103系 車体も入荷しました
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先日試作した床下ユニットで使ってみた工房ひろの「ブレーキ配管」ですが、塗装して取り付けてみました。
こうして見ても、単純にブレーキシリンダーがぶら下がっているだけ、という感じを消すことができています。ロストワックスパーツの真価発揮という感じです。
こうなると、ブレーキテコを付けて、台枠の梁も付けて・・・と思いますが、大量にほしい客車だけに、そこまでやるといつまで経っても必要両数が満たされませんね。
作例のように運転をメインに考えるならば、後は主要な配管を取り付ければ十分雰囲気を感じられるようになると思います。完成品メーカーがコストダウンのために省略するのとは違った意味でのデフォルメということになります。このあたりは、作者のセンス、ということになりますね。
実際に走らせて見ると、やはりシリンダー周りのシルエットが目立ちます。水タンクと重ならない部分なので余計目立つのでしょう。
こうして走っているところを見ると、蛍光灯に改造されたスハ33という設定だったことがわかります。ひねくれていますね。
でも、昔、赤羽や尾久あたりの踏切で見た客車列車は確かにこうだったですね。そんな些細な記憶を表現するのも模型の楽しみだと思います。
ところで、新規の記事が出たということで、昨日予告いたしておりました店PCの置き換え作業は取りあえず一段落つきました。メールの送受信につきましても再開しております。殆どパンク寸前の老朽機を淘汰できたので、ひとまずやれやれです。
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昔の客車のモデルは、床下を見ると蓄電池、水タンク、そして挽きモノのブレーキシリンダーが付いているくらいでしたが、現在一般的に使われるエコーモデルの床下機器では、発電機のベルトの表現があったり、各部品ともそれなりのディテールを備えていて、穴あき済みの取り付け板に並べるだけでもそこそこいい感じのものが出来ます。運転をメインに考えたモデルならば十分なものですが、唯一、もう少しどうにかしたいな、と思えたのがブレーキシリンダー周りの配管でした。超精密に作らなくとも、発電機のベルトのような感じで実感的なシルエットが出来るものがあれば、と思っていました。
今回登場の工房ひろの#0560・#0561ブレーキ配管 器具台対応は、簡単な作業でその欲求を満たしてくれる好パーツです。向きの違いで2種類のものがありますが、いずれもロストワックスでブレーキシリンダー周りの配管とチリコシ、コックなどを表現したものです。2両分入りで945円です。
取り付け位置の図面をいただきましたので、それに合わせて取り付け穴を開けます。
エコーの穴あき取り付け板(#731)が基準になっています。
さっそくどんな感じになるか試してみました。
図面の位置に穴を開けます。そしてパーツをハンダ付けして、ブレーキシリンダーと配管をつなげるだけです。
これだけで、シリンダー周りの雰囲気が俄然良くなりました。「運転」を中心に考えた場合、通り過ぎる列車を踏切目線で見たりした時の効果は絶大でしょう。いちいち作る手間を考えれば、1ケあたり472円は、高いとは言えませんね。
床下のユニットだけ新規に作ったわけですが、ついでに例のふさぎ板でバッテリーや付属品箱の裏をふさいでおきます。意外に塗装の吹き残しなどが出来る部分なので、これも重宝するパーツです。
欲を言えば、電気暖房用のもあればラク出来るのになあ、というところでしょうか。
このユニット、あとで塗装して、次回店レイアウトにある客車に取り付けてみたいと思います。
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既製品とは一味違うリアルな仕上げを目指すレッドブラウンによるウエザリング、先へ進めてみました。客車と言うのは1両単位で管理されていますから、屋根の汚れ具合も1両ごとに違っています。基本になるブレーキシューの錆び色表現のレッドブラウンも強めに吹くもの、あっさり目に吹くものなど、入り乱れるようにすると列車にしたときの雰囲気がよくなります。
取りあえずレイアウトに出ている各車にウエザリングをしてみました。同じキャンバス屋根でもレッドブラウンの濃淡でずいぶん雰囲気が違ってきます。この作業をやるときのポイントは、レッドブラウンで屋根を塗りつぶすのではなく、屋根の地色が透けるくらいに薄く溶いたレッドブラウンでグラデーションをかけるようなつもりでやると良いみたいです。最後につや消しコートを吹いておくのも忘れずに。
