2009年5月29日 (金)

TOMIX 16番用ED75メーカーズプレート再入荷

 カツミのED75や天賞堂のED78の作例で使用したメーカーズプレートが再入荷しました。

75p

 洋白エッチング製ですが、他社品と比べて非常に文字がシャープです。この時代の交流機に広く使用できるかと思います。お値段は315円です。

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2009年5月24日 (日)

「リハビリトレイン」

 ED75の走行不具合の原因を検討してみました。脳卒中による片麻痺が原因なのは確かですが、健康な方の工作の中でも参考になる事例だと思いますので、ご紹介しておきます。

Center1

 リード線のハンダ付けに際して変形させてしまったのはこの部品です。床板の穴にささって絶縁するとともに、車体を水平に保つ役割も持っています。下の図はエンドウの電車の例ですが、カツミの機関車もほぼ同じ構造です。

Czukai

 リード線は図中の2mmラグにハンダ付けしますが、脳卒中の片麻痺では、リード線のような細いものがつまめなくなるのです。また、センターピンのようにバネを介するものなど、とても扱いにくいものです。感覚がなくなってしまうわけですから、これは天下の一大事なのですが、それ以上に、ある日突然歩けなくなった、と言うことの方がもっと大きいわけです。ですから、みなさん歩く練習は必死になるのですが、手の方は疎かになりがちです。手の方は筋肉の使い方も感覚も繊細さが要求されるので、復活させるのは歩く以上に困難な部分があります。

 リード線のハンダ付け、スプリングを介したねじ止めは、ごく普通に出てくる作業ですので、これを普通にこなせるようになるのを目標にしました。はっきり言って、車体のハンダ付け以上にやりにくいのです。一旦分解してハンダ付けすれば良いのにスプリング絡みが扱いにくいので、ついつい在姿のまま作業したせいでしょう。

 しかし、この小さなパーツが変形すれば、センターピンも真っ直ぐになりませんし、結局は台車が正しい姿勢を保てなくなるのです。台車のパーツのハンダ付けの不十分さがそれに輪をかけて、走行の不具合を引き起こします。

 完成の動力ユニットではありませんから、こうした部分の綿密な調整はとても大事です。原因がつかめれば後は早いですね。

Point

 ポイント通過時の不快な揺れもなくなりましたが、発車の際の出足が実にスムーズになりました。「発車後の飛び乗りはおやめください」というシーンを模型で再現するのは案外難しいものです。

もう一つの原因であった台車の組み立てについての問題点も整理してみました。

Daisha

 例えばこのブレーキ部品の場合、ロストワックス製なので台車本体にハンダ付けするのですが、どうしても変形しやすいですし、ロスト部品ということでたっぷり熱をかける必要があります。右手でハンダゴテ、左手はピンセットでパーツを押さえるわけですが、感覚が弱くなった麻痺側の手がピンセットの先のものを認識するのはなかなか困難です。正確な位置に完全に付くまで押さえておかなければなりません。結局その押さえが中途半端だったためにハンダ付けも不十分になって外れてしまったと思われます。そしてこれがスカートの裏の部品と接触して短絡していたのです。

 そうした感覚を取り戻すための訓練と言う意味合いがあったわけですが、EF64や新しい75の台車ではそれが具体的な成果となって表れました。正確な作業をするには正確な感覚や手の動きが必要です。もちろんそれが日常生活にも必須なものであるわけですから、これは非常に良い作業訓練になります。

 こうしてその都度、問題点を検討することで、完全復活へ向けての問題点も見えてきます。それを一つずつ潰して行くしかないのですが、結果が出せれば次へ向けてのエネルギーも湧いてきます。

 ブラスキットはやり直しが利くので、恐れることなくチャレンジできるというのもこうした作業訓練には適していると思いますが、この後は、素組だけでなく、ディテールの追加など、違った手の動きが求められる作業も徐々に取り入れていこうと思います。

Ressha1

 しかしまあ、同じ機関車でも走行が改善するだけで新しい機関車が来たようで、とても楽しくなってきます。「走りの品質」がいかに重要であるか、ということですね。店レイアウトでのデモ走行は、そうしたことをアピールする狙いもありますから、きちんと走るものが出来なければなりません。

Ressha2

 今日の慣らし運転の列車は、後にマニとオユが連結された編成です。この列車の客車は、退院後75とともに作業リハビリの延長で製作したものばかりなので、いわば「リハビリトレイン」というべきものになっています。当初難儀した客車の照明の調整なども、今は完璧な状態になって、白熱灯と蛍光灯の車両が入り混じった雰囲気が再現されています。 青森まで東北線をひたすら各駅に停まって、青森からユとニは連絡船で北海道へ、という往時の長距離鈍行のイメージです。  

 陽気もよくなったので、そんな客車の旅の余韻を求めて、近々また北を目指したいと思います。

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2009年5月23日 (土)

慣らし運転

 様々な部品の集合体である足回りをいじった場合、慣らし運転は不可欠です。

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 単機での走行が問題なかったので、客車を連結して慣らし運転をしました。軸受けにCRC5-56を差してあります。軸受けの鳴きも収まりましたが、何より新しい台車ではポイント通過の際の不快な揺れがなくなりました。と言うのも、台車を外した時にセンターピンのブッシュが変形していたのを発見したので、新しいものに交換したのです。その原因はどうやらセンターピンのラグにリード線をハンダ付けする時に過剰な熱がかかってブッシュが溶けたようでした。リード線は細い上に反発力もありますから、麻痺した左手で押さえて右手で持ったハンダゴテで正確にハンダ付けするのはなかなか難しいものがあります。ハンダ付けが不十分なために何度か断線してその都度修繕もしました。利き手交換はしないで済みましたが、利き手でない左手の重要性を改めて認識した場面です。脳卒中による片麻痺からの復活と言う場面ではやむを得ない部分ですが、やはりきれいに走るようになると気持ちいいですね。倒れる前に製作したED71と同様の走行になりました。

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 子供向けの玩具のようにただ走ればよい、と言うものではありません。「走行の質」というのが問題なのです。

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2009年5月22日 (金)

天賞堂PS101パンタ丸カバー再生産

 市場からほぼ姿を消していた天賞堂のPS101形パンタグラフ丸カバー付が再生産されることになりました。一昨年カツミから発売のED75、ひさし付のグループはこのタイプ、キットの説明にもこれを使うと言う指示があります。

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 今回分は、税抜き4000円です。仕掛のED75をお持ちの方はこの機会にぜひどうぞ。交流機は常に片方のパンタを下ろしていますから、たたんだ時の姿勢も大事なわけですが、この製品はそれが非常に良く、機関車全体の好感度をアップしてくれます。

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 たたんだ時に傾いたり膨らんだりすると一気に75のシャープなイメージが失せてしまいます。ちょっともったいない感じもしますが、TOMIXのプラ釜に載せてみたりするのも良いかもしれません。模型は上から見る機会も多いので、屋根上の部品の良し悪しは全体の印象を大きく変えてしまうものです。

 さて、75ついでに、例の台車の履き換えを行いました。 外した台車を調べて見ると、やはりハンダ付けが不十分で、外れている部分があって、それが周辺の部品と接触して短絡していたようです。新しい台車では前進・後進とも短絡によるギクシャクは皆無になりました。旧台車は塗装を剥離して修繕の上、他の機関車に使用したいと思います。この新・旧の差こそが手のリハビリテーションの成果そのものだと思います。

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2009年5月14日 (木)

予備台車を作りました

 カツミのED75は、退院直後に製作したものですから、左手麻痺の回復がまだ十分でなかったために不十分な箇所が多々あります。左手の回復に合わせてそうした部分を逐次直していますが、今回予備部品として台車を新たに製作しました。

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 ロストワックス部品の集合体ですから熱を食う上に押さえ難い形状のパーツが多く、ハンダ付けが不十分なために走行中に外れてショートしたりといったトラブルが発生していました。前回、EF64の台車を組み立てた時には、手の動きの改善もあって非常に気持ちよく組み立てることが出来ました。そこで、今回予備部品として台車を新たに1両分を製作し、これと履き替えさせることで走行の向上を図ることにしました。外したものは1度塗装を剥がして不具合箇所を修繕の上、予備品としてストックすることにしました。

 今回はEF64のものと同様、非常に気持ちよく作業が進みました。脳卒中のリハビリの中でも難易度が高いと言われる手先の動きの改善が実感できる作業でした。修繕するものは、同じ形式の台車を履いている他の機関車へ循環予備部品として使われるかもしれませんが、その時には今以上に快調に走ってくれると思います。

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2009年3月26日 (木)

貨物時刻表

 今春改正版のJR貨物時刻表が届きました。

Jrf

 この時刻表には、貨物列車の時刻や営業案内の他、貨車やコンテナの紹介、さらには機関車の運用や配置表まで載っています。

 いよいよ国鉄型の機関車も終焉を迎えつつありますが、これを見ていると、その様子がよく分かります。今回は特に、ED75の縮小振りが目立ちます。仙台総合鉄道部のED75は全部で11仕業、重連補機の仕業は僅かに1仕業になりました。

 そして、運用区間も縮小して、ついに黒磯に来なくなってしまいました。東北線から客車の普通列車がなくなって、もう75の列車に乗ることもないんだな、と思ってから早十数年、75の姿を見ること自体、殆どなくなってしまったことに時の流れを感じます。

 ちなみに、改正時点の[仙貨]のED75は、P形が20両、M形は僅か4両になっています。来年の改正では全滅してしまいそうな雰囲気です。

 この時刻表は、下記のサイトで購入できます。1冊2400円です。

http://www.rfa.or.jp/

 興味のある方はお求めになってはいかがでしょうか。

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2009年1月12日 (月)

まもなく登場1周年

 一昨年の半年に及ぶ入院の後製作を開始したED75、店レイアウトに登場してまもなく1周年を迎えます。脳出血と言う病気は半身麻痺というのがポピュラーな症状ですが、当然歩くだけでなく手の動きも同様に阻害されます。これを克服するのに模型の製作のような作業はとても効果があるということを作業療法科で聞いていましたから、退院直後に待ちに待った、と言う感じで改良版が発売されたED75には真っ先に飛びついたわけですが、退院後最初のネタとしてはいささか無謀な感じもありました。しかし、真鍮キットの場合にはいくらでもやり直しが出来るわけですから、臆することなく飛び込んで行ったわけです。取りあえず形に出来ましたから、それに大いに勇気付けられてその後の客車ネタへとつながっていったわけです。「1年後には普通列車や夜行列車に乗って全国を歩き回る」というのと同じくらい無謀な設定だったと思います。

 1年経ってみればその結果、手の動きなどもずいぶん改善して来ているわけで、無謀にも挑戦したED75にも手直しをしたい部分が出てきています。当初出来なかった作業ができるようになったからなのでしょう。当然手直しと追加の作業も少しずつ進んでいます。

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 客車のウエザリングついでに足回りではブレーキシュー由来の錆色表現を追加しました。指先の動きが不十分だったために曲げてしまった屋上の高圧配管も近々引き直します。

 走行関係の調整はほぼ終わっていますが、例の古いED78の後で走らせて見ると、EN22+MPギアの走りの良さを改めて実感します。

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 さあ、そうなると製造年次が各々異なるEF71とED78もどうにかしたくなってきます。購入して1ヶ月もすれば飽きて中古屋に投げる、というほど底が浅くないのが鉄道模型の面白さでもあるわけです。

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2008年6月 9日 (月)

メーカー完成品価格決定

 カツミのED75、完成品の価格が発表されました。税込み165,900円(本体158,000円)です。台車はロストワックスのものを使用するとのことです。管理人の作った75と違ってあんな枯れた感じではなく、もっと颯爽としたものになるでしょう、

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 牽引力と走行の静かさについては文句なしです。機関車牽引列車ならではの出だしも魅力的です。

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 お取り寄せになりますので、ご希望のようでしたらお知らせください。キットにつきましては、車体・台車とも1両分在庫があります。製品の内容につきましては当雑談室の組み立て記事をご覧いただければ概略を掴んでいただけるかと思います。

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2008年4月13日 (日)

光のギミック

 昔は、ライトが点灯する模型は高級品だ、といわれていましたが、今ではNゲージはおろか、Zゲージでも当たり前という感じになりました。プラ量産品であれば導光プリズムや電球ケースを巧みな形で成形すればすむことなので、現在のNゲージユーザーなどは当たり前のことと思っていると思います。

 さて、いつの時代にも客車列車が旅愁を誘うのは、赤いテールライトかもしれません。電車や気動車と違って、運転台があるわけでもなく、場合によっては貫通路があるだけの殺風景な妻面に赤いテールライトが光って、列車の尻尾であることをアピールしています。列車が出発するときにこの赤いテールライトがゆっくりとホームを離れて行くシーンなどは旅心を大いに盛り上げてくれます。さっそうと本線を疾走して行くシーンもまたしかり。同じテールライトでも電車や気動車には感じられない「何か」があるように思えます。

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 今日は引き続きスハ33の走行テストをしましたが、最後部の車両を尾灯を組み込んだスハフ32にしてみました、カトーのプラ製オハフ33の側面を入れ替えるコンバージョンキットではなく、フジモデルのキットがベースです。この手の両端とも貫通ドアの無い丸屋根客車の点灯改造については以前ご紹介しましたが、この後、切妻や折妻の緩急車の加工がありますので、改めてご紹介しようと思います。

 でもこうして、列車に仕立てて走らせた時に光っているテールライトは効果的ですね。キットそのままでは不可能なのでいささかの改造が必要ですが、手間をかける価値はあります。

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 機関車もヘッドライトの点灯は当たり前という感じですが、古い製品が米粒球を押し込んだだけだったのに対して、最近のものはディスプレイしたときの見栄えも考慮して外側にレンズを入れてありますから、見栄えだけでなく光が均等に散って、光り方も落ち着いた感じになっています。

 さらに最近の16番では機関車でも尾灯が点灯するのが普通になってきていますが、この75では列車を牽引しているときの状態をメインに考えて左側のみ点灯するようにしました。ちなみに床下のスイッチでエンドごとに消灯できるようになっています。スハフ32も、中間に挟まったりしたときに備えて尾灯をOFF出来るスイッチを設けてあります。

75bitou

 車内の灯りのバリエーションとともに、こんなところにもこだわってみると運転がいっそう楽しくなると思います。

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2008年3月29日 (土)

修整進むED75

 ひとまず完成ということにはなっているED75ですが、走行もほぼ問題ないところまで来ましたので、調整作業の際にはがしてしまった塗装やナンバーの曲がりなど気になっていた部分の修整を進めています。プラ完成品のように機械成形されたパーツをパチパチはめ込んで組み立てるわけではありませんから、一発で完璧なものを作ることなどまず不可能です。

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 こうして撮影したときに気になった部分を一つずつつぶしていく作業が続きます。下に下がりすぎていた2エンド側のナンバーの修整などが終わって、印象がだいぶ良くなりました。

 ディテールの追求も良いですが、まずはこうした基本的で地味な作業を大事にしなければ、満足の行く模型にはならないのです。何しろ今回は片麻痺からの脱出途上でのチャレンジでしたから、修整はあって当たり前、という気持ちで組み立てを行いました。

 後に続く客車も進行していますので、営業日には引き続きならし運転を行って、調子出しをしています。

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 こうして調子よく列車を牽引して走る姿を見ていると、北を目指す客車列車の旅をしたくなってきます。今は「北斗星」「あけぼの」くらいしかその欲求を満たしてくれる列車はないのですが、遠出が出来るか?ということの検証の意味でも、一度行ってみたいものです。

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2008年3月23日 (日)

ED75快走!

