2020年5月24日 (日)

クモハ32足回り ほぼ完成

 インサイドギヤ仕様で動力の入っていなかったクモハ32の動力化改造、部品が揃ったので一気に進行です。

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 基本的にLN15モーター+MPギヤ使用ですが、モーターホルダーはIMONの#EC115を使用してモーターを完全に床下へ追い出しています。ウエイトは国鉄型ということで車幅に余裕があるのでMPウエイトFを使用しましたが、モーターが下がった分、特にトンネルのモーター側がジョイントと干渉するので拡大しておきました。床下機器の関係で片側のウエイトを外側に取り付けましたが、台車の首振りを確保するため全長を多少詰めてあります。ウエイトの加工状況が見えるようにまだ塗装していません。

 床下機器はMPギヤ用の床下機器取付板を使いますが、あとから出た幅の広い#5506を使用しました。

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 MPギヤ初期からあるEN22対応のものより気持ち幅が広い程度ですが、これで床下機器の配置がずいぶんラクになります。細身のコアレスモーターの特徴が活きて来ます。床下機器はエコー製を使用しています。現状日光製が下請け工場の事情とかで入手が困難になっているので、これしかありません。エコー製品の良い所は、日光製品と違って全部のパーツに取付足があるので、接着取付でもある程度の強度が得られること、ホワイトメタル製なので何となればハンダ付けも出来る点でしょうか。難点は、CP(空気圧縮機)が裏まで作ってあるので、最近標準の床下伝動に対応できないこと、空気ダメが未だに挽物であるところでしょうか。

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 エコーのCP(空気圧縮機)です。Ak3形という形式で旧型国電で広く使われましたし、戦後戦災焼失の旧型国電を大量に使用した西武鉄道では部品として使い回されて、近年まで営業車で使用されていました。グループの伊豆箱根鉄道や近江鉄道では未だに現役で使用されているものもあります。確かに裏まで出来ていてカッコイイですし、あの「ウォーン ゴトゴトゴトゴト・・・」という音を懐かしく思い出される方もいらっしゃるでしょう。

 でもこのパーツ、床下伝動に対応出来ないだけでなく、CP本体を前後の枠で挟む3ピース構造なのですが、軟らかいホワイトメタル製なのですぐに歪みます。組み立てた後に床下伝動用に加工でもしようものなら木っ端みじんになります。パワートラック全盛の頃の設計だったと思いますので、仕方がない面はありますが、時代の流れに合わせてロストワックスにするとかのアップデートは必要だと思います。 

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 ということで、CPは元の床に付いていた日光のものを移植しています。裏側のCP本体を省略し、表から見えるCMの部分のみを表現しています。これならば問題ありません。似たようなパーツ、以前フクシマでロスト製のをやっていましたが、さすがにこれはもう入手は難しそうです。IMONで袋詰めし直したものでもあれば良いですが・・・。

 このような形で、取りあえず床単体で快調に走るところまで来ました。

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2020年5月16日 (土)

クモハ32動力車化

 インサイドギヤ仕様の床板で動力の入っていなかったクモハ32を動力車化して欲しいとのことだったのですが、在庫がなかった部品が届きましたので、スタートしました。

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 床板は、既存のものの開口部を埋める手間があるので、作業コストを考慮してエンドウのMPギヤ用床板を使用します。旨い具合に20m旧型国電用のものがあります。

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 先ずは元の床から台車を外します。DT12は日光モデルしか出していないので、これを使います。

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 MPギヤ化するには台車のボルスターをMPギヤ用にする必要があるので、台車も全部ばらします。ばらしついでに、黒メッキ仕上げの表面を黒く塗装して落ち着かせておきます。

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 モーターはEN22を使う設計ですが、このモーターは幅が広いので床下機器の取り付けが苦しくなります。最近の細身のLN12を使用して完全に床下取付とし、床の開口部はあとで上からプラ板を貼って室内灯が漏れないようにすることにしました。

 配線用と思われる小穴がIMONの床下取付用モーターホルダー#EC115と合う位置なので、これをM2.0のネジ穴に改造して使用しました。

 

 

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2020年5月10日 (日)

20年くらい前のキハ40、照明の更新

 しばらく置物になっていた20年くらい前に作ったキハ40を持ち込みました。

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 100代2次車を改造した700代にしてあります。LN14+MPギヤ方式なので走行は問題ないのですが、ライト類が従来の電球式、室内灯はエンドウのユニットライトB、つまり初代の白色室内灯で、中央部にある光源からプリズムで車内全体を照らす方式です。

 走らせてみるとこんな感じでした。Nゲージと違って、10年以上走らせてなくてもちゃんと走るわけですが、さすがにライト関係の点灯具合は見劣りします。

 尾灯もこんな感じです。貫通扉裏に設置した電球ケースからファイバーで導光しています。エンドウの完成品でも少し前まで標準だった方式です。
 線路状態が石北線レベルなので、揺れるたびにライトがチカチカします。何より12V球なので、この速度だとシールドビームなのに暗いのも不満です。室内灯も含めて、速度に合わせて明るさがあからさまに変わるのも現在では不満な点ですね。
 こちらは比較的近年に製作した1次車ベースの700代です。最近のライトシステムを取り付けています。
 