これだけで、列車全体の色合いがぐっと落ち着いたものになりました。ついでにED75のスカート周りにも軽く吹いておきました。数字やマニュアルでは示しにくいこうした作業が模型をいっそう引き立ててくれます。国鉄の列車って、たしかにこんな感じだったなあ、と思ってもらえれば成功、ですね。
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客車の仕上げのポイントの一つに屋根の色があります。キャンバス、鉄板それぞれで色が違いますから、それに近い色を塗ることでリアルさは俄然違ってきます。既製品などでは明るいグレーに塗っているものが多いのですが、これでは旧型客車のイメージになりません。
今日はその屋根にもう一工夫加えてみました。
これは、スハ40、鉄板屋根の車ですから明るいねずみ色なのですが、規定の色を塗っただけだとどうも落ち着きません。
そこでこの屋根に薄く溶いたレッドブラウンを吹いてみました。旧型客車のブレーキは鋳鉄制輪子を使用しています。列車にブレーキがかかるたびに制輪子の鉄粉を全身に浴びるわけです。車体はこまめに清掃されていますからそれほど影響はないのですが、通常清掃されない屋根などに付着したものはやがて赤錆てきて屋根全体が赤茶けてきます。そこで、レッドブラウンを10倍以上に薄めたものをエアブラシで吹いてみました。缶スプレーでは粒子が大きすぎてうそ臭くなります。ほとんど筆を洗ったあとのシンナーのようなものをエアブラシで吹くことで、微細な粉がふんわりと付着した感じになります。
単体で見ると分かりにくいのですが、規定の色だけのものと比べるとその差は明確にわかります。
左のオハフ33は規定の色のみのものです。
同様にキャンバス屋根のものにも同じ処理をしてみました。
鉄粉の発生源である足回りにも同じ処理をしておきます。
左が処理済のものです。この手のウエザリングはやりすぎるとただ汚いだけになってしまいますから、常に控えめにするのがポイントです。ただ、客車の場合は1両ごとに管理されていましたから、車両ごとにニュアンスを変えてやるのも忘れてはいけません。
列車にしたときに1両ずつ微妙に異なる色の屋根が連なっているのが客車列車でしたから。さらに、SL牽引の区間と電化区間の車両では当然汚れ方は違いますし、東北地方と九州でもまた違っていました。そんなマニュアルには出来ないような部分に、リアルに仕上げるポイントが隠れているようです。
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マニ60の後姿が完成しました。、幌枠ステーが取り付けてなかったために室内灯を点灯させるようにしたところ、これの取り付け穴から光が漏れて取り付けを忘れていたことに気付いた次第。さっそくステーを取り付けました。
大体の荷物車は、一端が車端部まで荷物室になっているのが普通で、こちら側は貫通ドアにも保護棒が付いていたりします。こちら側が後ろを向いて連結されている場合には、通常の座席車が最後部の時とはまた違った雰囲気になります。照明を入れるとさらに効果的です。このマニ60はそれをねらって両側とも尾灯が点灯するようにしてあります。
さあそうなると今度は荷物でも積んでみたくなります。昔のこうした荷物車では、リヤカーで運んできたものをまるでゴミ収集車にゴミを投げ入れるかのように無造作に車内に放り込んでいました。中を覗くと投げ込まれた荷物が山のようになっていました。荷物が壊れるのは荷造りが悪いからだと言うことになっていました。クロネコヤマトの宅急便がまだない時代、小口の荷物は客車便で送る以外にありませんでした。国鉄のことですから「運んでやっている」という感覚だったんでしょうね。宅急便しか知らない若い方が見たら腰を抜かすくらい雑な荷扱いをしていましたね。上野駅の地平ホームやコンコースには荷物を満載した台車を何台も連結したターレットが乗客を押しのけるようにしながら走り回っていました。国鉄全盛時代の昭和の風景です。しかし、エコーあたりの荷物を窓の高さくらいまで山積みにしたら一体いくらかかるのでしょうか?塗装も大変そうですね。
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客車に限った話ではありませんが、レタリングは車両を活き活きさせてくれるものです。16番ではインスタント・レタリングを使うことが多いですが、インレタの性質上、細かい文字が飛びやすかったり、検査標記のような細い枠などは転写の際に歪んだり壊れたりします。これを防ぐにはインレタをデカールにして貼るのが良いみたいです。
何でわざわざ文字だけが写るインレタをフィルム状のものにするんだ、と思われる方もいらっしゃるでしょうけれど、実際にやってみると、これは思いのほか作業能率が上がりますし、仕上がりもさして違和感がないのでお勧めです。
