少しずつ「さがみな日常」に・・・
退院して2ヶ月、店舗再開から1ヶ月が経ちました。何しろ急に倒れたものですから、店の中は混乱状態、助っ人諸氏の協力でひとまず仕分けをした状態でしたが、この1ヶ月で引っかかっていた注文残の処理などをおおむね終えることができました。整理の方もだいぶ進行し、もう少しで以前のようにレイアウト、あるいは工作室を利用していただけるようになると思います。
さて、そんなわけでレイアウトの現況をお知らせしましょう。当店のレイアウトは貸しレイアウト屋さんにあるような凝ったものではありません。当雑談室で具体的にご紹介するのは実は初めてなのですが、はっきり言って所謂「ベニヤ平原」です。厳密に言えば走行音に配慮して、ベースにはコンパネを使用しています。
およそ8畳分のスペースに設置したものですが、ご覧の通り外側に16番、内側にNの複線という構成です。16番の方は7両対応の単線+車庫線、Nの方は2面6線・15両対応の駅を持つ複線ですが、操作の単純化を確保する意味で内・外線の亘りは設けてありません。コントローラーはNの方はそれぞれの線路に電車運転台型のTOMIXのDU202-CLを、16番はエンドウの3A対応のものが設置してあります。
これがNゲージ路線のコントローラーです。
特に、Nゲージの場合、フル編成で列車を集めている方は多いのですが、場所の関係で走らせるチャンスがない、という声をよく耳にします。思う存分走らせることができれば鉄道模型に対する見方も深度化できるのでは、というのがこのレイアウト設置の端緒でした。エンターテイメントとしての貸しレイアウトではなく、鉄道模型の楽しみ方の提案としてのレイアウトです。
16番の場合、さらにスペースの問題は深刻ですが、やはり、走行模型である以上、たまにはは走らせたいですよね。
線路の上には、このレイアウトのヌシ的な存在のSE車が戻ってきました。たとえベニヤ平原であっても、SE車が独特のジョイント音を刻んで走れば、「やっぱりロマンスカーはこうだよな」と思っていただけるはずです。ベニヤ平原は今の季節の伊勢原の田んぼだと思えばよいわけですから・・・。この後もいろいろな提案をしながら走り続けるはずです。
管理人が学生時代に幾度となく通学で乗った名車ですが、レイアウトの復旧とともに再び走ることになりました。レイアウトで軽やかに走れるよう、元設計とは異なる動力を連接車という特殊な構造の車両に組み込んだものです。鉄道模型をストレスなく走るようにするには?というテーマのひとつでしたが。
鉄道模型は、「走る」というのが大きな要素です。それも、スケールモデルなのですから、スピードもスケールに見合ったものが求められるわけです。キットを組んだ方では、最終的にちゃんと走るか?と思われる場合もあるわけで、店レイアウトはそういう場合にも利用していただければ、というのが設置の趣旨です。
利用料金は、1時間500円ですが、5000円以上お買い上げの場合は無料です。
その整備状況ですが、16番では駅舎関係が進んでいます。
昨日は久しぶりに駅舎に灯りが点りました。40年ほど前に売られていたブリキの駅舎をネットオークションで捕獲したものですが、小細工するとなかなか良い雰囲気です。
そんなわけで、またとりとめのない話をする素地が整ってきました。入院した時点で止まっているネタも順次再開したいと思います。
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