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2009年7月 8日 (水)

北の道

 北海道の町の風景には独特の雰囲気があります。何がそうさせるのか、いろいろ観察していたのですが、最近一つのことに気がつきました。それは、「歩道にガードレールがない」ということです。札幌でも網走でも、とにかく道内どこへ行っても、です。その理由は分かりませんが、これは北海道をイメージしたレイアウトやジオラマを作る時の一つのポイントになりそうです。実際の風景をみてみましょう。

Douro2

 ここは札幌の時計台の前です。町のど真ん中ですね。

101

 こちらは市街南西部を巡る市電からの風景。電車通りもやはり同じです。走り去っていくのは「親子電車」の生き残り、親の方のM101号です。唯一の旧塗装車となっています。ちなみに子の方は交通資料館に展示されています。市電の軌道がゆったりと敷かれているのにも注目です。

Abashiri1

 こちらは網走。駅の前を通る広い道です。やはりガードレールがなく、よく見ると車道の路肩部分の処理も本州とは違っています。

Abashiri2

 同じく網走ですが、駅から1kmほど歩いた市街中心部です。北海道独特の碁盤の目のようになった市街地です。ここにもやはりガードレールがありません。クラシカルなポストが今も現役で、最果ての街の雰囲気を盛り上げてくれますが、「日本郵便」のシールはちょっと・・・、と言う感じです。しかし、このポスト、当店至近のポストより「偉い」のです。それは・・・。

Abashiri3

 1日2回回収がある!ことです。店の前のポストは、小田急の駅の前だというのに、1日1回(平・休日とも)しか回収が来ないのです。

Nakashari

 こちらは釧網本線の中斜里。駅の真正面に道路が伸びていてその両脇に「市街」が形成されているのは北海道ではよくあるパターンですが、こんなに人気のないところでも歩道があったりするのもやはり北海道の道路の特徴のようです。

 本州とはいささか異なった道路が北海道ならではの雰囲気を作り出しているようです。北海道のジオラマを作る際にはぜひ取り入れてみたいポイントだと思います。

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コメント

とっかり様
 コメント有難うございます。雪だけでなく、文化の違いと言うのも大きいのですね。建物が少し集まっているところを「○○市街」と標記するのも北海道独特のものだと思います。バスに乗って原野の中をずうっと走って、建物のあるところに「○○村市街」と書いてあったりするのを見ると、確かに「市街」だなあ、と感じます。
 今年は6月に北海道へ行ってしまっただけに、今の蒸し暑さは堪えます。涼しい道東にでも逃げて蟹でも食べたいところです。

投稿: さがみ | 2009年7月30日 (木) 21時37分

この辺は徒歩交通を前提として街や道路が自然発達してきた本州との大きな違いでございますが、一方で巨大利権として君臨してきた北海道開発局(庁)行政のたまものとも云えるかもしれません....。ちなみに歩道専用ロータリー車は交差点の歩道も器用に曲がれる2連接車体で、高さはおよそ2メートル、幅は正面から見ると1.5メートルもない「馬面」。私はいつも花巻電鉄を連想してしまいます。

景観につきまして付け加えますと、地方の片側1車線の国道や主要道道が、市街地(小集落を含む)の中を通り抜ける区間だけ片側2車線取れるぐらいの幅が確保されているケースが多いのも、シーナリー的な特徴と云えましょう。この区間を敢えて2車線にしないのは、無論除排雪の便を考えたものです。道東北とかではこの市街地区間だけが50キロ制限で、それまで原野を調子よく飛ばしてきた車がちょくちょくねずみ取りのパトカーに御用になります(笑)。

投稿: とっかり | 2009年7月30日 (木) 02時54分

とっかりさま
 詳しい解説、有難うございます。なるほど、そういうことだったのですね。信州もそうですが、新潟あたりでも雪が積もると歩きにくいこと・・・。歩道も用を成さなくなっていますね。北海道は近代に入って人工的に開拓され町が出来ただけのことはあって、理詰めなんですね。
 当店のある神奈川県西部地方は、箱根や丹沢と言った山岳部では雪が積もることがありますが、平野部に積雪があるのは数年に一度と言う感じですから、「雪との闘い」といってもあまりぴんと来ないのも確かです。

投稿: さがみ | 2009年7月22日 (水) 20時55分

道民です。はじめまして。
道路景観の違いは一にも二にも雪のためでございます。

ガードレールがあっても一晩で雪に埋まって行方不明、そして未明から早朝に走り回る除雪グレーダに破壊されるがオチです。

ドライバー側から見れば、アイスバーンですべって路外逸脱し、路肩の雪山に突っ込んでもケガしないで済みます(笑)。一時、信州に住んでいた時は傷だらけのガードレールが雪壁から顔を出しているのを見てぞっとしたものです。

そして、氷上の車の挙動が斯くの如しでございますので歩道がなければ歩行者もドライバーも互いに怖くて表に出られません。また歩道幅に合わせた乗員1人の超小型ロータリー車もあって、車道の除排雪後、歩道部分の除雪が行われます。

ここまで環境が変わってしまえば、道内のローカル線存続運動で「雪に強い鉄道」というフレーズが掲げられたのも、遠い昔の話になってしまうわけです.....。

投稿: とっかり | 2009年7月22日 (水) 19時07分

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