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2009年4月20日 (月)

消耗工具の話

 引き続きEF64の仕上げです。塗装が出来てパンタを載せようとしたら、パンタのネジ穴がハンダで埋まっていました。ありがちなことですが、この場合、φ0.8のドリルで貫通させてからφ1.2のタップでネジを復活させることになります。

 さて、1.2などという特殊な寸法のタップ、なかなか売っているのを目にしません。時々鉄道模型店で売っていたりするのですが、この場合、ものすごい値段だったりします。模型の問屋さんにも、プラモデルメーカーが扱っているピンバイスやドリルの類はあるのですが、タップなどはまずありません。そして道具類は鉄道部門ではなく、プラモ部門で扱っています。

 それだけ鉄道模型は「作るものではなくなっているのかな」、という感じがして少々寂しいのですが、こんなことではブラスキットを安心して組むことは出来ませんね。φ1.2のネジは16番のパンタでは標準的に使うものですから、この寸法のタップも安定して安価で確保する必要があります。

Tap

 DIY店でも、このような小さいものはあまり見かけませんが、いろいろ捜索してみたところ、東急ハンズのドリル関係のコーナーにあるのを発見しました。お値段も651円と手ごろでした。その他にφ2.0とかφ1.4など、ブラス工作でよく使う寸法のものが揃っているではありませんか!

 工具類は、やはりこうしたところの方が種類も多く、品質も良いものが揃っているようです。まずは、お近くのホームセンターなどの品揃えをチェックしてみるのも良いかもしれません。

 64

 早速パンタの穴を復活させる作業を行いました。特殊寸法のタップの調達方法が確定できるだけでやる気が出てきます。

 パンタの穴が復活したので、再び車体を床にかぶせますが、いよいよ仕上げですので、この時に天井とモーター上面の接点がしかり接触するよう調整しておきます。ネジ止めしたら再び線路に乗せて点灯試験をします。

Bitou

 走行方向とライトの関係などが間違っていないかなどを点検します。OKになったら、引き続き細部の手直しをしながら組立を続けます。

641

 スノープロウが付くと山男らしい風格が出てきます。

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コメント

 キットの醍醐味は正にそこにあると思います。当然様々な失敗もするわけで、そこから得たノウハウの積み重ねで安定した仕上げを得られるようになるものです。完成品と全く同じに仕上げる必要もないわけですから、自分の見た機関車の印象を取り込んだりというのも面白いですね。
 昨今の鉄道模型界は、完成品が中心で、こうしたことが語られることも少なくなりましたが、車両に関して言えば本当の奥深さはこういったところから感じてもらえるのだと思っています。こちらのブログをあえて「雑談室」として、あえて新製品案内や入荷品案内の形をとっていないのもそのためです。若い方など、量販店で売っているNゲージが鉄道模型の全てだと思っていたという方も結構いて、こうしたものがあるのを初めて知ったということも多いようです。そして、模型というものがこうした「原始的」な作業の積み重ねで出来ていくということに新鮮さを感じるようです。売り手の立場としては、そうした様々なアプローチの仕方があることを分かってもらえるように努めて行きたいと思っています。

投稿: さがみ | 2009年4月21日 (火) 22時18分

管理人殿
 ”出来るだけ楽をしようというズボラな発想”と謙遜?なコメントを、しておりますが、それも、一つの手法であると思います。決して、管理人殿の意見や考えに対して、否定をしているのでは無いことを、ご理解下さい。
 自分は、鉄道模型に限らず、キットは、考える楽しみ、作る楽しみを、与えてくれる物であると思っています。
 そして、悩んで、苦労して、自分のアイデアを盛り込んで、仕上がった物が、走った瞬間の喜びが味わえるのが、キットの醍醐味であると思っています、くせになりますね。

最初は、ねじの下穴の話でしたね(^_^)

