2014年4月24日 (木)

20年の時を経て、ついに!

 まだ細部の手直しが残っているものもありますが、ついにオカ製登山電車5バリエーションが並びました。

Ht1_2

 今から20年前、バブル崩壊直後くらいに出たキットでしたが、まさか関西のメーカーから出るとは思えなかったですし、あの特殊な台車を3種類もロストで製作したというのも驚きでした。屋上の抵抗器カバーの中身がロストで再現されているのがバブリーな感じです。管理人がまだ会社勤めをしていた頃ですが、若僧でも、このくらいのものは買えるくらいのボーナスは出ていました。中小企業でしたが。今思えば、全部捕獲しておいたのは正解だったと思います。

 取りあえず組み立ててみたものの、走行性能の悪さは天下一品でした。そこで諦めてしまうのが普通ですが、当時で台車込み約5万円のキットです。捨てるわけには行きません。しばらく放置されたものの、その後フクシマのFMギアにどんぴしゃりのものが登場して、改修が始まりました。

 今回、およその改修が終わって、初めて全5両が集結しました。とりあえず形にした時には、既に一部走りの問題から分解状態で放置されているものも出始めていたので。時代的に全部両運転台の時代ということで、全車相互に連結可能と言う設定ですが、微調整はこれからです。

Ht2

 更新期間が長かっただけに、その後も使えそうなパーツが登場したわけで、最後の112号に使用したパンタはその最たるものです。 並べてみると、改めて交換の要あり、と思います。ヤバイものを見てしまったわけですが、20年もの時間をかけてまとめてきたのですから、ケチるべきではないですね。そして、今回新造する107号も、これらと連結して走れる仕様にするのは言うまでもありません。

 地ネタだけに力が入りますが、鉄道模型は息の長い趣味、こんな楽しみ方もあることを知っていただきたいと思います。

| | コメント (0)

2014年4月23日 (水)

モハ1をもう1両

既存のオカ製登山電車の改修がほぼ終わりました。20年前に出た時は、初めて登山専用の台車を作るなど画期的な製品でした。今回の改修では、この製品のほぼ唯一の泣き所だった低速の利かないパワトラもどきの動力をギア比が大きく低速の利くFMギアに置き換えて、登山らしい走りにしました。ほぼ満足できる結果を得ましたが、そうなるとオカで出なかったNA7を履いたモハ1がどうしても欲しくなります。

去年IMONから出た登山にはこれが含まれています。乗越Fギヤ方式なので、低速も問題ないはずです。そこで、これを1両製作して1970年代後半から80年代前半頃の登山旧型車の基本バリエーションをフルコンプすることにしました。キット自体はフクシマから出たモハ1・2を引き継いだものですが、フクシマ時代に出たものはカルダン駆動化された後のものでしたので、スルーしたのですが、今回はNA7を履いた吊り掛け時代のものがあるので見逃せません。気にはなっていたフクシマ設計の登山を組んでみるチャンスでもあります。

1071

用意した車体です。多バリエーションに対応するためか、エッチング中心の構成です。全体の部品構成はオカ製と似ていますが、さすがに抵抗器カバーの中身は足元の表現だけです。

Na7

今回の 目玉になるNA7台車です。既に完成しています。プレート車輪なので、最後が実際こうだった107号にしようかな、と思います。

この製品、メーカーHPによれば、既に「在庫限り」の表示になっており、取れるかどうか分からないのですが、もしご希望の方がいらっしゃいましたらお早めにご相談いただければと思います。あまりにも特殊な電車ですから、さすがに店頭で在庫するのは難しいですので、お取り寄せ商品の扱いとさせていただいております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年4月22日 (火)

初登場のIMON、PT51を取り付けました

  オカ製登山、最後の改造車の112号にパンタを取り付けました。当初はこれにもフクシマ製PT42を改造したものが載っていましたが、その後車体の一部を破損したこともあって、パンタを撤去して車体も分解された状態で長らく放置されていました。とりあえず今回は、IMONのPT51グレーのものを使ってみました。

1121

  最新部品だけあって線も細く、大きさも小さくなってなかなか良い感じです。アバウトに開けてあった屋根の取り付け穴、位置が合っていたので1mm用に改造の上そのまま利用しました。

  しかし、パンタが変わるだけでこんなに印象が変わるとは・・・。他の4両も交換決定です。見てはいけないものを見てしまった感はありますが、この辺りはこだわる価値があるかなと思います。

