2009年9月11日 (金)

複数種類のコンテナを載せてみました

 先般、コンテナ車の簡単なウエザリングをご紹介しましたが、コンテナ車には色々な種類のコンテナが載っているのが一般的です。今回のコキ50000は、Nゲージでは既に一般的になっているコンテナの載せかえを16番に導入したものですから、前回の作例にもう1種類のコンテナを混載することにしました。

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 今回使用したのは2方開き式のC31形です。同じコンディションでは不自然ですから、1個ずつコンディションを変えてやります。

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 エアブラシでグラデーションをかけるような感じで処理しますが、その時のウエザリング色(この場合はレッドブラウン)の濃度はこの位薄くしておきます。塗料が濃いとツブが見えてうそ臭くなります。

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 3個でそれぞれ強弱をつけました。乾いたら最後につや消し処理をしておきます。

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 出来上がったものを貨車に積んでみました。

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 汚れ具合だけでなく、乗っている種類もまだら模様になって、これぞコンテナ車、という雰囲気になってきました。

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 貨物列車に連結してみると、実にしっくりした感じです。簡単な加工を施すことで、俄然リアルになる、という好例です。完成品は万人向けに作ってあるので、必ずしも実際に見たイメージ通りになると言うわけではありません。完成品であっても、いじることで初めて自分のイメージが再現されるものです。

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2009年8月30日 (日)

コキ50000のウエザリング

 昨日入荷案内でご紹介したコキ50000ですが、店レイアウトの貨物列車にはまだ「コンテナ車」が存在していませんでしたので、1両仲間に加えることにしました。他の客車や貨車と同じようにウエザリングを施して見ました。

 コンテナ車の場合、車体も大事ですが、上に載っているコンテナのコンディションが1ケづつ違っている、というのがポイントになります。同じ形式でも汚れ具合に極端な差があって、貨車に載せるとまだら模様になっています。

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 いつものように、レッドブラウンとつや消しをメインにしたウエザリングを施します。右側のものは製品状態です。取りあえず3つ作ってみました。箱ごとに中に入っているコンテナの番号が違っているので、たくさん作りたくなりますが、まずは3ケでニュアンスを変えてみました。

 コキ車の方も同様の処理を施してプラスチッキーな感じを消してみました。コンテナを積んでみると・・・。

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 こんな具合です。下は製品状態のままですので、比べて見てください。

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 上から見る機会の多い模型の場合、コンテナのウエザリングがポイントになることが分かります。

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 早速列車に連結してみます。どのゲージでも単体の車両模型ではない以上、列車にした時のまとまりは重要です。

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 下は製品状態のまま組み込んでいますから、コンテナが浮き上がって見えます。

 コンテナを1ケづつ処理する必要があるので、30分コースと言わず50分コースくらいのメニューですが、これだけ差が出ますので、ぜひお試しください。

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2009年8月10日 (月)

遠い夏の日の思い出を求めて、食後の軽加工

 だいぶ前に作って店のケースに入れてあった新潟交通クハ46です。

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 屋根の色など、かなり気を配って色を選んだのですが、ウエザリングが施してありませんでした。車体のウエザリング試作という位置づけのモハ24号と連結すると浮いた感じになってしまいます。

 地方私鉄の世界も、昔の国鉄同様、赤錆色の世界ですから、客車と同じ方法で加工すると良くなるのでは?と考えました。

 さっそく作業開始です。客車と違って、車体には色々なものが付いていますから、マスキングは少々手間がかかります。マスキングが出来たら、いつものように薄く溶いたレッドブラウンをエアブラシで吹きます。足回りも軽く吹いておきます。

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 大して変わっていないようですが、台車など生っぽさが消えています。この手のウエザリングは面白がって派手にやるとただ汚いだけになってリアリティーをなくしますから、常に「腹八分目」を心がけます。

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 屋上も古い電車特有のカサっとした感じになりました。さっそくモハ24と連結してみます。

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 塗り替えてから大分たったイメージで車体もつや消しで仕上げてあるのですが、こうして連結して見ると、台車がきれいな黒色で浮いてしまっています。車体だけウエザリングをかけて足回りはやっていなかったわけです。急遽足回りのウエザリングも追加です。