プラモデル用の資材にこのようなものがあります。何も印刷していない透明のデカールシートです。まずは、このシートに直接インレタを転写します。机の上で出来ますから、失敗する恐れも格段に小さくなります。検査標記なども歪んだりせずにきれいに転写できます。
転写が出来たら、貼り付けの際に剥がれたりしないようにオーバーコートを吹いておきます。
あとは通常のデカールと同じようになるべく余白を残さないように切り抜いてから、水につけて貼ります。完全に乾いてから、車体のつやに合わせたクリアーコートを吹いておけば、違和感もなくなります。
取りあえずスハ40に検査標記を貼ってみました。こうした標記類はインレタを転写しにくい妻面などに集中しますから、これは効果的です。このあと、自重や換算などの標記もこの方法でやってみます。この方法を取るようになるのは主に小さな標記などが中心になりますので、デカールの膜はそれほど気になるということはないと思います。
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フジの客車キットの端梁パーツに、エコーの端梁パーツのうち個別のジャンパ栓受け等を取り付けて、運転本位ながらも雰囲気を出そうと言うこの作業ですが、カプラーを付けてみるとなかなかいい感じになりました。
カプラーポケットと端梁の開口部の幅がぴったりなので違和感がありません。ディテール的には胴受けをどうにかしたいところですが、走行条件として6番ポイントとR=750を通過させるとなるとこのくらいの幅はどうしても必要になりますから、胴受けはパスにします。ポイントを通るたびに連結器が引っかかって脱線するのはいらいらしますし。
ディテールというのは何でも付いていれば良いというものでもありません。鉄道模型が走行模型であることを考えれば、走りの質と言うのも同じくらい重要な要素だと思います。エンドレスの本線を連続走行するだけではありません。ケイディーカプラーの機能を活かして線路にアンカプラーを仕込んで入れ換え作業をやると言う楽しみ方だってあります。一つ目小僧のDD13が行ったりきたりしていた尾久客車区の情景を思い浮かべてみれば、スムーズな連結・解放とともにポイントの連続する構内を身をくねらせて往復するわけですから、地味ながらこうした部分の調整は非常に大事なわけです。そして、その構内に切り離されて留置されることを考えれば、連結面に何もディテールがないというのもどうかと思います。
線路の条件によってはもう少し賑やかにも出来ると思いますが、ひとまずこの方法は成功と言うことで、この後他の形式にも取り入れてみようと思います。
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以前、スハ43の端梁パーツの検討をしましたが、実際に作ったものが出来上がりつつあります。比較的安定して入手できるものを使用してなるべく簡単に出来る方法と言うことでやってみました。
フジモデルの客車キットには端梁本体のパーツが入っていてこれをネジ止めするようになっています。一方エコーのパーツは基本的にタニカワ製品を意識していますから、フジの客車に使用すると毎回大掛かりな修正が発生します。この手間を省こうと言うズボラな考えです。
エコーの端梁パーツセットに入っている図を見ると43系の場合、ジャンパ栓関係は#742「改造車用」というものが比較的近いことが分かります。図を参照してパーツの異なるところを調整してキットの端梁に接着します。
連結器胴受けも別パーツですから、加工して取り付けるのも比較的容易だと思いますが、今回は常時入手できる5番を使用することにして、この部分は省略しておきます。簡単な作業ですが、ディテール的にだいぶ賑やかな感じになりますし、これを付けたがための走行面での調整は皆無ですから、両数の欲しい客車のディテールアップの一つの方法だと思います。本体に組み付けたところでまたご覧いただこうと思います。
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車体の標記を再現するインスタントレタリング、以前はいろいろ出ていましたが、長期間の保管がきかないこともあって、最近は汎用で使えるようなものの一般流通品はずいぶん少なくなりました。工作離れでインレタすら貼らなくなってきていることや、ちょっとしたことでも何でもクレームにされる昨今ではこうした「ナマモノ」は難しいのかもしれません。
さて、ここしばらくやっていたED75の普通列車ですが、旧型客車ということで、濃い色ですし、白文字の標記は小さなものでも非常に効果的です。現在出ている客車関連のインレタ、形式ごとの標記ではフジモデルのものがあります。また、ある程度ばらして使う場合には、TOMIXの50系のものも使い道がありそうです。
