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2020年10月31日 (土)

アオガエル レタリングの補修と・・・

 店頭で「長期熟成サンプル」として使用しているエンドウの東急旧5000系、初版キットがベースのもののレタリングの補修を行いました。

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 「5039」なのですが、転写後の定着が悪かったのか、「50」がなくなって悲惨な状態でした。国鉄と同じ書体なのですが、国鉄や小田急などのものよりやや大きく、汎用のメタリックインレタでは対応できませんでした。しばらく放置してあったのですが、半年くらい前に5000系の再版があるという情報があって、仕入先にエンドウさんからインレタを分けてもらえるようにお願いしておきました。内容が以前のものとは変わるかも、ということだったので、その時はそれに対応して、ということにしてありました。

 一足先に出たキットの中身を見ると、初版ではインレタだった「東京急行電鉄」や①②のエンド銘板がインレタからエッチングパーツに変わるなどの改良が行われていました。

 そのインレタや銘板類が届いたので、さっそく作業開始です。

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 件の車番は、あっさり復活しました。

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 銘板類は、初版ではこんな感じなのですが、反対側は剥がれていましたし①②も1つを残して剥がれていました。せっかく全部分けていただけたので、銘板類も完全復旧します。

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 これがその銘板パーツです。①②の銘板など極小でどうしたら良いのかという感じですが、ステンレス製なのでしっかりしていますからちょっとしたコツをつかむとサクサク出来ます。カットした部品をエポキシ接着剤で取り付けます。接着面積が小さいこともあって、ゴム系では経年劣化で紛失する危険が大きいですし、塗装面への塗装済み部品の取付ということで、瞬間接着剤は白化の危険が大きいので厳禁です。2液を混ぜたエポキシ接着剤を取り付け位置に楊枝で点付けして、その上にパーツを載せてやるときれいにできます。はみ出した場合も固まる前に拭き取ればOKです。

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 インレタだった部分の銘板を貼り換えたところです。しっとりと落ち着いてだいぶ良い感じになりました。よくよく見ると他の5両もこの銘板あたりの剥がれや欠損が結構あるので、全部貼り換えるしかないですね。

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 他にも、正面の尾灯脇の形式・自重標記や、連結面の全検標記なども付けてもらえたので貼ってみました。特に前面の形式標記は、こんなところに書かなくても良いのにというくらい目立つので、効果抜群です。

 25年前は、そこまでこだわるような製品はまずなかったですし、エンドウのアオガエルもピノチオやタニカワで不満だった前面の造形が素晴らしかったのと、奇数・偶数を作り分けた床下機器が入っているだけで大満足だったのですが。

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 取りあえず作業後の全体像です。モーターの小型化、照明のLED化などで徐々に進化していましたが、ここでもう1つ進化したわけです。ブラスモデルは高価ですが、こうして長い間楽しめるものなのです。なので、「長期熟成サンプル」。店頭での提案サンプとしてもだいぶグレードアップ出来たかなと思っています。

 新版のアオガエルもキープしてありますが、この’70年代後半のの東横線バージョンに対して、その少し後’80年代前半の目蒲線バージョンとして製作すべく、目下プロトタイプの研究と部品の選定を行っています。キットなので好きなように弄れますから。

 

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2020年10月30日 (金)

エンドウ 115系塗装済みキット

 エンドウの115系塗装済みキットが出ました。

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 「キット」とはいうものの、中身はこんな状態です。

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 台車も窓ガラスも座席も組付け済みです。もちろん動力車はMPギヤで、これも組み立て済み。

 で、どこを「組み立てる」のか、というと、パンタグラフのネジ止めと、取付済みの室内灯やライトからの配線をラグにハンダ付けするだけです。時代によって取り付ける列車防護無線のアンテナなども塗装済みで付属していますから、必要に応じて取り付けます。「キット」というより「ほぼ完成品」という感じです。

 写真の非冷房車3両編成で135,800円+税という価格です。もちろん、現代のエンドウ完成品と同水準の出来栄えのものです。「完成品」であれば20万円は超えるでしょうから、配線のハンダ付けだけで6万円程度安くなっているわけで、かなりお買い得な感じです。先のキハ40系では、窓ガラス貼りとか、もう少しやることがあったと思います。

 「ブラスモデルへのお誘い」といった感じの、メーカーの戦略商品なのかもしれません。なかなか面白い企画だと思います。

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2020年10月29日 (木)

サボ試作の続き

 登山電車のサボ、残りの「箱根湯本行き」の試作です。

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 登山電車の行き先はこの3種類なので、一応フルラインナップということになります。色合いはまずまずの感じになりました。