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 田舎の電車ですから、1両ごとにコンディションが違っているわけですが、現実にありえないパターンだとやはりうそ臭く見えてくるものです。 こういう部分は、ある意味絵の世界とも似ているかもしれません。

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 店に置いてある4両を並べてみます。仮に東関屋の車庫のジオラマでもあったとして、これらが一堂に並んだ時、しっくりするか、と言うことですね。他に日車標準車体初期タイプでブリルMCBを履いたモハ19号もあるので、これも持って来て調整したいところです。モワ51は、モハ24に続いて組んだものですが、モハ24が大改修されているのに対して、こちらは組んだ時のまま、動力もパワートラックです。乗り越しFMギアというものもあるので、動力装置の変更と合わせて車体も全面改修したいところです。何しろ20年以上も前に作ったものなので、見劣りして当然ですね。そうでなければ、その後全然進歩していないことになりますから。

 遠い夏の思い出になってしまったこんな田舎電車も、食後の軽加工で俄然活き活きとして蘇ってきます。そろそろ盆休み、そんな世界を思い起こしながらいじって見るのも良いかと思います。

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2009年8月 6日 (木)

MODEMOのNゲージ路面電車をカッコヨク

 最近はNゲージでも路面電車がいろいろ出てきます。しかし、路面電車は床を低くする必要があるので、車輪直径も小さく、Nゲージサイズできちんと走るようにするにはデフォルメは避けて通れないところでしょう。

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 最近発売されたMODEMOの都電7022号です。以前から出ているもののバリエーション展開です。

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 台車のホイールベースが短いので、ギアボックスが前後に大きく出っ張っています。これを簡単に目立たなくする方法を考えてみました。

 この部分を黒く塗れば良さそうに思えたので、さっそくやってみました。

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 台車周りの部品は、そのままでは塗料が乗らないので、最初にプライマーを塗ってから黒を筆塗りしました。本当は車輪とかも塗装したり、下回りにウエザリングを施せばなお良いのでしょうけれど、とりあえずこれだけでもぐっと落ち着いた感じになりました。

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 ギアボックスが目立たなくなって、足回りが軽快な感じになりました。特に真横から見たときのイメージがぐっと良くなっています。

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 今回は、LEDの行先表示の車体を作ったわけですから、どうせなら車外スピーカーも新型のものにしてくれれば良かったのですが、それはちょっと贅沢でしょうか。

 いずれにしても、食後の軽作業で簡単に出来るイメージアップです。きちんと走らなくては意味がありませんから、動力機構には手をつけないことにするのが賢明だと思います。

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2009年7月26日 (日)

マニ60のウエザリング

 先日レンズの形状違いによる尾灯の輝度の比較に使ったマニ60ですが、改めて眺めて見ると物足りない感じもしますし、列車に組み込んでもやや浮いた感じがします。4、5年前に製作したものですから、当然差があるわけで、手作業による模型というのも日一日と進化しているということを実感します。

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 これがその元状態です。既製品の不満な部分を埋めるべく、車掌室と反対側の尾灯の点灯、屋根のキャンバスの色合いと艶など、思いつく要素はすべて取り入れたつもりでした。

 でも、最近のウエザリングを施した列車に組み込むとちょっと浮いた感じになってしまいます。しかし、ウエザリングを施した車両も、基本的な塗装についてはこのマニ60と同じなので、単純にウエザリングをすれば、調和してくれるはずです。

 さて、ここからが今日の本題です。Nゲージの客車ウエザリングも全く同じ方法ですから参考にしていただければと思います。以前にもご紹介しましたが、おさらいのつもりでご覧ください。

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 先ずはマスキングです。徹底した手抜きで効率的な作業と失敗を避けようというムシのいい作戦です。加工する屋根の部分を残してマスキングしますが、車体の側面にはインレタによる標記がたくさんあるので、テープでぐるぐる巻きにするわけには行きません。車体色と屋根の塗り分け線である雨どい部分はタミヤのマスキングテープを使用しますが、その他の部分はダイエーで売っている、インドネシア製の安物のコピー用紙を使用します。

