2020年4月16日 (木)

クモニ83試運転と調整

 およそ下回りが形になったクモニ83、試運転を行いました。

 最初はセオリー通り、MP用のユニバーサルジョイントで駆動させていました。φ11.5車輪の場合、どうしても台車の遊びなどに余裕がなくノイズが出がちです。クモニもどうにか走っていますが、ギイギイとヘンな音がします。ウエイトとジョイントが当たっていそうな部分など削ってみたのですが、ノイズがなかなか消えませんし、ポイント通過の際など動きが悪くなったりします。
Cimg7933
 そこで、小田急2200形で好結果を得ているIMONのシリコーンチューブに換えてみました。
 走らせてみると、不快なギイギイ音が一気に消えました。シリコーンチューブの弱点として、どこかと干渉していると一気に削れるというのがありますが、外径太目のユニバーサルジョイント基準で危なっかしい所は手を入れたので問題なさそうです。
Cimg7934
 このシリコーンチューブ、見かけの割に耐久性があり、使い方もハサミで切って押し込むだけと、極めて簡単です。2200形も学祭に貸し出したりして結構走っていますが、トラブルは起きていません。このように取付条件がシビアな場合は、ユニバーサルジョイントよりも良いのかもしれません。
Cimg7931
 仕上げとして、EN22用の巨大な穴は、このようにプラ板で塞いで、室内灯を入れた時に線路を照らさないようにしておきます。
Cimg7932
 連結器は両端とも動力台車ですから復元バネの心配がないIMONの密着連結器を取り付けておきました。実車も新性能車用のものが付いていましたから、形態的にも問題はありません。
Cimg7935
 取りあえず動力部分の更新が出来ました。この後はお客さまにいろいろ手を入れていただくことになります。
 当面コロナウイルスのこともあって店を開けるわけに行きませんので、しばらくは魔改造工房で行くしかないですね。

 

 

| | コメント (0)

2020年4月13日 (月)

排障器・・・

 動力更新が出来たクモニ83、多少なりともディテールを追加して今風に見せようということで、排障器を取り付けようと試みたのですが・・・。

 その昔、関東人が上野駅などで目にしていた、上越線の長岡行き普通列車に連結されていた新ナカのものはスノープロウが付いていましたが、大ミハあたりのものではプロウがなくスカートもないので、排障器を付けようということになりました。

Cimg7924 Cimg7925

 ボルスターに1.4mmのネジ穴を新設して取り付けてみると・・・。やはりスケール通りのφ11.5車輪のせいでギヤボックスが当たってしまいます。「80系等用」ということで旧国用のものと解釈したのですが、80系にはクモハはありませんし、エンドウのクモユニ81はT車だったと思いますので、問題なしということなのでしょう。もっとも、エンドウ製品でこのような気の利いたパーツが取り付けられるようになったのは割と最近のことですから、そこまで意識されていなかったのかもしれませんね。103系などでも少し前までは電動車の車輪がφ910であることなど気にせず模型では平気でφ10.5の車輪を使っていましたし、台車も片押しブレーキで類似しているということでDT22あたりが平気で使われていましたし。オールプレス車体の頃のカツミ(エンドウ製造)の103系やカワイモデルの103系では両締めブレーキのDT21だったりして、これでは101系との違いが表現できていないではないか!という感じでしたね。

Cimg7926

 ともあれ、走行性のこともあるので、元に戻しておきました。完成品で使用した部品の分売という位置付けでしょうから、贅沢は言えないのですが・・・。

 

| | コメント (2)

2020年4月11日 (土)

ディテールの追加

 更新動力が出来たエンドウ初代クモニ83、今の目で見るとやや寂しい部分のディテールに手を入れます。元々オールプレス電車シリーズの最末期の製品ですから、アバウトな設計なのは確かなのですが、バランスを崩さずにグレードアップした気になれるパーツもいくつかあります。今回はライトレンズ、連結器胴受、排障器、乗務員ステップ、ワイパーなどを追加します。

Cimg7910

 まず最初にヘッドライトレンズです。同メーカー品が無難と思えたので、ヘッドライトケース・レンズGのものを使用しました。問題なくすっきり収まって、裏からLEDで照らせばよい感じに光るはずです。外観的にもレンズ球よりは今風の感じになりました。

Cimg7911

 排障器は80系用のものを使うつもりですが、80系の先頭車はTc車ということで車輪はφ10.5です。果たしてφ11.5のクモニにうまく着くのでしょうか?やってみないと分かりませんが、うまく着けば、スカートがないだけに全面の表情が引き締まるはずです。