 写真原料を使用しているので、同率縮小でやっていますが、湯本行きが大きい感じです。割合簡単に作れるので、この後大きさを調整したものをいくつか作ってみます。

 昔は文字だけのサボも自作しようとすると一筋縄ではいかなかったわけですが、今は汎用の機材を使って自由にできるようになりました。案外模型と関係ないものを使ったりするのですが。

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2020年10月27日 (火)

登山電車 新サボ試作

 全車のパンタ交換が終わった登山旧型車、新しいサボの試作を行います。以前はIMONキットに入っていたシールをベースにしていましたが、色使いが結構いい加減なのでイメージが違っていました。タック紙にプリンターで印刷したようなものなので、すぐにベースの紙が焼けてきたりしそうです。プラ板などのベースに貼り付け、それをウインドシルに接着するようになっていましたが。

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 今回は実物写真を使い、IMONキットに入っていた図面のサイズに合わせて縮小したものを使いました。これをタック紙ではなくフイルムラベルに印刷します。

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 ベースは、エッチングパーツが付いていた枠の5mm幅の部分を活用します。裏側にこのようにフックをハンダ付けして差し替えられるようにしておきます。以前のものと違う点はこのフックをリン青銅として変形しにくくしたことです。

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 取り付けてみます。まだ手直しの余地はありますが、大体良いかなという感じです。取りあえず強羅行きと小田原行きですが、この後湯本行きも試作します。実物の写真ベースなので、色味に関してはだいぶ良くなったと思います。今はこういったものもメーカーに頼らすに割と簡単にできてしまいますね。サボが付くだけで、雰囲気はがらりと変わりますし。ここで使用する資材とかが、模型問屋で扱っているものではなく、家電量販店のOA消耗品コーナーにあるものが中心というのも、ある意味今風です。登山旧型車全盛期の、お城や♨マークが懐かしい感じです。

 

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2020年10月26日 (月)

さらにその後のED78

 スポンジ浸食のED78、プリント基板の劣化という落とし穴があって手こずりましたが、ようやくまとめです。

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 途中ですが、ナンバーの貼り付けや連結器の取付を行っています。

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 切れやすい1.5V球でやっていた低速から一定の明るさで光るライトは、現代ではあっさり出来てしまいます。

 しかし、MV-8というモーターは電気食いますね。今回使用のライトシステムは、6~15Vまで一定の明るさで光ることになっているのですが、この機関車はライトが点灯した後、パワーパックのつまみをさらにだいぶ上げないと起動しません。今回のメニューにモーター換装は入っていないのでここまでにしますが、点灯が考慮されていなかった尾灯が点くようになったのは、現代的な部品のおかげですね。

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2020年10月24日 (土)

この後の登山電車

 取りあえずここまでで、管理人が学生時代に小田原で下宿していた頃の登山電車の基本パターンが揃った格好になりました。

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 モハ1・2・3形、各形式台車の違いや窓パターン違いで各2種類ずつの都合6種類です。’80年代前半は最大2両ということで旧型車は全部両運転台、相互に自由に連結して運転することが出来ました。夜間や早朝には単行運転もありました。オカ製全車、低速化が完了しており、IMON製107号と協調するのも確認済みなので、実車同様自由な組み合わせで走らせることができるようになりました。

 まあ25年以上経っているので傷んでいる個所の補修もありますが、取りあえず方向板の作り直しをしたいところです。

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 IMONキットに入っていたシールをベースに作った「湯本行き」ですが、いかにもパソコンで作りましたという色合いで、どうにも許せません。

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 サボ作成用の「原料」を用意してあります。「湯本行き」は地色がもっと濃いですし、♨マークも青ではなく赤なんですね。「強羅行き」「小田原行き」もそんな感じなので、全部作り直すことにします。

 ’80年代前半といえば、登山電車に久しぶりの新造車1000形が登場した頃ですが、時を経ずに四谷三丁目のみどりやから出ていました。

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 当然その時代のメンバーということで存在しています。当時らしく縦型モーター・インサイドギヤ方式ですが、スケールの軸距離22.5のインサイドギヤとドロップ製のTS330台車を作っていたという意欲作でした。