 引き続き手の空いている時間に微調整をしているED75、1エンド側のパンタが組み立て不良で、ハンダ付けがポロポロ取れてきたりするトラブルが出たりしましたが、これを新品に交換し、気に入らなかった屋上配管の一部も引き直すなどして、外観もだいぶ整ってきました。

 ポイント通過などにやや問題のあった走行も調整の結果、原因も判明し、解決できました。カーブと直線で走行音が変わったりするような場合、どこかに無理があることが多いので、よくチェックする必要があります。特に最近ではネットオークションなどを通じて中古品のやりとりが活発ですから、このあたりは留意しておく必要があります。

 「モグラたたき」よろしく、完成寸前になってトラブルが続出するのは良くあることですが、原因を見つけてそれをつぶせるとほっとするものです。改めて列車を組成して走らせてみました。

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 客車を取り上げられたED71が心なしか寂しげですが、後ろに付くものも引き続き進めたいところです。このED71も、製作に半年を要したものの完成当初はトラブル続きで、スムーズに走るようになるまで、かなり手こずったものです。

 組み立ても調整もこの時の経験があったからこそ、左手の動きが100%で無いのにもかかわらずED75を割合短期間でまとめることが出来たのだと思います。そういった経験やカンが求められる要素が大きいからこそ、模型は飽きないのでしょうね。

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 こちらは、この前ご紹介した「母べえ」の家の横を行く75の列車です。75の地響きが伝わってきそうなシーンです。建物一軒でも「妄想」がどんどん広がります。このキットに入っていたスポンジを使った生垣や樹木は結構効果的で作業も面白かったので、今度は今設置してある駅舎の正面に木を植えてみようかと思っています。

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 75の尾灯は、組み立て記事でもご紹介した通り、列車を牽引している場面をメインに考えているので左側のみの点灯です。大きな尾灯なので、結構目立ちますから、これは効果的です。

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 取りあえず今はこんな感じの列車を引かせています。最後部のマニ60も尾灯の点灯準備がしてあるのですが、まだ電球などを入れていません。マニ60は多彩なバリエーションがありますから、他のタイプにしたり、マニ36にしたり、荷物車でなく、郵便車もいいかな、と妄想は膨らみます。レイアウトの有効長の関係でこのくらいの長さがせいぜいなのですが、昼間の列車ですとこのくらいのものも結構あったので、座席車も車種の組み換えで編成のバリエーションを楽しむというのも良いかもしれません。そういう意味で目下製作中のスハ33や更新タイプのオハフ45などは結構効果的かもしれません。

 学生時代に北海道への旅で乗った列車が時を越えて戻ってきました。JRになって20年経った現在では絶対にありえない、ゆったりした時間が流れる普通列車の旅が蘇ってくるようです。

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2008年3月16日 (日)

まだまだ続く試運転

 ED75、店のレイアウトにやってきましたので、営業日の閉店後はもっぱらED75の調整という感じになっています。どうしても台車とスカートの間が狭く、しかもそこにスノープロウなどがあってちょっとしたネジ止め位置のずれが走行に大きく影響します。特にポイント通過の場合に問題が起こりがちです。一瞬ギクシャクする程度でも見ていると面白く無いので、何としてもつぶしてやろうという気持ちになります。この前は台車のボルスターのネジが緩んでいてポイントに引っかかって脱線するというトラブルがありましたが、この手のトラブルの原因は意外なものが多く、なかなか見つけにくいものです。新造の機関車だけに走行不良の原因は機関車だと思い込んでいると軌道の方に原因があったりします。かくして一瞬止まるというような些細なトラブルの解決に結構時間を使ってしまうのですが、やはり東北本線の主力機、颯爽と走ってもらいたいものです。

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 でも、原因を発見して解決できるとほっとしますし、同じようなトラブルが出た場合に対応が速やかに出来るようになります。動くものですから故障だってあるでしょうし、トラブルだってあるでしょう。動力部分がブラックボックスの動力ユニットを組み込めばおしまいのNゲージとは明らかに違う部分でもあります。

 どうにかポイント通過の際の不安定さも解消できたようですので、今夜は線路の脇に座り込んで一杯やりながらしばし75の客車列車を走らせて見ました。

 巷では今般のダイヤ改正で「銀河」や「なは・あかつき」の廃止が話題になっていますが、今はもう客車列車は急行「はまなす」を含めても片道で10本を切ってしまいました。東京からさほど離れていない黒磯まで行けばまったりとした客車の鈍行が日常の風景に溶け込んでいたのはつい20年ほど前までのことでした、国鉄が民営化されて全てが効率と利益が最優先になって、鉄道の旅を楽しむということは認められなくなったようです。「大人の休日倶楽部」が亜幹線やローカル線の旅をアピールしても現地で209系もどきの701系に乗ったら何も知らないお客さんはどんな感想を持つのでしょうか?

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 鉄道の旅がブームのようですが、本当の「汽車の旅」を味わうことはもはや出来なくなってしまったようです。

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2008年3月 8日 (土)

引き続き試運転

 ED75の試運転が続きます。連結器の調整が出来たので客車7両を牽引しての連続運転テストです。昨日は走行中に台車のボルスターが緩んだりモーターの配線が不十分で断線したりするトラブルが発生しました。今日はそれらの不具合を直して再度試運転です。

Test1

 走行部分を一通り見直しましたので、気になっていたカーブ通過時の異音なども消えて、走行が一層スムーズになりました。こういった問題点は実際に走らせて見ないとなかなか見つけにくいものです。

 ついでに今日は、しまってあったEF57を引っ張り出してきてED75と初対面です。

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 東北本線の黒磯駅は、駅構内の架線の電流が交流・直流に切り替えられるようになっている唯一の地上切り替え式の駅です。上野方面から直流機に引かれて到着した列車はここで数分間停車して、機関車の付け替えを行います。直流機が切り離されると架線の電流が交流に切り替えられて、列車の先頭に交流電機が連結されます。駅の構内を交流機と直流機が行き交う模型のような光景が展開されていました。

 黒磯駅に停車する急行電車などはホームに入るとバシュッ!という遮断機の音とともにパンタが下ろされ、架線の電流を切り替えると再びパンタを上げて発車していきました。黒磯駅を通過する特急電車は駅構内のはずれのところで、通常の車上切り替えを行っていました。

 東北線に交直両用電機が投入されたのはかなり後のことで、それまでは日常的にこんなシーンが展開されていたのです。今では客車列車が黒磯通過の「北斗星」「カシオペア」だけになって、地上切り替えを実感することもなくなりましたが、東北方面へ直通する普通列車に乗ると、ここまでは上野から3時間余り、そろそろ駅弁でも食べたくなるところですが、弁当そっちのけで機関車の付け替えを眺めていたのも懐かしい思い出です。

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2008年3月 2日 (日)

【カツミのED75】牽引テスト

 昨日に続いて今日は客車を連結しての試運転です。ウエイトがたっぷり積んでありますので、ブラスの客車を軽々と引いてスムーズな走りを見せてくれました。

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 やはり本線の機関車ですから長編成の列車を引いて颯爽と走って欲しいものです。このあたり、走行を重視するカツミならではの良さが感じられます。今週はこの後少し走り込ませて慣らしをしようと思います。

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2008年3月 1日 (土)

【カツミのED75】重連用ジャンパの細工

 試運転の後、以前より気になっていた重連用のジャンパ連結栓(部品番号F-9)をいじってみました。このパーツはケーブル部分まで一体で表現されたロストパーツです。軟らかいので変形しやすく、一度変形するとなかなかきれいな形にはしにくく、塗装後に調整すると塗装もはがれてしまいます。

 そこで、こんな方法を考えてみました。

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 これは原寸図の裏面にあるこの部分の組み立て参考写真ですが、まずジャンパ栓パーツをスカート側、車体側ともハンダ付けします。(この写真では上下分離に対応するため、スカート側はハンダ付けしていません)次に、栓受けから2~3mm残してケーブルを切断します。

 次に、ヘッドライト・尾灯の電球の配線の際にカットしたリード線を用意します。

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 リード線の中の銅線を引き抜いて皮膜の部分だけにして、先ほどカットした際に残した栓受けの部分に差し込んで上下を結べば出来上がりです。実物もゴムみたいな黒い絶縁材で出来ているので塗装は不要、上下分離の際の付け外しも容易になり、ケーブルの曲がり具合も不自然な凸凹がなくなってリアルになります。

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 電車などにも応用できると思います。

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【カツミのED75】本線試運転

 カツミのED75、ついに本線試運転にこぎつけました。

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 まずは単機での走行試験です。スムーズに速度が変わるか、ポイントなどを問題なく通過するか、脱線しないか、など机の上のテストレールでは分からない部分をチェックしました。75としては静か過ぎるくらいの感じで実にスムーズに走ってくれました。

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 そして今日は、このレイアウトのヌシ的な存在のED71と初めての顔合わせともなりました。赤いELがごろごろしている様子は、黒磯駅の北部電留線?それとも福島機関区?・・・黒磯駅では同じ線路の上をEF57・58などの直流機までも入り混じって行き交っていたのも懐かしい思い出です。機関車群の横を485系の「やまびこ」「ひばり」「やまばと」「あいづ」、583系の「はつかり」などが猛スピードで駆け抜けていたのももう遠い昔のことになりました。

 試運転とあわせて、ED75には少し細工をしてみましたが、これについてはまた別項でご紹介しようと思います。

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2008年2月28日 (木)

【カツミのED75】さっそく遊んで見ました・・・

 ひとまず完成ということになったED75ですが、このあとは、ということになるとやはり客車でしょう。ちょうど手元に1980年の「国鉄車両配置表」があります。国鉄の分割民営化に際しての車両大整理がまだ始まっていない時期のものなので、旧型客車の分布状況を見るにはお誂えです。東北地区に関しては、仙台に50系が投入されて常磐線北部などで運用されているのが目に付く程度で、東北本線の黒磯以北に関してはまだ旧型客車が主力で活躍していました。この配置表の中から郡山・福島・仙台・盛岡あたりのものをピックアップしてみようかと思います。ED71も、廃車が始まっていたとはいえ、まだ過半数が残っていた時代ですし。

 さて、その75、今日は縦貫のレールバスと初顔合わせです。

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 縦貫鉄道の七戸駅で求めた絵葉書に東北線との併走シーンがあったのですが、 管理人が初めてこのレールバスを見た時に乗っていたのもこんな列車だったなあ、ということで、客車がないもののさっそく並べて見ました。他にも一緒に並べるネタには不自由しないのがこの機関車ですね。最近のカツミでしたら、485系あたりはベストマッチングだと思います。

Nanbu3

 1台の機関車からいろいろ夢を広げるのも楽しいものです。

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2008年2月26日 (火)

【カツミのED75】取りあえず・・・完成です!!

 11月中旬に退院して以来進行していたED75、ついに完成しました。

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 この後レイアウトでの試運転をやれば何がしか不具合も出ると思いますので、「取りあえず」完成ということにしておきます。

 最後の作業はエンド表示とワイパーの取り付けでした。意外にこういう簡単な作業がやりにくいもので、Nゲージの部品取り付けなど、当分は勘弁して欲しいところです。

 それにしても、退院直後は左手の動きがまだあまり良くなかったのですが、細かい作業を通じてかなり改善してきたのは思わぬ副産物でした。そんなこともあって、特に初めの工程の部分に気に入らない箇所はあるのですが、これは順次いじっていくことにしようと思います。

 もう旅客列車の先頭に立つこともありませんが、北への旅で、黒磯まで行くと出迎えれくれたあの75のイメージを目指しました。長町機関区にこだわったのも、中学の時に初めて一人旅をした時の牽引機が長町区の75だったからなのですが、こんなささいなことにこだわりながら楽しめるのもキットの良さですね。

 しかし、退院に合わせるかのように出てきた、待ちに待ったM型、これを旅人として見た印象を取り込んで仕上げるという目標はほぼ達成されたと思います。ここがポイントですね。完成品は万人向けに作ってあるのできれいですが、75の匂いがイマイチ感じられないのです。手の動きが良くないとはいえ、自分の手をかけない模型というのも面白くありません。103系のようなシンプルなものから再開しようかと思っていたのですが、思い切ってチャレンジしてみたのは大正解でした。

 この後は、せっかく機関車が1両増えたのですから、列車をもう1本組成できるくらい客車をやろうかと思っています。

 しばらくの間は、実践的なリハビリがまだ続くのですが、こういった細かい作業も積極的にやって早く完全に元の調子を取り戻したいものです。

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【カツミのED75】連結器を取り付けました。

 見苦しい部分を直しながら、最後の組み立てが進んでいます。今日は連結器を取り付けました。ケイディーを使用する場合はNO.5が指定になっています。

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 この機関車は胴が短いので、スカートの内側にもいろいろな部品がついています。連結器も順番を考えてやらないと取り付けることが出来ず、このあたりのネジ止め部品を一旦全部外す羽目になります。エアホースやジャンパ栓などが連結器の首振りに支障しないように調整します。昔の製品であれば大したディテールも無かったので、単純にネジで締めれば終わりだったのですが、現代レベルのものの場合、そうは行きません。

 あと残る部品はワイパーとエンドプレートのみになりました。 3ヶ月あまりに亘って作業してきましたが、作業内容をもう一度整理する意味で、説明書に示された手順を紹介しておきます。

Torisetsu1

Torisetsu2 

 文章で書くとこうなるわけです。他に原寸の完成図面や図面では分かりにくい部分の参考写真もついています。

Zumen

 Nゲージのエッチングキットなどでは、こうした完成図面が無いものも多いのですが、この手の金属キットでは、正確な取り付け位置が分かりにくい部品もよくあるので、原寸の図面はぜひ付けて欲しいものです。

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2008年2月23日 (土)

こいつもついでに・・・

 もう少しするとED75もレイアウトで本格的な走行テストに入りますが、一緒に並ぶことになるED71の方も雰囲気が揃うようにつや消しにしてみました。

71001

 元々はこのように全体を半光沢にしてありました。なるべく簡単に済ませるということで、窓周りなどにマスキングをして、つや消しコートのスプレーを吹きました。

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 全体的にカサカサした感じになって、「確かにこうだったなあ」という雰囲気を出せたと思います。

 使用したのはいつものこれですね。

Tsuyakeshi

 単純なものですが、工夫するといろいろな使い道があります。

 さっそく客車と連結してみました。確かにこうだったですね。客車の屋根の色とかにも気を使ってやると、いっそう雰囲気が盛り上がります。旅人目線ということで行けば、機関車を見る角度はやっぱりこうですよね。

71pc

 レイアウトにちょうど完成品のEF71がありましたので比較してみました。

F71

 メーカー完成なのでとてもきれいなのですが、昔奥羽線で見た印象とはかなり違います。でも、完成品の場合、塗装も値段のうちですから、汚すのももったいないなあという感じにはなってしまいます。キットの場合、変なストレスを持たずに好きなように出来るというのも大きなメリットかもしれません。メーカー完成品を基準にするのではなく、自分の見た印象を基準にするというのも絶対に「あり」だと思います。

 

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2008年2月21日 (木)

【カツミのED75】何故か改番

 今日は仕入れなどがあって日中はあわただしく動いていたのですが、夜はまた例の75です。今日は連結器でも取り付けようかと思っていたのですが、ネットでこんなサイトを見つけました。

http://www.trainwww.com/ed75/

 ここを見ていたら、説明書に新製配置が長町になっている62号、管理人が一人で遠出をし始めた'70年代後半には福島区の配置で、国鉄の分割民営化に際しての大整理で廃車になっていることが分かりました。次の63号機は最終配置が長町でやはり分割民営化にあたって整理されています。

 数字を1枚貼り替えるだけですみますし、メーカーはどちらも同じということで、63号にしてみました。掲載されていた奥中山を行く写真の列車、荷物車が多いので、荷物列車に客車を少々増結して、40番台の列車番号で運転していたやつかなあ?などとすっかり見入ってしまいました。

7563

 この時代はまだナンバーが塗装されていないものが結構多いようで、63号も地のままですね。今回の75は、特定ナンバーを目指すものでも、スーパーディテールを目指すものでもなく、管理人がすばらしい時間を過ごすことが出来た客車鈍行の旅を思い出せるものにするというのがテーマですから、機関車の履歴、ナンバーとメーカーの関係などがネットですぐ分かるようになったのは大変有難いことだと思います。

 そういえば、今日の新聞にネット広告費が雑誌を抜いて第3位になったとありました。模型の購入なども、メーカー出荷日までリアルタイムにわかるようになりましたので、活用されている方も多いと思いますが、そればかりですとやはり寒い感じがします。プロトタイプに関する情報もたくさんありますから、有効に活用したいものです。

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【カツミのED75】区名板をつけました

 昨日に続いて今日は区名板を取り付けました。区名の部分を黒く塗りつぶしましたが、乾いたので軽くペーパーをかけて区名の文字を浮き上がらせます。

Plate

 あとはメーカーズプレート同様、取り付け位置を測って接着します。

7503

 やはり区名の文字が入ると機関車が活き活きしてきます。そして、横から見た場合に機関士のフィギアもかなり効果的なのが分かります。交流機の場合、常に片側のパンタを下ろしていますから、真横から見た時のパンタ降下時の姿勢も全体のイメージを決める大きな要素です。

 ここまでやった全体の姿はこんな感じです。

7500_2

 きのうまであったスカートへの赤塗料のはねなどは修正しました。こういった箇所を修正してから最後にエアブラシで軽く錆っぽい表現をしてみようと思います。

 一般に模型を見る目線ですとこんな感じになります。

7505 

 運転台の色入れが案外効果的なことが分かると思います。明かり窓の縦桟はつや消しを吹いたので沈んだ感じになってしまいましたので、後でもう一度銀を入れてメリハリを持たせようと思います。