 

| | コメント (1)

2020年4月 4日 (土)

動力部分ひとまず完成

 エンドウの初代クモニ83、動力更新の続きです。

Cimg7844

 ダイキャスト製の床下機器ということもあって、まあまあ重量もあるのでウエイトは不要のようにも思えますが、ユニバーサルジョイントの抜けを防ぐために無理やり取り付けました。一番小さいMPウエイトEを現物合わせで削ります。トンネル部分も、モーターが通常より下がているので、ジョイントと干渉しないよう、異音が出なくなるまで削りました。最近の単品売りMPギヤ、そのまま走らせると異音が発生するものが目につきます。どうも組み立てがまずいようで、そのような場合には、一度ギヤボックスの蓋を外して車輪を入れ直すと大体解消するようです。何年か前の小田急2200形辺りから出ていた事象ですが、組み立て作業者にその辺の注意を徹底してほしいものです。

Cimg7845 Cimg7846

 取りあえず走るようになったので、車体を被せてみます。旧型国電の床下機器は小ぶりの部品が多いので、標準のEN22ではモーターが目立ちすぎるわけですが、細身のモーターのおかげでだいぶ印象が良くなっています。恐らく半世紀以上前のカツミ製クモユニ74用がルーツと思われるダイキャストの床下機器も、細部に色入れをしたことで何気に細密感が出てきました。黒色車輪のMPギヤも足元を引き締めてくれます。

Cimg7847

 今日はここまでですが、折しも新型コロナウイルスの感染が広がっている週末です。外へ行かないように、ということですので、このような作業でもやるのはいかがでしょうか?ネット支店では、この事例で使用したパーツをいろいろ取り揃えております。小さな部品類は全国330円均一で迅速にお届け出来ますので、ぜひご利用ください。

 

 ネット支店⇒ https://ms-sagami.raku-uru.jp/

 

| | コメント (2)

2020年4月 2日 (木)

床下機器位置合わせ

 大胆に切断した床下機器、再度塗装して位置合わせです。

Cimg7832

 このようなレイアウトになります。MP対応のものと違って、各機器に奥行きがあるので、ウエイトをどうするかが検討課題です。

Cimg7833

 床下機器は「TER」と「KTM」のロゴが併存しているので、恐らくカツミの初代クモユニ74と同じものなのでしょう。ダイキャスト製ということで、大味な表現ながらそれらしいディテール表現もあるので、細部に色差しをしてみました。抵抗器カバーや抵抗器取り付け部の碍子、断流器のアーク流しなどです。走行本位のモデルですから遠くから見てもそれらしく見えることが大事ですから、黒一色の床下で目立つ部分に手を入れてみたわけです。店レイアウトのデモ車でやっていますが、結構効果的でしたから同様にしてみました。モーターはこの後黒く塗り潰します。塗り潰せば、車体を被せて線路に載せると目立たなくなるはずです。

| | コメント (1)

2020年4月 1日 (水)

床板の改造

 エンドウの初代クモニ83、床板は新品のMP対応のものを使いますが、床下をすっきり見せるのと床上からモーターを追放するために改造します。

Cimg7825

 床板はこちらを使います。高いように思いますが、既存のインサイドギヤ対応のものでは、巨大な開口部を埋めたり再塗装などがあってコストアップになってしまいますからこれを使用します。

Cimg7826

 モーターは細身のLN12、IMONのモーターホルダーEC115を使って完全な床下取付にします。そのために取付穴を開け直しました。

Cimg7829

 こんな感じで床下に収まります。

Cimg7823

 床下機器は73形由来の車種ですから、パーツとしてはエコーモデルや日光モデルのものが思い浮かびますが、エコーモデルのものはコンプレッサーがホワイトメタルの3ピース構成で裏まで出来ているので、モーターなどと干渉します。軟らかいので、組み立てた後にヤスリなどで削って薄くしようとすれば崩壊します。日光モデルのものは、製造上の都合で現在問屋切れですぐに入手できそうにありません。

 仕方ないので、元々付いていたものを加工します。

Cimg7824

 金ノコで大胆に切断します。MPギヤが始まった頃、メーカーからもそんな部品が出ていましたね。

Cimg7828

 仮に並べてみます。かなりごついですが、細身のモーターのおかげで、このままでも収まりそうです。この後裏側を修正して再塗装します。取付はネジ止めで行けそうです。後々のメンテナンスのことも考えておく必要があります。