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 これも既に低速化改造は終わっています。10年ほど前にフクシマからカルダン駆動のモハ1・2のキットが出た時にロスト製の台車を入手し、FMギヤは社長にお願いしてTR26用の22.5mmのFMギヤを特別にプレート車輪で作ってもらいました。FMギヤに波打車輪はなかったので、これが精一杯でしたが。これも当初はWB24.5のパワートラックの車軸端を切り落として、台車枠をダミーとして使うなど、車内からモーターを追放するのに結構苦労しています。軸と軸箱の位置が1mmくらいずれるのですが、当時は他に手がありませんでした。

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 2両編成の時代なので、連結面も非貫通です。連結器はエコーの密連ドローバーですが、切り離すこともないのでこれで十分でしょう。

 新型車両なので、形態的にライト類の点灯が出来そうだということで、電球式のライトとNゲージパーツを使用した方向幕点灯装置が組み込んであります。しかし、今ではこれらももっとスマートにできるので、配線の整理も兼ねて取り換えたいところです。40年近く経過しているので車体の補修も併せて行いたいところですね。

 登山電車は、好ましいスタイルの小型電車ということで16番では人気がありますし、地元ネタということで押し入れの肥やしでお持ちの方もいらっしゃいます。特殊な構造なので、なかなかきちんと走るようにするのは大変なのですが。どう料理するかというヒントの意味で、合間を見ながら続けていこうと思います。難攻不落の小田原城という雰囲気はありますが・・・。

 

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2020年10月23日 (金)

オカ製登山電車 パンタ取り換え完了

 店レイアウトにある低速化改造サンプルのホビーメイトオカ製登山電車、モハ3形113号を最後に、全5両のパンタ取り換えが出来ました。

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 1993年にキットで発売され、その後完成品もごく少量出ました。キットでは一般的なPT42などを使用することになっていましたが、完成品では特製のPT51が付いていました。さすがにこれは分売もなく、製作当時フクシマのPT42を1枚舟に改造したものを取り付けていたのですが、数年前にフクシマ製品を引き継いでIMONがツリカケ時代のモハ1・2・3をやった時に正規のPT51も製品として発売されました。そこで、これに取り換えることにしたのですが、最初のもどきを取り付ける時に、車体の取付部を魔改造していたために、正規のPT51を取り付けるのにいささか難儀しました。

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 取り換えてみると、全体の大きさが小さくなり、台枠部分も華奢な感じが再現されてだいぶ印象が良くなりました。碍子はクロスパンタに交換される少し前の昭和50年代前半の写真を参考に使い分けています。

 27年前に出た時は、登山電車をここまでやるのかとびっくりしましたが、当時不満だった走行性能、連結器、パンタグラフといった部分が時を経て全部解消しました。

 車体側面の形式・自重・定員・検査などの標記は、オカから出なかったNA-7台車を履いたモハ1をIMONキットから作った時に各形式のものが都合6両分入っていたので、これを活用しています。

 これで全車のグレードがほぼ揃い、相互の連結・走行もスムーズになりました。

 

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2020年10月22日 (木)

ED78 尾灯点灯

 例の古いED78の続きです。

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 すぐに球切れする1.5V定電圧点灯をLEDに置き換えます。当初点灯しなかった尾灯もわけなく点灯できるのは時代の流れですね。

 ただ、プリント基板が劣化して銅の部分が剥がれかけていたのには閉口しました。凝った回路になっていて、基盤のダイオードを撤去するとモーターも動かなくなります。モータはリード線で台車からの接点に直結し、天井の基盤はライト関係の上下接点用ということにしました。

 一から配線引き直した方が早かったような気もしますが・・・。まあ、当時としては斬新な設計だったのでしょう。店レイアウトのものは、動力更新が第一だったので、プリント基板はあっさり撤去していたので、こういう風になっているのには気付いていませんでした。

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2020年10月21日 (水)

登山モハ1形102号 パンタ交換

 いろいろ引っかかっている仕掛もあるのですが、今日は低速化改造が終わっているオカ製登山電車102号のパンタ取り換えが出来ました。

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 5両あるオカ製登山のうち、この102号のみ、昭和50年代中盤に小田急大型車乗り入れ対応としてMG取り付け、前照灯シールドビームになった姿にしてあります。パンタがクロスパンタになったのはこの数年後なので、ほんの一時期の形ということになります。

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 こんな感じでMGを取り付け、床下機器の配置も一部変更してあります。

 MG取付は、実際にはモハ2形からだったのですが、あのスイスのきれいなモーターの音が遮られて耳障りだったので、モデルではモハ2は、MG無しとして時代的なアレンジをしています。IMON製では、MG付きなのにヘッドライトが原形だったりしましたが。従来、架線から抵抗を介して点灯させていたものが、小田急の大型回生制動車が乗り入れて架線の電圧が上がって球切れを防ぐためにMGを取り付けたとか聞いていますが。その頃以降、登山の旧型車は、カルダン改造なども含めて結構手を入れられて行くようになります。