投稿: | 2009年4月21日 (火) 21時54分

 意外に数字だけで割り切れない部分も多いですね。まあ、カツミの製品に関しては安心して見られますが、中にはペラペラのエッチング板の車体にパンネジ穴を切ってあるのとかもあります。
この64、屋根板の穴はバカ穴で、ネジが噛むのはその下の車体本体です。つまり、パンタ台と屋根板をはさんでパンタをネジ止めせよ、という構造です。なので、元設計の通り、ハンダで埋めてしまったネジ穴を復活させてパンタを取り付ければ、何の問題もなく完成できるかと思います。
まあ、出来るだけラクをしようというズボラな発想なのですが、逆にこれがないと作業も進みませんね。

投稿: さがみ | 2009年4月21日 (火) 20時01分

管理人殿
 ブラスモデル(真鍮モデル)に限らず、こういった問題?は、金属製組み立てモデルメーカの、設計思想に大きく左右されると思います。今回のEF64の屋根板の厚みは不明ですが、きちんとねじ止めを、しようとした場合、ねじピッチの約4倍(板厚1mm)の板厚が必要になります。自分は、その条件に満たない場合は、力が掛かる所であれば、裏からあて板等を行い厚さを確保し、力の掛からない所であれば、ねじの締め付けトルクを下げるとか、いろいろ適材適所にノウハウがいる所でも有ります。まぁ、それが、管理人殿が仰っている、模型作りの、楽しみでもあるのですけどね。(^_^) 

確かに、アルミ材には泣かされます(メーカーが高力アルミ等を使用してくれれば、楽なんですけどね、でも価格が…(;_;))。自分は、タップが噛んでしまった時は、埃り取り用の缶スプレーを逆さにして吹き付けて局部冷却を、行い回避しております。

 いじって、壊して、悩んで行くうちに、その人なりの、ノウハウ、感覚が構築されて行くのでしょうね、答えは一つに有らずって事ですね。(^_^)
 

投稿: | 2009年4月21日 (火) 18時09分

ご心配ありがとうございます。かなりの手抜き作業ではありますが、このやり方の場合、細かい寸法以上に穴を開けるものの材質とかを気にしますね。特に客車のアルミ床板とかです。ハンダが利かないので勢いネジ止めパーツが多くなりますから、ネジ穴を開けることも多くなります。アルミはやわらかいのでタップを回す時に引っかかるような感触があり、ヘンな力のかかり方があるとボキっとやってしまいます。
ソフトメタルのパーツにネジ穴を開けるときは、摩擦熱でタップがくっついてしまう事もあります。

アバウトな手抜き作業ですから、注意する点もセオリー通りではないわけですが、いろいろいじって行くうちに「やり方」が構築されて行くのでしょう。他の方に伺うと、管理人とは全く異なった裏業をお持ちの方も多いですね。この辺が工作の面白いところでもあるのです。

投稿: さがみ | 2009年4月21日 (火) 15時09分

管理人殿
下穴がφ0.8で開けてあるので、タップで、φ0.8からφ0.9 に広げている事になります。管理人殿が”折れそうな恐怖感は無い”と仰っているので大丈夫だとは、思いますが、逆に折れてしまった時の修復が大変ですよね、ちょっと気になったので、コメントさせて頂きました。

投稿: | 2009年4月20日 (月) 23時04分

コメントありがとうございます。この辺はかなりアバウトですが、これまでの感じで0.8を使っています。ハンダで埋まった穴ですし、もともと真鍮はそれほど硬くもないので、折れそうな恐怖感はないですね。逆に穴が大きめだとバカになりやすいかな、という気もするのですが・・・。
まあ、調達の容易なものを使って、作業もなるべく単純化する、というスタンスで進めています。

投稿: さがみ | 2009年4月20日 (月) 21時58分

管理人殿
M1.2×0.25 の下穴を φ0.8のドリルを使用して いるようですが、雌ねじ(パンタの取り付けネジ)の山径が0.929なので φ0.9 ~ φ1.0 で開けた方が タップ折れの心配なく開けられると思いますが?

投稿: | 2009年4月20日 (月) 21時45分

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