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2008年6月11日 (水)

引き続き試行錯誤の端梁

 引き続き端梁パーツの合理的(手抜き?)な取り付け方法を検討しています。前にも書きましたが、このパーツが最初に出た頃は、旧型客車のキットといえばタニカワの時代でしたから、当然このパーツもタニカワのキットに使用することを前提に設計されています。台枠部分のパーツが含まれない「旧型用」「改造車用」は問題ないのですが、10系用、後から追加された43系用、61系用等はフジのキットに使う場合、カプラー台の形状の違いや床板の厚さの関係でそのまま取り付けて車体をかぶせるとぴったり合いません。フジのキットのカプラーはケイディーの5番を想定しているようですから、これを活かそうとすると連結器胴受けの部分の開口幅を拡大しなければなりません。ケイディーの5番は組立てが最も簡単で調整もラクですから、他のメーカでもこれを指定しているものが多く、よく売れることもあって、問屋さんにも常時置いてあります。カプラーはやはり常時手に入るものを使用したいところなので、5番を使う元の構造を活かす方法で考えてみました。前回思いついた方法を具体的にやってみました。

Tan1

 キットに入っている端梁にパーツセットのジャンパ栓などを接着します。他にエアホースや電気暖房のジャンパ関係も取り付けると賑やかな感じになりそうです。取りあえずこの状態で黒く塗って床板に付けてみました。

Tan2

 車体をかぶせてみると、元のパーツでは連結器胴受けの上の部分も車体と干渉しそうです。 先日試運転を行ったスハ40やスハ33は「旧型用」「改造車用」を使用していますから、基本的にはこれと同じ構造なわけで、連結器周りに手を入れていませんから試運転の結果も上々でした。

 43系や61系についても部品のアレンジしだいでは、ディテールのボリューム感をスポイルせずに出来そうですから、この方法でもう少しやってみようと思います。コンセプトとしては、客車単体で見たときにそこそこディテールがあるように見えること、通常使われる大きさのカーブやポイントを問題なく通過すること、安定して入手できる部品を使うこと、という感じになるでしょうか。プラ製品のように簡単に一体成型できるものでもありませんが、いろいろなパーツが出ていますので、これらをどう使ってみるか、と言うことをいろいろな角度で検討してみるのも面白いと思います。フルディテールにするのはさして難しくないと思いますが、走行に支障するようでは困ります。見た目と走行を両立させると言うのは案外難しいものがあります。

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