2009年10月 3日 (土)

照明の調整

 一応形になったマニ36ですが、走らせて見るとこの車両だけ照明がチラチラします。他の車は問題ないので、この車に問題があるはずです。照明がちらつく時は車輪が汚れていると言うこともありますが、真鍮製モデルの場合、他にもいくつかチェックすべき点があります。完成品の場合も同じような構造ですから参考になるかと思います。

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 同じ16番でもプラ製品の場合はNゲージを拡大コピーしたような構造なので、Nのメンテナンス方法とほぼ同じですが、金属製品で使用されている台車を見るとちょっと様子が違います。台車枠は台車ボルスターに対してある程度動くようになっています。そして、車輪は片側が絶縁されたものが使用されていて、進行方向前側の台車に+の電流が、後の台車に-の電流が流れています。台車にガタツキを持たせることで線路の凹凸を吸収するとともに常に全部の車輪がレールに密着するようになっています。

 ですから、台車がきちんと組み立てられていないと通電具合が悪くなるのです。台車枠をボルスターに締め付ける時にビスがボルスターを噛んでいれば、走行時に車輪がレールから浮いたりします。

 また、センターピンに挟んであるスプリングも重要です。このスプリングは台車枠からボルスターに上がってきた電気をセンターピンを通して床上側のラグに送り込む接点の役割を持っています。台車ボルスターやセンターピンときちんと接触していなければなりません。

 このあたりを再調整してみると、今度は安定して点灯するようになりました。

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 元々、照明など全く考慮されていないキットですが、調整の要領を押さえておけば、完成品では殆ど省略されている荷物室側の尾灯も点灯させられるようにして、どちら向きにでも連結できるようにするなどといったことが簡単にできるようになります。窓に檻の付いた貫通路をを後にして走るというのも荷物車ならではの魅力です。

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2009年9月25日 (金)

遠い夏の日の思い出が蘇る・・・マニ36折妻車ほぼ完成

 オロ40改造のマニ36がほぼ出来上がって、今日は列車に連結して試運転です。高校生の頃だったと思いますが、夏休みに東北地方を旅行して帰る途中に見た折妻形のマニ36が妙に印象に残っています。

 当時は、黒磯以北の交流電化区間の普通列車は、ほぼ全てに近いくらい客車列車でした。特に意識して見ていた光景でもなかったのでおぼろげな記憶ではあるのですが、確かこれは黒磯の一つ先、高久駅だったと思います。あと一駅で客車列車の旅が終わって、黒磯からは現実の世界に引き戻されたような115系の旅が、あと3時間も続くわけです。これがすごく長いように感じたものです。隣に停まった下り列車のサボには「盛岡行」とあったかと思います。いよいよこれから客車の世界に入っていく列車と、現実の世界に戻ろうと言うこちらの列車。列車がゆっくり動き出した時に、盛岡行の最後部に付いていたのがこんな形のマニ36でした。もちろん番号などチェックしていないのですが、鋼板屋根車独特ののっぺりした妻面、奇妙な妻面形状、そこに光る2つの尾灯・・・。そんな印象を再現したかったのです。

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 もちろん、貫通ドアの窓に檻の付いた荷物室側も点灯します。妻面の形式標記などは、くろま屋インレタです。

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 その盛岡行きのイメージで、列車最後部に連結して試運転です。福島あたりに集中していたスハフ32やスハ33を連結して雰囲気を出してみます。照明のチラツキ、不自然な挙動・脱線なども無く、快調に走ってくれました。

 そんなイメージモデルとしての車種選定でしたが、車番はもちろんオロ40改造のものから、そしてあのシチュエーションでは有り得たはずの隅田川客貨車区(北スミ)のものを選んで、マニ36 2203としました。配置標記はもちろん「北スミ」です。何だか荷物車にハマっているように見えますが、あくまでも「乗り鉄」が模型を作ると・・・、というのが一つの切り口ですから、実際に乗れなかったEF56の荷物列車は出てこないでしょう。でも、同じマニ36でも様々なバリエーションがあって、その違いで列車の表情ががらりと変わるのが客車列車の面白さでもあります。

 今から30年前、カラーフィルムやDPEは高価で、よっぽどのものでない限り写真を撮ることはありませんでしたし、デジタルカメラなど想像も出来ませんでした。その後数年のうちに、パソコンはごく当たり前のものになり、さらにその数年後にはインターネットも当たり前になりました。模型にしても、当時こんな地味な客車など殆どありませんでした。でも、30年と言う時を経て、当時の思い出が形になったのは嬉しいですね。「青春18きっぷ」だけは盛んですが、いつしか出来なくなった、まったりした客車鈍行の旅を再現できるようになりました。模型の楽しみ方の一つだと思います。

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2009年9月20日 (日)

リハビリの成果を感じるインレタ貼り

いろいろと仕掛がころがっていますが、仕事の合間を見ながら、マニ36にインレタを貼りました。ご承知の通り、インレタというものは一発勝負、やり直しが出来ません。テープなどでシートを固定するにしても、軽く手を添えてシートが動かないようにする必要があります。

 管理人は脳卒中による片麻痺で、左手が使いにくくなっているのですが、作業療法科で言われたように、日々細かい作業をすることで、完全復活を目指しています。最近になって、弱いながら、麻痺側の指で物を掴んだ時の感覚が戻ってきていることに気づきました。これは大きいですね。指先など、末端部分の感覚はなかなか戻りにくいそうですから。モノを掴む感覚が戻れば、作業の精度も飛躍的に向上するはずです。歩行などもそうなのですが、これまでの経験から言って、きっかけを掴めば、後は脳トレ的な感じでやると良い結果が出てきます。さっそく、例のマニ36で試してみました。

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 いつものように、くろま屋のインレタを使います。細かい標記で壊れやすいものはデカール転写にするのですが、今回、側面についてはデカール転写が一切なしになりました。

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 側面の標記のうち、配置区と荷重の標記は一体ではなく、押さえが不十分ですと、一発でアウトになってしまうのですが、戻り始めた感覚をフル回転させてダイレクト転写に挑戦してみました。いくつか失敗したものの、当該のものを使い切る前に仕上げることが出来ました。

 一昨年5ヵ月近くに亘って入院した、店からさほど遠くないところにある、山の中のリハビリ病院の作業療法科で言われた話は本当でした。手の動きは歩く以上に複雑なので、復活させるのは容易ではないけれど、継続した訓練できっと良くなる、と言われていました。些細な事ながら、また一歩完全復活に近付いたように思います。

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2009年9月13日 (日)

尾灯の続き

 いつも使用している細いファイバーの端材が出てきましたので、尾灯の続きです。昨日の時点で配線が正しいことまでは確認しているので、電球ケースと尾灯をファイバーでつなげばOKです。

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 やっぱり客車列車の後はこうでなくては・・・。仕切板などを追加しましたが、床と干渉して車体が傾いていることが分かったので、その部分の手直しも行いました。あと小パーツをいくつか付けてレタリングを入れれば完成です。

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照明関係の取り付け

 フジモデルのキットはそのままですと照明の取り付けに対応していませんが、走行した時に列車の雰囲気を感じられるようなものにするには照明は不可欠です。特に客車列車では、尾灯が旅情をかきたたせてくれるだけに何としても点灯させたいものです。

 当雑談室の作例は、運転を重視していますから緩急車や荷物車などの尾灯はすべて点灯するようにしています。今回のマニ36もそのように仕上げます。

 このあたり、サンプルをご覧いただいた方から、どんな風になっているのか?というお尋ねが多いので、細かくご紹介しておきます。

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 まず予め穴を開けておいた床板にスイッチを取り付けます。機関車次位や中間に入った時に尾灯を消灯するためのものです。あまり小さいものですと操作がしにくいですので、エンドウの電車などで使用されているタイプのものを使用します。

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 尾灯の配線です。エンドウのファイバー式の電球ケース を使用するので、電球は各エンド1ケづつです。カツミの「ダイオード・基板セットを使用して、切り替えを行います。この基板は、片運転台の電車を想定したパターンになっていて、ヘッドライト・テールライトの切り替えが出来るようになっています。客車の場合、ヘッドライトがありませんから、両方とも尾灯用として電球を前後に振り分けます。これで簡単に荷物室側の尾灯も点灯できるようになります。

 使い勝手の良い細いファイバーを切らしてしまったので、この続きは次回になりますが、忘れないうちにテールレンズを入れておきます。

 出来るところから進めることにして、次は車体です。

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 ガラスを入れた窓に保護棒を取り付けます。昔は窓ガラスに縞模様が印刷してあるものでしたが、今はエッチング抜きの繊細なものがフジモデルから出ています。

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 次に、天井に取り付けておいた金具に車内照明ユニットを取り付けます。マニ36は昭和40年代の改造ですから、車内は蛍光灯、壁面も淡緑色で塗装されていました。照明はエンドウの「ユニットライト室内灯B」(白色LED)を使用します。尾灯の電球を1ケにすることと合わせて、長編成にした時の消費電流を押さえる効果もあります。

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 次にプラ板を使ってトイレと貴重品室の仕切を作ります。これは外から見たときに透けてはいけないところが透けないようにするため、という意味合いが強いので、ごく簡単で構わないのですが、ついでにこのように配線ダクトとして使うと、配線がすっきりすると思います。作業中なのでまだ仕切がゆがんでいますが、最後に整えます。

 取りあえずファイバーがないので、尾灯がまだ点灯しませんが、室内灯と尾灯の電球の配線を確認するために試運転をしてみました。

Shiunten

 電球の点灯と走行方向の関係が正しいかを確認しました。遠い夏の日、東北線のどこかの駅ですれ違った盛岡行きの普通列車、たしかにこんな感じだったですね。

 こうして見ると、尾灯が点灯するかしないか、と言うのは列車をリアルに見せると言う点で非常に大きな要素だと言うことが分かります。

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2009年9月11日 (金)

色が着いて・・・

 基本的な塗装が出来たので、店に搬入して仕上げ作業です。荷受の合間を見ながらの作業です。まずはいつものように屋根のウエザリング処理です。鋼板屋根ですから、ねずみ色1号の明るい塗装ですが、全検直後の塗り替えたてならともかく、そうでなければブレーキシューの鉄粉で茶色くなっていたり、溶接の継ぎ目部分から赤錆が流れていたりしたものです。嫌味にならない程度に錆色を吹いてつや消し仕上げにしました。

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 足回りも同様の処理にしておきます。これは荷物室側のエンドですから、貫通ドアや側ドアにも保護棒が付きます。そして、こちら側が後になっても良いように、尾灯も点灯するようにします。既製の完成品ではまず対応していない部分ですが、旧型客車の編成の自由度と言う観点から行けば絶対に外せない部分です。

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 雨よけの表現がある工房ひろの改良版のホロを使用したのでこの部分も面相筆を使って細かく塗り分けます。このあたりの作業はプラモデルのそれに近い感覚です。

 だいぶこの車の持つ怪しい雰囲気が出てきました。早く完成させたいところですが、ここで慌てるとろくなことがありません。日曜日くらいまでに試運転に持ち込めればと思っています。

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2009年9月 9日 (水)

小物部品の取り付け

 マニ36、デッキの手すりとデッキ下のステップを取り付けてハンダ付けはおしまいです。この2つは、どの車種でも必要なパーツなのに何故かキットには含まれていません。

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 のっぺりした奇妙なスタイルのマニ36が誕生しました。

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 遠い夏の日、東北線のどこかの駅ですれ違った普通列車の尻尾にこんな形のマニが連結されていたのが妙に印象に残っています。

