愁を誘う魅力的な商品に成りそうですね。メーカーにも原点に戻って、ユーザーの立場に立った製品開発や供給を期待出来れば、喜ばしい事ですね。


投稿: | 2009年5月14日 (木) 21時08分

管理人殿

TOMIX C57-135、HPの記事拝見しました。昨年の、90153 ベーシックセット EX DD51 + 旧型客車 + 貨車セット、 DD51をC57に置き換え、駅舎を木造駅舎に入れ換えたセットが発表されれば,セットバランスも取れ、郷愁を誘う魅力的な商品に成りそうですね。メーカーにも原点に戻って、ユーザーの立場に立った製品開発や供給を期待出来れば、喜ばしい事ですね。


投稿: | 2009年5月14日 (木) 20時52分

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