【カツミのED75】少し枯れた感じに・・・
引き続き塗装をやっています。最終的な仕上がりイメージは、昔、北海道へ行く時に乗った東北線の鈍行の先頭に立っていた75ということなので、やはり褪色した上に艶もないかさかさした感じにしたいところです、細部の色入れをした後、つや消しクリアー塗料を吹き付けます。
この時注意するのは、銀色に塗装した部分です。銀色はつや消しコートをかけると光沢がなくなって灰色っぽくなります。屋上機器の銀色部分は実際そんな感じですから、クリアーを吹く前に塗っておき、光沢を残したい窓の縦桟などはクリアーを吹いた後に銀を入れます。
正面の飾り帯のマスキングは剥がさずに、車体全体につや消しクリアーを吹き付けます。実際に見たり乗ったりしたことがある方なら、確かにこんな雰囲気だったなあ、と思われるはずです。
汚れ具合の傾向を調べるつもりで、古い写真集などを引っ張り出してみました。主に側面に制輪子の鉄粉が飛び散って側板がうっすらと茶色っぽくなっているものが多いようですが、台車などに関しては東海道線の機関車と違って、元の黒がきれいに残っているものが多いようです。なので、台車周りについてはつや消しを吹いておしまいでも良さそうです。
屋上機器については、既に屋根に取り付けたもの以外に高圧配管の碍子がたくさんあります。昔の完成品だったら銀メッキで済ませてしまうところですが、さすがに今はそうもいかないでしょう。しかし、細かい上に数もあるので、要領よく作業を進めたいものです。紛失にも注意が必要ですね。今回はこんな風にしてみました。
碍子を真鍮線に通した状態でプライマーや白を吹きます。真鍮線をわっかにして、乾燥させるときはどこかにぶら下げるようにすれば、乾燥中にどこかに触れたりする心配もなくなります。
今週はこのあと「鉄道コレクション」の入荷などがありますから、75の方はもう少し外観部分が進むかな?という感じで、試運転は来週以降になりそうです。前からやってみたかった、メーカー完成品ではありえない、旅人目線で見たED75、完成まであと少しです。
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コメント
げんたさま、コメント有難うございます。細かい部分に色が入るとだいぶ完成が近づいたように思えます。でもまだガラスを入れたりライトの配線をしたりと、やることはまだたくさんあります。先を急ぐとろくな結果にならないので、あせらずに行きたいと思います。
投稿: さがみ | 2008年1月31日 (木) 20時31分
細部に色差しすると模型がいきいきしてきますね。
さがみ様もニンマリされているのではないかと想像します。
碍子をネックレス状にして吹くのは素晴らしいアイディアですね。
私も機会がありましら真似っこさせていただきます。
投稿: げんた | 2008年1月31日 (木) 17時41分