ナハ11仕上げ進行中
久しぶりに客車列車に乗ってきたせいか、工作のテンションも上がります。途中だったナハ11の続きです。
まずは室内灯の調整です。走行中に安定して点灯するよう、センターピンのバネ部分などを調整して走らせます。ある程度走り込ませるのも大事なようです。大きな窓からちらりと見える国鉄の地図が旅心をそそります。この角度で見ると、踏切待ちのときにトイレの排水をモロ浴びたのを思い出します。
ナハ11をはじめとする軽量客車は、それまでの車とはがらりと違ったスタイルではありますが、大分類で行けば旧型客車に属し、実際にも旧形客車の編成に組み込まれていました。ですから、列車にしたときに1両だけ浮いた感じになってはいけないのです。向こうからやってくる列車の途中に窓の大きいのが混じっていて、それでナハ11が入っているな、と認識したわけですから、そういった感じが出るようなウエザリングを施します。
オユ10と同様、屋根の艶を消してから鋳鉄制輪子の錆を表現します。似たような形態のオハ50系の台車ではレジン制輪子でしたから、車両全体が赤錆っぽくなることは少なかったですね。床下は軽めに施してあります。作業ついでにレタリングも入れました。 列車の中に溶け込んだ感じになりました。欲を言えば、この1両だけあの安っぽいジョイント音になれば良いのでしょうけれど、基本構造が他形式と同じなので、重々しい感じになっています。贅沢な話ではあるのですが。
16番の場合、どうしても1両ごとの車両に目が行きがちですが、列車全体の雰囲気も大事だと思います。青森から青函連絡船に積み込まれて北海道へ渡る郵便車や荷物車を連結した東北本線の普通列車のイメージ再現を目指しています。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント