床周りの塗装と組立
2222号、下回りに進みます。大昔から走行重視のエンドウ製品ですから、メンテナンスも考慮して殆どの部品がネジ止めです。床板や各部品を塗装して組み立てます。
そのまま組み立てて全く問題がないのですが、モーターを小型化して、床の開口部を埋めようと思います。室内灯の光が線路上にこぼれて、作業中のマルタイみたいになってしまいますから。
上回りも順次塗装中です。
2222号、下回りに進みます。大昔から走行重視のエンドウ製品ですから、メンテナンスも考慮して殆どの部品がネジ止めです。床板や各部品を塗装して組み立てます。
そのまま組み立てて全く問題がないのですが、モーターを小型化して、床の開口部を埋めようと思います。室内灯の光が線路上にこぼれて、作業中のマルタイみたいになってしまいますから。
上回りも順次塗装中です。
東京都内は、まだ結構雪が残っているところもありますが、どうにか管理人も歩き回れるような状況になったので、店関係の方も活動再開です。ただ、今週中盤にまた積雪の可能性があるとのことで、その場合、問屋から直接手運びで持ち込む商品の入荷が遅れる可能性がありますので、予めご承知おきください。店舗周辺より東京都区内の方が圧倒的に積雪量は多いのです。
一区切りついたところで、2222号の続きです。パンタがない分取り付ける部品も少ないので、車体のハンダ付けもそろそろ終盤です。
今日は所謂「小田急顔」で一番面倒な手すり類を取り付けました。一応全部エッチング抜きのものが入っていますが、板状なのでイマイチ感があります。先の2221号と同様、複雑で手に負えない貫通扉部分のものはそのままにして、他はφ0.4の洋白線に置き換えました貫通扉部分のものは、新設運転台ということで、HE車と同様の天地の短いものを使います。標識板掛けも忘れずに取り付けておきます。併せて取付状態が良くなかった標識灯も修正しておきました。
連結面もパンタからの母線がないのであっさり終了です。ソフトメタル製の貫通幌は、ベンチレーター同様経年劣化を考慮してハンダ付けしてあります。
下回りは、仮に台車を取り付けてあるだけですが、このあと一気に進めます。モーターは2221号と同様、床上に出っ張らないLN12に変更して、床板のモーター穴は塞いでしまおうと思います。
仕上げが出来ていませんが、上回りのハンダ付けは終了です。
明日26日(金)は、先日の大雪の影響により立ち寄り箇所が発生しましたので、15時より営業いたします。なお、多少前後する場合がありますのでご了承ください。また、27日(土)は所用のため臨時休業いたします。
まだ場所によってはかなり雪が残っている上に、気温が下がって凍結していて、管理人の現在の状態では危険なので外回りは見送って2222号の続きです。続いてディテールに進みます。
ドアステップや雨どいの落とし口、ベンチレーターなどを取り付けます。21世紀に入ってからの電車キットは機関車並みに小パーツが多いので、一度に全部付けてしまうとキサゲが出来なくなったりするので、順番を考えながら取り付けて行きます。「取りあえず付けました」状態ですが、ここで一旦止めればキサゲも問題ないはずです。壊しやすい手すり類は後回しです。
経年劣化対策として、ソフトメタル製のベンチレーターはハンダ付けしました。コツを掴めば100Wのコテと常温ハンダでも、このくらいの大きさのものであれば溶かさずに取り付けられます。
MPギヤを組み込んだ台車を履かせて、レールに載せてみます。こちら側の前面はHE車に準じた形態、パンタもないので、2221号とは趣が異なります。
ついでに間もなく完成の2221号と並べてみます。車体の捻じれなどもなく、取りあえず合格のようです。こちら側の前面は、最後は営業の時には出て来なかったのですが、何気に凝ったパーツが入っているので、丁寧に進めようと思います。
昨日の大雪の残雪がかなりあって危険なので、仕入れ先回りが出来ません。雪がある程度消えるまで2222号に注力することにします。
