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2009年2月17日 (火)

先ずは床板の準備から

 今、16番で旧型客車を揃えるとすれば、一番種類が多いのはフジモデルのキットでしょう。一部の形式では塗装済みキットといって、台車や床下機器をネジ止めし、窓ガラスを貼ると完成するものもありますが、大多数は車体をハンダ付けで組み立てるバラキットの形式です。

 今回は、これからやってみたいという方からのご要望もありますので、具体的な手順についても詳しくご紹介しますが、まずはこのフジモデルのキットがどういうものであるかをご説明したいと思います。

 このシリーズは、分かりやすく言えば「素材キット」という感じですから、車体の基本部材のみが入っていて、その他の部品は適宜各メーカーのものを用意して完成させるというものです。初めて見る方は、「何も入ってないじゃないか!」と言われますが、逆の見方をすれば、同じ形式でも様々な個体差のある旧型客車の場合、バリエーション展開をする場合にも無駄になる部分が少ない、ということが出来ます。

 ストレートに組めば、あくまでも素材ですから、尾灯も点灯しなければ室内灯も点きません。でも、どう料理するかは作者に任されているわけですから、やり方によっては、市販の完成品で不満な部分も十分カバー出来るということにもなります。模型というのは本来、頭を使って、手を動かすからこそ面白いのですが、完成品主流の現代では、完成品が全て、という風潮もあって、なかなかこうした部分に気づいてもらえません。説明書通りにやればその通りに出来る、というのも大事ですが、試行錯誤の中で様々な工夫を加えていくというのもまた大事なことだと思います。

 さて、このスハフ42ですが、そんな「素材」なわけですから、製作にかかる前におよそどんな仕様にするか決めておく必要があります。今回はこれまで製作しているものに合わせて、室内灯・両端の尾灯点灯、室内装置取り付け、というのを基本にします。キットの構造を生かしてドアはHゴムタイプに交換されたスタイルにしてみようと思います。

 作業としては、まずそういった仕様にするための準備をします。先ずは床に取り付ける部品を床板に並べて配置を考えます。

Kentou

 車掌室がデッキの外側にある形式では、車体の中間部分に仕切が入りますから、尾灯スイッチなどはこれと干渉しないようにしなければなりません。

Yukaushiro

 こんな位置関係にしてみました。床下機器は入手しやすいエコーのものをユニット式にして取り付けますから、フジモデルのものとは取り付け穴の位置が変わります。尾灯スイッチは仕切と干渉せず、尚且つ車内の座席とも干渉しないように通路の真ん中にレール方向で設置します。スイッチや床下機器などの取り付け穴はいずれもφ2.0のネジ穴です。φ1.5くらいのドリルで下穴を開けてタップを立てておきます。

Yukamae

 洗面所側の床には最後に尾灯切り替え用のダイオード基板を接着しますから、ここで穴を開けるのはこれくらいです。両エンドとも、カプラー用の穴とエンドビーム用の穴が開いていますが、どちらも下穴ですので、合わせてこの時点で2mmのタップを立てておきます。

 これで「フル点灯仕様」への床板の準備は完了です。

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