進化しているフジのキット
ナハ10や11はフェニックス時代から出ている形式ですが、現在のフジモデルブランドになってからも度々生産されています。特に広告では謳われていないのですが、細かい部品など常に改良されていますから、以前のものと比べると、その差は歴然としてきます。気動車なども含めて最近のフジのキット、実に繊細なサボ差しの部品が入っています。雨どいも別売りで「雨どい用」の0.7mm帯板がKSブランドで出ていますから、メーカーも作例のように雨どいも帯板で作ることを推奨しているようです。
そんな「最新仕様」のナハ11がだんだん形になってきました。以前あったナハ10とは登場時に車内が白熱灯だったか蛍光灯だったかの違いだけのはずなのに、模型で比べると形態的な印象がずいぶん異なったものになりました。押入れに眠っていた古いキットを組み立てる場合、こんなところにも気を遣うと満足の行く仕上がりが得られるかと思います。
超精密なロストパーツを使っているわけでもないのに、これだけ違ってくるとは・・・。列車に組成した時に差がありすぎるので、ナハ10の方は廃車・売却しました。素材の使い方だけで印象ががらりと変わるのが、この手の単純なキットの面白いところです。
さて、外観に気を取られて、大事な部品を忘れていました。
室内灯の金具です。ここは室内灯を取り付ける際に力がかかりますから、是非ともハンダ付けしておきたいものです。室内灯は1つ付けると全部に付けたくなりますね。
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