2010年9月12日 (日)

本格的な足慣らし

 今年前半に、走行装置を大改造した天賞堂のED78とEF71、スユニ61がほぼ出来たこともあって、いよいよ本格的な走り込みを行いました。MPギアは、ある程度走り込ませることでギアの当たりが取れて、動きがスムーズになります。

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 後ろにつながる客車の車種というのは大事ですね。イメージ通りの車種が揃ってくると、ガンガン走らせたくなってきます。完成後いくらか走らせて微調整はしてありましたが、今回は本格的な連続走行です。さすがに調整済みなだけあって、いらいらするようなトラブルは起こりません。

 だいぶ低速も滑らかになってきました。そうなると遊んでしまいます。

Bentou

 奥羽線のようなB級幹線のちょっとした駅では、やはり列車が入って来るときはこんな感じでしょうか。管理人あたりの年代ですと、弁当屋がいると、「幕の内かな?すき焼きかな?」とわくわくするのですが、今はホームの立ち売りも殆どなくなりました。

Suyuni

 これが付いていると、いかにもB級幹線という雰囲気になります。そうなると、殺風景なホームの上もどうにかしたくなってきますね。妄想はどんどん膨らみます。

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 30年以上前のED78ですが、最新の機関車と同等の走りを獲得しました。慣らし走行を経て、最近のED75やED71に劣らない走りを見せてくれます。次位のEF71は20年位前のものですが、こちらも同様の改造をしましたから、重連でも見事にシンクロして走ります。客車の方も、オハ61を早く完成させて、いっそう奥羽線らしくしなければ、と思います。模型というのは、そういったイマジネーションと、実際の作業が密接に絡んでいるというところに面白さがあるのだと思います。

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2010年9月10日 (金)

区分室内装を取り付けました

 図面を見ると、郵袋室と区分室の間に仕切りがありませんし、確か昔停車中に覗き込んだ時にも、区分室の様子が見えた記憶があります。今回は工房ひろさんから教えていただいて仕切や仕切り戸もそれぞれの形のを取り付けましたから、区分棚はぜひ取り付けたいところです。

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 もちろん、ズバリのものなどありませんから、ここはTOMIXのオユ10用を利用します。この区分棚こそ、プラ成型ならではという感じです。こんなの自分で作ったら大変です。

 区分室の部分を切り出しますが、このパーツ、樹脂の材質が悪く、そのままですといずれ劣化してバキバキに割れるので、一度全体を塗装しておきます。ついでに椅子などにも色を入れておきます。写真は作業途中なので、まだ汚いですが、およそ塗れたらこのように左右に分割して細部の塗装仕上げを行います。

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 出来上がったら、実車の図面を参考に取り付けます。これで、かなり郵便車の雰囲気が出ます。

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 オユ10ほど外からは見えません。後ろの貫通ドアの窓はスリガラスですし。

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 でも、昔こんな列車で旅行したときに見たスユニ61の雰囲気は出せたかと思います。思い切り自己満足の世界ですが、そんなこだわりと言うのがあっても良いですね。

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2010年8月26日 (木)

標記が入りました

 昔の山形駅の写真を見ていると「ムラムラと」やる気が出てきます。スユニ61は奥羽線のようなB級幹線で主に走っていたわけですからなおさらです。

 先週残っていた細かい標記を入れました。郵便車や荷物車はいろいろな標記があります。模型でも仕上げのポイントになる部分ですね。いつものようにくろま屋のインレタを使いました。

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 まだウエザリングが出来ていませんが、再び走らせてみます。

Ressha

 だいぶ雰囲気になってきました。あの写真を撮ったころは、模型でもこんな列車があったらいいな、と思ったものでしたが、いかんせん東北地方の、それも脇役でしたから完成品で揃えることはほぼ不可能に近い時代でした。それが、35年という時を経て手元に再現できたのです。奥羽線は61系が多かったから、もっとオハ61を入れたほうが良いな、とか贅沢なことも言えます。そして、この列車を牽引しているED78は、まさにあの写真の頃に、新鋭機ということで製品になったものです。動力更新を経て、現代水準の走りを見せてくれます。奥羽線のあの客車の鈍行を理想に近い形で再現できました。オハ61は追加で作らないといけませんね。

 そして、今はこんなものまで出ています。

Bentou

 この列車ならば、ホームでおじさんから買うのは、「峠の力餅」?それとも米沢の「すきやき」?というところでしょうか。「乗り鉄」というよりは「呑み鉄」の気の強い管理人ですが、今は模型も様々な角度で楽しめるようになりました。

