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2009年3月24日 (火)

108号台車の改修

 さっそく登山電車低速化へ向けての具体的な作業に入りました。まずは試作的に改造してあった108号の手直しを通じて、安定した構造と作業の合理化、走行の安定を目指すことにしました。考え方として、常時入手できる部品を使用することを第一にしています。

 試作改造で問題だったのは、オカの登山電車シリーズに入っているロストワックスの台車がとても立体感豊かなものであるという点でした。

Daisha0

 急勾配を運転する登山電車では通常のエアブレーキの他に、山下りのときは発電ブレーキを常用し、さらに手ブレーキ、非常用のレール圧着ブレーキ(カーボランダムブレーキ)が備えられています。この台車にもこれがしっかり表現されているのですが、その分台車ボルスター部分の肉厚が厚くなっています。つまりボルスターは通常より幅の狭いものになるわけです。ですから、通常のMPボルスターなどを入れると車輪が抜けてしまうのです。

Daisha1

 最初に考えたのは、通常のMPボルスターを真ん中で切断して幅を詰めるというものでした。この方法ですと、なかなか精度が出せず、作業も思い切り面倒な上に、走行も安定しません。

 FMギアのパーツに13mmゲージ用のボルスターがあるのを思い出して、この後改造する113号の台車に取り付けてみると、寸法がぴったりであることが分かりました。

13mm1

 108号の台車もさっそくボルスターを交換しました。取り付けてみるとガタが殆どないので、前後の部分を少し削ってレールへの追従性を向上させました。

Daisha2_3

 これにフクシマの#4522-S・FM22.5ギアを取り付ければ台車の改造は終わりです。 このギアボックスは、ずばり22.5というホイールベースであるだけでなく、、ギア比が14:1と  低速指向になっているのも登山電車向きと言えます。

 さて、組みあがった台車を床に取り付けてみると、傾いてしまうことが判明しました。特殊な電車ですから、高さの設定はキットの元構造のままの非動力側に合わせることになります。

Makura1

 センターピン部分は従来どおりMPのものを使用しますが、このままだと動力側が低くなってしまうので、高さの調整をこんな風にしてみました。

Makurasetsumei

 台車ボルスターと床板の間のスペーサーを2枚にして、ビスも長いものにします。この時、ビスが連動軸に当たらないように注意します。

 こうして組み立てて線路に載せてみると・・・

108zentai

 前後の高さも揃い、弱点だった動力台車の不安定感もなくなりました。走行時のふらつきも消えて、ようやく狙い通りの走りになりました。

Yukaura1 

 他の問題点としては、車体の短い登山電車と言うことで、ジョイントの押し込みが苦しいと言うことがあるのですが、上の写真のような対策をB車で採ったところ、良い結果が出ていますので、この後の改造では、これも取り入れることにします。

 登山電車の決定版という感じの製品ですから、走りも決定版に、というのがこの改造のテーマです。具体的な改造方法については、この後モハ3形114号の事例でご紹介したいと思います。

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