  黒のものは、屋根も少々走りこんだ感じでカーボン汚れのウエザリングを施してやれば使えそうです。旧型全車が両運の時代設定なので、検査も1両単位、コンディションがかなり違う車両同士の連結もあったので、特に問題はなさそうです。

  車両本体は、引き続き細かいパーツの取り付けと細部の色差しを進めています。目立つところでは、ステップの沓摺の黄色がまだですね。 

| | コメント (0)

2014年4月21日 (月)

登山用パンタグラフ

 ホビーメイトオカの登山電車低速化改造、最後のモハ2形112号もまとめの段階に入りました。状態不良で10年以上放置されていたのですが、今回車体の塗装をやり直し、破損個所の修繕を行いました。

1121

 現状こんな感じなのですが、パンタグラフがありません。ホビーメイトオカのものでは、ほんの少し出た完成品に特製の登山用パンタが付いていましたが、キットではPT42などで代用することになっていました。オカ製の登山電車も時代設定が1970年代後半頃、クロスパンタになる前で、MGも未取り付けと、現在のIMON製品よりも時代考証はしっかりしたものになっていました。細かい部分では、乗務員室仕切りの左右の窓にまだガラスが入れられていない形態などもきちんと表現されています。それだけに、あの独特のパンタを流用品で済ませるのはいかにも惜しい感じでした。キットを組んだ時は、フクシマのPT42を強引に改造してそれらしい形のものを載せました。

 今回IMONから車体と合わせて登山用のパンタも登場しました。

Pt51

 さすが最新製品ということで、あの華奢な感じがよく出ています。グレーと黒がありますが、管理人の記憶ではグレーに塗装されていたかと思います。黒というのは走っているうちにカーボンが飛び散って汚れた色ということだったと思います。

 ハツモノなので2種類用意して比べてみることにしました。 取り付けが通常より細い1mmビスですし、元々は通常の1.2mmで取り付けるようにしていたので、新しいパンタの取り付けには一工夫する必要がありそうです。

 仮に屋根に載せてみます。見やすいように黒のものにしてみました。

1122

 PT42改造のものより全体の大きさが一回り小さいので、収まり具合がとても良い感じです。線も細いので、全体の印象が大幅に向上しそうです。取り付け方法はこれから考えます。グレーにするか黒にするかは、屋根に載せてみると迷うところですね。

 ・・・しかし、112号にこれを取り付けると他の4両も交換しなければバランスが取れなくなりますね。この後新規に追加される107号もこれが付くわけですから。

 全車の低速化改造が終わって、「登山電車低速化計画」は、「中小私鉄の泥沼の世界へようこそ!」にテーマが変質しつつあります。
 

| | コメント (0)

2014年4月19日 (土)

方向板試作

 ホビーメイトオカ製の登山電車低速化も大詰めに近付いてきたので、方向板の試作を行いました。車体を製作した時に方向板を差し替えられるように金具を取り付けてありました。

Ht1

 5mmの帯板にリン青銅線をハンダ付けします。

Ht2

 洗浄して塗装します。

Ht3

 この後新規に製作するNA7を履いたモハ1のキットに入っている方向板シールを用意します。このパーツ、以前のフクシマ製品もそうでしたが、タックラベルにプリンターで印刷したものでしたので、褪色が早く、紙自体も早々に変色してしまうので、その対策も兼ねています。紫外線に強いインクでフイルムラベルに複写しました。

Ht4

 塗装が乾いたところで、リン青銅線を適度な長さに切断して折り曲げます。表面にフィルムラベルで製作したものを貼ります。

Ht6

 取り付けてみると、試作と言うことでやや難はありますが、雰囲気は出たようです。

Ht0

 取りあえず小田原行きと強羅行きが1つずつ出来ました。いくつか問題点があるのですが、このあともう何個か試作して潰して行きたいと思います。

| | コメント (0)

2014年4月15日 (火)