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2008年2月20日 (水)

【カツミのED75】ナンバーを入れました

 退院以来続いていたED75の組み立てもいよいよ大詰めです。今日はナンバーとメーカーズプレート関係を取り付けました。

75621

 ナンバーは説明書に新製配置とメーカーが示されているものの中から、62号を選びました。特に深い意味はありませんが、昔初めて乗った75の列車の牽引機が長町機関区のものだったので、長町区のものから選んだだけです。ナンバーはTOMIXプラ製品のメタルインレタです。東北新幹線が出来た頃まではナンバーが白く塗られていないものもあったのですが、そのままだときれい過ぎるので、後でちょっと細工してみるつもりです。機関士側窓下のナンバーと貫通ドアの間の小さい飾り帯はキットのナンバープレートをカットして接着しました。

 ちなみにこのモデルは50番台の耐寒形前期の50~83号機がプロトタイプですから、キット以外のナンバーを使用する際には注意する必要があります。

Number_2 

 区名板は地色が黒なので黒く塗ってから磨きだします。

 完成品にナンバー類を取り付けるときにもいえるのですが、プラ製品と違って、プレートの取り付け穴などはありませんので、添付の図面を参照してノギスできちんと測って位置を決めます。目検討でやってしまうことも多いと思いますが、プレートの位置というのは案外目立つものです。

 あとはカプラーと解放テコくらいで、他に塗料が跳ねたりしている部分の修正をすればいよいよレイアウトでの試運転ということになります。

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2008年2月18日 (月)

【カツミのED75】その後のED75

 しばらく姿を見せていなかったED75ですが、その後も少しずつ作業が進んでいます。前回は走行テストまで行きましたが、その後新たに走行関係に問題が発生しました。車体をかぶせる作業をしていると駆動軸のジョイントがすぐ外れてしまうのです。原因は簡単で、ジョイントを連結する伸縮軸を短く切りすぎただけなのですが、長すぎると今度は台車の動きを妨げることになります。この機関車は胴が短いので、モーターとギアボックスの間が短く、従って伸縮軸の長さ調整もシビアなものになってきます。

 伸縮軸を少し長いものに取り替えて再び車体を組み立ててみました。開放テコやナンバーなどはこれからですが、だいぶ完成に近い姿になってきました。

7501

 引き続き細部の調整を行いながら、残りの部品を取り付けます。完成を急ぎたくなる場面ですが、焦りは禁物です。

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2008年2月13日 (水)

客車鈍行が走っていた頃・・・

 国鉄の分割・民営化から早20年が経過して、いよいよJRから国鉄型車両が一掃される日も近づいてきたようです。この春のダイヤ改正ではブルートレインのさらなる削減が計画されていて、いよいよ「客車列車」というジャンルも風前の灯という感じになってきました。

 古いネガを整理していたら、分割・民営化後まもない1980年代終わり頃の写真が出てきました。分割・民営化後日が浅いために、そこかしこに国鉄時代の面影が感じられます。

 東北地区では電化後も長らく、幹線の普通列車には旧型客車が使われていました。その後、70年代の終わりごろには仙台地区に50系が投入され始めましたが、全部を置き換えるには至らず、旧型客車が東北本線から姿を消したのは1985年3月のダイヤ改正で、一ノ関までの区間の普通列車が電車化された時でした。その後も一ノ関以北では50系または12系2000番台による客車列車が運転されていました。

 今改めて当時の風景を見ると、ここ十数年の間に列車も駅もすっかり様子が変わってしまったことに驚かされます。

12kei2000

 これは主に盛岡~青森間で運用された12系2000番台です。冷房の電源は機関車から取るようになっているので、ディーゼル発電機は設置されておらず、緩急車はすべてオハフ13になっています。緩急車が逆向きについているのは、途中駅での集札の便を考慮したもので、このように連結面側にも尾灯が追設されていました。切妻の妻面に尾灯がついていて、オリジナルの車掌室側よりも客車らしく見えたものです。この車両はまた、この地域では初の普通列車の冷房車でもありました。

 この写真のように、始発駅では早々に客車が入線し、やがて発車時間が近づくと機関車が連結されて・・・というシーンも今は思い出になってしまいました。

Ed7550kei

 一方、こちらは奥羽本線弘前駅に停車中の50系です。長距離を運転する列車では主な駅で15分から30分程度停車するものも多く、その間に立ち食いそばを食べたり、立ち売りから駅弁を買ったりすることも出来ました。今では駅弁もキオスクやニューデイズで買うものになってしまいましたね。

50kei2

 駅の構内に目を向ければ、主要駅にはラッシュ時間帯に増結する車両がたくさん昼寝をしているというのも良く見かけたシーンでした。1984年の貨物輸送の大転換前まではさらにこれに多数の貨車が加わって、このクラスの駅構内はかなり賑やかだったものです。

管理人が初めて50系に乗ったのは羽越本線でした。同時期に製造されていた40系気動車と似たような室内で、天井も低く、客車らしくないなと思ったものですが、これでやっと東北地区も近代化されるんだな、という感じも持ちました。しかし、その近代化のエースも、分割民営化に伴う方針の転換で僅か10年ちょっとで姿を消すことになりました。

 気動車もどきのスタイルでしたが、やはりこのまったりとした時間が流れるのはやっぱり客車だったからなんだなと思います。そして、今このみちのくの美しい風景を眺めながら鈍行の旅をしようとすれば、701系の通勤電車に乗るしかないのです。特急に乗るか、ロングシートの通勤電車に乗るか、どちらかを選べ、と言う発想は、東京の私鉄と全く同じ感覚です。JRも民間会社だから当たり前、と言われればそれまでですが、地方都市向けのきめ細かい配慮があっても良いのではないかな?とも思います。

50kei

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【カツミのED75】ついに走る!

 配線作業を行っていたED75ですが、途中、モーターの配線を逆につないでいてライトと進行方向が逆になっていることが発見されてやり直しを行っていましたが、ついに正しく走るようになりました。この機関車は全長が短く、そのくせ重連対応ですから、床の中央寄りにはライトの点滅スイッチが設置されています。さらに今回はテールライトが点灯する仕様になっていますから、配線をきれいにまとめるのに苦労しました。キャブ・インテリアもあるわけですから、運転台の中が蜘蛛の巣にならないようにしなければなりません。

 尾灯は前にも書いたように、列車を牽引している時の状態、すなわち後ろから見て左側だけが点灯するようにしてみました。

75bitou

  後に何か付く時はやっぱりこうですなあ、と自己満足しています。DCCとかを使えば切り替えも自在なんでしょうけれど、皆さんで使っていただく店のレイアウトが主な走行場所になること、機械室の中は配線と走行メカでもう一杯なことから、当面はこれで行くことにします。

 走行の方は、いつものように静かで力強い走りでした。基本的に走行関係はOKになったので、調整に際して外してあった部品を再度取り付けて、いよいよ最終組み立て・調整ということになります。

 最後に取り付けるのはナンバーということになりますが、これはTOMIXのメタルインレタを使います。注意しなければならないのは、正面貫通扉と正面のナンバーの間にある帯がキットのプレート状のナンバーに一体表現されていること。帯の部分だけカットして車体に接着します。

No5   

ナンバーとメーカーと新製配置区の関係は説明書に載っていますが、区名札にも懐かしい名前がありますね。「長町機関区」は管理人が初めて東京から鈍行で東北地方まで足を伸ばした時、黒磯からの牽引機が長町区のED75でした。ED71と活動エリアも重なりますから、長町区の番号を拾うことにしようかな、と思っています。

 長町には大きな貨物の操車場があって、その一角にあった長町機関区を目にすると仙台まではあと一息、という感じだったのも 、今は昔の話になってしまいました。

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2008年2月 6日 (水)

【カツミのED75】パンタグラフが載りました

 まとめの作業が進行するED75ですが、今日はパンタグラフが載りました。パンタが付くとだいぶ出来たような感じになります。

751

 最近はカツミのキットでもパンタは天賞堂のものが指定になっていたりします。旧製品の75では、特に最初の頃など、485系用のPS16Hなんかが載っていたり、その後出たEF71もPS101は作ったものの相変わらずギラギラメッキの鳩目関節のものでした。同じ頃の天賞堂製ED75では早くもヒンジ関節のパンタが使われており、パンタ本体も塗装による銀色でした。屋上の碍子も銀メッキが当たり前だった時代に碍子を白く塗り、屋上機器も細かく塗り分けてありました。初めて現物を見た時には、同じ16番なのにずいぶんリアルなのに驚いたものです。

 交流機の場合、常に片側のパンタを下ろしていますから、パンタを下ろしたときの形状の良し悪しというのはとても重要です。模型の場合、上から見ることも多いですから、ここに気を配っているかで印象ががらっと変ってしまいます。真横から見た時にきれいにたたんでいるか、上から見た時に変なところが膨らんでいないか、というあたりがチェックポイントになると思います。この辺は完成品の機関車を買う時にも注意してみると良いと思います。

75p2

75yane

 このあたりは、店に在庫されているものを「検品」するというよりは、製品からメーカーの設計思想を読み取って、品選びをする、ということになると思います。

75m

 パンタついでに屋上の配管も引き回しておきました。パンタ本体もつや消しを吹いて調子を整えておくとよさそうです。

 パンタ1ケ3200円というと高い!と思われがちですが、目に付く部分だけにお金をかける価値はあると思います。特に下枠交差のパンタなど、メーカーによって出来栄えにかなりの差がありますから注意したいところです。

75751

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【カツミのED75】ライトレンズを入れました

 昨日に続いて全体のまとめの作業です。今日はライトのレンズを取り付けました。

75

 昔だったらヘッドライトなど米粒球の頭がむき出しなのは当たり前で、ライトが点灯すれば「高級」と思われていましたが、この75のヘッドライトの場合、洋白のライトリムを入れてからレンズを入れるという凝った構成になっていて、ライト周りの印象がぐっと良くなっています。テールレンズは裏からはめる構造なので、一旦取り付けた運転台を取り外すことになりました。塗装後に取り付ける部品は順番を考えないと手戻り作業ばかり増えてしまいます。

 まだ屋上の配管やパンタが未取り付けですし、細部の色差し、修正も残っています。完成を急ぎたくなる場面ですが、最後に部品をなくしたりするのも面白くありません。ここは慌てずに進めるのが肝要だと思います。

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2008年2月 5日 (火)

【カツミのED75】機関車に載せてみました

 運転席に機関士を乗せれば、やはり早く機関車に入れてみたいものです。ここまで来ると総組み立てという感じになりますから、単純に運転台を取り付ければよいというわけではありません。モーターや電球の配線、ガラス入れ、基盤の取り付けなど、順番を考えて進める必要があります。

 要修正の箇所はありますが、取りあえず運転台を組み込むところまで進めました。

7501

 やはり機関士がいると活き活きした感じになります。褪めた色合いとともに、昔、北海道へ行く時に乗った列車の機関車は確かにこうだったな、と自己満足に浸っています。完成品は万人向けにする必要がありますから、こうは行かないのですが、このあたりがキットの楽しみでもあります。

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2008年2月 4日 (月)

【カツミのED75】機関士搭載の実際

 さっそくED71と同様ED75にも機関士を載せてみることにします。使用したのはカトーの「ブルートレイン乗務員」です。

Jyoumuin

 座っている3人のうち赤い腕章をつけているのは車掌です。残りの2人が機関士と機関助士ということなのでしょう。昔は電気機関車でも夜行列車などでは2人乗務でした。今回の75は主に普通列車の牽引ということになりますので、1人乗務として、その代わりどちらの方向へ行く時も機関士がいるようにするため両側の運転台に載せておくことにします。ヨーロッパのモデルでは片側だけ載せてあるものも多いのですが、何しろ前後に自由に走るものだけにこの辺は考え方が分かれるところでしょう。後ろに乗っているのは便乗しているということにでもしておきます。

 さて実際に乗せてみると足の部分が引っかかって、座席から浮き上がってしまいます。この場合、外から見た時の機関士の顔の位置が重要なわけですから、下のように当たる部分をカットして高さを調整します。

Kikanshi

 高さ調整が出来たら透明のゴム系接着剤で固定しておきます。

Kikanshi2

 取りあえず両側とも載せてみました。この後機関車に運転台を取り付けるわけですが、その前に電球を入れたりする作業がありますので、組み込んだ状態はまた改めてご紹介します。でも、こうして運転台だけで見ても、機関士が乗るだけでずいぶん印象が変わります。

 さて、このブルトレ乗務員、残りは車掌ばかりですが、これも結構使えそうですね。

Shashou

 一番左は「切符を拝見」?それともノリホを書いているところか?普通列車でも始発駅を出るとカウンターを持って車内の乗客を数えたりしていましたね。

 真ん中の2人は乗客専務、あるいは車掌長といったところでしょうけれど、これは腕章を塗りつぶせば駅長としても使えそうです。常磐線の福島県浜通りの人気のな小さな駅で、ブザーで機関車に発車合図を送ると動き出した列車が見えなくなるまで直立不動の姿勢で見送っていたのが印象に残っています。

 一番右はマイクで放送しているところでしょうけれど、普通列車だったら車掌室で弁当でも食べているというのもありでしょうか。旧型客車はドアは手動だし、発車合図はホームの駅長、ということで、車掌は案外のんびりしていました。ずっと乗っていると、車掌室から出てきて向かい側の席に座って、「どこまで行くのか?」とか聞いてきて、それから話が弾んで、沿線のこと、列車のことなど様々な話を聞くことが出来ました。さすがプロだなあ、と思わせるものが多かったですね。今だったらインターネットで「お客様相談室」にすぐクレームが来そうですが、逆にそういったマニュアルにはないけれど、ベテランならではの、それぞれのお客に合った対応というのがすっかりなくなってしまいました。客車に人形を乗せるのであれば、当時のそんな旅の雰囲気を再現できたら面白いかな?などと思ってみたりもします。

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2008年2月 3日 (日)

【カツミのED75】75にも機関士を・・・

鉄道模型ではあまり重要視されないフィギアですが、タミヤのプラモデルの戦車などを見るとフィギアが乗っているものが多いですね。これだけでずいぶん活き活きしてきます。鉄道模型の場合、「動く」という要素も加わるので、やはり無人ではさびしいものです。

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 前回のED71にはこのように機関士を乗せてみました。区名札や検査表記の文字とともに機関車を活き活きさせてくれます。

7100

 目立ちすぎてもおかしいのでさりげなく乗せておくという感じでしょうか。カトーの「ブルトレ乗務員」が国鉄時代の制服なので使いやすいと思います。75も運転台がついていますから、乗せてみようと思います。

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2008年1月31日 (木)

【カツミのED75】雨後の筍?

