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2014年8月16日 (土)

山手線103系の手直し

 モリヤ製キットから製作した山手線、手直しをしました。8両編成のうち、最初に組んだモハユニットの車高が調整しきれておらず、編成を組むとやや凸凹になっていました。このキットは、動力に今はなきパワートラックGT1を使うことになっていて、その場合は車輪直径がφ10.5になるので、その場合のアングル高さは・・・といった訳のわからないことが書いてあったので、試行錯誤しながら、MP化改造したのです。やっているうちに、MPギア関係のパーツラインナップも大体把握でき、アングル取付位置も判明したので、2ユニット目からは割と問題はなかったのですが。

 そんな調子なので、最初のモハユニット、最後は現物合わせで高さを揃えました。手持ちのMP用パーツの半端品を総動員して組み合わせました。

1031

 凸凹な線路の上ですが、大体良いかな、と言う線に持ち込みました。電車と言うのは客車や気動車と違って、編成全体できれいにまとまらなければなりません。ついでに未取り付けだったり、先の大震災の時に外れてしまったパーツも取り付けておきました。いつかやろうと思いながら、放置されていたのですが、盆休み期間と言うことで、手が空くので一気に片付けました。

 実はこの山手線、これから電車を製作、あるいは製作中の方がいらっしゃるので、最新のパーツを使用した電車の動力設定のご提案をする、という使命があります。16番の金属製電車、カツミやエンドウあたりの製品では、MPギアあるいはACEギアシステムで、動力車は4両に1両の割合、と謳っています。この場合、使用するモーターはEN22が基準になっています。EN22はトルクがありますし、とても丈夫なので文句なしなのですが、唯一の泣き所は、ガタイが大きいことですね。機関車ならば機械室に押し込んでしまうのですが、電車や気動車では、昔の製品のように車内にモーターがで~んと鎮座しているというわけには行きません。エンドウやカツミの製品も床下に取り付けていますが、横幅が広いので、結構存在が強調されてしまいます。

Os11

 EN22を取り付けた事例です。大きな抵抗器があるものの、黒く塗ってもかなりの存在感があります。車体幅の狭い私鉄電車などでは、床下機器の裏面を削る作業が発生したりします。このOS11や、313系のこともあったので、山手線103系では細身のコアレス、LN14を使用しました。LN14は現在廃盤になっていますから、これから製作する場合はLN15を使用することになりますが、ほんの少し太いだけなので、取付に際しては殆ど問題はありません。モーターのホルダー取り付け部分が金属製になって、むしろ丈夫になった感じです。性能的には両者似たような感じなので、管理人の店レイアウトの気動車では混用されていますが、快調に走っています。

M102

 LN14を使用した非冷房のモハ102です。動力車として、床下中央にモーターが取り付けてありますが、細身なので目立たず、見た目の印象がかなり良くなっています。同時代の非冷房モハ110や112、急行型のM'車などでも同じことが言えるかと思います。

M103

 大型の機器が多いモハ103ではより目立たなくなります。トルクなどの性能面ではやや弱い感じがしますし、またコアレスと言うことで、モーターに過度の負担はかけたくないので、その対策として、モハ車を全部動力車としています。コアレスモーターと言うことで、消費電流も少なく、実用上殆ど問題は起きていません。

 あと、ウエイトも完成品で使われているタイプは大きいので、存在を主張してしまいますから、「MPウエイトF」くらいの比較的小柄のものを使用しています。粘着力が落ちる(=牽引力が落ちる)分をM車の比率でカバーしているのです。ついでに、MT比が実車と同じであるというヘンなこだわり、と言うこともできますが・・・。

 展示した時の見栄えと、走行性能をどう両立させるか、ということで考えた方式です。もちろん、車内空間は完全に確保されますし、床上へのモーターの張り出しも少ないですから、座席パーツを加工する必要もなくなります。この山手線は通勤電車ですが、一応座席と室内灯は取り付けてありますので、その辺の効果などもご覧いただけるかと思います。

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