まずは50系用のものを取ってみました。台紙が白で見難いのですが、これは結構いけそうです。側面の車番はたくさん入っていますから、例えばオハ35やオハフ45で使うこともできます。検査標記も各工場の名前がありますから、検査期限を気にしなければかなり広範に使えそうです。配置区についても同じことが言えます。
このように中間に入る妻面でも標記がちらりと見えるのはかなり効果的ですから、緩急車だけでなく、中間に入るオハやスハにも施したいものです。
特に妻面の標記は目立ちますね。フジモデルのものと適宜組み合わせて実験してみようと思います。実際の作業についてはこの後事例を作りながらご紹介したいと思います。
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端梁パーツやポイントのお話をしましたが、実際にポイント通過をする時の様子を見てみましょう。この事例ではカトーのレールを使用していますが、基本的なカーブはR=730、ポイントは6番を使用しています。ポイントの分岐部分はR=867ですし、分岐側のSカーブも間に短い直線部分がありますので、マスタープランセットに入っているR=490の小型ポイントに比べるとかなり余裕のある設定です。
それでも、これを見ると合流部分のSカーブ部分でかなり左右に振れることがわかります。そして、注意すべきは機関車も客車もカプラーはNゲージのような台車マウントではないということです。つまりカプラー自体の動きでこれを吸収しなければならないのです。屋内で走らせようとすればどうしてもスペースの制約が出てきます。ディテール最優先にすれば6番ポイントでもまず通らないでしょう。ポイントを通る度にトラブるようでは頭にきますね。一方で、走行模型という観点で見れば、列車が複雑なポイントを渡って駅に出入りするシーンは確かに魅力的です。
こんな風に線路に目線を合わせてみれば分かると思います。この列車は全車両が真鍮製ですから、ポイントを渡っていくときの音までもが何気に雰囲気です。ブラスモデルの場合、どうしてもディテールの方に目が行ってしまいがちなのですが、この重厚な走りも大きな魅力に違いありません。特にキット組み立ての場合など、こういった点にも留意して製作すれば完成後の満足度もより大きなものになるのは確かでしょう。
キットの組み立てだけでなく、線路を買うときに留意すべき事柄も自ずと見えてきますね。退院後のラインナップとして、ED75に続いて客車が何両かできましたので、まとめてテストをしました。そんなコンセプトで進行していますから、特に問題は出ませんでした。
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照明を入れた荷物車を早速列車に連結してみました。
白熱灯・蛍光灯が入り乱れ、窓の大きなナハ11や窓の細かいスハ32などがごちゃごちゃに連結されていたのも普通列車の魅力でした。蛍光灯の車から落ちる光はやけに明るく、白熱灯の車はニス塗りの車内とあいまってしっくりと落ち着いた感じでした。真っ暗な小駅に止まった時に窓を開けると聞こえてくるのはED75のあの変電所のようなフォーンという音だけ。静寂が支配する夜の客車鈍行の旅を懐かしく思い出します。
だいぶ車種が増えてきましたので、日替わりで組成する車種を差し替えられるようになって来ました。実際の列車もそんな感じでしたから、当時配置されていた車種を一通り揃えておくというのも良いかもしれません。
前の記事でご紹介した485系のキットを使って「やまびこ」や「ひばり」などを作って、この列車を追い越したり、すれちがったりするシーンなんかも良いかもしれません。485系があれば583系の「はつかり」なども欲しくなりますし、455系の急行「まつしま」「いわて」なども・・・。実体験から始まる模型作りは、妄想の世界がどんどん広がっていきます。
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昨日から始めたマニ60の照明取り付け、準備がしてあったこともあって、早速出来上がりました。
使用した主なパーツは、エンドウのユニットライト室内灯B、カツミのダイオード・基盤セット、それに秋葉原の部品屋さんなどでも売っているスイッチといったところです。荷物車ならではの窓並び、窓の保護棒が強調されてこれは効果的です。荷物列車などを再現するのであれば床にもう一つスイッチを取り付けて室内灯もON-OFF出来るようにするとなお良いと思います。そして、客車列車ならではの旅情を感じさせる尾灯は両エンドに入れて、どちら向きに連結しても点灯するようにしました。
荷物車というと地味な脇役と言う感じですが、こういったものにも手を掛けてやることで、列車全体の雰囲気が盛り上がってくるものです。7・8000円のキットでもちょっといじるだけで全然雰囲気が変わってくるものです。
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月末が近づいて各社新製品などの動きも活発になって、照明の配線まで出来たオハフ45も先週末試運転をやる時間が取れませんでした。しかし、現在レイアウト上にある客車も大半が照明付きになってきましたので、残っているマニ60にも取り付けることにしました。この車両は、追って照明付きにすることを前提に組んでありましたから、照明取付金具や電球ケースが既に設置してあり、作業自体はたいしたことはありません。
荷物車の多くは比較的後になって旅客車から改造されたものが多く、車内はペンキ塗り、照明も蛍光灯のものが多かったようです。したがって、今回は白色LEDの室内照明を入れました。
いつものように尾灯も入れて点滅できるようにするのですが、スイッチの穴を1つしか設置しなかったので、ここでちょっとした問題が出てきました。荷物車の室内灯は、普通列車のように各駅で積み下ろしがあるような時はずっと点いていますが、しばらく積み下ろしが無い車両、あるいは荷物列車のように停車駅の間隔があるような場合には消されていました。室内灯と尾灯はスイッチを別にする必要があったのです・・・。郵便車、特に護送便の場合にも同じことが言えますね。取りあえず普通列車の一環で作ったものなので、室内灯スイッチは後で考えることにして、取りあえず照明ユニットを取り付けてみました。旅客車と違って窓の並びがばらばらですから、照明がつくと窓の明かりにも変化が付くと思います。車内に山積みに投げ込まれていた荷物なんかも再現すると面白いかもしれません。今では考えられないくらい雑な荷扱いでしたね。
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照明の話が出たところで、軽量客車ナハ10に照明を入れるとどうなるか?ということでいつもの列車に1両組み込まれているナハ10でテストしてみました。
かなり前に作ったものですから仕上げも良くないですし、ドアなども現代水準から見ると見劣りのするパーツが使用されています。照明は照明は新規に作った時にと思っていたのですが、やはり気になるので、簡易な改造で取り付けてみました。この車を作ったときには車内の照明にはあまり関心が無く、白色LEDの照明もまだありませんでしたから、車体自体の工作も照明ユニットの取り付けは考慮していませんでした。
今回は照明ユニットを天井に直接ゴム系接着剤で接着してリード線を前後の台車につなぐという大胆な方法を取っています。電気を通して点灯してみるとこんな感じでした。
ナハ10は当初白熱灯照明でしたが、後に蛍光灯に改造されましたから白色ユニットをそのまま使います。スイスの客車のデザインを取り入れたという大きな窓だけにこれは効果的です。
ナハ10系はその軽量構造が災いして腐食の進行が早く、35系や43系などよりも先に廃車が進みました。昭和50年代の東北地区ということで行くと数えるほどの数しかいませんでした。たまに列車の編成に1両組み込まれたりしている程度でしたから、編成の中に1両だけ妙に近代的な車両が混じっているという感じでした。模型で客車列車を再現する場合、それがまたリアリティーを持たせるためのポイントにもなってきます。最近のパーツを使ったものは近いうちに軽量客車の組み立てとしてまたご紹介したいと思います。
というわけで、照明つきの客車が6両になりましたので、今日はそれらだけで編成した列車を走らせて見ました。
今日の牽引機はED71、大きな一つ目ライトを輝かせて走ります。大きな窓からこぼれるナハ10の灯りが線路脇を照らしています。夜の列車で窓を開けてみると、蛍光灯照明の車の灯りがこんな風に線路脇の田んぼなどを照らし出していたのを思い出します。白熱灯の車はそれに比べるとずいぶん暗く思えたものです。
白熱灯や蛍光灯が入り乱れた列車のイメージが出来ました。尾灯の赤い光が列車の尻尾を締めくくっています。
「青春18きっぷ」がまだ発売されていなかった時代に東京から北海道まで普通列車を乗り継いで行く物好きは殆どいなかったと思いますが、それだけに印象に残った列車の旅を既成の完成品だけで再現するのは難しいということになります。既製品というのは売れなければなりませんから、管理人のようなへそ曲がりを相手にしていたのでは商売になりませんね。というわけで、本当に心に残っているシーンを再現するためにはやはり手を動かす必要がありそうです。
ところで、こういった客車は全国各地で見られたわけですから、いろいろな楽しみ方があります。例えば機関車を変えるだけで全く別物のように見えたりもします。
試しにいつもの編成にEF64を連結してみると・・・
どう見ても中央線にしか見えませんね。
今日の試運転列車はED71牽引でしたが、これなども東北線交流電化区間南部の列車ということで、栃木・福島県境付近のあのうら寂しい風景が頭に浮かんできます。
さまざまな組み合わせで楽しめるのが客車列車の魅力ですし、そこに自身の旅の思い出のエッセンスなどを加えることでさらに楽しみが広がってくると思います。
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昔は、ライトが点灯する模型は高級品だ、といわれていましたが、今ではNゲージはおろか、Zゲージでも当たり前という感じになりました。プラ量産品であれば導光プリズムや電球ケースを巧みな形で成形すればすむことなので、現在のNゲージユーザーなどは当たり前のことと思っていると思います。
さて、いつの時代にも客車列車が旅愁を誘うのは、赤いテールライトかもしれません。電車や気動車と違って、運転台があるわけでもなく、場合によっては貫通路があるだけの殺風景な妻面に赤いテールライトが光って、列車の尻尾であることをアピールしています。列車が出発するときにこの赤いテールライトがゆっくりとホームを離れて行くシーンなどは旅心を大いに盛り上げてくれます。さっそうと本線を疾走して行くシーンもまたしかり。同じテールライトでも電車や気動車には感じられない「何か」があるように思えます。
今日は引き続きスハ33の走行テストをしましたが、最後部の車両を尾灯を組み込んだスハフ32にしてみました、カトーのプラ製オハフ33の側面を入れ替えるコンバージョンキットではなく、フジモデルのキットがベースです。この手の両端とも貫通ドアの無い丸屋根客車の点灯改造については以前ご紹介しましたが、この後、切妻や折妻の緩急車の加工がありますので、改めてご紹介しようと思います。
でもこうして、列車に仕立てて走らせた時に光っているテールライトは効果的ですね。キットそのままでは不可能なのでいささかの改造が必要ですが、手間をかける価値はあります。
機関車もヘッドライトの点灯は当たり前という感じですが、古い製品が米粒球を押し込んだだけだったのに対して、最近のものはディスプレイしたときの見栄えも考慮して外側にレンズを入れてありますから、見栄えだけでなく光が均等に散って、光り方も落ち着いた感じになっています。
さらに最近の16番では機関車でも尾灯が点灯するのが普通になってきていますが、この75では列車を牽引しているときの状態をメインに考えて左側のみ点灯するようにしました。ちなみに床下のスイッチでエンドごとに消灯できるようになっています。スハフ32も、中間に挟まったりしたときに備えて尾灯をOFF出来るスイッチを設けてあります。
車内の灯りのバリエーションとともに、こんなところにもこだわってみると運転がいっそう楽しくなると思います。
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昨日のオハフ45の状態を見れば、やっぱりこういうものはエッチングやプレスで表現して欲しいものだ、と思われた方もいらっしゃると思います。取りあえずハンダ付けが出来たら、ヤスリ、耐水ペーパー、キサゲ刷毛などを使って余分なハンダを除去します。またもうひと手間かかるわけです。根気の要る作業でもあります。ヤスリをかけたら目の細かいキサゲ刷毛や耐水ペーパーで念入りに仕上げます。
さあ、するとどうでしょう。出っ張りすぎず、弱すぎずでちょうどいい具合になります。別付けですから、エッジもシャープに出ていて、塗装をしてもぼってりした感じにはなりにくいのです。
この事例はオハフ45の新製車グループの車体更新を受けた個体ということですが、同様に別途ハンダ付けするようになっている雨どいを通常の2段タイプのものにすればスハフ42の車体更新を受けたものにもなります。前にご紹介したダルマ窓のドアでもつけてやれば、晩年の旧型客車の雰囲気が一層盛り上がるでしょう。
一見無駄と思える手間を惜しまないことが、模型の楽しみをいっそう深いものにしてくれます。
既製品の43系では、オハ47くらいまでは出ますが、さすがに鋼板屋根のオハ46あたりまでは出ませんね。それほど売れそうなものでもないし、コストのこともあるでしょう。ちょっと手を動かすことで底なし沼のような奥深い世界が広がってきます。
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引き続きスハ33とオハフ45が進行中です。今日はスハ33の屋上の踏み板とオハフ45のシル・ヘッダーを取り付けました。いずれもプラ製品であれば簡単に一体成型で表現できるようなものですが、なぜこのように「無駄」とも思える手間をかけるのか?