 全体のまとめに入った感のあるED75ですが、今日は色差し部分の調整と並行して高圧配管の碍子を取り付けました。配管本体はこの後ですから、何だか屋根の上に筍がいっぱい生えてきたみたいです。

75okujyou

 車体のHゴムはひとまず全部色を入れてからはみ出した部分を修正する方法をとっています。取りあえず運転台の回りが出来ました。全部出来たら最後にもう一度つや消しを軽く吹いておくとばれにくくなります。

 最後のウエザリングの検討ですが、以前撮影した写真の中から東北地方の典型的なパターンのものを選んでみました。JRになってからは旅客会社のものは割合きれいになったのですが、貨物の方は相変わらずという感じで、国鉄時代をイメージするならば貨物の機関車を参考にするのが良いかもしれません。

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 いい感じに枯れた色になっていて車体の側面には制輪子の鉄粉が付着してうっすらと錆色になっています。でも、台車周りは錆や泥の色でなく、割合きれいな黒です。冬の間は雪が付いていることも多いので、泥などが付いても落ちてしまうのでしょうか?屋上機器の銀色に塗ってある部分は、光沢が失せてグレーっぽい色になっています。スカートにはグラデーションっぽい泥の汚れがありますから、再現するのであればこの辺がポイントかもしれません。ナンバーの文字は、いろいろ見ていくと東北新幹線が開通した後くらいまでは白く塗られていないものも存在していたことがわかりました。今回の75は国鉄時代の姿にするので、白くしなくてもOKということになりますね。

 今週はここまでです。来週は外装が全部できるかな?という感じです。

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2008年1月30日 (水)

【カツミのED75】少し枯れた感じに・・・

 引き続き塗装をやっています。最終的な仕上がりイメージは、昔、北海道へ行く時に乗った東北線の鈍行の先頭に立っていた75ということなので、やはり褪色した上に艶もないかさかさした感じにしたいところです、細部の色入れをした後、つや消しクリアー塗料を吹き付けます。

Tsuyakeshi

 この時注意するのは、銀色に塗装した部分です。銀色はつや消しコートをかけると光沢がなくなって灰色っぽくなります。屋上機器の銀色部分は実際そんな感じですから、クリアーを吹く前に塗っておき、光沢を残したい窓の縦桟などはクリアーを吹いた後に銀を入れます。

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 正面の飾り帯のマスキングは剥がさずに、車体全体につや消しクリアーを吹き付けます。実際に見たり乗ったりしたことがある方なら、確かにこんな雰囲気だったなあ、と思われるはずです。

 汚れ具合の傾向を調べるつもりで、古い写真集などを引っ張り出してみました。主に側面に制輪子の鉄粉が飛び散って側板がうっすらと茶色っぽくなっているものが多いようですが、台車などに関しては東海道線の機関車と違って、元の黒がきれいに残っているものが多いようです。なので、台車周りについてはつや消しを吹いておしまいでも良さそうです。

 屋上機器については、既に屋根に取り付けたもの以外に高圧配管の碍子がたくさんあります。昔の完成品だったら銀メッキで済ませてしまうところですが、さすがに今はそうもいかないでしょう。しかし、細かい上に数もあるので、要領よく作業を進めたいものです。紛失にも注意が必要ですね。今回はこんな風にしてみました。

Gaishi

 碍子を真鍮線に通した状態でプライマーや白を吹きます。真鍮線をわっかにして、乾燥させるときはどこかにぶら下げるようにすれば、乾燥中にどこかに触れたりする心配もなくなります。

 今週はこのあと「鉄道コレクション」の入荷などがありますから、75の方はもう少し外観部分が進むかな?という感じで、試運転は来週以降になりそうです。前からやってみたかった、メーカー完成品ではありえない、旅人目線で見たED75、完成まであと少しです。

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2008年1月29日 (火)

【カツミのED75】引き続き塗装と電装

 前回に続いて塗装と電装です。車内の配線については、さすが完成品前提だけに良く考えられています。

75haisen

 床のプリント基板にはライトの点滅スイッチが付いていて、重連の時などにライトが消せるようになっています。モーターの上のものは、天井裏に付くライト用のダイオードの付く基盤との接点になるもので、車体をかぶせると自動的に回路が構成されます。車体を外してのメンテの際に配線を気にしなくて良いわけです。

 車体の赤が乾いたので、屋根を塗りました。東北の交流機では一般的な、雨どいの内側全体とランボードの上面が黒というパターンにしました。メーカー完成品では屋上の取り外し屋根だけを黒く塗ってあるのがほとんどなので、だいぶ雰囲気が違って見えます。

75yane

 九州のED76などでは取り外し部分だけ黒、ランボード上面は車体色だったりしますから、これはやはり地域的な特徴なのかもしれません。ED71もこれと同じ塗り方をしている写真がありました。

 マスキングテープをはがす時に塗装が剥がれることはなかったので、その点に関しては、このプライマー、問題なさそうです。

 細部の色入れはこれからですが、取りあえずちょっと車体をかぶせてみました。

7505

 GMの赤2号は、こんな感じです。交流機の色、完成品ではもっと黒ずんだ赤で塗っているものが多いですが、実際に見てみるとあの色自体が褪せやすいのか、ピンク色っぽくなっているものが多かったですね。この上からつや消しクリアーを吹けばもっと枯れた感じになると思います。管理人が旅の道中で出会った75、ということなので、国鉄の色見本帳や完成品の色に合わせる必要などないのです。

 次は車体細部の色入れです。

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2008年1月28日 (月)

【カツミのED75】車体の塗装に入りました

 下回りに続いて、いよいよ車体の塗装にかかりました。前にも書きましたが、今回はアサヒペンのスプレー式プライマーのテストというのも目的の一つです。塗料の方は、色合いが気に入っていて作業がラクなGMの缶スプレーを使います。国電の色といい、この赤2号といい、程よくさめた色合いで、国鉄時代のイメージを出すのには良いかと思います。

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 スプレープライマーを吹いて乾燥させた後、赤2号を吹いたところです。並行して床周りの部品にも取りあえず指定色を吹いておきます。

 このプライマー、割合さらさらした感じで乾燥も速く、ディテールが潰れやすいということもなさそうです。あとは上塗り塗料との相性ですね。

 下回り、塗り終わったものから順次組み立てていきます。電装も一緒に進めて、一通り塗り終わったところで走行テストをやろうと思います。モーターが外から見えても不自然ではないように淡緑色(今回はGM#34)で塗りましたが、車体の内側も同様に塗っておくと印象がよくなります。

7502

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2008年1月27日 (日)

【カツミのED75】仕上げの検討

 台車部分の基本的な塗装が出来たED75ですが、車体の方をどう仕上げるか検討を進めています。先日古いネガファイルをひっくり返してみたら、700番台ですが、何気なく写してあるのを何枚か見つけました。近日中にCD化してパソコンで使えるようにしようと思います。

 今考えている車体の塗装イメージ、こんなのがいいかな、と考えています。

75775

 これはお客様が持って来られたエンドウの700番台です。カツミ・エンドウの完成品はどうも艶がありすぎるとおっしゃる方も多いのですが、これはそれをどうするか、ということで手を加えた実験車なのです。大胆にも車体全体につや消しクリアーを吹いたのですが、東北の交流機のあのカサカサした雰囲気が思いの外出ました。ウエザリングは特に施していないのですが、これだけでもかなり違います。基本的にはこの線で行こうかな、と考えています。

 余談ですが、700番台の飾り帯が正しく表現されている完成品無いですね。実車は一般型と異なって飾り帯の材質が変更され、銀色も塗装によるものになっていますから、見た目の感じがずいぶん違うのです。白く塗られたナンバーとあわせて再現するとなお良くなりそうです。

 さてそれとあわせて今日は75が出来たらどんな客車を引かせようか、1980年の国鉄車両配置表を眺めてみました。この頃になると面白みのある車種はかなり整理されていて、ぼつぼつ50系も姿を見せていますが、東北地方ではそれでもまだ旧型客車が本線の普通列車の主役でした。地域性が感じられるものとしては、スハ33がまだ3両残っていたりします。スハ32の台車をTR47に変えたものです。製品ではまず出てきそうも無いですが、台車を差し替えるだけで形式が増やせるちょっとオイシイネタではあります。オハ46などのような43系の派生形式なども簡単に出来ますから、混ぜ込んでおくと列車の編成がリアルになるかな?などと妄想しています。

 75の列車の横に並べるものは良いものが1つあります。

Jyuukan

 あまりにも有名な縦貫鉄道のレールバスですが、野辺地からしばらくの間は東北本線と並行していたので、75との出会いとかもありました。管理人が始めてこれを見たのは確か1978年の夏、初めて北海道へ渡った帰りだったと思います。この時は行きが奥羽本線経由だったので、栗原電鉄の絡みで石越までは乗っていた東北本線の残りの区間は青森方からつぶすことになりました。そして野辺地の駅に列車が止まると向こう側のホームにぽつんと止まっている姿を見ることが出来ました。

 その後、北海道へ行くときにここを通った際にその姿を見ることはありましたが、実際に乗ったのはそれから10年以上経過した1989年のことだったと思います。気にはなっていたものの、やはり東京からは遠く、あそこまで行くとやはり北海道に惹かれてしまうということもあって、なかなか行かれなかったのですが、秋の連休を使って訪ねてみたのです。乗ったことがある方ならお分かりいただけると思いますが、走り出すと、停車中の軽快なアイドリング音からは想像も出来ない凄まじい乗り心地と、車窓に広がる北海道を思わせる漠とした風景がとても印象的でした。終点の七戸からは十和田観光電鉄の十和田市まで行くバスがあったので、まとめて見ることが出来ました。

 その頃にはもう旧型客車はありませんでしたが、普通列車は依然としてED75牽引の12系2000番台または50系の客車列車でした。その後ほどなくしてこれも701系交流通勤型電車に置き換えられ、東北方面への旅行も足がすっかり遠のいてしまいました。

 そして、今度のダイヤ改正では、北海道新幹線工事の間合い確保を理由として「北斗星」も減便になります。風の便りに聞くところでは、「夢空間」も廃車になるとかで、いよいよ客車と言うジャンルそのものが消滅しそうです。75の引く旧型客車に丸一日揺られて、途中駅の入場券を集めたり、駅弁を食べたり、車掌さんとおしゃべりをしたりしながら北海道を目指した列車の旅は今なお心に残っています。効率と利益最優先のJRでは列車の旅を楽しむことさえかなわないのかもしれません。新幹線が青函トンネルを通るようになれば、鉄道で北海道へ行くのなら、新幹線かロングシートの通勤電車のどちらかを選べ、ということになるのでしょう。

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2008年1月24日 (木)

【カツミのED75】塗装を始めました

 台車や車体の手直しが出来たのでいよいよ塗装です。機関車に限りませんが、バラせるところは全部ばらして作業をします。今回は例のスプレープライマーのテストをするということもありますから、分解できたら各パートごとにさっそくプライマーを吹きます。

Primer

 車輪などは適当な容器にプライマーを出して筆塗りした方がやりやすいと思います。車輪はタイヤを塗りつぶすと俄然落ち着いた感じになります。

Mp

 踏面にはみ出した部分は最後にまとめて除去します。実物のタイヤ側面が輝いているのはお召し牽引の時くらいですから、これはぜひやりたいところです。

 ばらした各部分にプライマーを吹き、乾燥したら所定の色を塗ります。

Daisha

 台車もこんな風に完全にばらして塗装しますが、この台車はかなり立体的なので、塗装に際しては吹き残しのないように注意します。また枕バネには本物のスプリングを使っていますから、目詰まりさせないようにします。

このスプレープライマー、ここまでの感じでは割合霧が細かく、乾燥も速いな、という感じです。はがれにくさや塗装後のひびわれなどにも注意して様子を見ようと思います。

Shatai2

 車体もばらしましたが、今日のところは手付かずです。機関車は複雑な形ですから、分解するのも結構手間ですが、細部の塗り分けなど、ばらした状態の方がやりやすいのです。

 取りあえず乾燥したので、部品をなくさないようにするためにも、ここで台車を元通り組み立てておきます。

D2

 タイヤ側面を塗るだけでずいぶん落ち着いた感じになりました。ウエザリングは床板に取り付けてからの方が良いでしょう。

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2008年1月23日 (水)

【カツミのED75】モーターの塗装

 ウエイトに続いては、同じく車内中央に収まるモーターの塗装です。

M01

この機関車で使用するモーターです。かなり大きい上に、外装が銀ですので明かり窓から覗いた時にギラッと輝いては興ざめです。端子やシャフトの部分をマスキングしてプライマー、淡緑色を吹いておきます。

 ちなみにこのモーター、ED71でも同じものを使用していますが、平坦線ではブラス客車12両を引く力を持っています。

7501_2

 並行して進めている車体の手直しもだいぶ進みました。これが完了したらまた分解していよいよ塗装です。分解した時に台車のブレーキロッドなど、軟らかいために曲がってしまっている部分の修正も行います。

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【カツミのED75】初サンポール!

 なかなか塗装が始まらないED75ですが、信号炎管やドアの取っ手をつけたので、今日は初めて便所の洗剤サンポールで洗浄しました。普通だったらそのまま塗装へGO!のはずですが、今回は着工から2ヶ月の間、いい加減なクレンザー磨きしかやっていなかったので全体がかなり錆っぽくなってしまい、ハンダ付けが不良の箇所を見つけにくくなっていました。というわけで、サンポール洗いの後クレンザーで磨きました。

7501

 錆が落ちると余分なハンダや隙間が残っている箇所などがはっきりしてきます。

7502

 側面は特にエアフィルターにハンダが詰まっていないか注意します。最初の頃に比べると余分なハンダもだいぶ少なくなって、だんだんすっきりしてきました。

 さて今回は塗装に際して新しい資材を使ってみようと思います。

Primer

 今まではマッハのシールプライマーを使っていましたが、これが卸売り中止になってだいぶ時間もたちましたので、もう問屋さんにも在庫がありません。何か代わりになるものがないか探していて見つけたのがこれです。下塗り塗料の場合、上塗り塗料との相性の問題がありますから、その辺を見極めておく必要があります。スプレー式なので、粒子が粗かったりすると仕上がりに影響します。一方で作業を簡素化できるメリットはあります。

 とりあえず運転台やウエイトを先に塗ったのは、その辺の確認をしたかったからなのですが、今のところ特に問題はなさそうです。実際の使い勝手などについては、このあと逐次ご紹介していきたいと思います。

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2008年1月21日 (月)

【カツミのED75】塗装前の最終調整

 退院直後から始めたED75もいよいよ塗装が近づいてきました。引き続き塗装前の手直しをやっています。最初は指の動きがあまり良くなかったのですが、やって行くうちにだんだん細かい動きが出来るようになってきました。手のリハビリの続きという思わぬ効用もあったわけですが、そんなわけで、今見ると最初にやった部分などやはり直したいところも出てくるわけで、今回はそういうことにも時間をかけて進行しています。

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 あと塗装前につける部品は、信号炎管やドアの取っ手くらいです。屋上の高圧配管と碍子は塗装後にネジ止めです。車体のハンダ落としもだいぶ進みました。細かく入り組んだ部分はキサゲ刷毛を使用するのですが、やはり最低条件として左手できちんと車体を保持してやる必要はあります。

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 屋上もハンダの盛り上がった部分はほぼ除去できました。この辺は目立って進んだ気になれない作業ですが、塗装すれば手を抜いたのが一発でばれますから、丁寧にやる必要があります。

 さて、前回は運転台の塗装をやりましたが、同じく車内に付くウエイトにも色を塗っておきます。

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 側面の明かり窓を通してチラチラ見えるものですから、これは機械室に設置されている機器に見立てて淡緑色に塗っておきます。機械室中央に陣取るモーターも同様に塗っておくと良いかもしれません。

 そんな作業と並行して、フィニッシュに使うナンバーなども用意しました。

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 キットに入っているものはこのような形状で、何だかブロック式のような形状です。ED75のM型であればやはり文字が独立したものにしたいところです。昔売られていたエッチング抜きの文字をハンダ付けするものは結構大変なので、今回はこれを使うことにしました。キットのものは、区名札やメーカーズプレートなどを活かせばよいわけです。

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 TOMIXのプラ製ED75用のメタル転写ナンバーです。割合厚みがあるので結構感じは出ますし、裏に糊の付いたシール式ですので作業もやりやすいと思います。

 さて、ここで一つ問題があるのですが、東北地方の交流機のナンバー、銀ではなく、白に塗られています。形式に関係なくみんなそうなのですが、今回は何とかきれいにこれを表現できないか?と今いろいろ考えています。

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 鉄道博物館のこれなんかも白になっています。700番台は飾り帯も銀の塗装なのですから、ナンバーも銀で塗ればよさそうなものですが、きっと何か理由があるんでしょうね。

  ちょっと気になっていた重連用の車体側のジャンパ栓受け、700番代になると両側なんですね。現役の700番台の写真を見ると、ジャンパ栓本体は、2エンド側になっているのが殆どですが。模型をいじっているとどうでも良いようなところに目が行くようになって、こうした実物展示も結構楽しめます。

 東北地方全域で主役として活躍したED75も、もう旅客列車の先頭に立つことはありません。貨物列車もEH500の大量投入でED75はすっかり影が薄くなりました。華やかな特急街道だった東北本線で旧型客車による長編成の普通列車を黙々と牽引していたのも、もう遠い昔のことになりました。そんな列車で遠く北海道を目指した管理人にとって、やっぱりこの機関車ははずせないものなのです。

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2008年1月17日 (木)

【カツミの]ED75】運転台の塗装

 今日はちょっと趣を変えて運転台の塗装です。完成品の場合、コストのこともあって、運転台などはライトグリーン一色に塗ってあるものが多いのですが、今回はこんな風にしてみました。

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 手元の写真やビデオを見ると計器盤周りは濃い目の青緑、仕切りは薄い青緑という具合に運転室の中も1色ではありません。プラモデルなどではこうした塗り分けは良く行われていますが、鉄道模型の場合、動けばわからないから、ということで、軽く見られがちです。簡単でよいので塗り分けをしておくと、覗き込んだ時の印象が格段によくなります。折り返しの時にどうするか?ということはあまり考えないで、ヨーロッパ製品のように機関士のフィギアを乗せたりすると、機関車が活き活きとして見えるようになります。

 いずれにしても、既製の完成品とは違った観点で仕上げることでリアリティーが出てくることは多いものです。Nゲージでも最近は白色LEDの照明が一般的になっていますが、あれなども車内がかなり明るくなるので、座席などに色を入れるととても効果的です。

 手を加えると中古に出す時に値段が付かないなどと言って、最近ではアンテナやインレタさえも取り付けない傾向がありますが、完成品でもどんどんいじった方が楽しめると思います。砂糖や大豆の商品取引をやっているのではないのだし、買ったものでもっともっと楽しんでほしいと思います。

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2008年1月15日 (火)

【カツミのED75】ウエザリングの検討

 げんた様から、客車のウエザリングについてのコメントを頂戴しました。ウエザリングは効果的ですが、やりすぎるとただ汚いだけになりますし、実物を良く見ていないとうそ臭い物になってしまいます。

 例えば旧型客車の場合、古い車両だからと、ひたすら汚してある作例を見かけますが、実際には廃車寸前でもない限り、そこまで汚い車両というのはなかったと思います。ウエザリングというのは感覚的なものが大きいので、全体の雰囲気をつかむことが大事だと思います。

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 この写真を見ると機関車も客車も古いものですが、客車の外側はお客が乗るだけにきれいに手入れされていますが、機関車の方は何となく埃っぽい感じで、車体の真ん中には組合のスローガンが書かれています。また客車を見ると、これはオハフ33の戦後タイプですが、屋根がキャンバス張りのものですから、車体は艶があるけれど屋根は完全なつや消し、しかも殆ど黒に近い色をしています。このあたり、既製の完成品では無視されていることが多いのですが、こうした艶のメリハリに気を配るだけでリアリティーが向上します。

 自然な仕上がりを求めるには、こうした旅人目線で見た印象を表現するというのも良いかもしれません。

 旅客が乗るのに結構汚れているのは地方の中小私鉄にはありがちでした。こうしたところでは自動洗車機もありませんし、鋳鉄制輪子を使っているので、車体全体がうっすらと鉄錆色になっていたものです。

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 この例では、全体を本来の色で塗った後、シンナーでごく薄く溶いた赤茶色を車体全体にエアブラシでふんわりと吹き、最後につや消しクリアーを全体に吹いてカサカサした感じを出してみました。ブレーキシューの鉄粉は局所ではなく、車体全体にふんわりかかるわけですからね。

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 床下も同様にして、黒なんだか茶色なんだかわからないあの感じを出してみました。これは旧型客車の下回りにも使えると思います。トイレの排水管に引っ付いたトイレットペーパーの残骸なども結構目立ちましたから、表現するのも面白いかもしれません。

 さて、本題のED75もそんな旅人の目線で見た印象を再現したいところです。交流機の場合、架線をこすったくずで屋上が黄色っぽく汚れているのを良く見ますが、その前に大事なのは、赤という色が退職しやすい色であり、なおかつ機関車ということで外側の手入れはあまりよくない、という点だと思います。ねぼけたピンク色っぽくなっているものが多かったと思います。つや消しコートで仕上げてカサカサな感じにするのもよさそうです。

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 本体のハンダ落としと修正はだいぶ進んできました。 何度か分解・組み立てを繰り返していくうちに、この機関車のクセみたいなものも見えてきました。もうひとがんばり修正をやればいよいよ塗装に行けそうです。

 そういえば昨日書店でこんなものをみつけました。

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 すでに何作か出ている貨物列車のDVDですが、うまい具合に今回はED75がたくさん出てくる仙台ネタです。足回りの汚れ方などを見るのに結構役立ちます。75ももう旅客の先頭に立つことはなくなりましたが、貨物の世界でもEH500の大量投入ですっかり影が薄くなっているようです。

 

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2008年1月14日 (月)

【カツミのED75】小物パーツの取り付けとまだまだ続く手直し

 久しぶりに75の続きです。まずは例のホイッスル、早速取り付けてみました。パーツ単体で見ると今度は逆に細すぎるかな、と思ったのですが、付けてみると悪くありません。

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 この機関車の場合、屋根の上にごちゃごちゃといろいろなものが付いていますから、1つだけ大きい部品があるとそれだけで屋上がうるさい感じになってしまいます。今回使ったのはエンドウのロスト製のものですが、パーツのストック箱をかき回してみたら、他にもプレス製(ホイッスル本体はなし)のとか何種類か出て来ました。

 恐らくプロトタイプは同じなのでしょうけれど、大きさはまちまちでした。この辺は感覚的な要素が大きいので、自分の見た印象に照らしてチョイスするというのもありですね。

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  乗務員ドア下のステップも付きました。あとは引き続きキサゲをやりながら取り付け具合の悪いところの手直しです。左手の細かい動きを回復させるべく、リハビリの続きということで始めたわけですから、特に最初の方の工程では左手が自由に使えなかったこともあって、不良箇所が出てしまいましたが、やっていくうちに手の動きもだいぶ自由が利くようになって来ました。なので、ここでもう一度丁寧にチェックしておく方が良いと思います。

 今日の手直しは、前回に続いて2エンド側の車体裾部分を直してスカートの収まりを良くしたのと、運転席側窓上の水切りのハンダ付けに隙間が残っていたので、これを埋めることでした。塗装すると思い切り目立ってしまう部分なので注意しなければなりません。

 こうした気長な作業を通じて、荒削りだったものがだんだんきれいになっていきます。

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2008年1月10日 (木)

【カツミのED75】パーツのアレンジ

店の片づけをやっていたら、カバー付きのホイッスルパーツが出てきました。そういえば昔撮影した映像と比べてもキットのはちょっとごついかな?と思えたので、ちょっと差し替えて見るのも面白そうです。

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 特に特定ナンバーにするわけではなく、あくまでも耐寒型の最大公約数的なものを目指していますし、スーパーディテールではなく、旅人の見た75の印象を再現しようというわけですから、全体のバランスを見ながらいろいろアレンジしてみるのも意味がありそうです。さっそく次の休日にでも試してみようと思います。

 そして、今回は病気のこともあって最初は左手の動きが悪く、作業が進むに連れて指の動きがよくなってきたわけなので、最初の方の工程でやった部分は手直しをしたい箇所がいくつもあります。途中で手直しができる安心感があるのがブラスキットの良さですが、そために今回細かい指の動きが厳しいかなと思ったにもかかわらずチャレンジする気にもなったし、どうにか完成に持ち込めそうなところまでこられたのだと思います。

 病気などで思うように動けなくなれば、やはり気分的に落ち込みますし、感情的にもなりやすいものです。利害を抜きにして没頭する趣味の時間はそうした心を癒してくれます。部品の話から始まってその車両が活躍していた時代のことなどに話題がひろがっていったりします。

 今はインターネットの普及で、完成品でエラーがあったりするとまるで鬼の首でも取ったかのように叩くような風潮がありますが、自分で直せる程度のものであれば直してみるくらいの大らかな気持ちで楽しみたいものです。

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2008年1月 8日 (火)

【カツミのED75】上回りの組み立てがほぼ出来ました

 11月中旬の退院直後から始まったED75の組み立て、上回りのハンダ付けがほぼ終わりました。まだキサゲ作業がありますから、それに支障するドアの取っ手などは一番最後にハンダ付けします。

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 仕上げのキサゲ作業をやりながら、曲がったりゆがんだりしている部分の修正をやるのはもちろんですが、およそ全体の姿を現したのですから、このあたりで実車の写真などを見ながら細部をアレンジしてみるのも良さそうです。屋上機器の間など、結構ハンダが残っているところがあります。取り除きにくいところですが、塗装をすると思い切り目立ってしまいます。

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 こういう場面で重宝するのがマッハのキサゲ刷毛ですが、しばらく前に卸をやめてしまったので、手に入りにくくなったのは残念です。

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 管理人の場合、前にも書きましたが、この手の国鉄型に関しては、写真を撮るというより、こういう列車に乗ってどこかへ旅をするという方にウエイトがかかっていましたから、あまり写真が出てこないのですが、いろいろ探してみると、客車列車の雰囲気を残すつもりで撮影したビデオが出てきました。発車の待ち時間で機関車の細部も写っています。奥羽線から移ってきた700番代になる前のものなので、M型が先頭に立っています。そして、ビデオですから、停車中のシーンもあの変電所のような音がしていますし、走り出せばツリカケの豪快なサウンドが響き渡ります。さすがに客車はもう50系になっていましたが、機関車の資料としては結構使えます。

 そして、画像を見ているといつしか、あの客車の旅の世界に引き込まれていきます。そう、この75もあのビデオに出てくるイメージで仕上げたいと思います。やはり実物あっての模型ですから。

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2008年1月 7日 (月)

【カツミのED75】床下ディテール工作

 車体の組み立て作業も大詰めに近づいてきました。退院後の第一作ということもあって、基本的に素組で行くということでしたが、それで十分すぎるくらいのディテールが付いています。組みやすいキットではあるのですが、かなり細かいパーツもあって、ちょっと厳しいかな、とも思ったのですが、やっていくうちに手先の細かい動きもだんだん戻ってきました。

 さあ今日は久しぶりに前に進みます。残りの部品もだいぶ少なくなってきましたので、このあたりで残っている部品を再確認してハンダ付けすべきものを付け忘れないようにします。塗装後に取り付ける部品は別に分けてなくさないようにします。

 まとまった部品があるのは床下の空気関係の配管とその関連のものです。床下機器自体はだいぶ前にベース板に組み付けましたから、いわば仕上げの作業ということになります。

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 エアタンクに出入りするパイピングは折り曲げ済みです。ソフトメタルパーツへの取り付けは接着剤を使います。チリコシはロストパーツで、床下機器のベース板にハンダ付けです。こうした細かいパーツがいくつか付くだけで模型としての密度がだいぶ濃くなります。

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 今日はそれとあわせてスカートの収まり具合を調整しました。これまでどうも浮いた感じになっていたわけですが、その原因を追いかけてみると前面部分の車体裾、台枠部分の一段へこんでいるところの組み付けが不十分で車体から浮いていることが判明しました。さっそく修正してスカートを取り付けてみると、今度はばっちりです。何しろ手作業に手作業を重ねるわけですから、誤差も出ますし、見落としもあるでしょう。おかしいと思うところが出たらこうしてチェックし、問題の箇所を直しておくことがきれいに仕上げるコツです。スナップ式のプラキットのように5分や10分で完成するものではありません。ならば、やはりこういった手戻り工程も丁寧にやりたいものです。

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 メーカーのカツミさんのHPを見ていたら、有楽町店の情報に、「よんさんとうの頃の列車をお買い上げの方にプレゼント」という企画をやっているようなことが書いてありました。そうか!ここのところ国鉄型がだいぶ出てくるようになったけれど、キーワードは「よんさんとう」だったんですね。

 ご承知の通り「よんさんとう」とは昭和43年10月の白紙ダイヤ改正のことですが、この時に東北本線の全線電化が完成しました。全国的に特急列車が大増発されるなど、華やかな改正でした。上野-青森間は583系になった「はつかり」がおよそ8時間で結んでいました。

 583系や485系といった現在もなお残っている国鉄型特急電車はこの頃に登場したものですね。昭和20年代末から開発が始まった交流区間用の電車もこの頃になると周波数ごとに形式を分ける必要もなくなり、決定版的な車種が続々登場してきます。多数の形式が登場した交流機関車もED75・ED76あたりが決定版として以後大量に増備されることになります。

 国鉄が輝いていた時代の最後を飾るダイヤ改正になってしまいましたが、「名車」と呼べるものもたくさん生まれました。「よんさんとう」をキーワードにするとすれば、次は何を出してくるのでしょう?

 この時代、模型の方はNゲージはまだ出はじめで車種も少なく、HO(16番)が主役でした。カツミ・エンドウあたりはその中でも中心的存在で、当時最新型だったこれらの特急電車から国電に至るまで様々な車両を発売していました。今と違って車体はドアまで一体プレス、全体にあっさりとした構成でしたが、当時の少年ファンを魅了するのには十分な魅力を持っていました。今ここで、当時発売されていた車両群をリニューアルして発売すれば、国鉄への郷愁とともに、大人になった当時の少年ファンを再度狂喜乱舞させることが出来ると思います。鉄道模型は子供のおもちゃではないということで値段も高く、そうそう買ってもらえるものではない、ということで、少しずつ、少しずつ揃えるような楽しみ方をしていたんですね。それが何十年も続く息の長い趣味へとつながって行ったのです。

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2008年1月 4日 (金)

【カツミのED75】屋上機器取り付け穴のボーリングが出来ました

 正月休みは結構雑務が出来てしまって、75もあまり進みませんでしたが、とりあえず屋上機器の取り付け穴のボーリングが終わりました。

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 ED75の一般型はご存知の通り屋上の複雑な機器群も見せ場の一つです。ブラスモデル場合、こういった部品は一体成形というわけにはいきませんから、このように個別のパーツをハンダ付けしていきます。高圧線の碍子はこれらの機器にネジ止めするようになっていますが、場合によってはハンダ付けのときにこの穴を埋めてしまうことがありますから、パーツが一通り付いたところで確認します。埋まっているところはドリルやタップを使ってボーリングしておきます。塗装後に碍子を乗せようとしてネジ穴が埋まっていたりすると厄介なので、この時点で修正してしまいます。せっかくきれいに塗れた車体をドライバーで傷だらけにしないためにもこれは重要です。

 一つずつチェックしていると、最初の頃使っていた使い勝手の悪いコテでハンダ付けしたところの付き具合が不良なところが何箇所か出てきました。何しろパーツが多いですから、こういうことは起こるものとして、途中でチェックする必要があります。

 手直しの箇所も出ましたから、あとはまたキサゲです。側面のエアフィルターはエッチングですからハンダを拾いやすいのですが、もしハンダが流れ込んでしまった場合、キサゲ刷毛で気長にこすってやるときれいに復活します。

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 このあたり、極めて地味な作業ですが、こうした作業を地道にやるか、手を抜くかで仕上がりが全然違ってきます。模型というのは正直なものです。

 ここまで出来た全体像はこんな感じです。

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 最近ではレイアウト?の完成品までありますが、すぐに遊べるのも結構ですが、なんだかすぐに飽きてしまいそうです。自身の手でいじって完成させたものというのは不思議と飽きません。作者の思い入れが詰まっているからなのでしょうけれど、そういった部分が殆どなくなってきているのはちょっとさびしい気もします。

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2008年1月 3日 (木)

【カツミのED75】引き続きキサゲ

年末は商品の動きが活発です。地方への発送も多くなりますが、こういうときに限って「荷物が届かない」といった問題が沸き起こってきたりします。去年は半年近くも休む羽目になってしまい、12月中旬からようやく再開したわけですが、店内の機器が故障したりと余計な仕事が続々と出てきました。それに加えて棚卸などもあって、かなりパニックな感じになりました。体の動きもまだ100%ではないので、こういう状況になるとかなりきついのですが、慌てるとろくなことになりません。とりあえず急ぐものから順番に処理して、ようやく一息つきました。まだやることはありますが、それはこの後、店を開けてからまた順番にやることにします。

 そんなわけで、正月にまとまった作業をするつもりだった75は足踏み状態ですが、今日はまたキサゲ作業の続きをやりました。「色を塗ればわからないだろう」と思えるような部分は実際には逆で、色を塗るとますます目だってしまいます。作業自体は気軽に取り掛かれるので、ここ最近のように忙しい時にはお誂えという感じですが、時間をかけて丁寧にやることで損をすることはありません。完成した時のイメージを思い浮かべながら作業をするのは割合良い気晴らしにもなります。

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 今は主に車体に付いたハンダの除去ですが、そんな作業を繰り返した結果、側面はだいぶきれいになりました。あとは先頭部分です。ハンダ付けするものは殆ど終わっていますので、来週は一度モーターを載せて試運転できれば良いな、と思っています。

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2008年1月 1日 (火)

【カツミのED75】年末年始の作業は・・・

 退院とほぼ同時にスタートしたED75も1ヵ月半を経てだいぶ形になってきました。プラスチックの完成品のようにスナップ式にパチパチはめ込んで完成するものでもありませんし、完成した後も長く付き合うのですから、現時点で最高の出来栄えを目指したいものです。子供の頃、プラモデルを組むのに早く完成した姿をみたいということで、あわてて組んで失敗した経験のある方もいらっしゃると思いますが、模型というのは本来、製作にかかる時間を楽しむ、という要素が大きいものなのです。なので、、この75が年越しになったというのはあまり問題ではありません。

 店のほうもようやく再開することが出来、年末の繁忙期ということもあって、75をいじる時間も取りにくかったのですが、年末年始の休みを迎えてまたまとまった時間が出来てきました。先般の病気のこともありますから、暴飲暴食は何としても避けなければならないわけで、そう意味でもこの75は良い時間つぶしになります。

