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2008年1月15日 (火)

【カツミのED75】ウエザリングの検討

 げんた様から、客車のウエザリングについてのコメントを頂戴しました。ウエザリングは効果的ですが、やりすぎるとただ汚いだけになりますし、実物を良く見ていないとうそ臭い物になってしまいます。

 例えば旧型客車の場合、古い車両だからと、ひたすら汚してある作例を見かけますが、実際には廃車寸前でもない限り、そこまで汚い車両というのはなかったと思います。ウエザリングというのは感覚的なものが大きいので、全体の雰囲気をつかむことが大事だと思います。

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 この写真を見ると機関車も客車も古いものですが、客車の外側はお客が乗るだけにきれいに手入れされていますが、機関車の方は何となく埃っぽい感じで、車体の真ん中には組合のスローガンが書かれています。また客車を見ると、これはオハフ33の戦後タイプですが、屋根がキャンバス張りのものですから、車体は艶があるけれど屋根は完全なつや消し、しかも殆ど黒に近い色をしています。このあたり、既製の完成品では無視されていることが多いのですが、こうした艶のメリハリに気を配るだけでリアリティーが向上します。

 自然な仕上がりを求めるには、こうした旅人目線で見た印象を表現するというのも良いかもしれません。

 旅客が乗るのに結構汚れているのは地方の中小私鉄にはありがちでした。こうしたところでは自動洗車機もありませんし、鋳鉄制輪子を使っているので、車体全体がうっすらと鉄錆色になっていたものです。

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 この例では、全体を本来の色で塗った後、シンナーでごく薄く溶いた赤茶色を車体全体にエアブラシでふんわりと吹き、最後につや消しクリアーを全体に吹いてカサカサした感じを出してみました。ブレーキシューの鉄粉は局所ではなく、車体全体にふんわりかかるわけですからね。

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 床下も同様にして、黒なんだか茶色なんだかわからないあの感じを出してみました。これは旧型客車の下回りにも使えると思います。トイレの排水管に引っ付いたトイレットペーパーの残骸なども結構目立ちましたから、表現するのも面白いかもしれません。

 さて、本題のED75もそんな旅人の目線で見た印象を再現したいところです。交流機の場合、架線をこすったくずで屋上が黄色っぽく汚れているのを良く見ますが、その前に大事なのは、赤という色が退職しやすい色であり、なおかつ機関車ということで外側の手入れはあまりよくない、という点だと思います。ねぼけたピンク色っぽくなっているものが多かったと思います。つや消しコートで仕上げてカサカサな感じにするのもよさそうです。

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 本体のハンダ落としと修正はだいぶ進んできました。 何度か分解・組み立てを繰り返していくうちに、この機関車のクセみたいなものも見えてきました。もうひとがんばり修正をやればいよいよ塗装に行けそうです。

 そういえば昨日書店でこんなものをみつけました。

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 すでに何作か出ている貨物列車のDVDですが、うまい具合に今回はED75がたくさん出てくる仙台ネタです。足回りの汚れ方などを見るのに結構役立ちます。75ももう旅客の先頭に立つことはなくなりましたが、貨物の世界でもEH500の大量投入ですっかり影が薄くなっているようです。

 

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コメント

げんたさま
 コメント有難うございます。私の場合、目を三角にしてスーパーディテールを追求するのではなく、旅人の目線で出会ったイメージの再現というのを目標にしています。
 EF57にしても、旅人の目線で見ればこの角度ですよね。写真は上野を11時過ぎに出た一関行きの普通列車(123レ)、宇都宮の手前、石橋駅ですが、ここで優等列車にまとめて追い越されるので20分近い停車時間がありました。こういう時間に一休みをかねて列車から降りて機関車を眺めたりしたものです。
 この先の黒磯駅では機関車の付け替えがあるわけですが、同じホームでEF57からED75に変わるという地上切り替えならではの光景がみられたものです。
 EF57に「試乗」?したのはこの時です。うまい具合に定位置の機関車の次の客車がオハフ33ということで、貫通路にドアもなく鎖も付いていなかったので、矢板あたりで先頭の客車が空っぽになったところで機関車に乗り移りました。デッキの手すりが思いのほか低く、先台車の上、そして当時は特急街道で線路の状態も悪く、そこを最高速度の95km/hですっ飛んでいくのですから、ヨーイングがすごく、本当に振り落とされそうな感じでした。機関車なのでバネも硬かったですし。
 夕方16時過ぎに上野を出る福島行(125レ)はラッシュにかかることもあって、機関車のデッキ乗車は黙認?でしたが、真昼間のガラガラの区間ではまずかったでしょう。でも、車掌や機関士に見つかることもなく、無事に「試乗」を終えました。当時の客車はホームの駅員がブザーで機関車に合図していましたから、到着した駅にも誰かいたはずなのですが・・・。
 新潟交通の電鉄は、大学時代にこの沿線から来た友人がいたので、遊びに行く時に良く乗りました。電車だけでなく、駅や線路に至るまで、昔の田舎電車の雰囲気を良く残していて、とても気に入っていたのです。あのカサカサしたイメージを目指したのがこのモハ19号です。

投稿: さがみ | 2008年1月17日 (木) 01時11分

さがみ様 有難うございます。

客車の編成の場合、機関車は可哀想なぐらい色褪せて汚れていましたが、客車は比較的きれいでしたね。
ウエザーリングも実物を良く観察することが必要ですね。

投稿: げんた | 2008年1月16日 (水) 11時10分

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