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2009年5月30日 (土)

Nゲージ スハ43をリアルに!

 カトーからスハ43系が再販されました。TOMIXからオハ61系やスハ32系(これは来月ですが)が発売されて、Nスケールの旧型客車も種類が増えてきたところなので、ちょうど良いタイミングでの再生産になりました。種類が増えてきたことによって、Nゲージではこれまでなかなか出来なかった雑多な車種が混結された普通列車などもリアルに再現できるようになって来ました。

 カトーの43系はしばらく前にベンチレーターの別パーツ化、ドアの形態が2種類になるなどの改良を受けていますから、以前のものと比べて見栄えも向上しています。

 だいぶ環境も整ってきましたから、昔乗った普通列車の匂いを感じさせるものにするにはどうしたら良いか?ということを考えて見ました。客車の完成品と言うのはどのゲージでも屋根を明るいグレーに塗っていて、実車のイメージとは大幅に異なっています。カトーのスハ43もそのままだと鉄板屋根のオハ46新造車グループのように見えます。

 そこで、いつもの16番フジモデルキットと全く同じ処理を施して見ました。作例はスハ43のブルーです。

43bunkai

まずは車体と床を分離して上回りは完全に分解します。

43yane1_2

 まずは一番問題の屋根のベース色です。限りなく黒に近いグレーですので、今回はガンダムスプレーの「ファントムグレー」を使用しました。

Gundam

 塗装が乾いたらベンチレーターを取り付けます。43yane2

 ベンチレーターの成型色はそれほど悪い感じではないので活かしますが、そのままですといかにもプラスティッキーです。そこでこの先の作業が生きてきます。

43yane3

 ベンチレーターを取り付けた屋根にエアブラシを使って薄く溶いたレッドブラウンを吹きます。客車のブレーキシューは鋳鉄ですから、ブレーキをかけるたびに鉄粉を浴びているわけで、それがそのうち錆びてふんわりと赤錆色になっていました。同じ理由で下回りにも同じ処理を行います。

Spwork

 この作業はグラデーションをかけるような感じなので、缶スプレーでは粒が大きすぎてうそ臭くなりますから、必ずエアブラシ(安物で十分です)を使用します。レッドブラウンをシンナーで5倍くらいに薄めます。下地が透けるようにするのがポイントです。また客車は電車と違って1両ごとに管理されていたので、1両ごとにコンディションが違っていました。従って車両ごとに汚れ具合に強弱をつけてやると編成にしたときに実感的になります。

 最後に屋根と床下につや消しクリアーを吹いておきます。

Tsuyakeshi

 車体の青や茶色の部分は掃除されているので割合きれいですが、床下や屋根には艶はありませんね。艶のメリハリをつけることで、見た目が俄然リアルになってきます。そして、最後に元通り組み立てて完成です。幌など細部に色差しをすれば完璧ですね。

43hikaku2

 手前が加工したもの、奥が製品状態のものです。小一時間の作業で印象ががらりと変わりました。

 さて、Nゲージの場合、小スケールですので、個々の車両以上に列車として見たときの印象が大事であると言われます。同じような加工をした車両で列車を組成したらどうなるか?と言うことですが,試しにやってみました。車両はカトーのオハ35・オハフ33戦前型、TOMIXのオハフ61、そしてカトーのスハ43と、これだけの列車でも4形式が混じっています。

Nressha_2

 奥羽本線あたりのイメージでしょうか。たまたまブルーのオハ35が多めに入っていると言う感じです。

 管理人がもしNゲージをいじったらどんな風にするか、という一つの答えでもあります。車体は一切改造していませんし、極めて易しい作業ばかりです。買ってきたものをそのまま線路に載せて連結してもこの重厚感は出ませんね。完成品もぜひいじって「自分のもの」にしていただきたいと思います。そして、16番のキット工作もNゲージと無関係ではないということも覚えておいて下さい。

 

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臨時休業のお知らせ

 毎度お引き立ていただきまして有難うございます。来る6月5・6・7日は臨時休業いたしますので宜しくお願いいたします。

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ナハ11試運転

 細かい色入れや小パーツの取り付けが終わっていませんが、試運転を行いました。客車の場合、自分で走るわけではありませんが、試運転の目的として連結器や照明の動作確認と言うのが大きいかと思います。