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 赤錆色の基本色?であるレッドブラウンを5倍くらいに薄めて、タミヤの一番安物のエアブラシで吹きます。筆を洗ったあとの汚れた薄め液に近い感じです。

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 塗料の濃度は、トリガーを目いっぱい引いた時にこのくらい地が透けるようにします。レッドブラウンで塗りつぶすのではなく、屋根にふんわりとブレーキシューの鉄粉がかかって、それが錆びたという状態を表現するのです。ですから、あくまでも自然に、グラデーションをかけるような要領で作業します。

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 屋根全体に吹き付けますが、塗料が薄いので手を止めるとすぐにたれてきます。満遍なく自然にエアブラシを動かします。

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 屋根が出来たら床下です。これは床下のマスキング状態ですが、ずいぶんいい加減ですね。室内灯が付かなくなりそうに思いますが、でも大丈夫。少なくとも車輪の踏面にプライマーは塗っていないので、走らせればすぐに塗料は落ちます。

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 屋根と同じように吹き付けました。レッドブラウンが半艶なので、艶が復活するので、最後につや消しクリアーを吹いて調子を整えておきます。

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 艶のメリハリというのは思いのほか重要です。

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 30分後、マニ60はこんな姿になりました。大して変わってないようで変わっている、という感じです。「北スミ」の標記がないですね。これも最近扱い始めたインレタで入れなければ・・・。

 さっそく列車に連結して走らせてみます。

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 列車全体として見た時に、非常に落ち着いた感じになりました。このマニ60は、管理人初のキット組ELであるED71が出来た時に,当時の普通列車を再現すべく製作したものでした。1号機であるED71も、もちろんウエザリングなどは抜きで、メーカー完成品を目標にしたわけですが、時が流れて、生きた列車というテーマになってきたこともあって、そのED71も今ではこんな感じで軽くウエザリングが施されています。

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 遠い夏の日の思い出を再現するだけでも、多様な作業があります。だからこそ、夢中になるし、飽きないのだと思います。「失敗しない手抜き作業の研究」というのも面白いですね。

 でも、この加工が30分で出来るということは覚えておいてくださいね。Nゲージでも一緒なのですから。

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2009年7月 6日 (月)

その後のNゲージ旧型客車

 スハ32グループの発売で俄かに活気付いてきたNゲージの旧型客車ですが、今回発売の3形式へ一通りウエザリングを施しました。Nゲージで以前から発売されている特急・急行電車と同じ時代に存在していた客車の普通列車がようやく再現できるくらいの車種ラインナップになってきたわけです。

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 16番のフジモデル客車キット組み立てで目指したコンセプトをNゲージで取り入れたらどうなるか、というのが一つのテーマでした。すなわち、あの時代に乗った客車列車の匂いを感じられるようなものにする、と言うことですね。

 具体的な作業は、先日スハ32の記事でご説明したとおりです。そして、今日はその加工を施した車両で列車を組成してみました。

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 だいぶ前に「カサカサな」イメージに仕立てたED75-700が先頭に立っていますから、奥羽本線や羽越本線の列車というところでしょうか。

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 新たに完成したスハフ32です。機関車の年代から行くと、70年代後半から80年代と言うことになりますが、実はこの時期、既にスハ32は殆ど北海道に封じ込められていて、本州には僅かに台車振り替えで発生したスハ33が残っていただけでした。スハフ32は、電気暖房改造されたものも含めて、そこそこな数が本州にも残っていました。

 まあ、イメージサンプルですから、ED75なのに2000番台ではない、とか突っ込みどころいっぱいですが、奥羽本線のようないわゆるB級幹線には32系はもとより、鋼体化改造の61系、オハ35系、そして大半が改装されてブルーになっていたにもかかわらず茶色のままだった43系など、程度の悪い客車が吹き溜まりになっていました。時々借り入れでとんでもないところの配置の車が混ざっていたりもしたものです。

 同じ旧型客車の普通列車でも、東北本線は青と茶色が半々くらい、車種も多く、常磐線は43系と35系中心で、ブルーが多く、奥羽線や羽越線は圧倒的に茶色が多く、主力は61系、その他も茶色の35系などといった具合に線区ごとの特徴がありました。