Cimg7830 Cimg7831

 床板に付くカプラー台も取り付けておきます。ここで注意すべきは、カプラー台のネジ穴、下面は少し窪んだ状態になっていることです。φ11.5の車輪の場合、ギヤボックスと床のクリアランスがシビアなので、この部分のビスが少しでも出っ張っているとギアボックスが接触して短絡します。床板の表裏を間違えないようにします。管理人も以前103系でなかなか原因が分からず苦労したことがあります。

| | コメント (0)

2020年3月31日 (火)

クモニ83動力更新 本格的にスタート

 エンドウの初代クモニ83をMPギヤ動力に更新する改造工事、本格的にスタートです。

 先ずは分解です。今回は、動力部分の改造を当店、その他の部分はお客さまと役割分担で進めますので、それを意識して進めます。

Cimg7806

 動力は当時のデフォルトスタンダードの縦型モーター+インサイドギヤ方式です。しばらく放置されていたと見えて、通電しても動かなかったのですが、モーターにCRC55-6をたっぷり吹き付けたら快調に走るようになりました。接点部分が酸化していたのでしょう。かなり荒っぽいですが、この時代のエンドウ製品は構造自体がかなり荒っぽい設計です。

Cimg7808

 例えば尾灯は左右をこの巨大な電球1つで点灯させます。

Cimg7809

 尾灯のレンズ自体もかなり巨大で、現代の外バメ式尾灯のレンズと比べるとこれだけ違います。裏からはめ込む方式ですが、あなに刺さる部分を見てもその差は歴然としています。電球やレンズは全部撤去しておいて欲しいということでしたが、今はこんなスケール無視の巨大なレンズはありませんので、元通り取り付けておきます。

Cimg7807

 車体本体がほぼ一体プレスのシリーズとしては後期のものということで、配線の上下分離は接点式ですが、室内灯は相変わらず管球です。見た目蛍光灯チックですが、電球なので白熱灯色で光ります。

Cimg7811

 ヘッドライトにレンズはなく、このように頭を膨らませたレンズ球という電球を押し込んでいました。さすがにこんなものはもう売られていないので、切れたらおしまいですね。今風にレンズを入れて電球色LED化することになっています。

 カツミやエンドウの製品は運転本位という設計でしたから、細部に関してはデリカシーのなさが際立っていましたが、編成で走らせると結構それらしくなって悪くはありませんでした。カツミやエンドウが精密志向に舵を切り始めたのは昭和の終わりごろだったと思います。ただ車体や台車関係の基本寸法は一貫しているので、改造することで現代のものに負けない走りになるのは嬉しいところです。

 

| | コメント (1)

2020年3月29日 (日)

台車の組み立て

 東京都におけるコロナ感染急拡大に伴って店舗営業を休止していますが、その時間を使ってクモニ83の動力更新を進めます。基本的に完成動力は使わないことになったので、まずは台車の組み立てです。元のもののボルスターを取り換えれば使えるのですが、DT13も実は新しくなってブレーキシューや引き棒が追加されていますし、軸受もメタル入りで走行や集電性能も向上しています。

Cimg7780

 MPギヤは、黒車輪のプレートを使います。この手の73系改造荷電、プレート車輪に換えられていたものが多かったので、スカスカのDT13でも走った時に向こう側が抜けて見えないという特徴を表現します。

Cimg7781

 組み立ててみます。車輪が真っ黒なので不気味な感じですが、踏面は走行させると自然な感じでだんだん黒が剥がれて行きます。何より良いのは、車輪の側面が塗装のように不自然に剥がれて見苦しくならないことですね。

Cimg7782

 今回使用したのはこちらです。MPギヤ、以前に比べて多少安くなっていますが、センターピン関係のパーツを何年か前から入れなくなったことによります。他社製台車を使う場合など、MP用ボルスターを用意するとセンターピン部品が入っているので重複することも多かったですから、これは良いと思います。

| | コメント (4)

2020年3月22日 (日)

エンドウ初代クモニ83のMP化改造を始めます

 エンドウの初代クモニ83をMPギヤシステムに出来ないか?というご相談です。この事例、今から40年位前まで盛んに発売されていた側面、ドアまで一体プレスの国鉄電車シリーズの走行性能向上のヒントになりそうです。

Cimg7725

 これが今回の題材です。荷物扉はさすがに別貼りですが、乗務員扉やその横の手すり、屋上に上がるステップなど全て強引な一体プレスです。この時代、旅客車では客扉まで一体プレスで軽く凹ませてあるだけでした。考え方として、交通博物館のようなレイアウトで列車全体の雰囲気が出ればよいということだったのでしょう。それだけに、これらのシリーズの車体色は今見ても良いな、と思います。これらの車両をお持ちの方は、ディテールはともかく、編成を組んで今風にスムーズに走ったら良いなと思われていると思います。

