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2021年1月10日 (日)

新アオガエル 1両目が箱に

 妻板が付いて車体の強度が増したので、アングルの修正を行って大体良さそうになったので、前面に進みます。キットに入っていた前面は、知り合いが初版のものをサボ付きの時代にしたいとのことなので、サボ枠ともども譲渡して、代わりにこちらには初版のサボなしのものを譲受しました。パーツ自体はサボ受け取付穴と下面の欠き取りの有無くらいで外形は同じです。サボ受けを付けるにしてもああいう形では真っ直ぐ付けるのは至難ですし、なかなか凝ったサボ受けパーツも入っていたのでトレードしました。こちらは目蒲線バージョンなので方向幕仕様になります。

 新版でも旧版でもこの電車の形態上、前面は深絞りですから、箱になると付けられないパーツが出て来ますので、先に取り付けます。ちなみに、ファイバー方式の尾灯用電球ケースは、モデルシーダーのチップLED式のものを使用するので取り付けません。旧版を使用した岳南バージョンで好結果を得ましたので。キットですから、良かったものはどんどん取り入れていきます。必ずしも説明書き通りに作る必要はないですから。

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 先ずは通過表示灯と尾灯です。実にいやらしい場所で位置決めしにくいですが、こんな風に楊枝を使うと案外やり易いかと思います。通過表示灯や尾灯が極端に車体の隅に寄っているのもこの電車のポイントです。タニカワのものでは、工作性を考慮したのか内側に寄っていて、顔のイメージを崩していました。

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 乗務員室扉も先に取り付けます。次に接合部の当て板を、エッチングパーツが付いていた廃材を利用して取り付けます。先日のクハ111-1000同様、窓も何もないところに継ぎ目が来るので、継ぎ目消し用のハンダが下に落ちて行かないようにするためのものです。

 乗務員扉直後で継げばよいように思いますが、オデコの絞り込みがここまで来ているので出来ないのです。タニカワのものは、乗務員扉直後で継いでいましたが、オデコに奥行きがなくて顔が似ていませんでした。

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 ここまで出来た前面を胴体と結合します。継ぎ目部分には多めにハンダを盛って、やすり仕上げした時に完全に継ぎ目が消えるようにします。裾のRも胴体と前面でラインが揃うように注意します。ヘッドライトは水平を出す必要がありますし、取り付け部分の隙間を外側から埋めるので、箱にしてから取り付けます。

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 前面を取り付けた状態です。初版のものなので前面部下面の欠き取りがありません。新版で新たに追加された前面下部のパーツは、ネジ穴を追加すればよいわけです。アングル構造がかなり変わりましたが、強度的には問題なさそうです。作りにくいですが・・・。

 アングルで苦心した跡がはっきりしていますが、最後に胴体の断面を調整すれば前面がピタリと合うのはさすが、プレスのエンドウです。この手の前面、最近はロストのものが多いですが、ラインが硬い感じになる傾向があります。高度成長期のアナログな電車は、プレス加工の方が雰囲気が出せるように思います。

 ここで他の電車同様、継ぎ目処理とキサゲを行います。ディテールを付けると削れなくなるところも出て来ますので。

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コメント

やまおとこ さま

 コメント有難うございます。時々出て来る旧版は四半世紀も前に作ったものなので、店開業前ということでこちらに記事はありません。ただ、旧版もEN22モーターを90度捻って載せるためにジョイントのノイズが大きかったり、床上への出っ張りが大きいといった問題があって、それを細身のコアレスに取り換える記事は載せてあります。初版登場時、エンドウではまだコアレスモーターを使っていませんでした。四半世紀の間に、モーターだけでなく室内灯やライト、連結器なども機能と外観を両立したものが色々出て来て、Nゲージに圧倒されている印象の強い16番もかなり進化しています。そして、店にある10両の初版アオガエルも逐次進化させて、見本として使っています。何より25年経ってもまだ進化させて楽しめるというのが、ブラスモデルの神髄ですね。

 かなり古い製品ですが、この電車を良く知っている人が設計していただけに、今見てもなかなか良いと思います。今回、その設計の意図を理解しきれずに手を入れてしまった部分があるのは惜しいですが。

投稿: さがみ | 2021年1月11日 (月) 10時55分

カエル製作記事大変参考になります(カエル以外にも参考になる記事がたくさんでありがたい)。
当鉄道には旧版のTKK5000が未着手で在籍していますので制作時期が来た時に
大変参考になります。貴店の記事で旧版制作記事はないんですかね。

投稿: やまおとこ | 2021年1月11日 (月) 10時27分

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