 まあ27年も前の、オカ製登山としては「初号機」のものなので、傷みもありますが、その辺はボチボチと、ということで。

 ブラスモデルというのは、こんな長いスパンで楽しめるものなのです。

 

 

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2020年10月20日 (火)

その後のED78

 ライトの配線をしていたら、まずいことに気が付きました。

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 経年劣化でプリント基板の銅部分が剥がれかかっています。スイッチも接点がプリント基板の上で回転する原始的な形状です。この部分もかなり危なっかしい感じです。さあどうしよう・・・。

 取りあえずライトは点灯するようにして、スイッチはどこかに新設した方が良さそうな感じです。上下分離の容易さということで、個の基盤は活かしたいところです。

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2020年10月18日 (日)

モハ3形114号パンタ交換

 店レイアウトに小型電車の低速走行を実現する方法のサンプルとして置いてある箱根登山電車、モハ3形114号のパンタグラフを交換しました。

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 従来取り付けられていたものは、フクシマ製PT42を改造したものでしたが、今回正規のPT51になりました。枠組みだけでなく、台枠も華奢な感じが出ていて、だいぶ印象が良くなりました。模型は上から見る機会が多いので、パンタグラフは需要なパーツの一つです。

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 114号は、モニ1新造の時に台車を供出して新品の台車になったことから、モハ3形では最後まで残った車両です。1993年に発売されたホビーメイトオカ製キットがベースですが、低速化改造なども含めてもう25年以上もチマチマと改良を重ねています。いつの間にか追加されている車体の形式標記などは、IMONのモハ1形キットに全形式の分が複数入っていたので、それを活用しています。

 昭和50年代中盤頃の登山旧型車を一通りカバーするということで、IMON製キットベースを含めて6両存在しますが、パンタ交換は残りあと2両になりました。

 四半世紀の時を超えて、じわじわと熟成していくのもブラスモデルならではの楽しみですね。発売当時、バラキットで約5万円という電車では驚異的な値段でしたが、モノがしっかりしているのでこうして長く楽しめていますから、結局は高くないですね。そういう製品が近年少なくなったように感じます。

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2020年10月17日 (土)

今週の入荷品

 今週は工作で意外と役に立つものの補充などを行いました。

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 先日ご紹介したエッチングベンダーです。手すりや屋上配管の加工に威力を発揮します。

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 カトーのレールクリーナーです。線路の掃除だけでなく、ゴム系接着剤で取り付けられている窓ガラス剥がしなどに使えます。塗装を剥離して塗り直す時の準備作業に威力を発揮します。また、窓ガラスを接着する時に、はみ出したゴム系接着剤を除去するのにも有効です。

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2020年10月16日 (金)

イリサワ「乗客100人セット」を使ってみると・・・

 先日ご紹介した問屋のイリサワが発売しているHO用人形、「運転士・車掌・乗客100」セットです。

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 建築模型にあるような「人混みを表現する」人形というコンセプトですから、色差しなどは結構アバウトなのですが、ある意味電車も人混みですから試しに使ってみました。

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 小田急2200形6連に乗せてみました。100人ですから、1両あたり15、6人という計算ですが、座席も結構あいていてみんな座れるということで、小田急線の急行では末端の新松田~小田原あたりのイメージでしょうか。

 実際には各車均等に乗っているというわけではなく、新松田~小田原あたりでは編成の真ん中あたりは多く、両端はガラガラですから、乗せる人数もそれを意識してみました。座らせる位置も、ガラガラの時は隅っこに座る人が多いですね。たまに真ん中辺にでーんと座っている人もいますが。そんな実際の車内を考えながら並べてみました。

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 編成中ほどのややたくさん乗っているところです。最近は室内灯が非常に良くなりましたし、座席が付いているのも当たり前です。車内や座席を塗り分けてやると、空で走っているのがとても気になって来ます。取りあえずガラガラとはいえ、乗客が乗ると俄かにそれらしく見えてきます。派手目な色のものが多いので、服の色など手を加えてやるともっと実感的になるでしょう。

 走らせてみるとこんな感じです。結構イメージが変わりますね。

 まあ、平日の8:30頃の下北沢到着直前の上り電車をやろうとすれば、人形代がいくらかかるか、ということにもなりますが・・・。

 

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2020年10月15日 (木)