 展示サンプルはED75-700ですから、奥羽線あたりをイメージして組成してみます。

 上の写真のように機関車次位に緩急車が連続している場合、1両目は増結用として1両単独の運用だったりしました。大きな駅で長時間停車の間に入れ換えを行って増解結を行っていました。

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 編成の中間には、東北へ行かなければ殆ど見られなくなっていた茶色のオハ47を入れてみました。

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 そして、列車のしんがりをつとめるのは荷物車ですね。動物印の宅配便が普及する以前、個人が荷物を送る場合は、こうした鉄道の小荷物輸送に頼るしかありませんでした、各駅で駅員さんがリヤカーを押して荷物の授受を行っていたのも今となっては懐かしい光景です。そして、荷物車が赤い尾灯を残して去っていくのは、鈍行と言えども長距離列車のステイタスのようなものがありました。

 今までNゲージでは取り上げられることの少なかった、そんな客車列車も手軽に再現できるようになりました。当時の国鉄の列車は、地方の幹線でも10両前後は連結されていましたから、小スケールのNゲージにはもってこいの題材かもしれません。

 ぜひぜひいじり回してそんな列車を再現していただきたいものです。

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2009年6月28日 (日)

スハ32を加工してみました

 TOMIXのスハ32が入荷しましたのでさっそくいじって見ました。製品を見て気になったのは、全形式とも妻板のヒケが目立つ点でした。

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 良く出来ているだけにいかにも惜しいですね。

 めげずに加工してみました。いつものように屋根と床下のウエザリングです。

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 ベンチレーターを全部取り外して、ガンダムスプレーのファントムグレーを吹き付け、

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 ベンチレーターを戻します。その後、エアブラシで薄く溶いたレッドブラウンを吹きます。最後につや消しクリアーを吹いて仕上げます。下回りもレッドブラウンとつや消しでフィニッシュしておきます。

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 右側が加工したものです。列車に組み込むと落ち着いた感じになります。

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2009年5月30日 (土)

Nゲージ スハ43をリアルに!

 カトーからスハ43系が再販されました。TOMIXからオハ61系やスハ32系(これは来月ですが)が発売されて、Nスケールの旧型客車も種類が増えてきたところなので、ちょうど良いタイミングでの再生産になりました。種類が増えてきたことによって、Nゲージではこれまでなかなか出来なかった雑多な車種が混結された普通列車などもリアルに再現できるようになって来ました。

 カトーの43系はしばらく前にベンチレーターの別パーツ化、ドアの形態が2種類になるなどの改良を受けていますから、以前のものと比べて見栄えも向上しています。

 だいぶ環境も整ってきましたから、昔乗った普通列車の匂いを感じさせるものにするにはどうしたら良いか?ということを考えて見ました。客車の完成品と言うのはどのゲージでも屋根を明るいグレーに塗っていて、実車のイメージとは大幅に異なっています。カトーのスハ43もそのままだと鉄板屋根のオハ46新造車グループのように見えます。

 そこで、いつもの16番フジモデルキットと全く同じ処理を施して見ました。作例はスハ43のブルーです。

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まずは車体と床を分離して上回りは完全に分解します。

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 まずは一番問題の屋根のベース色です。限りなく黒に近いグレーですので、今回はガンダムスプレーの「ファントムグレー」を使用しました。

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 塗装が乾いたらベンチレーターを取り付けます。43yane2

 ベンチレーターの成型色はそれほど悪い感じではないので活かしますが、そのままですといかにもプラスティッキーです。そこでこの先の作業が生きてきます。

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 ベンチレーターを取り付けた屋根にエアブラシを使って薄く溶いたレッドブラウンを吹きます。客車のブレーキシューは鋳鉄ですから、ブレーキをかけるたびに鉄粉を浴びているわけで、それがそのうち錆びてふんわりと赤錆色になっていました。同じ理由で下回りにも同じ処理を行います。

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 この作業はグラデーションをかけるような感じなので、缶スプレーでは粒が大きすぎてうそ臭くなりますから、必ずエアブラシ(安物で十分です)を使用します。レッドブラウンをシンナーで5倍くらいに薄めます。下地が透けるようにするのがポイントです。また客車は電車と違って1両ごとに管理されていたので、1両ごとにコンディションが違っていました。従って車両ごとに汚れ具合に強弱をつけてやると編成にしたときに実感的になります。