 全体のまとめの段階に入って、細部の修正作業が続きます。ハンダ付けをしているうちにネジ穴にハンダが流れ込んでしまうということは良くあります。昨日はそうした部分の手直しを行いました。

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 この機関車では、特に屋上のロストパーツにネジ穴があるものが多く、また碍子の台もエッチングの本体に挽物のネジを切ったパーツを組み合わせる構造ですから、どうしても穴を埋めてしまいがちです。でも、それを恐れてハンダを少なくしすぎると後でぽろっと取れて泣きを見ることになります。穴を復活させる方法を覚えておけば、心配せずに作業が出来るようになります。

 この機関車では、車体と床の止めネジはΦ1.4、屋上の碍子関係はΦ1.2のビスが使われています。従ってこの寸法のタップと完全に埋めてしまった時用に0.8、1.0のドリルを用意しておきます。

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 1.2、1.4のタップはホームセンターなどであまり見かけませんが、新宿の東急ハンズにリーズナブルな価格で売っているのを発見しました。

 穴を復活させる作業では、ピンバイスを目いっぱい活用すると作業が楽になります。

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 ドリルだけでなく、タップもこんな風にピンバイスにくわえてしまいます。車体アングルのネジ切りであればこれで十分です。ネジ穴が完全にハンダで埋まっている場合は、先に下穴の寸法のドリルで穴を開けますが、これもピンバイスで十分です。ハンダは軟らかいですから、すぐに貫通します。その後、ピンバイスにくわえたタップでネジ切りをすればネジ穴は見事に復活です。

 一番いけないのは、穴が埋まったからといって、いい加減な寸法のドリルでボーリングしたり、ドライバーなどで穴をぐりぐりやることです。こんなことをすると穴が大きくなりすぎて元に戻せなくなってしまいます。

 スカート部分も、干渉する部分のハンダを削除し、ネジ穴を元に戻して付け直しました。隙間が消えてぴったり合うようになりました。こうした部分は塗装すると余計目立つようになるので、手を抜けないところです。

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 今月中には塗装まで行けそうな感じになってきましたが、先を急ぐことはしません。塗装もまた、あの北への旅でお世話になった75のテイストを持たせるべくひとひねりしようと思っています。

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2007年12月25日 (火)

【カツミのED75】運転台の組み立て

 今日はクリスマスですが、前にも書いたようにこのあと御用納めの日ぎりぎりに出る新製品がいくつもあります。そして、ブラスモデルの世界では今まで温めていたものをボーナスで一気に買う、というパターンが結構ありますから、店としてはまだまだ忙しい状況が続きます。今日は店休日ですが、そんなわけで問屋さんを覗いたりで1日が終わりました。

 毎日少しずつ進行しているED75、主な部分の組み立てが大体出来たので、今日は運転台です。ネジ止めと接着ですから、今日みたいに時間が中途半端なときにはお誂えの作業です。

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 塗装済みのエッチングのベースに運転台と助士台をネジ止めし、座席を接着するだけです。今回は運転台も細かく塗ってみようと思い、先にベースに取り付けることにしました。単体だと案外塗装しにくいものです。

 運転台の本体は、既製品だとベース板のような明るいウグイス色になっているものが多いのですが、実際にはもっと濃い、黒っぽい感じのグリーンです。そして座席は国鉄標準のあのブルーです。あまり目立たない部分ですが、そんなところにも気を配ってやると窓から覗き込んだ時の印象がだいぶ変わると思います。

 さて、写真でもわかるように今回は運転台の下に尾灯用の電球ケースがあります。最近は機関車でも尾灯が点灯するようになっているものが多いですが、単機のときは両側、客貨車を牽引しているときは左側だけという具合に点灯のパターンがいくつかあります。余分なスイッチを取り付けるスペースがない75の場合、ちょっと悩むところですが、シーンとして一番ありがちな客車などを引いている時の設定で左側にだけ電球を入れてみようかな、などと考えています。

 機関車本体の方も少しずつ修正が進んでいます。まだスカートの合わせの修正が終わっていませんが、とりあえず車体をかぶせてみるとこんな感じです。

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2007年12月24日 (月)

【カツミのED75】ジャンパホース類を取り付けました

車体の組み立てもそろそろ大詰めに近づいてきましたので、この辺でまだ残っているハンダ付けパーツを全部つけてしまうことにしました。

 引っ掛けて変形させやすいジャンパホース関係が中心です。それに関連する栓受けも取り付けていなかったものがあるので、付け漏らしがないように、図面をよく見ておきます。とにかくパーツ点数が多いですから。

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この辺のパーツが付くとスカート周りが俄然密度の濃い感じになってきます。重連用のジャンパ連結器は2エンド側だけですから、これで1エンド、2エンドの異なる表情が出てきます。とりあえずくっ付けたというところですが、このあとホースの曲がり具合などをかっこ良く整形してやります。完成品を見ていると良くホースがぴんとまっすぐになっているものがありますが、実物の機関車はそうではないですね。完成品でもホースの曲がり具合を修正してやるとずいぶん印象が変わります。

 このED75では、その関係のパーツはほとんどロストワックスなので変形していることも多いですから、手直しついでにやっておきます。

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 屋上の方も、最後にネジ止めするもの以外をハンダ付けすることにしました。接着面積が少なくて接着では強度が出しにくそうなパーツもあります。塗り分けに関してはプラモデルの細部塗装の要領で面相筆で色入れをして行けばよいと思います。

 このあと屋上に空気碍管を取り付け、動力装置を組み込んで試運転という段取りになります。もちろんその間にキサゲ作業やまだ済んでいない部分の修正も行いますが。

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これは今の時点での1エンド側です。だいぶ75らしい、密度の濃い雰囲気になってきました。ちまちましたパーツを根気良く取り付けることでリアルな表情が生まれてきます。どんなに精度の良い金型を使うにしても一体成形では無理な部分ですね。こうした手間をお金に換算したらどうなるの?というのが完成品のお値段と解釈していただけば良いと思います。

 ここまで来ると、75の停車中の、あのフォーンという音が聞こえてくるようです。しんしんと降る雪の中、暖房のきいた客車の中は暑いくらいで、窓ガラスはびっしょりと汗をかいています。静寂の中にあの75の音が聞こえてきます。やがて汽笛が鳴って列車が動き出します。誰もいない先頭の客車の中に豪快なツリカケの音が響いてきます。列車は雪の中をひたすら北へと向かいます。そんな冬のみちのくの旅のシーンが思い出されてきます。いつの間にか消えていった古い客車にもまことに味わい深いものがありました。

 模型をいじっているといろいろなことが思い出されます。キットの場合には、そんな旅の中で出会った75のイメージを再現するというのも可能ですね。模型というのは買ってきておしまいではないのです。

 

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2007年12月21日 (金)

【カツミのED75】キット製品紹介

 そろそろクリスマスも近づいてきました。年末年始は模型がよく売れる時期ということで、各メーカーともこの時期を目指してまとまった新製品を投入してきます。Nゲージなどは毎年の事ながら12月28日に問屋着などといったかなり露骨な?スケジュールが組まれていたりします。地方への配送などがありますから、年末ぎりぎりまで結構忙しくなるわけです。そんなわけで、リハビリのOT(作業療法)の続きみたいな意味も含めて進行中のED75の製作もちょっとお休みです。

 退院した後さっそく始めたので、抜かしていましたが、ここでこの製品の詳細をご紹介しておきます。

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 今回は1000番台の前期形と耐寒型と呼ばれるヒサシつきのグループの前半のタイプの2種類です。

 機関車本体はいずれも55000円(税抜き)です。別途購入するものは台車、ギアボックス、モーター、ジョイント、パンタグラフといったところです。台車は工作記事にもあるようにダイキャスト(900円)とロストワックス(17800円)があり、製作者の方針で選んでいただくようになっています。ギアボックスはエンドウの機関車用MPギア・ボックス動輪WB31mm(11000円)、モーターはEN22(2000円)、パンタは天賞堂のPS101(3300円)が指定になっています。連結器はケイディーの5番またはエンドウのナックルカプラーを使用します。

 車体本体はしっかりしたプレス加工、ディテールはプレス、エッチング、ロストワックスなど真鍮パーツが中心で、床下機器や運転台関係などにソフトメタルが使われています。基本的にハンダ付けで組み立てる構造になっていますから、瞬間接着剤などで組み立てることはできません。

 工作記事にもありますように、かなり熱を食うロストワックス部品がたっぷり入っていますので、車体の組立には100Wのコテが必須です。

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 電車や客車などと違って密度濃く部品が付きますから、この大きなコテを要領よくさばく必要があります。ハンダを付けすぎず、かつ確実に接合することが求められます。

 完成品の販売を前提にしているので、パーツ同士の合いも良く、構造も良く考えられているので、工作がたっぷり楽しめると思います。最近は16番の国鉄型も海外生産のプラスチック製品が増えていますが、老舗メーカーの国産ブラスモデルには模型としての基本を押さえた魅力が一杯です。

 あっさり組むもよし、特定番号にするもよし、作者の好みで味付けできるのもキットの魅力ですね。久しぶりに出てきた電気機関車のキットです。そうすぐには完成しませんが、年末のお休みにでもチャレンジされてはいかがでしょうか?模型というのは買うだけではなく、自分の手でいじるのが楽しみの大きな要素だったはずですから。

 

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2007年12月18日 (火)

【カツミのED75】手直し

 一部まだつけていないものもありますが、ここまでで気になった部分の手直しと、並行して全体をいったんまとめてみる作業を行いました。これだけパーツが多いと作業途中に取れたり破損させてしまう部分が出ることもあります。そういった部分を直しながら今日はスノープロウを取り付けてみました。

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 スノープロウ関係のパーツはネジ止めですが、これらは先にスカートに取り付けてからスカートを床に取り付けると楽です。プロウ本体は肉厚が比較的薄いロストですから変形に注意します。

 この写真ではまだ途中ですが、手すり類の曲がりや歪みも直しておきます。

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 意外に変形させたり折ったりしやすいのがヘッドライト横の屋根と一体で鋳造されている手すりです。ロストなのでかなり軟らかいですから、気が付かないうちに、ということもありがちです。少しくらいならピンセットなどで修正できるでしょうけれど、派手に曲げてしまったときは真鍮線を植え直した方がすっきりします。完成品の組み立て合理化のためなのでしょうけれど、ロストが万能というわけではない例です。結構見落としやすい部分なので注意が必要です。

 ヒサシ付きということもあって、スノープロウが付くといかにも東北の機関車という感じになってきますが、これを見ていると、以前カツミでやっていたEF71あたりも現代水準のものが欲しくなってきます。

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2007年12月17日 (月)

【カツミのED75】そろそろ全体のまとめへ

7501  引き続き反対エンドのスカートを組み立てました。引っ掛けやすいジャンパホース類はあとから付けるとして、そろそろ全体のまとまり具合をチェックする段階です。各パートごとに組み立てた部品をネジ止めするようになっていますが、余分なハンダが残っていたり組み立てに歪みがあるときれいにまとまりませんので、この辺で一度各パーツを取り付けて具合を見るのです。不具合な箇所を発見した場合は、この時点で直せばOKです。塗装した後ではえらいことになりますね。

 床下機器もユニット式になっていますから組み立てて取り付けてみました。配管など細かいパーツはこれからですが、台車の間が埋まって前後のスカートとあいまってぎゅっと締まった感じになってきました。

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 屋上もあとは塗装後に取り付ける高圧配管だけですから、ここで再度余分なハンダを削り落としておきます。全部つけた後では削れなくなりますので。しかし、いつの間にか交流機らしい屋根になってきました。

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 こんな風に組み立ててみて全体の傾きなどもチェックしておきます。 このキットの場合、厳密な寸法出しが求められる部分の位置あわせについては作業しやすいような配慮がなされていますから、致命的な歪みなどは出にくいと思います。この写真はまだ部品を寄せ集めただけで未修整ですが、大きく修正するところはあまりなさそうです。写真に撮ってみると肉眼で見落としている要修正箇所が見つけやすくなります。

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【カツミのED75】今日はこれだけ・・・

 とりあえず年末ということで、店舗の方を再開しましたが、機器の故障など、余計なトラブルもあって75のほうはあまり進みませんでしたが、先日組み立てた一端のスカートを仮に取り付けてみました。

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 まだスノープロウが付いていないので昔九州にあった300番台のようにも見えますが、 こうしてスカートが付くとだいぶ雰囲気が出てきます。あとは2エンド側のスカートを組み立てればまとまったハンダ付け作業は一段落つくことになります。修正などをして余分なハンダが付いているところがあるので、一区切り付いたところでまたキサゲ作業を集中的に行う必要があります。

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2007年12月14日 (金)

【カツミのED75】スカートの組み立て

 キットの説明では車体に一通りのパーツが付くと、次は何故か運転台に行くのですが、後の工程を考えれば、ここはハンダ付けの作業をまとめて終わらせておいたほうが良さそうです。まとまったハンダ付けがあるのは後はスカートくらいです。

 スカートはEF65の初期型のように総括重連をやらない形式でかつ暖房関係の機器を搭載していない機種であればきわめてシンプルですが、75の場合には総括制御による重連を行う上に、客車に暖房の電源を供給していますから、スカート周りはかなり複雑です。何本ものエアホースやジャンパ栓が並び、さらにはエアホースのコック部分だけのものも並んでいます。

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 スカート本体は、100号機までの特徴である裾が丸いタイプですから、 かなり大きなロストパーツです。ジャンパ栓ヤエアホースなどもロストパーツなので、完全につけるにはかなり熱をかけなければなりません。しかし、あまりじっくり加熱すると先に付けたものがぽろぽろ取れたりします。コテの当て角度を微妙に調整して熱の渡る量を調整するのですが、これはもう感で行くしかないでしょう。ある意味このキットの中で一番難しい部分かもしれません。ロストパーツの常で、キサゲ刷毛などで接合面を磨いておきます。

 この写真では電気暖房や重連用のケーブルが未取り付けですが、引っ掛けたりしやすいのでなるべく後で付けるのが良いと思います。一通り付いたらホースやコックのハンドルをかっこよく修正しておきます。

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 仕上がりをきれいにするために、すべて裏からハンダ付けしますが、先に全部差し込んで一気にどばっとハンダを流すわけにはいきません。あくまでも1点ずつつけるようにします。この部分もディテールの見せ場の一つですから、気を抜かずに丁寧に作業する必要があります。

 もう少しするとメーカー完成品が出ます。TOMIXのプラ製品とかぶるネタではありますが、こんな風にできているということを念頭において見ていただくと、ブラスモデルならではの魅力を感じていただけるかと思います。

 

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【カツミのED75】付けては削り、付けては削り・・・

引き続き屋上のディテール工作が進行しています。作業的には特に難しい部分はないのですが、とにかくロストパーツが多いのでぽろっと取れたりしないようにしっかり取り付ける必要があります。パーツによっては接合面が小さいものもありますから、説明書では塗り分けのために塗装後に接着することになっているものも、この時点でハンダ付けしておいた方が良いと思えるものもあります。

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 基本的には車体の内部から取り付け足の部分をハンダ付けするのですが、ものによっては隙間を埋めたりしなければならない場合があります。とにかく複雑な屋根ですから、部品を取り付けるごとにハンダを削る必要があります。 一気に全部付けてしまうと削れなくなってしまいます。このあたりが同じブラスモデルでも電車や気動車などとは勝手の違うところです。

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2007年12月12日 (水)

【カツミのED75】引き続き屋上の組み立て

 引き続き屋上の作業が進行しています。ED75の一般型は、やはり屋上の複雑な配管や機器類が一番目につくところですが、良質なロストパーツが多用されていますので、とても細密な感じになりそうです。今日は排風ダクト関係の残りや汽笛などが付きました。

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 複雑な屋根らしく、先に付けたパーツの上にさらに別のパーツが付く箇所もたくさんありますから、パーツを取り付けるたびにキサゲをかけないとハンダが削れなくなってしまうところも出てきますから注意します。 また、主変圧器室の屋根に乗るダクトは、大きなロストパーツの屋根にこれまた大きなロストパーツのダクトが載りますから、接合面はあらかじめワイヤーブラシなどでよく磨いてハンダが回りやすいようにしておきます。コtテも容量が小さいとパーツに熱を吸い取られてハンダが流れませんし、うっかりするとコテ先がパーツにくっついてしまいます。100Wのコテが必須になってきます。