その後のED78

 スポンジでやられたED78の続きです。

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 目の細かいコンパウンドで磨いて、2エンド側はどうにか見られるレベルになったのですが・・・。

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 1エンド側の貫通扉が、下地が見えるところまでやられていました。仕方がないので、こちら側の貫通扉だけ他社製の赤2号で塗ってみましたが、元の塗装が異様にどす黒い赤なので、色調が違ってしまいます。

 この時代のED78、正面窓はまだはめ込み式ではなく、Hゴム部分は白色で色入れされているのですが、これなど溶けて消えていました。これは元と同じように白を筆差ししておきます。スポンジ、恐るべしです。

 側面は無傷なので、全部はがして塗り直すのも、という感じです。今回はなるべく大げさな作業にしないでまとめる、という話ですので。

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 今回のもう一つの課題、すぐ切れる1.5V球のライトは、これを使って改良することにしました。天井のプリント基板を活かすので、ライトのON-OFFもエンド毎に出来ますから、片運用のモジュールを使用します。極小のチップLEDで尾灯も付いているので、尾灯も点灯するようにします。

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 先ずは元から入っている尾灯レンズを外します。

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 点灯を考えていないので尻尾が長いのですが、これを半分くらいの長さにカットしてLEDが入るようにします。

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 ヘッドライトも既存のレンズ電球を撤去して、KSのライトレンズを入れておきます。ライト周りに特にディテールがあるわけでもないので、径が合っていればOKです。光源のチップLEDが極めて小さいので、レンズ無しというわけには行きません。

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 天井のプリント基板はそのまま使いますが、不要になるダイオードなどはトラブル防止のため全部撤去します。

 ライト関係は、これで準備OKです。

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2020年10月14日 (水)

その後のED78

 スポンジに前面がやられていたED78、必死にコンパウンドがけをしてみたところ、こんな感じになりました。

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 下まで行っていなかったので、何とかごまかせるかな、という感じです。今のものと違って、ヘッドマークステーや非常灯掛けといったパーツが省略されているので、コンパウンドがけには好都合でした。もう少し頑張ってみます。ただ、このロットのED78、赤2号が異常に黒っぽいんですね。それをどうするか・・・。

 もう一つの課題が切れやすい1.5V球による定電圧点灯のライトの改造です。

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 こんな構造になっています。かなりご苦労さんな構成ですが、昭和52年のものですから、まあこんなものでしょう。

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 その1.5V球は、レンズ球と言って、頭がヘッドライトレンズの形状になっていて、後ろから押し込むとレンズが入っているように見えるというものです。従って車体側にレンズは入っていません。レンズ球はとうの昔に絶滅しているので、切れたらおしまいです。なので、車体側にレンズを入れて、モデルシーダーのヘッドライトモジュールを使用する方式に変更します。

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 昭和52年当時としては斬新なコードレスの設計はメンテナンスもしやすいので、活かしたいところです。天井のプリント基板も不要なダイオードを撤去して活用したいところですが、その回路もエンド毎にライトが点滅できるようになっていますから、どのモジュールを使うかちょっと考えるところです。今出ているものでは、片運用のヘッド・テール各2個のものを2つ使えば良いかなという感じですが。両運用のものを使うと、エンド毎の点滅がややこしくなるので・・・。

 このあたり、同時代のカツミやつぼみ堂の原始的な構成の機関車の改修とは勝手が違うところですね。

 

 

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2020年10月13日 (火)

屋根の続き

 一通り色が付いた屋根、一晩置いて完全に乾いたので、艶消しコートをかけました。

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 車体側面部分と屋根に光沢の差をつけることで、列車として走行させた時も俄然リアルな雰囲気になります。昔の完成品など、屋根もピカピカの光沢のものとかありましたが・・・。昔の完成品なども、このように手を加えてやると印象がぐっと良くなるはずです。

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2020年10月12日 (月)

引き続き塗装

 モハ112の塗装を続けます。面倒ですが屋上機器をマスキングして明るいグレーに塗り分けます。クーラーや通風器のような大きなパーツは筆塗にするとムラが目立ってしまいます。

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 吹付が終わった状態です。避雷器やヒューズのような小さいものは筆塗にします。

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 小物部品や配管に筆差しをしたところです。ロストワックスのヒューズ箱を使ったので、碍子に白を入れてみましたが、かなり効果的です。この作業には穂先が割れにくいタミヤの面相筆を使用しました。プラモデルでは、こうした細部の色差しが仕上げのツボですから、この面相筆はさすがタミヤという感じです。鉄道模型でもプラモデルの思想を取り入れて細部まで色を入れてやることで、印象はぐっと良くなるはずですが、見落とされていますね・・・。