 最後に屋根と床下につや消しクリアーを吹いておきます。

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 車体の青や茶色の部分は掃除されているので割合きれいですが、床下や屋根には艶はありませんね。艶のメリハリをつけることで、見た目が俄然リアルになってきます。そして、最後に元通り組み立てて完成です。幌など細部に色差しをすれば完璧ですね。

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 手前が加工したもの、奥が製品状態のものです。小一時間の作業で印象ががらりと変わりました。

 さて、Nゲージの場合、小スケールですので、個々の車両以上に列車として見たときの印象が大事であると言われます。同じような加工をした車両で列車を組成したらどうなるか?と言うことですが,試しにやってみました。車両はカトーのオハ35・オハフ33戦前型、TOMIXのオハフ61、そしてカトーのスハ43と、これだけの列車でも4形式が混じっています。

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 奥羽本線あたりのイメージでしょうか。たまたまブルーのオハ35が多めに入っていると言う感じです。

 管理人がもしNゲージをいじったらどんな風にするか、という一つの答えでもあります。車体は一切改造していませんし、極めて易しい作業ばかりです。買ってきたものをそのまま線路に載せて連結してもこの重厚感は出ませんね。完成品もぜひいじって「自分のもの」にしていただきたいと思います。そして、16番のキット工作もNゲージと無関係ではないということも覚えておいて下さい。

 

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2009年5月 3日 (日)

連休向けのお気楽工作

 今日からカレンダー上でも4連休です。お出かけしないと言うことであれば、こういう時は懸案になっている工作のチャンスですね。4日でキットを完成させるのは無理としても、例えばこんなのがあります。

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 これは16番のオユ10が郵袋室側を後にして走行しているシーンです。窓が一切ないのっぺらぼうの妻面に尾灯だけが光っています。既製品だとデッキ側のみ点灯というのが殆どのはずですが、客車の場合、連結方向に制約がありませんから、こういうシーンも良く見たものです。

 これまでご紹介した緩急車の点灯改造の要領で、半日もあれば出来ます。ぜひお試しください。出来上がって走らせるとハマること請け合いです。せっかくの連休です。「買うだけ」ではなく、「買ったものをいじって楽しむ」と言うのもありですね。

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2009年3月29日 (日)

DD13登場!

 客車がだいぶ増えてきたので、入れ換え用の機関車を探して見ました。時代的に見ると、この時代の客車区の入れ換え機は、DE10よりもやっぱりDD13ですね。

 DD13の製品を追いかけて見ると、ブラス製品では天賞堂、エンドウ、ホビーモデルあたり、プラ製品ではマイクロキャスト・ミズノあたりでしょうか。東京でよく見かけた、一つ目小僧の初期型を探して見ました。ミズノ、天賞堂、ホビーがこのタイプです。そしてブラスのものはホビーのキットと天賞堂ということになります。

 両者を比較して見ると、ホビーのものは比較的設計も新しく、車体のディテールもすばらしいのですが、ベルト駆動方式で大きなウエイトも入らないので、特に重入れ換えには向かない面があります。天賞堂のものは走行は問題ありませんが、古い設計だけに現代水準から見るとややあっさりした感じです。

 どちらも現在は発売されていませんので、ネットオークションで探して見ました。その結果、程度の良い天賞堂のものを安価で手に入れることが出来ました。安価ですから、ED78のように、存分に手を入れて実感的なものにしてみようと思います。

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 基本的なプロポーションは良好ですが、ライトのレンズや窓ガラスが入っていないあたりに時代を感じさせます。エアホースの形状もやや不満ですから、最近のものに交換したいところです。やや煤けた感じに仕上げて、田端の操車場や尾久の客車区で忙しく働いていた頃のイメージにしようと思います。

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 まずは線路に載せて試運転です。恐ろしいほど低速が利いて、まさにDD13という感じの走りです。国鉄型の車両が並ぶ構内には、やっぱりこのDD13が似合います。

 この後、合間を見ながら作業を進めたいと思います。

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