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 そのあたりのパーツが付くと上のような感じになります。長時間停車で停止していたブロワが発車ベルが鳴り始めると再び動き出して、風を噴出す音が、さあ、いよいよ発車するぞ、という雰囲気を醸し出していました。東北本線は大幹線ですから、少なくともED75と旧型客車の時代には無人駅はほとんどなく、従って発車の合図も車掌の無線ではなく、ホームの駅員が機関車にブザーで合図を送っていました。汽笛一声、列車が動き出すと、ホームの放送が「飛び乗りはおやめください」と繰り返していました。到着の時には「列車が良く止まるまでお待ちください」と言っていましたね。

 東北線は割合遅くまで旧型客車による普通列車が残っていて、ラッシュ時間などはこのED75が単機で乗客を満載した堂々12両もの客車を牽引したりしていました。貨物列車には後補機がついた福島~金谷川など、長編成の普通列車は40km/h程度のスピードしか出ず、モーターの音を高らかに響かせて懸命に勾配をのぼっていたものです。ドアを開放したデッキまで満員でしたが、毎年必ずといっていいくらい、走行中の列車から転落して死亡する者が出ていました。今だったら国土交通省が何を言い出すかわかりませんが、当時は駅長名で出される手書きの大判ポスターでデッキ乗車をしないようにと言って終わりでした。

 郡山を過ぎると一転して車内は閑散として福島を夕方のラッシュに出た列車もこのあたりまで来ると、外はすかり日も暮れて、車内の明かりだけが空しく光っているという風情になりましたが、これが壁がニス塗りで白熱灯照明の車だとしっとりと落ち着いた、なかなか味わいのある空間になったものです。東京に帰る私にしてみれば、あと1時間で客車の旅も終わって、黒磯からは3時間もの長い115系の区間に入るということで、ちょっとさびしい感じのするシチュエーションでもありました。白河をはさんで黒磯までの福島・栃木県境のあのうら寂しい人家のあかりもまばらな車窓がいっそうさびしさを盛り上げていたように思います。

 今はほとんどが無人駅になってしまったこの区間も、当時はすべてが有人駅で、駅長のブザー合図で列車が発車していました。列車が動き出すと駅長が直立不動の姿勢で列車が見えなくなるまで送っていたのが強く印象に残っています。

 だんだん75らしくなってきて、いろいろなことが思い出されてきます。しかし、今はもう75の旅客列車ない、んですね。模型の工作にはそんな楽しみもあります。

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【カツミのED75】屋上機器の取り付け

 使い慣れたハンダゴテになって作業もしやすくなったので、今夜はかなりねばってしまいました。続いては屋上の大きなパーツの取り付けです。屋上機器は、碍子が挽物、碍子の台がプレス+エッチング、、断路器や排風ダクトなどはロストワックスです。韓国製の模型ではディテールは何でもロストワックスにする傾向がありますが、ロストが万能というわけでもありません。適材適所ということでパーツの工法が使い分けられているのが国産品らしいところです。

 ロストワックスは鋳物の塊ですからどうしても熱を食いますし、鋳造時のワックスが残っていることがあるのでワイヤーブラシでこすって落としておかないとハンダがつきにくいことがあります。

 鋳物ということで、溶かした真鍮を流し込むわけですが、流し込み口の部分が尻尾のように残っています。

Yuguchi

 プラキットの「ゲート」と同じようなものですが、きちんと切断して切り口をきれいに仕上げておかないと取り付けられないことがあります。プラパーツと違って修正には時間がかかりますから、ハンダゴテの電源を入れる前に1ブロック分のパーツを仕上げておくのが良いかと思います、

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 しばらく前まで、ELのこうしたパーツはダイキャストやソフトメタルが多かったのですが、やはりロストのほうがディテールがきれいですし、ハンダ付けができるので脱落の心配もありません。この部分のダクトが左右に分かれているので、50~84号機であることがわかります。

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 屋根の上も少しずつ賑やかになってきました。プラキットと違って車体に付くディテールはすべて別付けということで、相当な手間がかかりますが、出来上がればやはり一体モールドにはないリアルな立体感が出るものです。

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2007年12月11日 (火)

【カツミのED75】屋上小部品の取り付け

 いつものハンダゴテが来たところでさっそく屋上の続きです。ED75というと屋上にたくさん生えている碍子や高圧配管を思い浮かべますが、その前に取り付けておく部品も結構あります。

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 今回は屋根板の吊り下げフックやパンタの空気配管などを取り付けました。さすがに使い慣れているコテですと作業が気持ちよく進みますね。ここまでで組み立てた部分、中には使い慣れていないコテで作業したので、ハンダ付けが不十分な箇所もありそうですので、このあと一度チェックをしてみようと思います。塗装してからパーツが取れたりするとリカバリーにものすごい手間がかかってしまいますから。

 納得のいく仕上がりを得るためには手戻り作業にも手を惜しまないことが大事です。レイアウトにストラクチュアーを並べるような作業でも同じことが言えます。どのように並べればリアルになるか、ということで何度も並べ直してみたりすることによってだんだんリアルになってくるものです。

 模型というのは、本来じっくり時間をかけて楽しむものだったはずです。今はインターネットの普及もあって、お客様がメーカーの発売情報などに引きずり回されてしまっているような感じになってしまっていると思います。鉄道模型は鉄道趣味の中の1ジャンルなわけですから、たとえば小さなレイアウトセクションであれば実際に訪ねて印象に残ったところのエッセンスをたっぷり取り入れて、作者として薀蓄を語れるくらいのつもりで製作ができれば、それこそが模型を通じて得た「癒しの時間」ということになると思います。

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2007年12月10日 (月)

いつものハンダゴテを・・・

 再開に向けてこまごまとした準備が多く、慌しい感じになっていますが、今日はED75の組立に使っているコテを今まで使っていたのと同じものに変えてみました。

 ED75に関しては、手の感触を取り戻すと言う重要な目的があるのですが、取りあえず用意したハンダゴテが今までと違うものだったので、どうも使いにくい感じがしていました。

 銅のコテ先で100Wと書けば同じものになってしまうのですが、小手先の微妙な太さの違いやコーティングの有無などで、使った感じは全く違ってしまいます。

Kote

 これは店の近くのホームセンターで常時手に入るものの中では最も使いやすいということで前から愛用しているものです。ハンダゴテはストレスなく使えれば作業能率が向上し、仕上がりもきれいになります。模型工作ではこうした感覚的な部分が結構大事だったりするものです。

 感覚的な話といえば、昨日のレール掃除の時にレールクリーナーがないことに気が付いたのですが、何となく近所のドラッグストアにある衣類用のベンジンが使えないかな?と思って試してみました。機関車の後のポリ瓶がそれです。

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 結果はすこぶる良好、たくさん入っていて経済的で、取りあえずは満足の行く結果を収めました。半年間も放置されていた車輪の汚れなど、一気にきれいになって、走行がとても滑らかになりました。でも、Nゲージのように塗色が印刷で表現されている部分が多いものの場合、色落ちするかもしれません。

 ちょっと困った時に、こんなものが使えないかな?という感覚を養っておくと意外に助かる事があります。模型と言うのは、そういったマニュアルにない部分の工夫などで頭を使う要素がたくさんあるのです。

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2007年12月 6日 (木)

【カツミのED75】側面から屋上へ

 カツミのED75、引き続きキサゲをやりながら新たなパーツが少しずつ付いています。今日は屋上のパンタや碍子台関係のCの袋を開けました。

C

 特にパンタ台は前後とも似ていて間違いやすいですが、識別点は穴の大きさです。ネジ止め用のリングが入る前用の方が穴が大きいので、最初により分けておくと良いと思います。

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 車体の方は、乗務員ドアの手すりまで付きました。いかにもキサゲの途中と言う感じですが、だいぶ細密な感じになってきました。屋上のダクトなど大きなパーツはまだ先の工程です。

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 工程を見ると、この後しばらくは屋上関係が続くようです。

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2007年12月 4日 (火)

【カツミのED75】手すり類の取り付け

7501  カツミのED75、再び車体の方に戻って、現在は手すり関係など車体側面の工作が進んでいます。手すり用の線材は折り曲げ済みですから、取り付ける位置に気をつければ作業はどんどん進みます。正面の誘導員用のものなど結構目立ちますが、プラと違ってかなり細い径のものに出来るので、シャープな感じに仕上がります。手すりが立体的だと奥行き感が出ますし、光が当たった時に影も出来て実感的になります。何を無駄な事をやっているのかね?と思われる方も多いかと思いますが、模型が実物を縮小して再現するものである以上、やはり手を掛けてやるほど良いものが出来ます。機械で量産するものの場合、どうしてもその辺に限界があります。

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 運転席側面の水切りは車体にツメを差し込んで位置を出しますが、隙間が残るとおかしいので、全体に軽くハンダを流しておきます。板厚を見せる表現方法を取っているのでこれまたシャープな感じです。だいぶ「耐寒型」らしい精悍な表情になってきました。

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 全体の進み具合はこんな感じです。見せ場の屋上はこれからです。

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2007年12月 2日 (日)

【カツミのED75】初めて線路の上に・・・

 カツミのED75、台車を一通り組み立ててレールに乗せてみました。まだネジ止めはしていないので車体が浮いていますが、かぶせてみた感じでは特に問題になるところはなさそうです。

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 車体のディテールもまた少し進みましたが、ここでまたハンダ落しです。 まだ床下機器やスカートがついていないので、台車が随分大きく見えます。機関車は車体がもともと扁平な上に車輪が大きいのでその分台車も大きいですから、全体のバランスを考えれば手を抜くわけに行きません。

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  まだまだ作業は続きますが、取りあえず線路に乗ると、進んだような気になれますね。ここまで約半月、一気にやるのではなく、細切れの空いた時間にでも少しずつ進めるのが完成への近道です。一気にやろうとすると作業も雑になってよい結果が出ませんから。

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2007年11月30日 (金)

【カツミのED75】台車の組立と調整

 台車に一通りパーツを取り付けたら、ギアボックスを取り付けてみます。

Mp

 ギアボックスはエンドウのMPギア機関車用Aを使います。値段だけ見ると高く感じますが、静かにスムーズに走ることや耐久性に関しては文句なしです。パーツとして常時入手できるので、メンテナンスの面からも安心できると思います。

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 さて、この台車はたくさんの部品で構成されていますから、一通り組みあがったらギアボックスを組み込んでパーツが当たったりしないか確認します。当たる箇所があると走行に支障するだけでなくショートします。特にブレーキ関係の部分はタイトなので、注意します。プラ製品と異なり、台車全体に通電しますから、試運転の時にショートするようであれば、まずこの辺を調べると原因が出てくることが多いものです。

 しかし、ダミーながら枕バネに実際にスプリングが入ると結構かっこよく見えます。どうでもいいようなところにちょっとこだわるを入れてみるだけで見栄えがぐんと向上します。模型と言うのは単純に製造コストとか値段だけで割り切れるものではないと言う事ですね。

 当たっているところやパーツの曲がり(ロストパーツは特に細いものなど曲がりやすい)などを修正したら床板に取り付けてみることにします。

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2007年11月29日 (木)

【カツミのED75】台車が来ました。

 カツミのHPに予告されていたロストのDT129出ています。台車だけで17800円とは結構なお値段ですが、このED75は完成したら店のレイアウトで走らせて、最近の若い方があまり知らない16番ブラスの機関車の走りを見ていただくとともに、走らないときはショウケースにディスプレイしておくつもりです。ですから、ディスプレイしたときの重厚感と走行を両立させなければなりません。

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 今日は気分を変えて、早速届いた台車の組立にかかりました。車体の方も塗装する前に一旦台車を履かせて水平などをチェックする必要があります。

 ロストワックスといっても韓国製品のようにいくつもの原型を組み合わせて全体を一発で鋳造しているわけではありません。キット形式ですからハンダ付けで組み立てる必要があります。ロストパーツの常で湯口が残っていますから、まずこれを切断して切り口を処理してから組立にかかります。

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 パーツ構成は上の絵の通りですが、枕バネはダミーながら本物のスプリングを入れるようになっています。ロスト同士のハンダ付けが多くくっ付きにくいと思いますが、セオリー通り接合面を予め磨いておくと作業が気持ちよく進みます。

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 取りあえず今日は一番上の写真のように揺れ枕、ブレーキ引き棒、引張棒あたりまで取り付けました。各パーツの位置決めが非常にやりやすいのは車体と同じです。

 この台車の良い点は、真鍮製なのでハンダ付けが出来ることですが、特に台車に付く乗務員ステップなど、ダイキャストに接着ではどうしても場所と形状の関係から取れやすいので、その点も頭においておくと良いと思います。

 台車だけで結構な部品数ですが、やはり手間を掛ければそれだけ見ごたえも出てくるものです。湯口削りなど、下ごしらえに時間がかかったので、この続きはまた明日以降にします。

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2007年11月28日 (水)

【カツミのED75】だんだんディテールがついて来ます

 引き続き車体の組立が進行しています。細かいパーツが多いのですが、1つ付くたびに75らしくなってきます。

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 電気暖房の表示灯もなかなか良い形です。昔、客車で旅行した時にホームでよく眺めたポジションですが、まだ取り付けていない部品も多いのに、かなりそれらしい香りを放ち始めました。

 ここまでで気が付いたのですが、ヘッドマークを掛けるフックがエッチングでやや弱い感じです。特にディテールがあるパーツではないので、片側は同じくらいの幅の洋白帯板を整形したものに置き換えて比較してみようと思います。どちらかというと完成品の組立優先と言う感じの部分ですが、完成後にヘッドマークの着脱で折れたりすると始末が悪いので、いじってみる価値はありそうです。

 どうやら台車が出来たようなので、近いうちに持って来ようと思いますが、やはり車体がこれだけ凝った造りなので、、台車も旧製品の時に作られたダイキャストのものではバランスが取れないし、機関車が可愛そうです。模型と言うのは全体のバランスが大事ですから、ここはロストワックスの台車を使うことにします。機関車は真横から見ると電車以上に台車部分の比率が大きいですから、効果的だと思います。

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 修整をしながら進行しているのでスローペースですが、機関車の場合には車体に付くパーツも多いですから、慌てない事が第一です。

 この機関車、完成品もごく少数出ることになっています。TOMIXのプラ製品とかぶることを気にする向きもありますが、模型としての商品カテゴリーが違いますから、その辺はあまり気にしなくて良いかと思います。あとは値段がどうなるか、ということですが、キットの価格設定からみれば完成品も極端に高くなることは無いと思います。

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2007年11月27日 (火)

【カツミのED75】ランボードの取り付け

ED75,次はランボードです。ランボードは足の部分と踏み板の部分を貼り重ねますが、やはり長いものだけに波打たないようにします。貼り合わせの位置決めは屋根への取り付け足の部分の出っ張りが目標になります。

 ランボードを車体に取り付ける前に説明の通りランボード下を通る雨どいを取り付けておきます。その後ランボード本体は車体のスリットに差し込んでハンダ付けします。

 特に難しい部分ではありませんが、隙間にハンダが詰まると見苦しくなるので、ハンダの量には注意したい部分です。

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 この微妙に浮いた感じはプラスチックではなかなかすっきりと表現しにくいものです。ランボード関係まで取り付け終わるとこんな感じです。

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 まだこの状態だと直流機とあまり変わりませんね。

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2007年11月25日 (日)

【カツミのED75】屋根の組立

 ED75、ここからはいよいよ本格的にディテール工作に入ります。最初に屋根部分から始めますが、ED75は複雑な屋上が見せ場になりますから丁寧に焦らず作業を進めます。実物で取り外し式になっている部分の屋根は別パーツです。屋上機器の穴などいくつか目標がありますので、それに合わせて位置を決めます。位置が決まったら、波打ったりしないように側面からハンダを流し込んでおきます。

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 次に主変圧器室の屋根ですが、これは巨大なロストパーツですから、予め接合面を確認してその部分をワイヤーブラシなどで磨いておくと付けやすくなります。

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 これは穴に落とし込んでつけるようになっていますから、裏からハンダ付けすればOKです。

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 一通り出来たら、ここでまたキサゲを行います。この後は細かいパーツがたくさん付きますので、後からでは削れなくなる部分も出てきますので。

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 屋根板にはボルトの表現もありますから、キサゲ刷毛などを使って仕上げると良いと思います。気の遠くなるような感じがしますが、プラ製品のようにパートの人がパチパチとはめ込んですぐに出来てしまうものとは異なる重厚感はこうした手間から生まれてきます。

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 少しずつ形になってきました。焦ってもすぐに完成するものではありませんが、せっかく買ったものなら、じっくり時間をかけて楽しむのも良いと思います。製作者のこだわりなんかも盛り込むと、既製品とは一味違ったものになってさらに楽しめるでしょう。買ってくるだけでは完結しないのがキットの面白いところですね。

