ED78・・・
仕入先の在庫を当っていたら、TOMIXのED78が出て来ました。
昭和43年の奥羽線、福島~米沢間の交流化、米沢~山形間電化と仙山線全線交流化に合わせて登場した機関車です。奥羽線の板谷峠区間では、このED78が本務機、同時に登場したEF71が補機という設定でしたが、実際にはどちらも本務機のような使い方をされていました。仙山線は軌道が脆弱だったために、軸重可変のED78のみが運用されました。
軸重調整用の中間台車が付いて、D型ながらF型並みの堂々とした車体です。この辺りは九州のED76と似ていますが。
総括重連を行うので、正面には貫通扉があります。ED78+EF71の他に、ED78同士の重連というのもよく見かけました。車体が大きいだけに重連になると見ごたえがあります。
屋上は、降雪対策でさっぱりしています。
付属パーツはこんな感じです。
最近は、16番の手頃なプラ製の機関車も種類が増えてきて、このような地域限定的なものも出て来るようになりました。発売されてしばらく経っているので、そんなに売れるものでもなさそうですが、逆に再生産までのサイクルは長そうです。この形式はかつて天賞堂や宮沢からも出ていました。地味な車種ですが、模型映えはするということなのでしょう。
比較的手頃な価格で、大型EL重連が楽しめるのでお勧めの一品かと思います。
以前は東北線に乗ってED77が見えると、ああ郡山だな、とかこの78が見えると福島だ、といった地域ごとの車種を眺める楽しみもありましたが、現在では旅客は全て電車になり、貨物も亜幹線や支線区では廃止になって、そんな面白さもなくなってしまいました。
ネット支店にも登録してありますので、興味のおありの方は宜しくお願いいたします。
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