基本的な部分の続きです。前面との接合部を仕上げた車体にライトケースや雨どいを取り付けます。
偶数車にも箱型方向幕や無線アンテナが入っていますが、2220形の新設運転台は、その後FM系だけで6連を組むようになってからは、試運転などの場合以外先頭に出なくなったので、信号炎管やATSはあるものの、無線アンテナや電気連結器は取り付けられませんでした。これは2320形も同様でした。従って、屋上はそのままの状態で進めます。側灯の挽物パーツは、この状態だとしょぼいのですが、塗装した後クリアーレッドやシルバーを差すと、存在を主張し過ぎず、なかなか良い感じだったので、そのまま取り付けました。
大きめのロスト部品のブタライトを水平に取り付けるのがポイントですが、タニカワや奄美屋のヨレヨレのプレス部品を組み合わせるものより遥かにラクです。
毎度お引き立ていただきまして有難うございます。
1月27日(土)は、所用のため臨時休業いたしますので宜しくお願い致します。
なお、大雪の影響により1月26日(金)の営業時間に変更もしくは臨時休業が生じる可能性がありますのでご了承ください。
年末年始のバタバタ入荷も落ち着いたので、店レイアウトの「要調整」で放置されていたもののメンテナンスを行っています。
管理人が学生時代はまだ小田急線にも貨物列車が走っていました。最後は伊勢原~小田原間1往復でした。メインは、足柄の専売公社で、毎日コンスタントにワム80000が7、8両はありましたが、伊勢原まではワム車やワラ1が月に数両という感じでした。しんがりには凸型の木造トフが連結されて、地方私鉄のような、趣のある列車になっていました。当時は本線用の機関車は3両あって、EF15をD形の自由形にしたようなデキ1041、いかにも黎明期の国産ELといった風情の箱型機デキ1031、そして、この凸型のデキ1012でした。1041と1031が主力で交互に使用され、1012はどちらかが検査に入ると出て来る使い方でした。
1984年3月のダイヤ改正で、国鉄との授受を行っていた小田原駅が貨物の取り扱い駅から外れて、小田急の定期貨物列車は廃止されました。
そんな貨物列車を再現すべく、貨物廃止直後に入手したのがこのアダチのデキ1012、トフはかなり後にムサシノモデルから出たものです。
これがないと、小田急の貨物列車は始まらないトフです。単純な2軸貨車ですが、走行させると何故か脱線します。
韓国製品特有のロストの塊で、床下も凝っていますからヘタに弄って壊すわけにも行きません。
軸受は、アダチのキットでいう「単軸台車」の構造で、ガタが持たせてあります。どうもこの台車のビスの締め付けがきつすぎてレールに追随出来ていないように見えたので、気持ち緩めてみました。
すると、見事に脱線せずに走るようになりました。2軸貨車は元々不安定なので、この辺は気を遣ってほしいものです。
そうすると、次はエコーから出ている尾灯をどうやって取り付けるか、ですね。海老名で毎年開催されている「鉄道展」の第1回の時に、その貨物の尾灯が売られていて、1つ捕獲してきましたが、エコーのものとずばり同じ形態です。実に暗~い尾灯でしたが、分解してみたら原付の6V電球で、本体にバッテリーを収納して点灯させる構造でした。昼間足柄に留置してある時に尾灯が外してあったのは、充電を行っていたからなのでしょう。海老名で拾って来たものは、室内でバッテリーを使うのは危険なので、パワーパックから電源を取るように改造しました。
2222号、続いて箱にします。
前頭部、ヘッドライトが未取り付けなのは、車体本体との接合部の仕上げを考慮してのことです。エンドウ独自の車体裾折り返しアングルの場合、側板中央部が膨らむ傾向があるので、接合部の修整を念入りに行ってからハンダ付けしています。継ぎ位置も奄美屋のものとは異なって、乗務員室と客窓の間なので継跡が残らないように注意します。
連結側の妻板も同様に側板中央付近の膨らみに注意してハンダ付けします。この辺は、エンドウ製車体独特の癖ですが、2200形グループも2両目ということで、感じが掴めて来ました。偶数車は妻面にパンタからの配管がないので、割と気軽に進められます。
