最近のプラ製品では、妻板の形式標記などが印刷されているものが多いですが、真鍮製完成品には殆ど入っていません。結構効果的なので、是非入れたいところですが、そんな時に役に立つのがくろま屋製品です。車両の種類はとてつもなく多いですから、全車種を網羅するのは不可能ですが、逐次種類を増やしているようです。現在はこの手の標記、客車関係と気動車関係が比較的充実して来ています。
そこで、例のキハ58にもこれを入れてみます。

使用したのはこちらです。このメーカーのインレタ、使おうとするものが多めに入っているのが親切です。貼りつき具合も申し分なしです。
妻板のように貼りにくい場所の場合、こんな逃げ方もあります。

何も印刷されていないクリアーデカールに転写して、デカールとして貼るのです。デカールに文字を転写したらクリアーコートをかけて表面を保護します。その後、切り抜いて所定の位置に貼ります。

こうすることで、細かい文字が欠けたり、検査標記の枠が壊れたりするのを大幅に防ぐことが出来ます。
デッキの仕切は、工房ひろのオハネフ13用に入っていたドアが中央にあるものですが、結構良い感じになりました。応用範囲も広そうなので、これだけたくさん欲しいところですが・・・。
作例で使用しているデカールはこちらです。

この製品、デカールの膜が薄いので、貼った時に段差が生じにくくオーバーコートで上手く処理すれば、一見デカールを貼ったようには見えなくなります。アダチのキットに入っている厚い膜のものと比べるとその差は一目です。そして、台紙が水色なので、白文字の場合も、文字の転写具合が確認しやすいということもあります。
インレタはナマモノなので、あまり長期間置いてしまうと付かなくなったりしますから、在庫としては一般的に使うものが中心になってしまいますが、その他のカタログに載っているものも、新しいものが直ぐに入荷しますのでご利用ください。
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