 さて、その照明ですが、点灯テストをしてみると、窓が大きいだけに仕切りの国鉄地図が実に効果的です。こうなると乗客も欲しくなってきます。

Chizu

 通電を安定させるために、まとまった時間の試運転は欠かせません。不安定なちらつきや点滅がないかを見極めます。部屋を真っ暗にしてやると良さそうです。

Shiunten2

 台車交換で快調になったED75が牽引します。試運転のナハ11は機関車から3両目に連結されています。こんな編成で思い出すのは、昔の旧型客車の旅。客車の旅の場合、一番後ろの車両に乗ってカーブの区間などで列車全体を眺めるというパターンと、機関車のすぐ後ろに乗って機関車の活躍ぶりをながめるというパターンがあったと思います。管理人の場合、後者でありまして、気に入らない車種がついていようと、先ずはこの場所と言うことでした。このポジションで軽量客車にあたったのはたった1回でした。東北地区では保温性の弱い軽量客車は少なく、まして機関車次位に来るのはもっと少なかったのですが、実際に乗って見ると思い切り明るい雰囲気で、一般的な客車とは全くの別世界であったのを思い出します。そしてあの安っぽいジョイント音。現代的な表現をすれば103系とE233系の違いと言うところでしょうか。

Shiunten1_2

 でも、編成の中で浮いた存在だったのは確かで、模型的には面白い存在だと思います。

 そんな旅路の思い出をたどりつつ、店レイアウトの客車列車はいっそうディープな世界へと進んでいくのです。

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2009年5月29日 (金)

TOMIX 16番用ED75メーカーズプレート再入荷

 カツミのED75や天賞堂のED78の作例で使用したメーカーズプレートが再入荷しました。

75p

 洋白エッチング製ですが、他社品と比べて非常に文字がシャープです。この時代の交流機に広く使用できるかと思います。お値段は315円です。

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2009年5月28日 (木)

これが一番効果的?

 ナハ11の仕上げを進めます。10系客車用の仕切りパーツというのは出ていませんので、工房ひろやフジモデルのパーツを適宜組み合わせて雰囲気が出るようにしてみました。例の額縁の付いたやつとフジの洋白のドアを組み合わせてみました。

111

 例の地図も貼り付けてみました。まだ作業途中ですが、大きな窓から良く見えます。これで照明が入れば思い切り雰囲気でしょう。43系以前の客車以上に効果が期待できそうです。

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2009年5月27日 (水)

あれから2年・・・

 脳卒中で倒れてから2年が経ちました。何の前触れもなく急に力が抜けて立てなくなるなど、想像も出来なかったのですが、医者に言わせると食生活の洋風化などもあって、以前は60代以上の病気だったものが現在では30代くらいまで下がって、もはや「現代病」であるとのことでした。

 およそ半年間の入院生活で杖を持たずに歩くところまでこぎつけて退院、それから1年半が経過しました。リハビリに関しては5年・10年という長いスパンで取り組むように言われていますが、幸い基本的な生活動作を退院までに取り戻すことが出来たので、今は、細かい指先の動きや走る、といった1グレード上のものを目指しています。

 復活1年目の具体的な成果としては、以前と同じように列車に乗って全国を歩けたということでしょうか。もちろん介助など一切なし、杖も無しでです。まだまだ動きが硬いのですが、こういった成果が出てくると先へ向けての希望が持てるようになります。

 指先の訓練として、模型工作がとても良い、ということは病院でも言われていましたが、確かにいろいろ作っていく中で、麻痺側の手の指が1本ずつ自由に動くようになりました。日常生活の面でこれは大きいのですが、模型工作においてもED75の台車のように作業の質が格段に向上してきています。(脳卒中になると、本当に腕が上がらなくなったり、指が固まってしまうのです)

 1つの区切りとして、5年経ったあたりで自己採点で90点くらいまで復活できれば、と思っています。

 さて、たゆまず行う必要のあるリハビリですが、作業訓練的なものとして今はこんなことを具体的なテーマにしています。

Naha11

 例のナハ11です。基本的な塗装が終わって細部の色差しにかかるところですが、この作業は麻痺側の左手で車体を持って右手で面相筆を使って色を入れます。麻痺側の手のコントロールが利かないとすぐにはみ出します。麻痺側の手の細かいコントロールが求められます。