今の電車キットは、少し前の機関車並みの部品点数なので、気を遣う部分も多いですが、出来上がった時の見栄えは格段に向上しています。
2222号車の前面を組み立てます。
こちらは4両固定を2両固定に改造した時に新設されたものなので、HE車に準拠した形態です。最初からブタライトで、方向幕も貫通扉に埋め込みです。
乗務員室の仕切も、新設側では運転士背面に窓があります。かなり真面目に設計されていたことが窺えます。
この後、こんな感じで合体させます。
ドリルを折って手持ちがなくなっていたので止まっていましたが、調達できたので再開です。
車両によって位置が違う部分の穴を開けました。原寸図をコピーしたものを貼り付けて、その上から開けたので超能率的です。
続いて本体にかかります。先ずは側扉のハンダ付けです。2220形の最終期は、何故かドアが3種類あって、車両ごとにランダムに使用されていました。2両目は2222号車ということで、手元の資料から窓の大きいタイプを取り付けます。4両編成時代の写真を見ると、全車がこのタイプのドアだったりしますから、恐らく2両化改造の時にドアが適当に交換されたのかなと推測します。2200形の最終期は2217・2218を除いてプレスドア、2320形は全車窓の小さい方のプレス無し、2300形も全車同様でした。
取りあえずこんな感じですね。
年末のフジモデル、キハ40系再生産に合わせて入荷したエンドウの床下機器ですが、おかげさまで完売しましたので、早速追加で調達しました。
小型商品ですので、ヤマトネコポス(全国216円均一運賃)での発送が可能です。ネコポスの場合、代引き扱いはできませんのでご承知おき下さい。
年末にモーターをエンドウ発売のEN22に換装したED71、本格的な慣らし走行です。
普通に走らせていても、モーターからのノイズが消えた分気持ちの良い走りです。
そして、何より差が大きかったのは、このように発車する時のスムーズさでしょうか。同じEN22(メーカー形式ではCN22-XXXXXのようですが)でも種類があるようでXXXXXの数字の違いで味付けがずいぶん違うようです。
ともあれ、カツミのED75に近い走りになって、不満だった部分がだいぶ解消されました。完成してから15年くらい経ちますが、ここでまた新しい機関車が来たような気分です。
エンドウの小田急2220形、1両目がレタリングや標識灯のレンズ、ワイパーなどを残すくらいまで来たので2両目に進みます。1両目と同様下準備です。
2220形では車両によって手すりの位置が異なるので、キットでは個体差のある部分の穴が開けられていません。キットの原寸図をコピーしてゴム系接着剤で前面パーツに貼りつけます。ゴム系接着剤を使うと密着させられますし、剥がした後の接着剤の除去も容易です。この図の上からピンバイスで開孔すれば位置合わせも大幅にラクになります。コピー機能の付いたプリンターが安く買えるようになった現代ならではの方法ですが。
2220形は2200形の改良・増備車として1958年に4両固定編成4本が製造されました。駆動方式がWN駆動になり、車体が前面貫通型の小田急スタイルに戻ったこと、中間車には長距離運用に対応して便所が設置されたことなどが2200形との目立った相違点です。1962年には急行6両化に際してHE車2400形の増結車となるため、中間車にも運転台を設置して2両固定となり、便所は撤去されました。新設された運転台はHE車に準拠したものとなり前照灯は2灯、方向幕は貫通扉に埋め込まれた形状となり、手すりの形状もHE車に準じたものとなったのですが、2223号のように貫通扉脇の手すりが既設運転台と同様の天地が長いものが存在したり、2223・2224号ではこれがステンレス無塗装だったりと、混沌としたものになっていました。