 鉄道模型という趣味がいかにスパンの長いものであるかを感じます。

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2010年8月22日 (日)

基本的なレタリングを入れました

 引き続きスユニ61の最終作業を進めます。郵便車や荷物車で目立つのは、窓の下に書かれた「荷物」とか「郵〒便」の標記でしょう。昔はシールを貼って表現していたかと思います。現代のNゲージなどでは、印刷で表現されています。ハンドメイドのキットではインレタを使うことになります。数が多く、意外と面倒です。今日は車番と「郵〒便」「荷物」の標記を入れました。

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 これでだいぶ荷物車らしくなってきました。車番は末期に福島にいたものから拾いました。奥羽本線の鈍行ですから。細かい標記とウエザリングはこの後です。あと、車内の区分棚も。ここまで来てもやることはまだまだたくさんあります。

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2010年8月21日 (土)

試運転を行いました

 配線が出来たので、連結器を取り付けて試運転を行いました。動力がないとはいえ、客車の場合も、通電具合や台車や連結器の動きなど、チェックポイントはいろいろあります。

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 軸受けにセラミックグリスを塗って、列車最後部に連結しました。これが付くと、一気にB級幹線の雰囲気が盛り上がってきます。イメージとしては、東北線を通って下ってきた北スミの荷物車と奥羽線内運用のスユニが連結された長距離普通列車というところでしょうか。

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 郵袋室側の貫通扉はスリガラスなので、室内灯の光が独特の雰囲気を出しています。内側の保護棒も浮き上がって見えますから、省略せずに付けておきます。

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 ネットオークションで拾ってたたき直したED78も、ようやくこれで活躍の舞台が出来た感じです。ED78・EF71の全盛期は、福島から「山形行」「新庄行」とあっても、実際には終着駅で数十分の停車の後、列車番号を変えるだけで「秋田行」に化けるような列車も多く設定されていたものです。奥羽本線は、普通列車が、区間運転の気動車を除けば、殆どが客車で運転されていたのもそうですが、車窓の風景が見事なまでの純日本的な田舎の風景であること、線路も木の枕木と25mレールの区間が殆どで、スピードもそこそこ、機関車のモーター音とジョイントの響きを聞きながら、どこまでもどこまでも乗っていくという、鈍行列車の旅の楽しさの原点のようなものがありました。

 しかし、いつしか「ミニ新幹線」というものが出来て路線はズタズタになり、普通列車も東京の国電のようなロングシートの通勤電車になって、奥羽本線の魅力は壊滅してしまいました。それに伴って、管理人の足も奥羽本線から遠ざかって行ったのは言うまでもありません。そんな時代の旅を思い起こす縁としての模型製作、というのもありだと思います。

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2010年8月20日 (金)

照明を入れました

 スユニ61に尾灯と室内灯を取り付けました。いつものように尾灯はON-OFFスイッチ付です。

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 車掌室側です。プリズムを短く切りましたが、荷物室側に優先的に伸ばしたので、充分な光量です。

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 郵袋室側です。もちろん、こちら側の尾灯も点灯しますから、どちら向きに連結してもOKです。区分室との間に仕切りがありませんから、こちらも充分な明るさです。窓から覗くと、仕切り板が良く見えます。ついでに区分室の区分棚も取り付けますが、あいにく品切れなので、届くまでの間に出来る部分を先にやっておくことにします。

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2010年8月18日 (水)

窓ガラスを入れました

 クリエイティブモアの荷物車の図鑑を参考に窓ガラスを入れます。荷物車の場合、どの窓に保護棒があり、どの窓が便所の窓であるかというのが分かりにくいですから、実車の資料写真は欠かせません。

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 こちら側の車端部分は郵袋室になっています。隣の客車から中が見えないように、貫通ドアのガラスは曇りガラスになっています。

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 個体によってはマニ36などで見られる窓の小さいタイプも存在したようです。オユ10などでは郵袋室側のドアに窓がありません。この郵袋室に各駅で郵袋が無造作に投げ込まれて山になっていました。郵便にしても荷物にしてもこんな調子だったので、小包など厳重に梱包しなければ壊れて当たり前、という時代でした。民間の宅急便が登場して鉄道荷物や小包が急速に廃れていったのも分かるような気がします。

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2010年8月17日 (火)

問題の室内灯は・・・

 室内の仕切りを取り付けたので、室内灯はプリズムが長すぎてそのままでは入りません。

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 全長を詰めましたが、窓の多い荷物室側に光が回るように考えてみました。改造荷物車ですから、蛍光灯でもそれほど明るくないので、こんな感じで試してみます。仕切りは床をかぶせたときに当たる部分を現物合わせで修正中です。でもこれで、窓から向こう側が見えてはいけない部分は完全に対応できているはずです。普段使わない特殊な形状の仕切りもいろいろ使いました。郵便の区分棚は、TOMIXのオユ10用のものを使います。