Cimg7727

 この電車、当時一般的な縦型モーター+インサイドギヤ方式ですが、旅客車との併結を意識していたのか、エンドウ標準の2Mではありません。これをMP化するわけですが、一番簡単に思えるのが、DT13台車付きの完成動力ユニットをNゲージ式にそっくりはめかえるという手ですね。問題はMP対応の73形床下機器が在庫なしなこと、旧型車は機器が小ぶりなので、EN22モーターでは、モーターが目立ちすぎる点です。旧国用の床下機器、いつでもあるエコーのものは、CPが裏側まで作りこんであるのが裏目に出て、MPのような床下伝動には不向きですし、CPが薄く作ってある日光モデルのものも、メーカーの都合で現在品薄になっています。

 今付いているのはダイキャスト製の一体パーツですが、これを金ノコでMP対応に細く切断して取り付けるのが手っ取り早そうです。床板も価格を見ると高く感じるエンドウの塗装済み床板を使った方が、巨大な開口部を埋める手間も省けるので、コストの圧縮に繋がるかな、などと思案中です。

 モーターについては、細身のLN12を使用することで、床下での存在感を薄められそうですし、IMONのモーターホルダーで完全に床下設置として、床下の開口部を塞いでしまえば、室内灯の光が線路にこぼれることもなくなるはずです。この辺りは、エンドウの小田急2200形をオールM化改造した時のノウハウが活きそうです。

Cimg7726

 今回は弄らないのですが、屋上はこんな感じです。配管は一切なし、パンタはオールプレス抜きです。このパンタ、下枠が板状なのでタスキを貼り換えれば簡単にPS13に化かせそうですね。

 いろいろ妄想しながら、大体の改造イメージが出来てきました。

 

| | コメント (2)

その他のカテゴリー

103系 DD13 ED71 ED75 ED75-1000 ED76 ED78 EF64 EF65-0番台 EF71 IMON 箱根登山モハ1 KSモデルの103系 LN15のテスト NゲージED75 おすすめサイト お手軽リカバリー お気楽工作 つぼみのEF65 ② つぼみ堂EF65動力更新 よくある質問 アクセサリー アダチ 新ワラ1 アダチのタム5000 エンドウ 東急旧5000系モーター交換 エンドウキハ52走行改善 エンドウ初代クモニ83更新 エンドウ小田急2200形 オハ35戦前型 オハ35戦後型 オハ35改訂版 オハ47 オハ61 オハフ33戦後型 オハフ45 オハフ61 オハフ61-1000(3000) オユ10 カツミの103系 カトーの16番12系 キハ16 キハ17 キハ22 キハ26 キハ40-100前期形 キハ54 500代 キハ58 キハ58 800番台 キハユニ15 スハ33 スハ33② スハ40 スハ43 スハ43青 スハフ42 スユニ61 タム5000 ツム1000 テム300 ナハ11 ニュース パワトラ電車のMP化改造 フジモデル客車キット組立詳解 ホビーモデルのDD13 マニ36 マニ36 キノコ折妻 マニ36 折妻Ⅲ改訂版 マニ36 折妻車Ⅱ マニ36キノコ折妻 改訂版 マニ60 オハユニ61改造車 マニ60(オハニ61改) モリヤの103系 モリヤの103系 総集編 レイアウト ワ12000 ワールド工芸レム5000 古い写真から 古い天賞堂PFの動力更新 古い編成モノ完成品の動力更新 古の自由形ELの加工 商品案内 営業案内 大雄山線モハ51 天賞堂EF13動力更新 天賞堂EF57更新 天賞堂EF81-300改修 天賞堂電機のMP化改造 奄美屋ED77 季節の話題 完成品電車の加工 実車の話題 客車キットの話 小田急2200動力更新 小田急2400形 小田急デニ1300 岳南鉄道5000系更新 文化・芸術 旅行・地域 日記・コラム・つぶやき 晩年の旧型客車急行を作る 東急旧6000系更新 東日本大震災 流山電鉄モハ1101 登山電車低速化計画 相鉄 新6000系 色の研究 販促サンプル 趣味 路面電車 運転を楽しく! 鉄道模型入門 鉄道模型社ED71 長野電鉄2000系 長電OSカー モーター交換 震災補充 オハ47