プロトタイプがこういう状態なので、最初から全部の穴を開けておくわけには行かないのですが、キットの図面には全パターンが示されているので、当該のものを使用すれば良いわけです。
スピードを追いかけた黎明期の高性能車ですが、早くも激化する混雑の影響を受け始めたことがうかがい知れます。以来半世紀以上に亘って大混雑とノロノロ運転に悩まされ続けていた小田急もいよいよ今春、近郊区間の複々線が完成して、大幅なスピードアップがなされるようです。広告では大きく書いてありませんが、大東急からの分離独立以来の夢、新宿~小田原間60分を切って59分の特急ロマンスカーも登場します。
引き続き2221号のまとめ作業です。パンタグラフを載せます。
完成品でもスルーされていますが、最終期のこの時代の2200系列のパンタには中央の横棒がありませんでした。先頭にパンタが来るので目立ちますから、撤去します。
撤去後です。ちょっとした部分ですが、これだけでずいぶん印象が変わります。
まだ何点か接着で取り付ける部品が残っていますが、だいぶ形になって来ました。
1両目のまとめの続きです。
ライトや室内照明を入れます。標識灯レンズは、キットでは赤になっていますが、実際は白レンズなので、他社品を使うことにして取りあえず保留です。方向幕を内側に入れるようにしたのは、やはり効果的でした。
ジャンパー連結器などを取り付けます。まだ取り付けるものがありますが、だいぶ形になって来ました。
2220形1両目の上回り仕上げに入ります。エンドウ製2200系列最初の1両目ということで試行錯誤が続きます。
ガラスの内側に入れたかった方向幕、こんな感じになりました。製品通りやると、抜けてない部品の上にステッカーなりを貼るNゲージのような構造で、16番では実感が出せそうにありませんでした。昨年再販の完成品でもこの構造は踏襲されています。ちょっとしたことですが、これでだいぶ印象が良くなったかと思います。
室内灯は最新のチップLED方式のものを取り付けます。この後、前照灯や尾灯、座席の取付などがあります。
内部中心の作業だったので、外観の変化はあまりありません。
T車設計だったパンタ付きの奇数車、M車化改造を行いました。いよいよまとめの組立ということで、動力伝達部品を組み立てます。
手元にあった1.5-2.0のユニバーサルジョイントを組み込んでみると余裕がなく、タイプⅡを使う必要があります。手元にストックがなかったので、あっさりIMONのシリコーンチューブに変更です。鋏で所定の寸法に切って押し込むだけの手軽さ、それでいて、そこそこ耐久性もありますし、カーブ区間などでノイズが出にくいというメリットもあります。
この電車は車幅も狭いので小さめのウエイトを使う必要がありますから、ユニバーサルジョイントの場合、ウエイトとの干渉も考える必要があります。シリコーンチューブの場合、この対策も省けます。
作業台の上で走らせてみましたが、ノイズもなく期待通りの結果になりました。最初からM車仕様での設計の偶数車もシリコーンチューブにして、編成全体でのノイズの削減を行うのも良いかもしれません。
年末も25日を過ぎてから納品が集中するという異常な世界ですが、お客さまへの納入も一段落したので、正月期間はFM系の続きをやります。
次は窓回りです。
さすがに21世紀になってからの設計ということで、窓枠の段差表現があります。これもいろいろな表現方法があって、上段と下段を別パーツにして組合せにしたり、プラ一体成型のはめ込みにしたりとかあります。前者は大げさな感じになりがちですし、後者はプラの弱点であるガラスの厚みが目立ってしまうので、16番であればこのくらいのあっさりした表現がバランスとしては良いのかな、とも思います。最近はフジモデルやKSモデルのオプション窓枠でもこの方法の表現による2段窓枠が出ています。
段差無しが戸袋窓なので、向きに注意して接着します。
窓ガラスが入ると、生きている電車の感じになって来ます。
年を跨ぎましたが、今月中に1両目が出来上がればいいかな、という感じです。慌てるとロクなことないですから・・・。
最近のコメント