 尾灯はこんな感じで点灯します。極めて小さなチップLEDなので、電球ケースはありませんがそれぞれの裏側に接着してあります。
 2次車もデモ走行用に使用するのでライトと室内灯、それに連結器を交換することにします。これを作った頃は連結できる密着自連もなかったんですね。

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 ライトはモデルシーダーのMC207Dを使用します。

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 室内灯は同じくモデルシーダーのMC257、昼白色の蓄電式です。

 いずれも2本のコードを前後の台車に接続するだけで使用できます。

 従来方式と比べてどう違うのか、部品だけ見ても分かりにくいというお話もありましたので、映像を参考にしていただければと思います。

 日曜日の軽工作レベルですので、ぜひお試しください。このパーツは、非接触で安価な運賃でお届け出来るネット支店でお取り扱いいたしております。

ネット支店⇒https://ms-sagami.raku-uru.jp/ 

 

 

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スカ色旧型国電の屋根

 旧型国電も客車と同様、屋根が深いので屋根の色味は重要ですが、完成品では単純にグレーで塗られているものが多く、実際に目にしたものとはだいぶ印象が違います。

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 今回、スカ色の旧国に手を入れてみました。まだ途中ですから、足回りはそのままなのですが、屋根に錆と架線の屑をイメージしたウエザリングを施してみました。レッドブラウンを極めて薄く溶いたものをエアブラシで吹いています。地域差がありますが、架線の屑の赤っぽい汚れが目立つ場合は、黄かん色(湘南電車のオレンジ色)を同様に薄く溶いたものを加えると良いと思います。

 今の電車と違って、1両単位で管理されていたので、コンディションもまちまち、汚れ具合は統一しない方が自然です。

 豊橋駅で見かけた飯田線など、こんな感じだったはずです。小加工ですが、満足度は一気に上がると思います。先ずは不要な車体で試してみてはいかがでしょうか。

 

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スカ色旧型国電の屋根

 旧型国電も客車と同様、屋根が深いので屋根の色味は重要ですが、完成品では単純にグレーで塗られているものが多く、実際に目にしたものとはだいぶ印象が違います。

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 今回、スカ色の旧国に手を入れてみました。まだ途中ですから、足回りはそのままなのですが、屋根に錆と架線の屑をイメージしたウエザリングを施してみました。レッドブラウンを極めて薄く溶いたものをエアブラシで吹いています。地域差がありますが、架線の屑の赤っぽい汚れが目立つ場合は、黄かん色(湘南電車のオレンジ色)を同様に薄く溶いたものを加えると良いと思います。

 今の電車と違って、1両単位で管理されていたので、コンディションもまちまち、汚れ具合は統一しない方が自然です。

 豊橋駅で見かけた飯田線など、こんな感じだったはずです。小加工ですが、満足度は一気に上がると思います。先ずは不要な車体で試してみてはいかがでしょうか。

 

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2020年5月 4日 (月)

クモハ32修繕の続き

 40年以上前のピノチオ製クモハ32の修繕を続けます。ピノチオが旧国に力を入れるようになって、それに使う旧国用の緻密なパーツが出るようになってきた時代のものです。なので、この車体を組んだ人も恐らく部品の使い方が良く分かっていなかった面もあるようで、結構チャンポンになっていたりする部分もあります。今なら資料写真もインターネットでいくらでも出てきますが、当時はそうもいかなかったですからやむを得ないでしょう。

 この車体、中途半端に放置されていたようで窓ガラスが入っていません。完成品でも、この頃までは窓ガラスが入っていないものも結構ありましたが。でもこれでは廃車体のようです。

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 Hゴムに色を入れて窓ガラスを取り付けます。窓ガラスを入れるつもりがなかったのか、ガラス近くに追設されたディテール部品の取付足が処理されていませんでした。

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 ガラスが入って窓が反射するようになるだけでぐっと印象が良くなります。

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 取りあえず既存の下回りに被せて線路に載せてみると、だいぶ旧国らしい雰囲気になって来ました。Hゴムが多用されて目立つのが晩年期の旧国という感じです。

 屋根の色や窓ガラスが、ディテールパーツ以上に重要だということが分かります。

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2020年5月 2日 (土)

旧型国電の屋根

 実質放置プレイになっていたと思われるクモハ32の修繕が来ています。インサイドギヤ方式の床ですが、T車仕様、これを動力車化して今風に見せようというわけです。

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 先ずは車体からです。一番目立つ屋根に手を入れます。屋根布のダークグレー一色で塗り潰されていたので、屋上機器などを明るいグレーで塗り分けました。

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 さらに、レッドブラウンを薄めたものをエアブラシで吹きます。最後に屋根全体を艶消しコートで仕上げるとこんな感じです。

 もう40年以上も前のピノチオのクモハ32ですが、あの時代はようやくこのようなヘンな形式が出て来るようになったわけで、屋根の色など殆ど関心を示されていなかったですね。ようやく良い部品が出てきた時代でもあったのですが、まだそこまで詳しく分かっていない人が組んだのか、1枚幌用の幌枠なのに両側から突き当てる幌が付いていたりします。この辺りが、電車モデルも簡略製品から現代の精密製品への転換点だったのかな、という気がします。