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 このあと屋根全体に艶消しコートを吹いて、全体にメリハリを持たせます。

 

 

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2020年10月11日 (日)

モハ112を塗ります

 相変わらず東京方面のコロナ感染状況が酷く、日曜日に東京方面からお越しいただいて長話をされるパターンは、今は避けなければなりませんから、当面日曜日は実店舗をお休みとさせていただいております。今日は久しぶりに晴れたので、モハ112の塗装の続きです。

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 黄柑色まで塗ってあった車体をマスキングします。塗分け線はきちんと寸法を測ってやらないと編成にしたときにゲジゲジになります。

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 マスキングが出来たら、最初にもう一度黄柑色を吹きます。細かい隙間を黄柑色で埋めることで緑色の吹込みを防ぎます。

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 次に緑色を吹きます。

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 乾いたら、今度は屋根の部分だけ残してマスキングし、屋根のベース色を吹きます。マスキングを剥がしたらこんな感じになりました。大きな吹込みもないので、簡単なタッチアップできれいに仕上がりそうです。なるべくタッチアップをしないで済むようにするのがポイントです。

 この後屋上機器を吹き付けで塗り分けますが、屋根のベース色が完全に乾くまで一晩放置します。

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 試しに床に被せて線路に載せてみるとこんな感じです。

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2020年10月10日 (土)

カツミの新性能電車用床下機器セット

 カツミの国鉄新性能電車、順次リニューアルされていますが、それに合わせて床下機器も分売されるようになっています。もちろん、昔のような国籍不明のプラ一体成型ではありません。動力車用はACEギヤ・MPギヤ対応の左右分割型、その他はエンドウと同様個別部品を取付台にビス止めする方式です。メーカーHPにも出ているものと出ていないものがあったりして、何があるのかはっきりしないのですが、取りあえずよく使いそうなものを当てずっぽで発注してみました。

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 165系用です。他にサロやサハシ用もあります。

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 動力車用はこのような左右分割の形態です。

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 クモハとクハ用です。こちらは個別パーツの集合体です。

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 こちらはサロ110・111非冷房車用です。割合最近出た113系初期型用のものも出ているようです。

 最近はエンドウが形式別の床下を殆どやらなくなって、KSモデルの車体キットを完成させることが出来なくなっていたりしましたが、取りあえずこれで165系や113系の初期型はどうにかなりそうです。これからリニューアル発売される455系などの床下も期待したいところです。

 入荷した分はネット支店に登録しておきますのでご利用ください。この後他系列も調べて順次揃えて行くつもりです。

 

ネット支店⇒ https://ms-sagami.raku-uru.jp/

 

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営業のお知らせ

 台風の影響で当地域の雨量が多くなって来ており、ただいま警報が発令されております。この状況は今夜まで続くようですので、本日はネット支店のみの取り扱いとし、実店舗は休止させていただきます。

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2020年10月 9日 (金)

明日の営業について

 明日は関東南岸を台風14号が通過する見込みです。このため大雨や暴風が予想されます。昨年の例もありますのでご来店いただくお客さまの安全を考慮して、天候状況によって営業を休止する場合がありますので、予めご了承ください。

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2020年10月 8日 (木)

天賞堂ELのLED化改造

 スポンジにやられた天賞堂のED78をどうしようかというご相談がありました。

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 店レイアウトにあるものと同じ1977年製のものです。

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 側面は無問題なのですが、前後がやられています。

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 和紙にくるんであっても前後が開いているとだめなのでしょう。これをどうごまかすかが第一の課題。第二は、この時代の天賞堂交流機共通の問題ですが、すぐに切れる1.5V球による定電圧点灯のライトです。この機関車も1エンド側の両側とも切れていました。

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 確かに低速から明るいのですが、少しでも過電圧がかかるとすぐに切れます。1.5Vの電球も今では殆ど手に入りませんから、LED方式に改造することにしました。モデルシーダーのものであれば6~15Vの間一定の明るさということで、元設計と同様の効果が得られるはずです。

 この機関車が作られた四十数年前にはLEDというものはありませんでしたし、低速からライトが明るく光るだけでも革新的だったわけです。

 店レイアウトのED78も同時期のものですが、こちらは通常の12V球に交換してあります。低速ではやはり暗いので、今回の改造で良い結果が出れば、同様に改造するつもりです。

 

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2020年10月 6日 (火)

