意外に難しいカトーの新人形シリーズ
カトーから人形の新作が3点発売されました。
SL乗務員として「乗務」・「点検」、構内掛1の3点です。このうちの「乗務」は単純に機関車に乗せれば形になるのですが、残りの2つは少々難しい部分があります。それは、鉄道模型がプラモデルの戦車のような完全なディスプレイモデルではなく、走るものだからなのです。たとえば「点検」の人形を使って庫内での点検風景を作ったとします。それがレイアウトの中だったとすれば、機関車がどこかへ行ってしまうこともあるわけですね。機関車が出て行けば、庫内はとても不自然な光景になってしまいます。
「構内掛」にも同じことが言えます。
今回も前作同様、同じポーズのもので16番用とN用が出ています。これは16番用のものですが、ここに入っているもののうち、割合使いやすいのは下のものですね。線路脇やホームに立たせるものです。
一方で、機関車の誘導員ステップで旗を振っているのはちょっとやっかいです。
これが乗っているといつも入換中になってしまいますね。尾久客車区のDD13でもない限り、これも不自然です。レイアウトで使用するとすれば、誘導員もこんな配置になるでしょうか。
人形単体で見ると面白いのですが、どういう使われ方をするのか、と言った部分の詰めがやや甘かったように思います。カタログでも「ジオラマ用品」ではなく、レイアウト用品ということになっているわけですから。ジオラマ用であれば文句なしに良いのですがね。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント