古い製品も「旅人目線」で実感的に
先般のダイヤ改正で急行「銀河」が廃止になりましたが、この時にこんなグッズが売られていました。今日は、これを模型に活用する方法は無いだろうか?というわけです。
旧型客車時代の「銀河」のサボのレプリカの裏面が24系の方向幕のデザインでした。試しに寸法を測ってみると縦横の比率は殆どアレンジされていないようで、縮小コピーをすれば使えそうです。早速相当古いカツミのオハネ25で試してみました。
まずは模型の方向幕窓の寸法を測って縮小率を計算します。その数値でカラーコピーを取り、その後紙が反ったり接着剤が染込んだりしないよう、両面にメンディングテープを貼ります。
古いカツミの寝台車は洗面所の窓と方向幕が1枚の白いプラ板ですので、これをいったん外して方向幕部分に透明塩ビのガラスを入れます。その内側に作成した方向幕を入れます。するとどうでしょう。昔の簡素なカツミの客車が俄然活き活きしてきました。国鉄仕様の方向幕は結構出ているのですが、JR西日本仕様のこのタイプは殆ど出ていません。
旧製品ではトイレの窓と同一形状の方向幕、凹表現の種別票差し、強引にプレス表現した車端の誘導員手すりなど、今のレベルで見ると不満な箇所は一杯ありますが、こんなちょっとした加工だけで、雰囲気ががらりと変わるものなのです。そして、標記の類が模型をリアルに見せる重要な要素であることもお分かりいただけるかと思います。
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