忘れがちな部品・・・
連休が終わったところで、問屋さんに新製品が入荷してきました。特にNゲージの場合は、「新製品」頼みの商品展開になっていますから、これが連休前に出るのと、連休が終わった後に出るのとでは、様子が大きく変わってしまいます。特に最近多い、各社の中国生産のものについては、どれも予定が滅茶苦茶になっていますので、店としては思い切りぼやきたくなります。そんなものに振り回されたりしてバタバタしていますが、一息ついたところで例の「改訂版」オハフ33の続きです。
今日は意外と忘れがちで、しかもそれに塗装後に気が付くととても厄介な部品の取り付けです。
室内照明ユニットの取り付け金具です。店レイアウトの客車では、室内灯のデモという意味で、白色LEDの室内灯を取り付けています。電球色にする場合は、LEDをクリアーオレンジで塗装すればよいわけですが、そんなことも併せてデモしています。
もともとフジのキットでは、照明に関しては一切考慮されていませんから、製作者の考えで追加することになります。入手しやすいエンドウのものを使用して点灯させますから、まずは天井に取り付け金具をハンダ付けします。照明ユニットを取り付ける時に結構力がかかりますから、接着では取れてしまいます。
もし、塗装後に付け忘れているのに気が付いたら、塗装を全部落としてハンダ付けしなければなりません。
金具が付いたらベンチレーターを取り付けます。キットに入っているソフトメタルのものですが、これもハンダ付けします。融点が低いので、熱が回ると一気にメルトダウンしますから、本来は接着剤で取り付けるべきものですが・・・。
何と普通のハンダと100Wのコテを使っています。ハンダを付けたコテ先でピンを焼きつぶす(昔、プラモでありましたね。ドライバーの先端を火で加熱してピンをつぶして固定する技法です。タミヤの戦車のキャタピラとか・・・)感じです。床下機器をベース板に取り付ける時などにも利用できる方法です。但し、部品を溶かしても責任は持てませんから、まずは不要な部品で熱の掛け具合を掴んでから本番に進んでくださいね。メリットは、接着剤が乾くまで待たなくて良いこと、接着剤の経年劣化で、部品が脱落したりするのを防げることでしょうか。
少し前に同形車をやっていますから、新鮮味はありませんが、今日のところはこんな感じです。
実は、この作業をやっているスペースの空調機が冬の終わりごろに故障して使えなくなっていましたが、ようやく新しいものが付きました。蒸し暑くなってきただけに、これでまた能率よく作業が出来そうです。
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