Tr50

 これはナハ11の台車です。軽量客車では車軸発電機が台車枠についています。ごつごつとしてつまみにくい台車枠にソフトメタルパーツを接着しますが、小さい部品だけに、これまた微細な指の動きが求められます。

 「脳血管障害」ですから、病気によって支障している感覚を再構築して行く必要があります。怪我と違ってすぐには治りませんが、同じリハビリでもこういったネタであればモチベーションも維持されますし、結果としてそれなりの成果につながってくると言うことなのでしょう。5年経ったところで90点、の目標に向けてリハビリはまだまだ続きます。

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2009年5月26日 (火)

キャンバス止めの追加

 一連のモリヤスタジオの103系、「スーパーディテールではないけれど、103系の印象が感じられるものにする」というコンセプトで進行していました。ちょうど2年前に入院する直前までやっていたわけですが、手の動きもだいぶ回復して、そういった余分な作業をやる余裕も出てきました。そうしたプラスアルファの作業の一つに、連結面のキャンバス止めの追加があります。

 103系電車では、最末期に製造されたものと車体更新を受けたものの他は、屋根は絶縁用のイボ付きビニール張りでしたので、妻板上部には屋根布押さえが付いています。しかし、編成物ということで中間の連結面は外に出ないからでしょう、殆どの製品でこれは省略されています。モリヤのも省略されているのですが、この製品ではモハ103の妻板にある高圧引込み線の表現がありますから、バランスを考えると是非ともキャンバス止めは欲しいところです。

818

 KSモデルから「#818 101・103系キャンバス止め」というのが出ていますので、これを使います。屋根のRは微妙に違いますから指でだましだまし成形します。

1031

 ついでに帯材で簡単に縦ドイを追加しておきます。本格的なディテールアップをされる方では、これを浮かして付けたりするのでしょうけれど、入院前の仕様に合わせます。これだけでも妻板に立体感が出ますし、くろま屋の妻面標記などを入れることで、雰囲気は出てくるかと思います。同じような作りのカツミの103系にも応用できそうです。

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2009年5月24日 (日)

「リハビリトレイン」

 ED75の走行不具合の原因を検討してみました。脳卒中による片麻痺が原因なのは確かですが、健康な方の工作の中でも参考になる事例だと思いますので、ご紹介しておきます。

Center1

 リード線のハンダ付けに際して変形させてしまったのはこの部品です。床板の穴にささって絶縁するとともに、車体を水平に保つ役割も持っています。下の図はエンドウの電車の例ですが、カツミの機関車もほぼ同じ構造です。

Czukai

 リード線は図中の2mmラグにハンダ付けしますが、脳卒中の片麻痺では、リード線のような細いものがつまめなくなるのです。また、センターピンのようにバネを介するものなど、とても扱いにくいものです。感覚がなくなってしまうわけですから、これは天下の一大事なのですが、それ以上に、ある日突然歩けなくなった、と言うことの方がもっと大きいわけです。ですから、みなさん歩く練習は必死になるのですが、手の方は疎かになりがちです。手の方は筋肉の使い方も感覚も繊細さが要求されるので、復活させるのは歩く以上に困難な部分があります。

 リード線のハンダ付け、スプリングを介したねじ止めは、ごく普通に出てくる作業ですので、これを普通にこなせるようになるのを目標にしました。はっきり言って、車体のハンダ付け以上にやりにくいのです。一旦分解してハンダ付けすれば良いのにスプリング絡みが扱いにくいので、ついつい在姿のまま作業したせいでしょう。

 しかし、この小さなパーツが変形すれば、センターピンも真っ直ぐになりませんし、結局は台車が正しい姿勢を保てなくなるのです。台車のパーツのハンダ付けの不十分さがそれに輪をかけて、走行の不具合を引き起こします。

 完成の動力ユニットではありませんから、こうした部分の綿密な調整はとても大事です。原因がつかめれば後は早いですね。

Point

 ポイント通過時の不快な揺れもなくなりましたが、発車の際の出足が実にスムーズになりました。「発車後の飛び乗りはおやめください」というシーンを模型で再現するのは案外難しいものです。

もう一つの原因であった台車の組み立てについての問題点も整理してみました。

Daisha

 例えばこのブレーキ部品の場合、ロストワックス製なので台車本体にハンダ付けするのですが、どうしても変形しやすいですし、ロスト部品ということでたっぷり熱をかける必要があります。右手でハンダゴテ、左手はピンセットでパーツを押さえるわけですが、感覚が弱くなった麻痺側の手がピンセットの先のものを認識するのはなかなか困難です。正確な位置に完全に付くまで押さえておかなければなりません。結局その押さえが中途半端だったためにハンダ付けも不十分になって外れてしまったと思われます。そしてこれがスカートの裏の部品と接触して短絡していたのです。