モハ2形112号の下回り完成

 片手間状態ながら息長く続く「登山電車低速化計画」、5両のホビーメイトオカ製最後の112号がまったりと進行しています。

112yuka

 動力台車側にエンドウのMPウエイトEを取り付けて、多少なりとも粘着を稼ぐようにしました。再塗装した床下機器も細部に色を入れて、細密感を出しています。

 ホビーメイトオカの登山は床下機器付でしたが、モハ1形と戦前製のモハ3やモハ2の111・112で床下の配置をきちんと作り分けてありました。小田急乗り入れに伴う副電圧化の際に、機器は同様のものになっていたのですが、個々のものの並びが異なっていました。現在のIMONのものは、フクシマが以前やったモハ1形104-106のものが元になっていて、 完成品では全部共通のようです。キットであれば、写真などをもとに並び順を変更すれば良いわけですが。しかし、小田急大型車の乗り入れが始まる前に廃車になった113・115 にMGが付いているのはいただけませんね。オカのものは全部MG取り付け前の配置ですから、特にパンタがPT51H、ヘッドライトがシールドビームでないタイプの場合の床下はオカ製品を基準にする必要があります。

1121

1122

 車体の方もだいぶ修繕が進んできました。パンタはこの際IMON製にしようかな、と考え中です。他にも関連でいろいろ使えそうなものを見つけているので、最後のまとめのところで取り入れようと思います。

| | コメント (0)

2014年3月31日 (月)

112号仕上げに進みます

 延々と続くというか、手戻り作業ということで、放置プレイになる時間が異常に長い「登山電車低速化計画」ですが、既存の5両の旧型車、最後のモハ2形112号の仕上げに進みます。

1121

 塗装の状態が悪く、動力装置の取り換えだけでは済まなかったので、異常に時間がかかっています。ナンバーを貼り付けて、座席など内装の取り付けに進みます。

 パンタは従来、フクシマのPT42を大改造したものを取り付けていましたが、IMONから登山用のPT51が出ましたので、この車からそれを取り付けてみようと思います。

 ホビーメイトオカとIMONの登山電車は、時代設定がほぼ被るのですが、模型としてみると設計者がどこに拘っているのかがはっきり分かってなかなか面白い題材だと思います。店のレイアウトに置くサンプルという点では、まず地ネタであること、極めて低速で走る電車ということで、オカのパワートラックでは走行に不満があって、これをいかに勝手な改造で改善するか、という一つの提案事例としてご覧いただきたいと思っています。

 そして、最後にオカから出なかったNA7を履いたモハ1をIMONキットで新造して、管理人の学生時代の登山旧型車の基本バリエをフルコンプしたいと思っています。みどりやのB車がいるので、旧型にとどまらず、当時の登山の基本バリエが全部揃いますね。完全に自己満足の世界ですが、模型というのは案外そこが大事だと思います。

| | コメント (0)

2014年2月24日 (月)

引き続き112号車体の仕上げ

 きわめてローペースで進行中の112号更新工事、引き続き窓を入れるなどの仕上げです。

1121

 吹き込み部分のタッチアップや、細部の色差しが完了していませんが、窓が入るとだいぶ進んだ気になります。

 外したパンタグラフ、今はIMONから、登山用のPT51が出ているので、これを載せてみようかと思案中です。でも、載せ替えたら他の4両も当然載せ替えになるでしょうね・・・。この112では、IMONキットに反映されていない部分を活かすことにして徹底更新を行っています。

 まあ真鍮製品の場合、動力部品などに互換性があるので、時間が経ってもこのように更新工事を行って、走行のレベルアップを図りながら修繕も出来るのですが、例えばMODEMOのプラ製登山モハ2形などでは、パーツのすべてがそれ専用設計ということで、このような工事が出来ません。同じ形式ネタとして時々相談があるのですが。プラ製品の場合、台車の基本構造や取付方式、車輪の絶縁からして、真鍮製品とは全く違う構造です。動力装置もそれぞれ専用で、部品の分売もなく、いわばブラックボックスなのです。昔のペーパー車体のロコモデル製品などの方が、車体が壊れてなければまだ対応のしようがありますね。

 ここのところカトーあたりが16番に力を入れて来て、Nゲージから新たに16番へ入って来られる方もいらっしゃいますが、基本的な事柄でお分かりにならないことは、ご遠慮なくお尋ねいただければと思います。

| | コメント (0)

2014年2月19日 (水)

その後の112

 去年の猛暑で、すっかりペースが落ちている登山電車低速化、最後の1両モハ2形112ですが、現在塗装の修正と窓入れなどを行っています。

1121

 バブル経済の時代に、関西のホビーメイトオカから出たものです。現在のIMON製品同様、ロストワックスであの特殊な台車を作っていますし、IMON製品では表現されていない屋上の抵抗器がロストワックスで作られているなど、気合いが入っています。唯一の泣き所は、パワートラックもどきの動力で、低速性能が良くないことですね。