シル・ヘッダーはこのように帯板をハンダ付けするのですが、考えようによってはブラスモデルでもエッチングあるいはプレスで表現できるのです。でも、あえて別付けすることでラインがシャープになりますし、メリハリが付くので出来上がった時の印象が全然良くなるのです。模型というのは手間をかけることによって見ごたえのあるリアルなものになります。コストや手間を省くことを主眼に設計されたものは、それだけのものにしかなりません。
模型というのはミニチュアで実物を可能な限り再現するものです。これはディテールの多少ということではなく、ぱっと見たときにプロトタイプの印象が再現されているか、というのも大きな要素です。形のあるものだけに、この辺は正直に反映されてきます。
最近は量販店が多くなったこともあって、いかに安く買うか、ということに目が向きがちですが、模型としての見栄えのよさ(=飽きないモデル)といったことにも目を向けて欲しいものです。
同じ題材を同じスケールで作っても見た目の印象が全く違うものだったりするのは案外こういうところから来るものです。それだけに「無駄」なように思えるこの種の作業は気を抜けません。
仕上げはまだですが、旧型客車のシル・ヘッダー、確かにこんな感じだったですね。
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先日ご紹介した「70年代後半の客車編成」というサイト、じっくり見ているといろいろ思いついてくるものです。列車もう1本分の客車を作ろうということなので、数も必要なわけですが、既製品をたくさんつなげば良いというわけではありません。東北線の普通列車のところを見ていると例のスハ33がまだ福島あたりにまとまって残っていたことが分かりますが、他に簡単にバリエーションが作れそうなものとしてオハ35の戦後型があります。
このグループについてはレイアウトにオハフ33の戦後型が1両あります。鋼板屋根の車両という設定にしましたが、戦後の資材が乏しい時代のものということで、屋根に関してはキャンバス張り、鋼板、どちらにするかは各メーカーの都合の良い方を選ぶということになっていたようです。
現在タイトルに使用しているこの写真の機関車次位は戦後型のオハフ33ですが、この車両はキャンバス屋根になっています。明るいグレーに塗られたベコベコの鋼板屋根のものとはかなり印象を異にしています。その辺のバリエーションというのも手軽でよいのですが、あの編成表を見ると、スハ42やスハ40なんかも混ざっています。スハ42は戦後型のオハ35の台車がTR40になったもの、スハ42を更新して軽くなったものがオハ36、さらにこれに電気暖房を取り付けて再び重くなったものがスハ40です。スハ42はスハ33と同じように台車と車体の組合せバリエですし、オハ36・スハ40では更新でアルミサッシ化、ドアもナハ10系と同様のものに変更されるなど、車体にもかなり変化が出てきます。両数の多い形式ではなかったので1両ずつ作って混ぜておけば十分ですが、これだけでもヘンな形式が結構揃います。固定編成ではありませんから、日替わりで編成を組み替えたり、余る車両は駅構内に留置したりしておけばレイアウトの風景もまたリアルになりますし、運転にも変化がつけられます。
この車体をどう料理するか、ということですね。この手のバリエーションは、よく言われる「走ってしまえば良く見えないディテール」とは全く逆で、レイアウトで列車として編成されている時にこそ存在感が光ってくるものだと思います。
別に客車に限ったことではありませんが、実物あっての模型という観点から行けば、模型というのはカタログを見て揃えればおしまいというようなものではないのです。特にNゲージでは強く感じられるのですが、完成品中心の現在、メーカーが供給するものが全てだ、という雰囲気があります。でも、完成品中心で行くにしても、リアルな運転を楽しもうとするのならば、やはり実物の研究は欠かせませんね。
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