 そうした感覚を取り戻すための訓練と言う意味合いがあったわけですが、EF64や新しい75の台車ではそれが具体的な成果となって表れました。正確な作業をするには正確な感覚や手の動きが必要です。もちろんそれが日常生活にも必須なものであるわけですから、これは非常に良い作業訓練になります。

 こうしてその都度、問題点を検討することで、完全復活へ向けての問題点も見えてきます。それを一つずつ潰して行くしかないのですが、結果が出せれば次へ向けてのエネルギーも湧いてきます。

 ブラスキットはやり直しが利くので、恐れることなくチャレンジできるというのもこうした作業訓練には適していると思いますが、この後は、素組だけでなく、ディテールの追加など、違った手の動きが求められる作業も徐々に取り入れていこうと思います。

Ressha1

 しかしまあ、同じ機関車でも走行が改善するだけで新しい機関車が来たようで、とても楽しくなってきます。「走りの品質」がいかに重要であるか、ということですね。店レイアウトでのデモ走行は、そうしたことをアピールする狙いもありますから、きちんと走るものが出来なければなりません。

Ressha2

 今日の慣らし運転の列車は、後にマニとオユが連結された編成です。この列車の客車は、退院後75とともに作業リハビリの延長で製作したものばかりなので、いわば「リハビリトレイン」というべきものになっています。当初難儀した客車の照明の調整なども、今は完璧な状態になって、白熱灯と蛍光灯の車両が入り混じった雰囲気が再現されています。 青森まで東北線をひたすら各駅に停まって、青森からユとニは連絡船で北海道へ、という往時の長距離鈍行のイメージです。  

 陽気もよくなったので、そんな客車の旅の余韻を求めて、近々また北を目指したいと思います。

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2009年5月23日 (土)

慣らし運転

 様々な部品の集合体である足回りをいじった場合、慣らし運転は不可欠です。

Soukou11

 単機での走行が問題なかったので、客車を連結して慣らし運転をしました。軸受けにCRC5-56を差してあります。軸受けの鳴きも収まりましたが、何より新しい台車ではポイント通過の際の不快な揺れがなくなりました。と言うのも、台車を外した時にセンターピンのブッシュが変形していたのを発見したので、新しいものに交換したのです。その原因はどうやらセンターピンのラグにリード線をハンダ付けする時に過剰な熱がかかってブッシュが溶けたようでした。リード線は細い上に反発力もありますから、麻痺した左手で押さえて右手で持ったハンダゴテで正確にハンダ付けするのはなかなか難しいものがあります。ハンダ付けが不十分なために何度か断線してその都度修繕もしました。利き手交換はしないで済みましたが、利き手でない左手の重要性を改めて認識した場面です。脳卒中による片麻痺からの復活と言う場面ではやむを得ない部分ですが、やはりきれいに走るようになると気持ちいいですね。倒れる前に製作したED71と同様の走行になりました。

Soukou2

 子供向けの玩具のようにただ走ればよい、と言うものではありません。「走行の質」というのが問題なのです。

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2009年5月22日 (金)

こんなものが入荷しました

 カトーは今月が決算と言うことで、在庫整理の意味でしょうか、問屋さんではちょっと見かけなくなったものが来ていましたので、地元ネタのものを入れてみました。

205

 南武線の先頭改造バージョンの205系と東海道線のE217系です。E217系の方は15両編成で揃います。メーカー在庫が終了していますので補充が出来ません。ご希望の方はこの機会にぜひどうぞ。16番に関しては、そういった整理品はありませんでした。

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天賞堂PS101パンタ丸カバー再生産

 市場からほぼ姿を消していた天賞堂のPS101形パンタグラフ丸カバー付が再生産されることになりました。一昨年カツミから発売のED75、ひさし付のグループはこのタイプ、キットの説明にもこれを使うと言う指示があります。

1011

 今回分は、税抜き4000円です。仕掛のED75をお持ちの方はこの機会にぜひどうぞ。交流機は常に片方のパンタを下ろしていますから、たたんだ時の姿勢も大事なわけですが、この製品はそれが非常に良く、機関車全体の好感度をアップしてくれます。

