屋上配管の取付
パンタ台が付いたので、続いてパンタ周りの配管を取り付けます。先ずは配管取付用の足を植えます。
取付足には配管1本用と2本用があります。
これを屋根の穴に差し込んで裏からハンダ付けするのですが、注意する点は先頭車デハ5000形では渋谷向きの奇数車と桜木町向きの偶数車では配置が裏返しになっている点です。図面をよく見て間違いないように植えます。
次に配管本体を曲げます。太いものはφ0.6、細いものはφ0.4です。雨どいと同じ要領で、コピーした原寸図に貼り付け、エッチングベンダーで曲げます。
出来上がった配管を取付足に載せてチョンチョンとハンダ付けします。エンドウ製品の標準的な構造です。
取りあえず付けたという状態なので、乱れているところなどはこの後エッチングベンダーなどを使って整えます。小田急2220形のように複雑ではありませんが、ランボードとパンタ台の間の狭いところをクネクネと通っているので、案外やりにくいのがこの電車の特徴ですね。
あと屋上に付くものはベンチレーターや避雷器といったところですが、避雷器は大窓ドアのキットでは初期の大型のものになっているので、更新後の小型のものに変更します。国鉄形で類似のものがあったような気がします。遅くまで東横線にいたものでは屋根中央に無線のアンテナも付きますが、トップナンバーの編成は田園都市線から目蒲線へ来たので付いていませんでした。
割と屋上はあっさりした電車ですが、昔のピノチオやタニカワでは屋上配管は全部省略されていました。エンドウのアオガエルは初版から屋上配管はありましたが、その辺にこだわるようになったのは、大体その頃からだったでしょうか。昔のエンドウ製品など、屋上配管が一切ないのは当たり前だったですから。昔に比べると電車の完成品もずいぶん高くなりましたが、やはりこうしたディテールが追加されているからなのでしょう。プラスチックの一体成形のようなわけには行きませんから。
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