2011年6月 5日 (日)

引き続き連結器の整備

 レイアウトにアンカプラーを設置すると、入換作業が俄然楽しくなってきます。ケイディーのシステムは、半世紀くらい前からある、マグネットを使った原始的なシステムですが、確実な動作と、何より単純なので安い!のが魅力ですね。テーブルトップの駅構内レイアウトでも充分遊べるかと思います。DCCのような高価なシステムを使わずとも、かなり高度な入換が出来ます。日本では、この機能があまり使われていません。カッコワルイから、とトリップピンをカットしたりしています。パテントが切れた後に出てきた「ケイディーもどき」など、最初からトリップピンが省略されています。

 店レイアウトにアンカプラーを設置して、すっかりハマってしまった管理人は、ここまで連結器をいい加減に組み立てていた客車の調整に追われています。

Shako

 レイアウトには多数の客車がころがっています。これらを自由に組成して走らせられるのが、旧型客車の魅力ですね。入換用にDD13まで投入されています。調子こいて、デッキには誘導員も乗っています。かつての尾久客車区のつもりです。

 だんだん環境が整ってくると、これまであまり出番がなかった車両にも陽が当たってきます。大体、こういうところでトラブルを起こしますが、レイアウト上の全車両を同じ条件で使えるように調整しています。

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 先の大地震で高所から転落したオハ47です。塗装の修復などは終わっていませんが、とりあえず連結器の調整が出来て、入換に支障がなくなったので、列車に組み込まれました。

Ressha

 修復の終わったED71は、一層快調です。この後は、牽引力増強を狙った改修を計画中です。

 車両の製作が一息ついて、レイアウトで列車を走らせると、またいろいろな課題が出てくるものです。本線走行だけでなく、入換なども含めて理想的な走行を目指すというのも、模型の大きなテーマだと思います。模型というのは、子供のオモチャではありませんから、買ってきて、飽きたらポイッ!というものではありませんね。

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2010年12月26日 (日)

サボの印字品質向上実験

 別に客車だけと言うわけではありませんが、サボや方向幕に文字があると列車が俄然活き活きしてきますね。客車のサボについては、以前ケイトレーディングのデカールを試してみましたが、この間のプラスのインクジェット用のタックフィルムが意外と好結果でしたので、サボで実験してみました。

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 前回同様、実物のサボを原料にします。何しろ国鉄の書体は独特ですから、実物を使うのが一番です。

 原画の縮小については、パソコン上で縮小するよりも、コピー機能付きのプリンターで縮小をかけた方がきれいに出来るようです。

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 103系と同じプラス製のフィルムに印字したものを貼ってみました。取りあえず仮付けですから淵の処理とか傾きはこの後調整します。フィルムが意外と薄く、このような細かい部分にも馴染んでくれます。ありあわせのスハフ42なので、ナンバーも貼り直さないと・・・。

Zenkai

 これは、前回ケイトレーディングのデカールを使って試作したものです。スハフ42では、サボの文字の再現性が格段に向上していることが分かります。

 どうやら、当初意図していたオリジナルのサボを作る目処が付いたようです。そして、リハビリとしての模型作りも、インレタを正確に貼るといった、次のステップに入ってきたようです。何しろ歩く以上に復活するのが難しいという手の動きですが、3年目の今年の成果として、手の動きがだいぶ良くなったというのはあると思います。

 果てしなく続くリハビリテーションと、果てしなく続く模型の世界が微妙にコラボしながら、完全復活へ向かっているような部分があります。

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2010年11月 8日 (月)

オハ61調整完了

 昨日のオハ61、ウエザリングと軸受けのグリスアップが出来ました。レタリングも入れてほぼ形になりましたので、列車に組み込んで走行のチェックです。

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 動力のない車両と言えども、チェックポイントは結構あります。室内灯の関係でいけば、センターピン部分の接触の具合でちらつき具合が大きく変わりますし、台車の首振りが重ければポイントで脱線したりします。

 さすがに、走行前提で何台も製作したので、問題になりそうなところも予めつぶせるようになって、今回はすんなり走ってくれました。

 機関車と客車の車種の選定でそれぞれの路線の雰囲気を再現できるのが客車列車の面白味なのですが、今回のテーマの奥羽本線もだんだんイメージに近くなってきました。一ひねりした車種をあと何台か入れたいと思っています。

Ressha

 「乗り鉄」(呑み鉄?)の管理人の模型は、切り口もバリバリの模型ファンとはちょっと違っているかもしれません。

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2010年11月 7日 (日)

オハ61試運転

 店レイアウトの客車群にオハ61が追加されることになり、試運転を行いました。まだレタリングや、ウエザリングが施されていないので、ちょっと浮いています。

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 切妻の戦後型客車ということで、組立解説は省略しましたが、今回目新しい部分は、床下の車軸発電機が、従来のエコーのものから工房ひろのものに変更された点です。エコーのものは、発電機全体がソフトメタルなので、特に取付足が曲がりやすいと言う欠点があります。工房ひろのものはベルトがないのが惜しいですね。

 ということで、エコーの床下セットのうち、発電機を交換し、ベルトはセットのものを使いました。

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 取付部分がシャキっとした感じになるのはポイント高いですね。ベルトはシルエットとして絶大な効果があるので、是非とも取り付けたいところです。

 小学生の頃、尾久客車区北端の梶原踏切へ良く遊びにいきました。線路脇の道から入換をやっている客車の床下を見ると車輪のところからベルトで小さな機器につながっていて、動くとそのベルトが一緒に回っていました。中学生になって、客車の鈍行で旅行するようになり、車内で車掌さんとおしゃべりしている時に、その話をしたら、客車の電気システムを説明してくれました。早い話、自転車のヘッドライトのダイナモと同じと言うことだったのです。蛍光灯へ積極的に改造している理由も、中学生の理科の知識で充分納得できるものでした。今だったら、車掌さんが営業中の列車でこんなことをやっていたら、ネットで本社に投稿されて、たちまちクビが飛ぶのでしょうけれど、客車の時代はそんなこともなく、実に楽しい旅行が出来たものです。

 それだけに、この発電機のベルトは、どうしてもないと気がすまないのです。

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 列車の方も、だんだんしょぼい鋼体化客車が増えて、奥羽本線の雰囲気になりつつあります。亜幹線ならではの、ひどい世界ですが、今ではこのレベルの路線は、乗車距離が長いにもかかわらず、ロングシートのワンマン列車が当たり前になっています。

 ぼろいながらも、それなりに楽しい旅行が出来た時代を再現すべく、まだまだ客車は増えていきます。模型の世界では、良い部品も増えてきているので、これからが旬になるのかもしれませんね。

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2010年7月19日 (月)

列車全体にサボを付けてみました

 印字品質の向上を目指してトライアル中のサボですが、ある程度の品質になってきましたので、各車に付けてみました。デカール方式ですので、もっと品質が向上したら剥がして貼り換えれば良いので気軽に取り組めます。

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 エコーのサボパーツに転写したものを車体に取り付けて、列車を仕立てました。人形と同じで、サボが付くことで、列車が俄然活き活きしてきました。とりあえず「仙台行」にしたのは、上下両方にある行き先であるとともに、運用範囲が、黒磯~仙台に限定されたED71にも活躍の場を与えたかったからです。遠い夏の日、こんな列車で東北を旅したことを思い起こしながら、サボの試作を続けます。

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2010年7月16日 (金)

サボデカール第2次試作

 先日試作したサボデカール、出来栄えの向上を目指して2回目の試作を行いました。読者の方からいただいたヒントを元に、今回はデカール用紙を白色のものにしました。

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 うまく出来るようならば、店で販売したいわけですから、調達のことも考えなければなりません。ご提案いただいたケイ・トレーディングの製品、当店で利用している問屋さんの1社が扱っていることが分かりました。

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 いろいろやり方もあるようですが、試作ですので、まずは使い方の説明に沿って、同社のデカールベーススプレーを使います。プリントの前にデカール全体に吹いておくと印字品質が向上するというものです。

 スプレーが乾いたら、前回の原稿を使ってプリントします。オーバーコートが乾いたら貼り付けます。

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 これが今回、下が前回です。

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 まだ改良の余地はありますが、文字再現がだいぶ鮮明になってきました。デカールですから貼り換えも簡単ですから、もう少しやってみることにします。

 ちなみに、このケイトレーディングのデカールとスプレー、少し取ってみましたので、興味のある方はお試し下さい。

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2010年7月 3日 (土)

客車用サボの試作

 前々から考えていた客車のサボの試作を行いました。

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 以前から出ているパーツです。サボの挿してある状態と空の状態のものが入っています。サボに書いてある文字をどうするか?というのが一番の問題ですが、最近のデジタル機器やIT機器の普及で簡単に出来そうな感じです。身の回りにあるものを使用して試作を行いました。

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 しばらく前に鉄道古部品のお店のネット通販で見つけた、本物の東北線普通列車で使われていたサボです。これを原料にします。昭和50年代になるとローマ字部分が明るいブルーに白抜き文字のツートンカラーになりますから、これはそれより少し前のものでしょう。新旧ごちゃ混ぜで使われていましたが、新しいタイプは「仙 台」という書き方なのに対して、それよりも前のものは「仙台行」という書き方で、客車の場合はやはり「行」の文字の入っているものというイメージが強いですね。その時代でも、電車や気動車のように比較的短区間の折り返し運用の多いものでは、「東京-小田原」とか、「山形-左沢」という書き方のものが多かったと思います。

 「福島行」「仙台行」ですから、ED71に引かれた普通列車、福島に集中していたスハ33などでも使われたことでしょう。

 まずはこのサボをデジカメで真上から撮影します。その後パーツの寸法に合わせるのですが、この場合、画像の縮小でやるよりもプリンターのコピーの縮小機能を使った方がきれいに出来るようです。

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 原稿が出来たら、インクジェット用のデカール用紙にプリントします。