751

 たたんだ時に傾いたり膨らんだりすると一気に75のシャープなイメージが失せてしまいます。ちょっともったいない感じもしますが、TOMIXのプラ釜に載せてみたりするのも良いかもしれません。模型は上から見る機会も多いので、屋根上の部品の良し悪しは全体の印象を大きく変えてしまうものです。

 さて、75ついでに、例の台車の履き換えを行いました。 外した台車を調べて見ると、やはりハンダ付けが不十分で、外れている部分があって、それが周辺の部品と接触して短絡していたようです。新しい台車では前進・後進とも短絡によるギクシャクは皆無になりました。旧台車は塗装を剥離して修繕の上、他の機関車に使用したいと思います。この新・旧の差こそが手のリハビリテーションの成果そのものだと思います。

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2009年5月20日 (水)

通風グリル

 103系電車の101系との目立った違いに、側面の主電動機用の通風グリルがあります。大昔のカツミの完成品などでは車体にプレスで表現してありましたが、さすがに最近ではどこの製品ではこれも別パーツになっていますね。モリヤの103系でもやはり別パーツになっていますが、実はこの部品がこのキットの中で一番問題の部分です。

Moriya

 これがキットに入っているものなのですが、特に側面用のものは大きすぎる上に形状もあまり似ていません。この部品は、KSモデルからも#802側面グリルとして出ています。

Ks802

 こちらの方が大きさも小さく、形状も良いので、一連の103系では全部これに変えています。

1031

 小さい部品ですが、案外目立ちます。このキットをお持ちの方は、一度中身を見てください。絶対に変えたくなると思います。

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2009年5月19日 (火)

軽量客車の屋根を実感的に

 ナハ11、塗装に入りました。以前オユ10でいろいろ検討して好結果を得た屋根色の表現方法をこのナハ11でも行います。これはNゲージの軽量客車の場合にも使えるかと思います。

 ご存知の通り、軽量客車の屋根は鉄板張りで銀色に塗装されていました。 完成品もそのように塗られていますが、昔見た軽量客車は、検査出たてのもの意外は屋根は輝いてなんかいなかったなあ、というところからいろいろ工夫してみたのです。

111_2

 まずは規定通り銀色に塗ります。大体完成品もこんな感じで仕上げられていますね。しかし、実物は程なく光沢を失います。車体がきれいでも屋根は明るいグレーに見えたりしました。でも、鉄板屋根の戦後型オハ35やオハ46のグレーとはいささかニュアンスが違っている・・・。そこで、シルバーを塗ったら次にこれを塗ります。

Tsuyakeshi

 完全なつや消しになるクリアーコートです。これを吹くと・・・。

112

 オハ35とは微妙にニュアンスの異なる「明るいグレー」っぽくなります。最後にエアブラシで薄く溶いたレッドブラウンを吹いて制輪子の鉄粉が付着した感じを加えると実にいい雰囲気になります。

 客車の場合、電車と違って、1両ごとの管理ですから、当然1両ごとにコンディションも違っています。列車に仕立てた時も屋根がまだら模様になっているのです。ブルートレインを見てもやはりそんな感じです。

 客車には客車なりの汚れ方があります。面白がってひたすら汚すとただ汚いだけになってしまいます。常に腹八分目くらいにして、汚れの原因などを考えながらやるのがウエザリングのポイントだと思います。

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こんなものが入荷しました!

Run1

 朗堂のNゲージ用コンテナ、「ランテック」です。現代の貨物列車はみんなコンテナになってしまいましたから、コンテナに変化をつけるのが、列車をリアルに見せるポイントでしょう。

 少量入荷ですので、完売の際はご容赦下さい。

 今回分は完売しました

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2009年5月18日 (月)

車体がほぼ出来ました

 中途半端な103系が大量に出てきたりで少々混乱気味ですが、軽量客車もやりかけですので、並行して進めます。組立は特に変わったところもありませんが、あっさりした車体ですので、すっきりと仕上げるのがポイントでしょうか。

111

 10系の座席車、16番の完成品は、完成品で出たものは案外少なく、古くは天賞堂、ホーワあたり、最近ではTOMIXのプラ製品といったところが思い浮かびます。プラ製品ではナカセイの板キットというのもありましたね。軽い車体に重いダイキャストの床下(それもスハ43などのものの流用)というよく分からない設計でした。台車つきで当初1990円というのはオイシかったですが・・・。