モハ112、塗装にかかります

 モハ112、塗装前のパーツが一通り付いたので、塗装に進みます。

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 塗装を剥がれにくくするのに大事なのは下地処理ですが、プライマーを吹く前の錆落としも重要です。いわゆる酸洗いをするのですが、入手が極めて容易な便所の洗剤、「サンポール」を使用します。全体にかけてしばらく放置し、その後水洗いの後クレンザー磨きをするときれいになります。

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 クレンザー磨きを行った状態です。着手した時の輝きが戻ってきています。完全に乾いたらプライマーを吹いて本塗装に進みます。

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 取りあえず内装色を塗ります。最近は室内照明がずいぶん良くなっているので、内側もそれらしい色に塗っておくと効果的です。

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 外側は窓に目張りをして、この後塗ることになります。

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2020年10月 5日 (月)

イリサワ「乗客100人セット」使用実験

 何気なく見つけて仕入れてみた問屋のイリサワブランドの「乗客100人」セットを使ってみます。

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 乗客100人の他、運転士と車掌が含まれています。人ごみをローコストで表現しようというコンセプトなので、人形自体の仕上げはアバウトなのですが、とにかく簡単に使えるのがミソです。

 店レイアウトにある小田急2200形6連で実験してみます。

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 単純計算で行けば1両あたり16人くらいの計算ですが、編成の両端と中間部で差を持たせてらしく見せることにします。取りあえず最初は16人乗せてみました。

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 最近は室内灯も実感的に光るのでなかなか良い感じです。乗客がいると活き活きした感じになります。割と散らばってみんな座っているので、新松田と小田原の間を走っている急行電車という感じでしょうか。

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 他社からは、同様のコンセプトで立っている人と座っている人のミックスのものもありますから、もう少し乗せたい時は、こちらも併用するとよさそうです。取りあえずこの後6両編成全体に乗せてみます。

 こちらで紹介したイリサワの100人セットは3,300円(税込み)、黒木製作所製の24人ミックスは1,296円です。

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2020年10月 4日 (日)

大体形に・・・

 KSモデルのモハ112-1000の続きです。残っていた配管と屋上機器などを取り付けて大体形になりました。

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 屋上配管は、正確な原寸図もなく、少し前の時代の完成品と併結させるという前提で主要なものを引き回す形にしました。仕上げと微調整がまだですが、大体こんなイメージで良いかな、というところです。

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 屋上の通風器やクーラー、避雷器は手を触れることも多く、接着剤の劣化で脱落するのを防ぐため、このようにハンダ付けしておきました。妻面のMMダクトはパーツの形状からエポキシ接着剤で取り付けてあります。手を触れることも少ないですから、これで大丈夫でしょう。ホロ枠は塗り分けの関係で塗装後に接着します。

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 ここまでの全体像です。とにかく別途購入のパーツが多いので、ブラス電車の構造やどんなパーツが出ているかをよくご存じの方は手を出しても良いと思いますが、それをご存じない初心者の方が値段に釣られて手を出すのは避けた方が賢明だと思います。この事例も車種に釣られて中古店で買ってきたものの、床下機器がなくて停滞し、いつまで経っても出て来ないので見つけた時に形にしておいて、と持ち込まれたものの、ゆうに5年以上は経過してやっと床下機器が入手出来て動き出したものですから。KSの電車キットは、プレス抜きがとてもきれいで、精度も良いので初心者のハンダ付け工作には非常に良いのですが、現状ではその先が問題ですね。部品が一通り揃っていて、確実に完成できるというのであれば、初心者の方にも大いにお薦めできるのですが・・・。

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2020年10月 3日 (土)

屋上の続き

 KSモデルのモハ112-1000、屋上の続きを進めます。

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 予め植えておいたフジモデルの配管取付台を介して配管を引き回します。母線関係の太いものはφ.0.6、空気管関係の細いものはφ0.4の真鍮線を使用しています。

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 配管を曲げるのに重宝するのが、このタミヤの「エッチングベンダー」と称するプライヤーです。全体の大きさが小さく、先端部が細いので、配管の微妙な曲げがとてもやり易いのです。最近のエンドウ製キットでは取付足部分の穴は開け済みですが、配管本体はやはり曲げなければなりませんが、キットに入っている原寸図をコピーして真鍮線をそこに貼り付け、このプライヤーで曲げてやると完璧です。KSの場合は何も入っていませんから、配管を引き回した後で、全体のバランスなども調整しなければなりませんが、そのような場合にもこのプライヤーは重宝します。