 客車列車の場合、同じ列車でも編成は日替わりメニューみたいなものでしたから、一番後ろのマニをいろいろな形態のものにさしかえたりするというのもありです。それだけで列車全体の印象ががらりと変わります。

 もう、旧型客車の時代は遠い昔のことになってしまったせいでしょうか、Nゲージなどでは旧型客車の急行編成として行先サボや号車番号札まで印刷済み、まるで固定編成みたいにして売られるものも出てきていますが、昼間、尾久の客車区で一つ目小僧のDD13が座席車や寝台車を1両ずつ入れ替えてつなぎなおしていたのを見ているだけに、何か違和感を覚えます。

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2009年9月 8日 (火)

ちょっとディテールアップ

 南海上を台風が通過したりで、塗装作業にはイマイチ不向きな天気でしたので、マニ36の続きをやります。

 ノッペリした妻面が特徴のオロ40戦後型改造ですが、ネットで発見した写真を元に、屋根に上がるステップを追加してみました。見てしまった以上、何もないのも許せませんが、この手の荷物車、個体差も多く、しかも写真からの割り出し、ということで、イメージモデルとして見ていただきたいと思います。

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 折妻の緩急車ではハシゴなのですが、後付なのでホチキス状のスタイルです。

 のっぺりした妻面ですので、これだけでもディテールが増えた気分になれます。

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2009年9月 2日 (水)

車内部品の取り付け

 引き続きマニ36(オロ40改造)を進めます。大体外形が出来たので、車内に取り付ける部品のハンダ付けです。先ずは尾灯の電球ケースです。いつものようにエンドウ#2643の光学繊維を使用する方式のものです。これを両エンドに取り付けます。

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 貫通ドアにハンダ付けしますが、微妙な位置合わせの時にコテ先が触れてファイバー用の穴を埋めることがないように、マスキングテープで覆って作業しました。この穴、埋めてしまうと掘り返すのに結構手間がかかります。電球ケースのドアに接する面に削り出した時の出っ張りが残っているので平らにしてから作業します。しっかり付いたらマスキングテープを剥がします。余計な作業が発生しないので能率も上がります。

 次は仕切り板です。

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 マニ36の仕切り板は、このように中途半端な位置に来ます。車掌室側にディテールが来るようにしました。

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 荷物室側のドア窓には保護棒が付くのですが、こちら側は赤線で示した位置に便所や貴重品室の仕切りがありますので、外からは殆ど見えません。無理に貼り合せる必要もなさそうです。

 荷物車の仕切りは、向こう側が透けて見えてはいけないところを透けないようにする、というのが第一です。走っていても分かる部分ですから。運転メインのモデルでも気を配ってやるべき部分だと思います。

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 あとは小ディテールパーツの取り付けです。

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2009年8月28日 (金)

外形がほぼ出来ました

 オロ40改造のマニ36も引き続き進行します。デッキのステップが付いて外形がほぼ出来ました。手の動きも多少余裕が出てきているので、この後はディテールを少し追加しますが、改造車だけに個体差が大きいので、見つけた写真を参考に雰囲気重視で行きたいと思います。

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 いつものように尾灯は両側とも点灯、ON-OFFスイッチを取り付けてどちら向きに連結しても尾灯が点灯するようにします。

 妻面のタテドイは、35系折れ妻形用のものの横トイ部分を少々加工して絞り付き用のタイプにするのが正解のようですが、今回は旧製品在庫の有効活用と、印象がそれほど違わないので、この軽量用のままで行きます。

 キャンバス押さえもなく、のっぺりした妻板の客車、昔のカワイモデルの44系を思い出しますが、こちらはプロトタイプがそうなので、堂々とこの姿で走れます。

 この続きはまた来週。今日はまた客車の入荷がありますが、今月の広告にあった、一番両数の多かったタイプのマニ60とかが来るはずです。荷物列車を作るつもりではありませんが、気になりますね。

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