 10系客車は窓が大きいので、プラ製品に向いているように思えるのですが、16番くらいの大きさになると窓のふちの部分でガラスの厚さが思い切り目立ってしまうという泣きもあります。Nですと大きさも小さいのであまり気にならないのですが。

 窓周りが薄く、いかにも華奢な感じなのが軽量客車の印象的な部分ですから、それを再現するのにこのフジモデルのような単純な構造は案外有効だと思います。アルミサッシパーツ(アルミ製です)に塩ビの窓ガラスを貼ったものを車体内側から接着するというものです。

 作業リハビリの延長線という意味もありますが、完成したものは店レイアウトに持ち込んでいます。組立サンプルとしてはもちろんですが、既製品ではなかなか揃わない「昔乗った客車列車をどうやれば再現できるか?」というご提案の意味も込めて走っています。このナハ11も、旧型客車の編成の中で異彩を放っていた軽量客車、のイメージ再現に一役買うことになるでしょう。

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2009年5月17日 (日)

中途半端なままだった山手線

 103系関連の部品がいろいろ揃ってくるので、以前製作していたモリヤの103系を仕上げてサンプルにしようと考えました。取りあえずくろま屋の103系インレタを使って、レタリングの使用例ということにすることにして、久しぶりに各車を引っ張り出して見ると、中途半端な状態のものがいっぱいです。

1031

 塗装は終わっているものの、窓の中桟が入っていなかったり、照明や座席が未取り付けだったりで、モハユニットを1つ作れば完成のつもりでいたのが思わぬ誤算と言うことになりました。倒れる直前にやっていたものなので、もう2年も放置されていたことになります。このまま放置するわけにも行かないので、馬力をかけて早く完成させることにします。

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2009年5月16日 (土)

103系用インレタ

 103系のようなのっぺりした感じの通勤電車にはレタリング入れはかなり効果的ですが、車体の色によって、白と黒の文字があったりしますし、主に市販されているのは形式・番号の文字ばかりで、細かい標記がなかなかありません。最近のカツミ製品ではようやく配置区の標記なども入りましたが、これも単体では分売されていません。

 当店でお取扱い致しております、くろま屋のインレタには、「103系特集」というべきものが用意されています。

103inlet

 車番の他、配置区や妻面の標記などもあり、しかも白と黒の両方が揃っています。今回はそのうちの山手線に関連する黒文字のものを入れてみました。

 まずは管理人が試しに使ってみました。車両は入院前に製作したモリヤの103系です。

1031

 車番とエンド標記は入れてあったので、配置と妻面の標記がメインになります。

1032

 ごく初期の若番車ですので、配置は「北イケ」(池袋電車区)です。定員136(先頭)/144(中間)は一緒になっているので位置合わせの必要はありません。

1033

 連結面は、メーカー完成品と同じ考え方で特にディテールにはこだわっていませんが、文字が入るだけで、精密感が大幅にアップします。

 配置区などは写真のもの以外にもあります。ホビーモデルの床下もあって、ここでまた俄かに「103系の季節」がやって来たようです。KSの車体キットを抱えておられる方には、製作のチャンス到来、と言う感じでしょう。

Yamate_2

 店レイアウトに懐かしい山手線の仲間達が揃ってきました。こうなると、103系を早く仕上げねば、という気になってきます。昭和40、50年代を東京で過ごされた方には懐かしい面々ですね。

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2009年5月15日 (金)

ホビーモデル103系床下機器 続報

 以前ご紹介したホビーモデルの103系床下機器セット、問屋さんから正式な案内が来ました。

103

 不鮮明な写真ながら、モハ102にデンデンムシ形のMGがありませんから、初期非冷房用ということになりますね。ということは、モハ103の断流器のアーク流しが3列くっついたタイプ、ということで、初期型103系の分売床下としてはモリヤスタジオ以来ということになります。カツミが一昨年出した初期型のキットは冷房改造車だけでしたので、非冷房にする場合にもこのモハ102の床下が活用できそうです。