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2007年11月24日 (土)

【カツミのED75】いよいよディテール工作

 車体の大まかな形が出来ましたので、いよいよディテール工作に入ります。説明書に示された作業手順もよく吟味されていますので、これに沿って進めて行きます。

 最初にキャブインテリア取付板Bをつけて起きます。直流電車のパンタ台みたいなパーツです。表に出るものでもないので取り付け忘れたりしがちですが、塗装が終わって最終の組立をしようと言う時にこれがないと運転台が取り付けられません。ネジ止めでパーツを固定するものですから、接着では強度不足ですし。

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 天井のスリットに差し込んでハンダ付けするようになっているので作業は極めて簡単ですし、正確な位置決めが求められる部分だけに確実に位置あわせが出来るようになっているのもカツミ製品ならではの配慮です。

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 その次に今度はツララ切りを取り付けます。50~100号機の象徴的な部分です。これもスリットに差し込んでハンダ付けしますが、スリットがオデコと車体の合わせ目にありますので、どうしてもツララ切りが斜めになりやすいものです。「泣き顔」や「怒り顔」にならないように丁寧に作業します。

 次に尾灯枠を取り付けます。穴に差し込んで表面からテープで仮止めして、裏からハンダ付けします。標識灯の円板が廃止された昭和40年代前半の標準的なタイプですね。今回は点灯するようになっています。年中単機回送というわけにも行きませんから、客車や貨車を連結している時のように左側だけ点灯させるのも面白いかもしれません。

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 だいぶ感じが出てきました。昔だったら尾灯枠も車体一体のプレス表現でしたから、同じメーカーなのにずいぶん変わったものです。

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 下のものはだいぶ前に動力装置の入れ換えなどをしてレストアした旧製品です。同時期に出たEF64などとともに、天賞堂と同じ手法でプラ成形のはめ込み窓になっています。全体の印象は現行のものとかなり違っています。

 車体は交流機の赤につや消しコートをかけたものですが、実際に見た75の雰囲気にかなり近いので、今回もこんな色味に仕上げようかと思っています。

 上の記事の山陽本線ではありませんが、1980年代の前半頃までは、東北線あたりでも半日以上走り続ける長距離の普通列車は結構ありました。まだ「青春18きっぷ」が出はじめで今のように一般的ではなかったですから、あまり注目される事もなかったのですが、その殆どが旧型客車をED75が牽引するものでした。盛岡あたりまで行くと貨物の補機の回送を旅客列車でやっているのか、総括重連の普通列車もしばしば目にしました。主な駅では決まって10分、15分と言った長時間の停車があり、その時間を使って乗客も車掌もホームの立ち食いソバを食べたり、弁当などを買ったりしていたものです。そして、その傍らにはいつも、ブーンという音を立ててたたずむ赤い75の姿がありました。

 今では長距離の普通列車でも長時間の停車と言うのはほとんどなくなってしまいましたが、75をいじりながらふとそんなことを思い出しました。

 

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2007年11月23日 (金)

【カツミのED75】電球ケースの取り付け

 今日は電球ケースの取り付けと、昨日の車体裾の継ぎ目部分の仕上げです。

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 電球ケースはロストワックスです。こんなものまでロストにしなくても、と思われるかもしれませんが、丸パイプを裏から突き当てようとすると天井の低い機関車の場合、結構苦労することがあります。図面で見るとオデコパーツの裏側に組み合わせるようになっていますが、コテ先がちょっと届きにくそうです。実際にパーツを組み合わせてみると上のように車体に接する部分がかなり大きく取ってあります。ここでハンダ付けすれば楽に作業ができます。こんなところにも完成品の販売を前提にした配慮が感じられます。

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 ライトケースが終わったところで、昨日の台枠部分の続きです。波打ったり浮いたりしている部分を修正してから前後部分と側面部を結合させます。ヤスリで軽く削ったりしますが、最初に大きくカットし過ぎると、継ぎ目を埋めるのにものすごい苦労をすることになりますから、あくまでも少しずつ進めるというのが肝要です。継ぎ目を消してみると、だいぶ感じが出てきます。エッチングやプラモールドと違って段差がぱりっとした感じで表現されます。

 およそ車体の基本が出来ましたから、いよいよこの後はディテールパーツの取り付けです。機関車の場合、車体に付くパーツも多いですから、1工程ずつ丁寧に作業を進めるのが良い仕上がりを得るコツです。慌てたところでそう直ぐに出来るものではないですから。

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2007年11月22日 (木)

【カツミのED75】キサゲ作業

 大方車体の外形が出来ましたので、今日は余分なハンダを落とす作業です。7501

 ここまででも結構な数の部品が取り付けられているわけですから、余分なハンダもまた結構付いています。隙間埋めなどもありますから、単純にハンダを減らせばよいと言うものでもありません。

 機関車の場合、車体表面に付くパーツも多いですから、あとでまとめてやろうとしても出来なくなってしまいます。したがって途中の区切りの良いところでまめにキサゲ作業を行います。

 しかし、ここまででも既に入り組んだ感じになっていてどうしようか?と言う感じですが、マッハのキサゲ刷毛のようなものを使用すると入り組んだ箇所のハンダもきれいに落とせます。無理にヤスリで削ると、余計なところを削ったり、深い傷を付けて消せなくなったりします。

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 ちょっとこすればこんな風にきれいになってしまいます。汚れが落ちればハンダ付けが不十分な箇所とかも見えてきますから、修正しておきます。

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 エアフィルターもエッチング処理されているだけに余分なハンダを引っ張りやすいものです。ルーバーの隙間にハンダメッキしたように染み込んでいきますが、そのまま塗装すると思い切りバレます。

 これもキサゲ刷毛でこすってやればご覧のようにきれいに取れます。機関車に限らず、ブラスモデルをすっきり仕上げるコツはこうした仕上げ作業を丁寧にやる事です。模型は正直なもので、手を抜いたところはストレートに見えてしまうものなんですね。

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2007年11月21日 (水)

【カツミのED75】車体裾部分の組立

 ED75以降の国鉄交流電機の特徴として車体裾の段差があります。ED75では試作の2号機以降、車体外板を別組みして台枠と結合させる構造になったためこのような形態になりました。カツミの旧製品では車体にエッチングで表現していましたが、実物を見ると結構ラインがはっきりしているので、やや物足りない感じです。

 今回の製品では車体の裏側から別パーツを貼るようになっています。位置あわせがやりにくそうですが、位置決めがしやすいように工夫されているのはさすがカツミの製品です。

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 最初に貫通ドア裏にキャブインテリア取り付け板をハンダ付けします。車体裾から6.2mmという指示ですが、ノギスを当ててみると、ヘッドマーク掛けをよける角穴の上辺がこの位置です。穴に合わせれば良いわけですね。

 その次に前面部分の裾部品をハンダ付けしますが、これは前面の踏み板を逃げる部分が指定の1.9mmになっていますから、これを目標にします。

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 側面部分はこのようにアングルを兼ねた構造です。基本的には前後の部分と揃えるわけですが、乗務員ドアの下端と合わせるとぴったり行くんですね。取りあえず位置を決めたら中央から波打たないように取り付けますが、前後の部分は一番最後にします。なかなかぴったり合いにくいですが、平らにする必要がありますので一気につけてしまうと修正がやりにくくなってしまいます。

 ここまで出来た全体像はこんな感じです。

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 大きな部品が大体付いたので、この辺で一度ハンダ落しをやります。先ほどの車体裾の結合もそれと合わせてやることにします。

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 横から見ると、停車中にホームから眺めた時のイメージにだんだん近づいてきました。ダイキャストやプラスチックなら一発で出来るところに無駄な手間をかけているようにも思えるかもしれませんが、ブラスモデルの持つリアリティーは、実はこういうところから生まれるのです。やはり機械で量産されたものは、きれいだけれども冷たい感じがするものですね。

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2007年11月20日 (火)

【カツミのED75】今日も車体の組立

今日は乗務員ドアの取付を行いました。左右合計で4箇所ありますが、ドアノブや取っ手の関係でドアパーツは2種類ありますから間違えないようにします。

 このドアパーツ、下端部分を折り返して靴ずりを表現するとともに位置あわせがしやすいようになっています。でも小さいパーツですから傾きやすいし、斜めになると案外目だって見苦しくなるので、位置を合わせたらテープで仮止めをします。

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 窓の傾き具合などは表から見て調整するのが一番ですから、今回は仮止めにメンディングテープを使ってみました。セロテープのように加熱した時に糊が溶け出しにくく、凹部にもなじみやすいので使いやすいと思います。

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 これが一通りドアを取り付けた状態です。次は車体裾、台枠部分の段差表現ですが、これは寸法出し等時間がかかるので、次回にしようと思います。

 車体の基本的なディテールもこのように手作業で取り付けていくわけですが、作業の進行とともに少しずつ75の形になっていくのはやはりワクワクさせられるものです。

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2007年11月19日 (月)

【カツミのED75】引き続き車体の組立

 引き続き車体の基本的な部分の組立が進行しています。今日は側面のエアフィルターと正面の貫通扉の取付を行いました。プラの車体なら一発モールドされている部分ですが、ブラスの場合そうは行きません。昔のカツミのED75は側面のエアフィルターなど、車体にエッチングで表現されていましたが現代水準から見るとやはり物足りません。 今回のED75、こんな構造になっています。

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 先ず、ベースとして丸穴が5ケ開いた板をフィルター開口部にハンダ付けします。ハンダ付けするときに波打っていたりするとフィルターが踊ってしまいますので、車体に平らに付くように注意します。また上過ぎると明かり窓にガラスが入れられなくなりますので、この点にも注意します。

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 これがエアフィルターのパーツです。外側からベースに乗せるようにして裏からハンダ付けするわけですが、車体の開口部とこのパーツはどんぴしゃで合う寸法ですから、ベースに乗せるときに浮いたりしないよう、しっかり合わせて仮止めします。ベース板の浪打があると合わせようがないわけです。

 そのようなことに注意しながら取り付けていきますが、ハンダは車体内側から丸穴に流し込むようにします。多すぎるとフィルターのルーバーが潰れてしまいます。多少染み出した場合は、あとでキサゲ刷毛などで除去すればOKです。

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 正面の貫通ドアは下から1.5mmの指定ですが、車体にドアノブの穴やヘッドマーク受けの取り付け穴などの目標がありますから、これらを活用して位置を決めるとやりやすいと思います。位置が決まったら下端をどこか1箇所仮止めしてから正面の合わせ目に沿ってハンダを染み込ませるようにするときれいに出来るでしょう。

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 フィルターは片側を全部貼ったら乱れがないかチェックして、気になる部分があればその場で直しておきます。フィルター5枚分の模様の入った板を裏から貼れば良さそうですが、そうすると段差が大きくなりすぎます。それでこんな面倒な構造になっているんですね。

 メカニカルな姿の機関車では、こうした部分への気配りの有無で、模型の印象ががらりと変わってしまいます。客車の普通列車で旅行したことがある方なら、主要駅で度々設定されている長時間の停車の間、機関車を眺めて時間つぶしをしたことがあると思います。 今ではブルートレインさえも全廃の方向で、客車列車自体が消滅しそうな感じで、機関車をそばでじっくり眺める機会も少なくなってしまいました。

 フィルターを貼り終えた車体を眺めていると、ブーンというあの独特の音が聞こえてくるようです。

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2007年11月18日 (日)

ED75組立スタート

 いよいよED75の製作を始めました。模型をいじるのは本当に久しぶりです。いつものようにレイアウトで運転して楽しめ、飾って眺めても楽しめるものを目指します。そういう考え方で行けばディテールも充分なので、基本的には素組で行きたいと思います。以前レストアをご紹介した旧製品のED75とは全く違った内容で、「簡略製品のカツミ」の面影はまったくありません。手順についても解説が載っていますから、基本的にはそれに沿って進めようと思います。

 最初は、車体本体が変形しないように正面の突き当て部分を仮止めしてからオデコの部分をハンダ付けして車体を箱にします。

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 仮止めは合わせ目がきちんと合うようにしてから、車体下端をチョンと付ければ充分です。玉っころが出来てしまうとあとで貫通ドアを取り付けるときに苦労します。

 オデコはロストパーツですから、後に残っている湯口(プラキットで言えば、ランナーとパーツをつなぐゲートのようなもの)をニッパーで切断してからヤスリで仕上げます。ロストパーツはそのままではハンダが付きにくいですから、ついでに車体と接する面全体に軽くヤスリをかけておくと作業がスムーズになります。

 細密なロストパーツですのでヘッドライトや手すりまでも一体で造られています。取り扱う時に手すりなどを潰さないように、また、接合面をヤスリがけする際にライトケースを削って変な形にしてしまわないように注意する必要が有ります。

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 その一方で、鋳物ですから、プレス製の車体とは合いにくい部分もありますから、取り付けの位置決めは上や前からだけでなく横からも見て(ヘッドライトがまっすぐ前を向くように)行うようにします。耐寒型の場合には正面の窓にヒサシが付きますから、ハンダを流す時にはその取り付けスリットを埋めないように注意します。

 一通りハンダを回したら、ここでさっそくヤスリがけをします。機関車の場合、電車などと違って、車体にもたくさんのパーツが付きますから、後でまとめてと言うわけには行きません。手が入らなくなってしまいます。写真は鉄ヤスリでおよそ整形したところですが、ここでペーパーがけまでやっておきます。

 ここまでの作業で車体のおよそのシルエットが出来てきますから、くれぐれもゆがみやねじれが生じないよう、慎重に作業をします。

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 ここまでやった全体の姿はこんな感じです。プラ製品ならばものの何秒かでディテールの付いた車体が自動的に製造されるわけですが、ブラスモデルの場合、本当に機関車を建造しているような感じですね。プラ車体なら一体成形されるエアフィルターやドアなどもまだ付いていません。

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2007年11月17日 (土)

ED75いよいよ始めます

 引き続き部品の構成や組立の手順を検討しています。カツミのキットは組立参考写真や組立順序の解説も出ていますが、一番大事なのは全体のパーツ構成を最初に把握しておく事です。特にパーツを変更して特定番号にしたりと言う場合、これをやっておかないと全体がうまくまとまらなかったりします。

 さて、ブラスの電気機関車キット、最初はどういう形になっているでしょうか。一番わかりやすい車体はこんな感じです。

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 基本的に真鍮板をプレス加工したものです。ダイキャストのような鋳物ではありませんから、この時点ではディテールは殆どありません。前面や側面の窓は天賞堂のようなプラ成形品ではなく、一般的な塩ビを貼る方式ですが、前面用は曲面がきれいに出るようやわらかいものが使われています。プラ成形品はカッチリとした感じですが、厚みがあって平面も出しにくいので、窓ガラスがもやもやした感じになりがちです。Nゲージくらいの大きさであればそれほど気になりませんが、16番ともなると全体の印象に大きく影響してくるものです。

 ED75といえば700番台以外ですと複雑な屋上が見せ場になりますが、これも屋根板から始まって、碍子や排風ダクト等、全て別付けですから、最初はこんな感じで非常にあっさりしています。パンタグラフにしてもこの段階ではどうやってつけるのかちょっと見ただけでは見当が付きにくいですね。

Shatai3_3

 気になっていたパンタ、説明書を見ると天賞堂のものが指定になっています。キットはそんなにたくさんは出ないでしょうから、無理に新規に作るよりは活用できるものを利用するというのも一つの手ですね。

 全部でどのくらいのパーツがあるのかというとこんな感じです。あくまでも動力や台車関係を除いた車体まわりだけの分ですが、これだけあります。

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 袋を大きくしてみるとこんな感じです。

P2

  このようにたくさんのパーツを、殆ど「ムダ」とも思える労力を費やして組み立てていくわけですから、これを完成品で買うとすれば15万、20万と言われても無理ないですね。プラスチック製品にはない魅力はこうした手間から生まれてくるのです。

 そうすぐには完成しませんが、ED75の普通列車で北海道を目指していた時のことでも思い出しながら進めれば、楽しさは倍増しますね。

 

 

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ED75開けてみました

 カツミのED75、ようやく開けることができました。機関車の場合、ものによって部品構成や構造がかなり異なるので事前の検討は必須です。

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 カツミの場合、完成品を売るのが前提ですから、例えば機関士横の窓の水切りなどもツメが付いて組みやすくなっています。電球や窓ガラスなど、別売りにせず全部入れてあるのも親切です。ナンバーから耐寒型は前半製作のタイプと言う事になりました。説明書にはナンバーとメーカーの関係の他、新製配置区も示されています。

 半年ぶりですから、昨日は早速足りない道具などを買いに行ってきました。

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