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 紙の印刷でもそうですが、この場合サボの地色の白は紙の色を生かすので、透明デカールでは文字の部分だけになってしまいます。予めサボパーツを白く塗っておきます。そこにプリントしたデカールを貼ります。タックフィルムは厚みがあるのでシャープさが出せません。これがデカールを使う理由です。

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 印字品質がイマイチなので、使用する資材や作業方法などは要改善ですが、手順的にはどうやらこれで良さそうです。プラモデル用の資材に良いのがありそうなので、ちょっと探してみようと思います。

 サボを付けると行き先が固定されてしまうという泣きがありますが、列車が俄然生き生きしてくる点も見逃せません。今回は「仙台行」ですが、仙台行や福島行なら上下両方の列車にあるので、機関車の向きなどの制約も少なくなります。

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 サボを取り付けた車両を組み込んで走らせてみます。全部の車両に付けたくなってきます。

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 今回試作で使ったのはスハ33、サボの内容のこともありますし、試運転列車はやはりED71でしょう。

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 遠くから見ても結構目立ちます。

 張替えは比較的簡単に出来るので、この後印字品質の向上を研究してみようと思います。当然、電車や気動車にも応用できますね。

 

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2009年12月 4日 (金)

どうでも良いようなパーツの効用とは

 いよいよ12月。この時期、模型屋という商売は書き入れ時なのですが、新たに模型を始めようとする方も多いですから、模型のツボみたいなものを知っていただくのも大事なことですね。そして、工作の季節です。

 ご存知の通り、鉄道模型は「走らせる」という部分が非常に大きいのですが、それがためにディテールが軽視されていた嫌いがあります。そういう話が出てくると、今度はディテールてんこ盛りで、常識的な半径のカーブも通過できないようなモノが出てきます。走行と見た目をいかに両立させるか、というのが実は鉄道模型の大きなテーマだったりします。

 当店で取り扱っております工房ひろの客車パーツは、そんなテーマに一つの答えを出してくれます。

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 ゲージを問わず、客車のデッキの仕切りはただ四角い窓が抜いてあるだけです。しかも尾灯は車掌室側だけしか点灯しないものが殆どです。ですから、こんな風に走らせた場合、実際のイメージが再現される製品というのは殆どありません。

 工房ひろの仕切り関係パーツは、本来客車のフルディテール化を目指しているのでしょうけれど、走れば目立たないから、ということで省略されていた部分の強化に非常に役立ちます。

 そもそも仕切りはプラの成形色のグレーではないし、真鍮完成品のぶどう色でもありません。扉の窓だって、何種類もあります。それ以上に、客車列車は後姿が大事なのです。郷愁を誘うテールライトだって、トイレ側も点灯しなければ、という感じです。

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 こんな些細なパーツが、実はとても大きな役目を持つのです。

 仕切りパーツの一例です。

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 工房ひろ製品は、客車全般に使えるパーツを中心に在庫しております。実際に見て、乗った列車の再現というのは、模型の大きなテーマの一つだと思います。客車に限らず、機関車も電車も、果てはレイアウトも、ですね。

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2009年7月20日 (月)

103系 車体も入荷しました

 先日、ホビーモデルの103系初期型用の床下機器をご紹介しましたが、これを使うのにぴったりなKSモデルの103系初期型も入荷しております。

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 先頭車が8400円、中間車が7350円です。ウグイス、スカイブルー、エメラルドグリーン、カナリア、オレンジとカラフルな色合いで高度成長期の都会を彩った103系を製作してみてはいかがでしょうか。

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2009年2月12日 (木)

「ブレーキ配管」パーツの効果

 先日試作した床下ユニットで使ってみた工房ひろの「ブレーキ配管」ですが、塗装して取り付けてみました。

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 こうして見ても、単純にブレーキシリンダーがぶら下がっているだけ、という感じを消すことができています。ロストワックスパーツの真価発揮という感じです。

 こうなると、ブレーキテコを付けて、台枠の梁も付けて・・・と思いますが、大量にほしい客車だけに、そこまでやるといつまで経っても必要両数が満たされませんね。

 作例のように運転をメインに考えるならば、後は主要な配管を取り付ければ十分雰囲気を感じられるようになると思います。完成品メーカーがコストダウンのために省略するのとは違った意味でのデフォルメということになります。このあたりは、作者のセンス、ということになりますね。

 実際に走らせて見ると、やはりシリンダー周りのシルエットが目立ちます。水タンクと重ならない部分なので余計目立つのでしょう。

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  こうして走っているところを見ると、蛍光灯に改造されたスハ33という設定だったことがわかります。ひねくれていますね。

 でも、昔、赤羽や尾久あたりの踏切で見た客車列車は確かにこうだったですね。そんな些細な記憶を表現するのも模型の楽しみだと思います。

 ところで、新規の記事が出たということで、昨日予告いたしておりました店PCの置き換え作業は取りあえず一段落つきました。メールの送受信につきましても再開しております。殆どパンク寸前の老朽機を淘汰できたので、ひとまずやれやれです。

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