 小さなメーカーですので、エンドウ・カツミのような常時在庫は期待できませんので、KSの車体キットなどをお持ちの方には、この機会のご購入をお勧めしたいと思います。

 103系関連、他にも面白いものが入荷しています。明日以降ご紹介したいと思います。

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TOMIXのC57-135 静岡展示の試作品

 静岡ホビーショウで発表されたTOMIXのC57-135、メーカーHPでは分かりにくい部分なども含めていろいろな角度からご紹介します。あくまでも一発目の試作品ですが、その完成度の高さに驚かされます。走行もボイラー内に細身のモーターを入れて客車10両程度は牽引できるようにするそうです。

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 レイアウトにいてもしっくりした感じです。

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 一見無駄とも思えるほどの手間をかけて開発しているのでしょうから、それなりのお値段になるのでしょうけれど、久しぶりに「欲しいな!」と思わせる逸品だと思います。明日から一般公開ですので、興味のある方はぜひご覧になってください。模型と言うものが「安ければ何でもいい」というものではないことを再認識すると思います。

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2009年5月14日 (木)

予備台車を作りました

 カツミのED75は、退院直後に製作したものですから、左手麻痺の回復がまだ十分でなかったために不十分な箇所が多々あります。左手の回復に合わせてそうした部分を逐次直していますが、今回予備部品として台車を新たに製作しました。

Dt129

 ロストワックス部品の集合体ですから熱を食う上に押さえ難い形状のパーツが多く、ハンダ付けが不十分なために走行中に外れてショートしたりといったトラブルが発生していました。前回、EF64の台車を組み立てた時には、手の動きの改善もあって非常に気持ちよく組み立てることが出来ました。そこで、今回予備部品として台車を新たに1両分を製作し、これと履き替えさせることで走行の向上を図ることにしました。外したものは1度塗装を剥がして不具合箇所を修繕の上、予備品としてストックすることにしました。

 今回はEF64のものと同様、非常に気持ちよく作業が進みました。脳卒中のリハビリの中でも難易度が高いと言われる手先の動きの改善が実感できる作業でした。修繕するものは、同じ形式の台車を履いている他の機関車へ循環予備部品として使われるかもしれませんが、その時には今以上に快調に走ってくれると思います。

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静岡ホビーショウ

 今日から静岡ホビーショウが始まりました。もともとはプラモデルのショウでしたが、全般的にプラモが落ち目の現在は鉄道模型やミニカーといった完成模型に注目が集まるようです。

 鉄道模型はNゲージが中心ですが、今回注目なのが、既にメーカーHPにも発表されていますが、TOMIXのC57-135でしょうか。

http://www.tomytec.co.jp/tomix/report/n/n_index.htm

 一発目の試作品ですが、ずいぶん時間をかけて開発されてきた感じがします。ここ最近は、いかに他社が出していないものを早く出すか、という競争になっていて、製品の質や内容は二の次になっていたようでしたが、ようやく原点回帰への動きが出てきたようです。

 鉄道模型は、何十年という間楽しんでおられる方も多い息の長い趣味ですから、最近のように毎月毎月新製品が怒涛のごとく出てきて、1ヶ月たって店頭にあれば「売れ残りだ」といわれるような状態は正常ではありません。そして、こんなにどたばたと製品を出していれば、しっかりした良い製品など出来るわけもなく、息長く続けるユーザーを獲得するのも難しくなってくると思います。恐らくお値段もそれなりのものになるでしょうけれど、安くていい加減なものを出されるよりはよっぽど良いと思います。やっと本来の姿にもどろうという動きが出てきたように思います。

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2009年5月12日 (火)

進化しているフジのキット

 ナハ10や11はフェニックス時代から出ている形式ですが、現在のフジモデルブランドになってからも度々生産されています。特に広告では謳われていないのですが、細かい部品など常に改良されていますから、以前のものと比べると、その差は歴然としてきます。気動車なども含めて最近のフジのキット、実に繊細なサボ差しの部品が入っています。雨どいも別売りで「雨どい用」の0.7mm帯板がKSブランドで出ていますから、メーカーも作例のように雨どいも帯板で作ることを推奨しているようです。11zentai

 そんな「最新仕様」のナハ11がだんだん形になってきました。以前あったナハ10とは登場時に車内が白熱灯だったか蛍光灯だったかの違いだけのはずなのに、模型で比べると形態的な印象がずいぶん異なったものになりました。押入れに眠っていた古いキットを組み立てる場合、こんなところにも気を遣うと満足の行く仕上がりが得られるかと思います。

