台車の続き
初登場の日光モデルDT10コロ軸改造、ギアボックスを組み込みます。「静かすぎる大雄山」の素、MPギアを使用します。いつものように、基本的な走行品質を重視します。
実車は吊りかけモーターの勇ましい音をたてて走っていたわけですが、模型のギアノイズと言うのはあれとは異質ですから、静かに走ってもらった方が良いわけです。音と言うのは難しいもので、例えば機関車のサウンドシステムも実物と似ても似つかぬ音だったり、動作とシンクロしないようなものならばない方が良いと思います。
MPギアは、WB31、φ11.5のプレート車輪のものを使います。何しろ20世紀の終わりごろまで現役で走っていましたから、車輪はプレートのものに交換されるなど、各部に亘って近代化が行われていました。
車輪を塗装して、台車に組み込みます。やはりブレーキ部品が別パーツになったのは大きいですね。制約があって奥行き感が表現しにくい16番ですが、これだけでも見た目の印象がずいぶん違います。良く見ると、イコライザーのコイルバネの表現もU型から〇に改良されています。この製品を使うメリットは、軸箱を削ってエコーパーツを貼り付ける手間が省けることだけではなかったのです。
16番の場合、その大きさもあって飾って眺めるという要素も大きいですね。こういうちょっとした部分に気を付くことで、満足度も大きくなるものです。反対側、大雄山方の先頭車モハ66もMPギア化しますが、その時に台車枠も交換するのはこれで決定です。
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