【カツミのED75】塗装前の最終調整
退院直後から始めたED75もいよいよ塗装が近づいてきました。引き続き塗装前の手直しをやっています。最初は指の動きがあまり良くなかったのですが、やって行くうちにだんだん細かい動きが出来るようになってきました。手のリハビリの続きという思わぬ効用もあったわけですが、そんなわけで、今見ると最初にやった部分などやはり直したいところも出てくるわけで、今回はそういうことにも時間をかけて進行しています。
あと塗装前につける部品は、信号炎管やドアの取っ手くらいです。屋上の高圧配管と碍子は塗装後にネジ止めです。車体のハンダ落としもだいぶ進みました。細かく入り組んだ部分はキサゲ刷毛を使用するのですが、やはり最低条件として左手できちんと車体を保持してやる必要はあります。
屋上もハンダの盛り上がった部分はほぼ除去できました。この辺は目立って進んだ気になれない作業ですが、塗装すれば手を抜いたのが一発でばれますから、丁寧にやる必要があります。
さて、前回は運転台の塗装をやりましたが、同じく車内に付くウエイトにも色を塗っておきます。
側面の明かり窓を通してチラチラ見えるものですから、これは機械室に設置されている機器に見立てて淡緑色に塗っておきます。機械室中央に陣取るモーターも同様に塗っておくと良いかもしれません。
そんな作業と並行して、フィニッシュに使うナンバーなども用意しました。
キットに入っているものはこのような形状で、何だかブロック式のような形状です。ED75のM型であればやはり文字が独立したものにしたいところです。昔売られていたエッチング抜きの文字をハンダ付けするものは結構大変なので、今回はこれを使うことにしました。キットのものは、区名札やメーカーズプレートなどを活かせばよいわけです。
TOMIXのプラ製ED75用のメタル転写ナンバーです。割合厚みがあるので結構感じは出ますし、裏に糊の付いたシール式ですので作業もやりやすいと思います。
さて、ここで一つ問題があるのですが、東北地方の交流機のナンバー、銀ではなく、白に塗られています。形式に関係なくみんなそうなのですが、今回は何とかきれいにこれを表現できないか?と今いろいろ考えています。
鉄道博物館のこれなんかも白になっています。700番台は飾り帯も銀の塗装なのですから、ナンバーも銀で塗ればよさそうなものですが、きっと何か理由があるんでしょうね。
ちょっと気になっていた重連用の車体側のジャンパ栓受け、700番代になると両側なんですね。現役の700番台の写真を見ると、ジャンパ栓本体は、2エンド側になっているのが殆どですが。模型をいじっているとどうでも良いようなところに目が行くようになって、こうした実物展示も結構楽しめます。
東北地方全域で主役として活躍したED75も、もう旅客列車の先頭に立つことはありません。貨物列車もEH500の大量投入でED75はすっかり影が薄くなりました。華やかな特急街道だった東北本線で旧型客車による長編成の普通列車を黙々と牽引していたのも、もう遠い昔のことになりました。そんな列車で遠く北海道を目指した管理人にとって、やっぱりこの機関車ははずせないものなのです。
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コメント
Kei様、genta-nozz 様、コメント有難うございます。同じ赤電機でも、東北と九州では汚れ方にかなり違いがあるように思えます。1年の1/3くらいは雪の中を走る東北の車両はそうした湿気に由来すると思われる腐食や汚れが目に付きますが、九州のものは乾いた埃っぽい感じですね。赤2号がピンク色っぽく褪色するのはどちらも同じですが。
足回りに関しては、東北、北海道の車両は雪が付着している期間が長いせいか、東京の電車のように全体が砂埃をかぶったような汚れ方をしているものは少ないように思います。
ウエザリングにも地域の特徴を盛り込む必要がありそうです。
投稿: さがみ | 2008年1月23日 (水) 00時46分
いよいよ塗装ですね。
さがみ様のことですから、やや色褪せた感じに塗られるのではないかと想像しております。
屋根にはキツめの汚しをされて、下回りには錆を・・・。
想像してだけでワクワクしてきますね。
さがみ流の味付けを期待しております。
投稿: genta-nozz | 2008年1月22日 (火) 17時26分
さがみ様
75順調ですね。完成が楽しみです。
特に赤2号の塗装をどのように仕上げるか興味があります。
当方は九州の赤電機を守備範囲なので管理人さんの考えがよくわかります。
私のED72にもTOMIXのメタルインレタを使用しました。これは秀逸なものですね。
刺激されてED75の300番台がほしくなりました。
完成を心待ちにします。
投稿: kei | 2008年1月22日 (火) 00時16分