 この112は塗装状態が悪かったので、動力改造を行った時に塗り直しを行っています。パンタは、IMONから登山用PT51が出ましたから、以前フクシマのPT42を強引に改造したものから取り替えようか迷い中です。

 特殊な部品が多いので、まともに取り組むとお金がかかる電車なのですが、地元ネタなので気になっている方は多いようです。お客様の中にも、このオカのキットも押し入れの中にストックしている方はいらっしゃるようですから。

| | コメント (0)

2014年2月 4日 (火)

「箱根Fギヤセット」の検討

 NA7台車に取り付ける「箱根Fギヤセット」を開けてみます。

71  

 基本的に旧フクシマの乗り越しFギアと同じで、確か旧製品ではオプションだったかと思われる、全輪集電用の集電シュー関係のパーツも含まれています。内側の車輪は遊軸として、動力は外側の1軸に伝える構造です。モーターと車輪が近過ぎてジョイントが収まらない小型電車用として発売されたものです。

 確かに、この説明通り組めば集電も完全でライトがちらついたり、ギクシャク走ることもまずないでしょう。一方で、この台車の形状から行くとどうしても集電シューが目立ちそうですし、狭い床下にコードが4本も這い回ることになるので、これの処理も案外面倒になりそうです。

73 

 この台車、横から見ると車輪がかなり上に出っ張るという特徴があります。ボルスターから集電シューを伸ばして踏面に当てるとすれば、かなり目立つこと必至です。そして取り付けた時に、ステップのない部分では結構車体と台車の間に隙間ができます。これまでのオカ製登山の低速化では、集電シューは追設していませんでしたが、特に問題は発生していません。取りあえずここはスタイル重視で、集電シューは取り付けないことにします。

 車輪については通常の片側絶縁のものですから、何ら問題はないはずです。プレート車輪になっていますが、実際のNA7も、最後はプレート車輪になっていたものがありましたから、これも特に問題ではないでしょう、シュリーレンと川崎板台枠のものは、最後までスポークでしたが。

72_2

 台車にギアを組み込んでみました。こんな構成です。ギアボックスから延びているのはシリコンチューブです。ユニバーサルジョイントを組み込むにはあまりにもスペースがなさ過ぎですから、やはりこういう形になるでしょう。

 車体の方は、オカ製のモハ1を2両持っているわけではないので、最新IMON製のもので1両新調することにします。オカ製の改造が全部終わった後になるので、いつ出来るかは分りませんが・・・。カルダン車だけで終わってしまったフクシマの登山の流れを汲んでいるということで、前から気にはなっていました。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

103系 | DD13 | ED71 | ED75 | ED75-1000 | ED76 | ED78 | EF64 | EF65-0番台 | EF71 | IMON 箱根登山モハ1 | KSモデルの103系 | LN15のテスト | NゲージED75 | おすすめサイト | お手軽リカバリー | お気楽工作 | よくある質問 | アクセサリー | オハ35戦前型 | オハ47 | オハ61 | オハフ33戦後型 | オハフ45 | オハフ61 | オハフ61-1000(3000) | オユ10 | カツミの103系 | カトーの16番12系 | キハ17 | キハ26 | キハ40-100前期形 | スハ33 | スハ33② | スハ40 | スハ43 | スハ43青 | スハフ42 | スユニ61 | ツム1000 | テム300 | ナハ11 | ニュース | パワトラ電車のMP化改造 | フジモデル客車キット組立詳解 | マニ36 | マニ36 キノコ折妻 | マニ36 折妻車Ⅱ | マニ60(オハニ61改) | モリヤの103系 | モリヤの103系 総集編 | レイアウト | 古い写真から | 古い天賞堂PFの動力更新 | 商品案内 | 営業案内 | 大雄山線モハ51 | 天賞堂EF57更新 | 天賞堂電機のMP化改造 | 奄美屋ED77 | 季節の話題 | 完成品電車の加工 | 実車の話題 | 客車キットの話 | 小田急デニ1300 | 旅行・地域 | 日記・コラム・つぶやき | 晩年の旧型客車急行を作る | 東日本大震災 | 流山電鉄モハ1101 | 登山電車低速化計画 | 相鉄 新6000系 | 色の研究 | 趣味 | 路面電車 | 運転を楽しく! | 鉄道模型入門 | 長野電鉄2000系