Nの客車列車を実感的に
先日ご紹介しました、屋根の色などをいじったオハ35、店に展示してみましたが、製品とはかなり違った雰囲気ということもあって関心を持っていただけました。ちょっといじるだけでこんなに雰囲気が変わるものであるということを理解していただけたようです。
さて、Nゲージというのは列車を運転するというのを主眼に置いたスケールですから、1両だけやるのでは意味がありません。少なくとも列車1編成分くらいはやってみる必要があります。というわjけで、続きを少しやってみました。
まずは茶色のオハフ33です。作業内容は前回のオハ35と同じですが、ベンチレーターを黒にしてみました。実物も廃車直前の車など、黒く塗られているものが結構ありました。上から見ることの多い模型で簡単に増やせるバリエーションということになります。隣のオハ35と比べて、屋根の雰囲気が結構違った感じになっています。
一番後ろのオハフ33は製品状態のままですが、こうして並べてみるとずいぶん印象が変化していることがわかります。
列車として見ていただくために、ついでに機関車にも手を入れてみました。
DD51の800番台ですが、まあ今の季節だったら暖房も要らないので旅客列車を引かせても良いかな、ということで、強引に抜擢しました。DD51という機関車を良く見るとキャブの屋根だけが真っ黒になっているものがほとんどで、塗り替えられて車体がきれいなものでも屋根だけはあっという間に真っ黒になっていたりします。DD51を横から見ると大体こんな感じだと思います。
作業は、まずキャブを取り外して、さらに屋根を分解し、屋根全体に黒を吹きます。別パーツになっている煙突の上面も同様に塗ります。黒が乾いたらつや消しクリアーを吹いて完全につやを消します。そして、元通り組み立てれば出来上がりです。今回は車体の方も全体につや消しを吹いて客車とは違ったニュアンスにしてみました。
基本的に今16番でやっているED75の客車列車の考え方を踏襲しています。大きさは違っても、やはりこうして手を入れてやることで、列車の匂いが感じられるようになってくるものです。
現在、店のレイアウトにNのデモ用の列車がありませんので、あと1、2両加工してデモ用として使ってみようと思います。
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