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2021年2月26日 (金)

よくあるご相談

 割とよくあるご相談に、天賞堂のELを久々に引っ張り出してみたが動かない。さあどうしよう?というのが割合ありますね。でも今は天賞堂の代表的なラインナップだった国鉄旧型ELは中国製のダイキャストやプラ製品になって、真鍮製のものは残部品処理と思われた「ブラスベーシック」と銘打ったものを最後にぱったり止まっています。

 旧型機のシリーズ、動力伝達方式は大きく2通りあって、初期のものは片軸モーターから一方の台車に伝達し、さらに床下で前後の台車をジョイントで連結してもう一方の台車も駆動させる方式、もう一つは現代でも一般的な両軸モーターで各台車に伝達する方式です。前者は構造的なこともあってノイズも大きく、今の目で見るとお世辞にもあまり良いとは言えませんが、後者のものは非常に堅牢な造りで、ギヤの精度も高いので、イコライジング機構がないものの非常に動きがスムーズでギヤノイズもほとんど出ません。

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 これは両軸モーター初期のEF57です。もう半世紀近く前のものでしょうか。

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 ギヤボックス自体は、最後の「ブラスベーシック」まで殆ど変わっていませんでした。ただ、モーターは缶モーターではなく、オープンタイプのMV-8が付いています。オープンタイプなので、経年でブラシ周辺が酸化して通電が悪くなって動作しなくなったり、不安定になることがあります。CRCを吹いたりすることで、生き返ることも多いのですが、いかんせんこのモーター、電気をものすごく食いますし、モーターのノイズも大きいですね。最近の缶モーターのように、低速から高速までスムーズに制御するのも難しいものがあります。

 一方で、缶モーターになった後の天賞堂、良くない点はギヤボックスは同じなのに、生産の度にモーターのメーカーがコロコロ変わっていたことです。そのため同一形式でも速度が全然違っていたりというのもありました。メンテナンスの点でもこれは問題です。管理人の手元にあるEF57は当初メーカー不詳の缶モーター、EF13はコパルの缶モーターでしたが、ギヤボックスは共通なのに、EF57の方が遥かに遅いという奇妙なことになっていました。

 これをエンドウやカツミの機関車で使っているEN22一般型に取り換えてみたところ、エンドウのEP50パワーパックで、最大の14Vで95km/hくらいの速度、ということで、起動から最高速まで実にスムーズになりました。客車や貨物列車のスローな起動も実にリアルになりますし、ギヤ比が大きめなので、低速もぎくしゃくすることはありません。多少床板を加工する必要がありますが、部品代はそれほど高額でもなく、いつでも手に入るものなので、これがベストかな、と思っています。

 これは、管理人のEN22に換装したものですが、冒頭のEF57など、やはりこんな感じで颯爽と走ってもらいたいものです。ギヤボックス自体は「走行のカツミ」に劣らず頑丈なので、実はガンガン走らせても大丈夫なのです。

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