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 まだ途中ですが、取りあえずこんな感じです。このキットの一番面倒な部分です。無いよりはいいでしょ、というレベルですが、まるで無視するわけにも行きませんね。

 電車のキット、箱になった後でこのようにディテールを付けていくのが基本ですが、昔に比べると付けるものがずいぶん増えました。そしてこのように、後から勝手に付け足す場合、強度や耐久性も考慮して材料を選ぶ必要があります。

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2020年10月 2日 (金)

今月の営業について

 新型コロナウイルスの感染状況に対応して、随時営業日・営業時間などを変更しているところですが、今月も東京方面の感染状況が改善されておりませんので、遠方からのご来店をなるべくお控えいただきたく、今月は日曜日と月曜日を休業とさせていただきます。なお、ネット支店は通常通りの営業といたします。安全で便利なネット支店のご利用をお願いいたします。

ネット支店⇒ https://ms-sagami.raku-uru.jp

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2020年10月 1日 (木)

エンドウ 東急旧5000系キット最新版の検討

 エンドウの東急旧5000系のキット、最新版が入荷しました。エンドウのアオガエルとしては「第3版」になるのかと思いますが、キットとして大々的に出るのは初版以来だったかと思います。アオガエルは10年くらい前にもやっていたようですが、その時はキットがあったのかどうか定かではありません。あの頃だと、あったとしても立川限定だったりしていたでしょう。

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 店にあるサンプル品は、四半世紀くらい前の初版を組んで末期の東横線バージョンとしたものです。EN22を90度捻った形で搭載する方式のものでしたが、後にコアレスモーターに換装、照明関係のLED化、連結器の交換などを行って現代水準に近付くようなアップデートを行っています。時代設定としては’80年代前半という感じです。

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 今回発売分です。今回のラインナップは、基本的に完成品と同じで選択パーツというものはありません。両数も多く、製造時期による違いやのちの更新で細部のバリエーションは結構あります。今回は全盛期のドア大窓、戸袋窓もユニットサッシになった更新バージョン、最末期の雨どいが撤去されたバージョンの3パターンです。

 管理人は、’80年代中盤に東横線から撤退して目蒲線に移って来た頃に、トップナンバーの3両がドア大窓・スチールサッシという原形にかなり近い姿で走っていたのが妙に印象に残っているので、いつかは欲しいなと思っていました。トップナンバーの編成もその後程なくして雨どいが撤去され、ドア上に水切りが設置されて形が崩れてしまいましたが。

 そんなわけで、今回は管理人も1本追加で作ろうと思います。細部がズバリではありませんが、そこはキットなので勝手にいじれば良いですね。

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 早速中身をチェックします。基本的な設計は初版のものと一緒なのですが、ディテールの追加やアングルの構造など、変化している部分もかなりあります。

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 以前は窓が抜いてあるだけだった仕切り板に、エッチングのディテールが付いたりとか・・・

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 何といっても大窓バージョンではカド丸のスチールサッシの部品が新たに起こされていたりします。以前立川限定であった岳南バージョンでは、カド角のアルミサッシを車体色に塗ってお茶を濁していましたが。このタイプのサッシ、国産品では古のタニカワとかピノチオ以来でしょうか?

 ドアはHゴムタイプですが、ごく初期のタイプはHゴムなしで、件のトップナンバーの編成はそれが付いていましたのでHゴム表現をなくす必要があります。また戸袋部分も原形ではフチなしですが、最後はフチ付きだったので、これも追加したいところです。キットなのでどうにでもなるわけですが。

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 前面絞りの下部に欠き取りが付いたのは非常に助かります。尾灯ケースなどのように前面裏から取り付けるパーツ、コテが届かずとてもやりにくかったですから。

 他にもロストワックスのディテール部品など新規のものがたくさんあります。

 そんなわけで、よく見るとかなり進化したエンドウのアオガエル、この後まったり始めます。

 

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今週の入荷品

 今週は次のようなものが入荷しています。

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 エンドウの東急旧5000系アオガエルのキットです。取りあえず中身を簡単にチェックしましたが、以前のものとはずいぶん変わった点があります。

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 キハ48-1500代塗装済みキットです。40系塗装済みキットは一部形式がメーカー品切れになっていますが、興味のおありの方はお尋ねください。

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 問屋のイリサワが出している16番人形、「運転士+車掌+乗客100」です。たくさん入っているので重宝しそうです。価格は本体3,000円です。これはお試しで取ってみました。後で使用例サンプルを作ってみようと思います。

 ご注文いただいたお客さま、お待たせいたしました。

 

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