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便利なパーツを使って

 お盆休みが終わりましたが、まだメーカーの方はこれから再始動ということで、資料の整理や作りかけの続きなどをやっています。物置を整理していたら、古いネガがたくさん出てきました。中身を見ると昭和50年代の鉄道風景がたくさん写っていました。近々、CD-Rに焼いてこちらでもご紹介しようと思いますが、その中には山形駅構内にたくさん止まっている旧型客車やEF71・ED78の姿もありました。こういうのを見ると、さあ作るぞ!という気になりますね。

 さて、その奥羽本線の普通列車をイメージしたスユニ61の続きです。床下の見栄えをよくする加工です。

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 ソフトメタルのパーツの裏側を埋める部品です。どれも肉抜きが深く、塗装したときに塗り残しの出やすいものばかりです。プラ板でも出来ますが、毎回発生するものだけに面倒くさいですね。これは黒く塗って、裏側にはめ込むように接着するようになっていて、この作業を大幅に省力化できるというものです。

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 例えば、車軸発電機の横の付属品箱など、塗り残しがあると肉抜き部分がギラリと光って、思い切り興ざめになってしまいます。走行をメインに考える場合でも、こういった点にちょっと気を配るだけで、雰囲気はぐっとよくなるものです。

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2010年8月10日 (火)

久しぶりの「フラットブラックグレー」

 メーカーも問屋さんもそろそろ夏休みモードに入って、バック業務も少なくなるので、せっせと塗装をやります。台風の接近で湿度が高いので、エアコンフル運転で作業します。

 毎度のことながら、徹底した手抜き方式で缶スプレーを最大限に利用します。エアブラシを掃除するのは結構面倒ですし、GMの缶スプレーは、Nゲージでの使用を前提にしているので、思いの外霧が細かいのです。下地がしっかり出来ていれば、そう簡単にはがれることもありません。

 さて、客車のキャンバス屋根、既製品では明るいグレーになっているものが多く、鋼板屋根のようになっていて実感的ではありません。

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 以前ご紹介した、モデラーズのフラットブラックグレーです。自動車の色ですが限りなく黒に近いグレーです。残念ながら、発売元のモデラーズ=恵比寿のミスタークラフトが何年か前に倒産しましたので、もう手に入りません。代替色として近いのは、ガンダムスプレーの「ファントムグレー」ですが、やや青みが強い感じです。

 缶スプレーは、買ったままの状態でも、長期保管すると溶剤がどこからともなく抜けて、中身が長期間水を交換していない金魚鉢の水のようにドロドロになってしまいます。気が付かずに吹くと一気にべちゃっと塗料が飛んで、見事に失敗します。プラキットの場合、これは致命的です。当店であまり使わない色のスプレーを在庫として置いていないのはそういう理由によります。失敗を防ぐ意味で、面倒でもその都度取り寄せとしています。

 さて、このフラットブラックグレーも、ミスタークラフトが倒産した頃に残っていたものを押さえていたわけなので、そろそろ使ってしまわないといけません。

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 ぶどう色を吹いた後、マスキングして屋根全体をフラットブラックグレーに塗ります。ベンチレーターは、経年で接着剤が劣化して取れるのを防ぐためにハンダ付してあります。

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 乾燥したら、面相筆を使って、ベンチレーターを筆塗りします。穴の部分を塗り残すと、キットのしょぼいものでもそれなりに見られるようになってきます。

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 最後につや消しコートを吹くと、筆ムラなどもごまかせます。これは、UVカットを謳う新商品ですが、Nゲージのストラクチャーなどのように、成型色のまま長期間蛍光灯にさらされるものなどに使うと良さそうです。何しろ、先日の店レイアウトのNゲージ線路の交換では、数年間敷設してあったものの道床が紫外線で相当変色・劣化していましたから。

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 取りあえず屋根につや消しを吹いたところです。ホロワクも面相筆で塗り分けます。ステップもこの後同様に色を入れます。プラモデルの塗装に近い考え方ですが、鉄道模型の場合、こういった細かい塗装指示があるものは極めて少ないですね。車体の艶と屋根の艶の具合を明確に分けると、全体の雰囲気が良くなります。色だけでなく、艶と言うのも結構大事です。

 基本的な色が塗れたので、この後はウエザリングに進みます。

 

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