 アングルの取り付けなども結構アバウトなのに、屋上の配管が緻密に出来ていたりと、結構アンバランスなところもあるのですが、何としてもMPギヤシステムで走るようにしたいところです。

 

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2020年4月19日 (日)

15年くらい前のキハ40-700

 15年くらい前に製作して、その後置物状態で殆ど走っていなかったキハ40-400を引っ張り出してきました。

 10年以上走っていませんでしたが、線路に載せると快調に走ってくれました。Nゲージだったら間違いなく動かないでしょうけれど。
 15年も前のものなので、電球式の暗いヘッドライトと青白い室内灯が気になります。外出自粛なので、直してしまいますかね。ちなみにこれは、キハ40-100代2次車(117~)ベースのものなので、側面の窓配置や台車が1次型とは異なっています。古いものも時代に合わせてアップデート出来るのがブラスモデルの良い所です。軽工作で気分転換といったところでしょうか。

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2020年4月 1日 (水)

表紙の写真

 古いネガをCD-Rに焼いたものがあるので、その中から引っ張り出してきました。

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 昭和50年12月の仙台駅前です。まだ市電が走っています。写真の100形は戦後登場した仙台市初のボギー車でした。この頃は、仙台駅を中心に長町・八幡町・原ノ町へ路線が伸びていました。北仙台へ行っていた路線は、これよりかなり前に廃止されています。

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 反対側から国鉄仙台駅を見たところです。東北新幹線開通に向けて、現在の仙台駅の建設が始まっていました。写真の200形は、100形に続いて登場したものですが、都電で言うと旧7000形の世代といったところでしょうか。

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 そして、これが仙台市電最終形式になった400形です。自動車の部品を多用してコストダウンを図った車で、都電で言えば8000形に近いコンセプトでした。ただ、写真の410号を含む中期の5両はカルダン駆動、仙台市オリジナル設計のマキシマム台車を履いているユニークな存在でした。意欲作っぽい割に直接制御だったりするのが田舎の電車という感じで、これはこれでなかなか味のある存在でした。ちなみに300形は木造単車の車体を2つ組み合わせた連接車だったそうですが、早々に廃車されています。

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 この頃の国鉄線は、というと。これは左沢線の羽前長崎駅です。キハ40系登場直前ということで、まだキハ17系が走っています。塗装もタラコ色になっていません。まだタブレットを使っています。朝の山形行き、夕方の左沢行きの1往復、DE10が牽引する客車列車もありました。今は無人駅ですし、走っているのはロングシートのキハ101ですね。

 山形と仙台を結ぶ仙山線、普通列車はED78が牽引する旧型客車を主流に一部気動車、急行「仙山」が455系、他に米坂線経由で新潟へ行く急行「あさひ」や陸羽西線経由で酒田へ行く急行「月山」がキハ58系気動車でした。地味な路線ながら、何気にバラエティーに富んでいました。

 今と違って、デジカメなどなく、フィルムも現像代も高かったですから、無駄にバチバチ写真など撮れなかった時代です・・・。

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2020年2月 1日 (土)

毒タンク モデルアイコンのタキ5450

 昨秋発売予定だったモデルアイコンのタキ5450、ようやく発売になっています。バージョンごとの納品ということで、お客さまご注文の分は納品しましたが、管理人が店レイアウトで使うつもりの分がようやく届きました。

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 管理人のチョイスは日本陸運産業のものです。タキ5450は昭和40年代から延々と製造されてきた貨車ですが、黄色いタンク体で貨物列車の中ではひときわ目立つ存在です。16番では古のエンドウブリキ貨車にもありました。その後、アダチのキットや韓国製のブラス完成品などがあったと思います。当初のものはベッテンドルフ型のTR41を履いていましたが、さすがに最近の製品ということで、後期型のTR216Bを履いているものがプロトタイプになっています。

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 早速店レイアウトで使えるように改造します。連結器は中国製品によくあるプラ製の自連タイプです。

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 ケイディーのウィスカータイプモドキだったので、元のものを外して#158の本体をカプラーポケットに取り付けました。特に加工することもなく収まりました。

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 所有者名は薄い金属板に印刷したものをゴム系接着剤で貼るようになっています。アダチのタンク車用のデカール、品質が最悪でしたから、これは良いと思いました。

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 取りあえず連結器を取り換えて、所有者名を貼った状態です。

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 貨物列車に連結してみます。黄色ということもあって目立ちますから、やはりウエザリングをかけたいところですね。プラ製品なので、台車まわりが成形色なので、この辺も一緒にウエザリングで落ち着かせたいところです。

 形態的に特に問題があるわけでもなく、色合いも悪くないので、目立つ毒タンクを手軽にという点で合格と言えるでしょう。走行面ではアダチの貨車に比べて転がりははるかに良いですし。

 複数種類を小出しにするやり方ですので、追加で取れるかどうか取れるか分かりませんが、ご希望のようであれば声をおかけください。仕入れ先を当たってみますので。

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