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2021年1月13日 (水)

接合部の仕上げ

 前面と胴体の接合部の仕上げを行います。鉄やすりで大まかに削ってからペーパーで仕上げるのは他のものと同じです。

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 こういうヘンな形の電車ですので、大まかな削り出しは写真に写っているような大きなやすりの方が形を出しやすいかもしれません。細いやすりだと気になるところに集中するとそこに谷を掘ってしまうことがあります。大きめのやすりで全体の形を出してから細部を修正するのが良いと思います。継ぎ目を消すのも大事ですが、屋根の肩や裾のラインをきれいに揃える必要もあります。

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 屋根上面も継ぎ目と塗分けは一致しないので丁寧に仕上げます。ここは手を抜くと塗装した後、思い切り目立つので要注意です。

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 連結面の妻板は、余分なハンダを削ってから角を丸く仕上げておきます。

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 大体良い感じになったので、次にヘッドライトを取り付けます。この時代の電車によくあった、オデコに埋め込まれたような造形です。挽物のパイプをオデコの開口部に埋め込むようにハンダ付けするのですが、取付場所周辺の形がいやらしいですね。ポイントは真っ直ぐ前を向かせることです。オデコの開口部の精度は良いので、このようにピンセットに刺して、開口部一番奥に付き当てるようにすると位置が出ます。

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 位置が出せたら、このように1か所ハンダを付けて仮止めして改めて水平を確認します。

 それにしても、プレス部品に挽物のパイプを突っ込んでいるわけですから、馴染みが悪いというのか隙間もありますし、手慣れていない方ははたと考えてしまうかもしれません。プラキットならば、パテで埋めて固まったらペーパーで磨いての気の遠くなる繰り返しになるわけですが。

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 ここで、ハンダ付け工作ならではの良さが出て来ます。先ずは隙間のある部分に裏側まで回るようにハンダを流します。そして、やすりとペーパーで形に合わせて削っていきます。

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 ものの15分もあれば、こんな風にきれいに出来てしまいます。まだあとの部品取り付けがあるので荒仕上ですが。

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 横から見ても、まっすぐ前を向いて付きました。

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 ロストワックス前面であればライトケースなども一体ですから、こんな手間はないのですが、やはり鋳物なので全体にぼってりした感じになって、顔の印象が変わってしまいます。実車がアナログな時代のものなので、モデルもこのような原始的な構成で良いのかもしれません。

 今回の作例では、プロトタイプの関係で前面はトレードした初版のものを使っていますが、新版をストレートで組む場合も同様で良いはずです。新版の車体に初版の前面がぴったり合いましたし、相違点は下面の欠き取りくらいのようですから。

 ヘッドライトが付いたことで、アオガエルのおよその形が見えて来ました。ヘンな形の電車なので、キサゲの時にも全体の造形に留意するというのもポイントの一つですね。

 

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