 超精密なロストパーツを使っているわけでもないのに、これだけ違ってくるとは・・・。列車に組成した時に差がありすぎるので、ナハ10の方は廃車・売却しました。素材の使い方だけで印象ががらりと変わるのが、この手の単純なキットの面白いところです。

 さて、外観に気を取られて、大事な部品を忘れていました。

11tenjyou

 室内灯の金具です。ここは室内灯を取り付ける際に力がかかりますから、是非ともハンダ付けしておきたいものです。室内灯は1つ付けると全部に付けたくなりますね。

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2009年5月11日 (月)

モハ103雨どいの取り付け

 モハ103に雨どいを取り付けました。前にも書いたように、キットに入っている帯板はカールしていて直線が出しにくいので、ナハ11でも使用したKSの帯板を使用しました。

M1031

 この時代の国鉄新性能電車では、同時期の私鉄の車両と違って、張り上げ屋根の車はほとんどありませんでしたから、 国鉄電車のイメージを再現するのに重要なポイントになる部分です。電車をお作りの方は様々な工夫をされているようですね。

 この103系については、既に編成の半分以上がキットの元部品で組み上げられていますから、編成全体での統一感を持たせることと、作業の効率化を図るということで、基本的な構造は踏襲して、材料のメーカーだけを変えるということにしました。

 KSの帯板は、キットのものと比べてはるかに直線性や平面性が良いので気持ちよく作業が進みました。同じような帯板でも、こうもちがうのか、という感じです。

 この後は、キットに入っていない妻面の屋根布押さえや縦といなどを追加します。ホビーの床下がまだ少しかかるようなので、それまではのんびりモードになりそうです。

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2009年5月10日 (日)

16番初のモノコック・リアエンジンバス

 最近は鉄道模型スケールの自動車なども充実してきました。しかし、バスについては、何故か最近のスケレトン構造のものばかりで、「昭和の風景」が中心になりがちな16番では不満もありました。

 今回、トミーテックから発売されたバスコレ80の「富士重工5E」は、16番サイズでは初めてのモノコック・リアエンジンバスです。

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 車体はプラ製ですので、車体のディテールはダイキャストよりもシャープな感じです。逆に、手に持ったときに軽いこと、車体が透けていることなどが弱点でしょうか。

 5Eは、モノコック車としては最終期のものですから、もっと古いのが良い、と言う声もあるのですが、取りあえずレイアウトに置いてみます。

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 ちょっと新しいかな、と言う感じもありますが、こういう駅舎との組み合わせでは、やはりモノコック車の方がしっくり来ますね。こうなったら3Eとかも欲しいところです。不気味なリアのウインカーが印象的なトヨタDR15とか・・・。

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 クリアケース入り、1台3675円となっております。

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16番の方にも樹木を・・・

 店レイアウト、16番の方にも樹木を追加します。駅の周りに大き目のを植えました。

Eki1

 途中の小さな駅、こんもりと茂った木々の間を渡ってくる風は、緑のにおいを運んでくれます。北への道中の途中、確かにどこかの駅にあったシーンの再現です。単品の樹木は、限りなくレイアウトの夢を拡げてくれます。

Ushiro1

 そんな北への列車の旅の余韻を求めて、もう少ししたらまた北を目指したいと思います。復活2年目の初夏です。

Ushiro2

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2009年5月 9日 (土)

意外に木を植える場所がない「ジオタウン」

 店のレイアウト、ベニヤ平原ではさびしいので、Nゲージ部分にはカトーの「ジオタウン」を使って街を作っています。道路のパターンが固定されると言った泣きはありますが、取りあえず道路周りが手っ取り早くリアルに出来るのがミソですね。トミーテックの建物コレクションなど、ストラクチャーも選択の幅が広がっています。

 取りあえず並べてふと気が付いたのは、この街には緑が少ないなあ、と言うことでした。

Kouen

 ジオタウンのモジュールで木を植えることを考えてあるのはこの公園モジュールくらいでしょうか。

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 街路樹とか欲しいところですが、植える場所がありません。駅前も、開業したばかりの駅、と言う風情でいかにも殺風景です。例の樹木キットから木がたくさん出来たので、植える場所を探して見ました。

Ekimae11_2

 地面の処理はこれからですが、駅横のバス停と線路の間に空きスペースがあるので、ここに2本置いてみました。左のTOMIXのビルを1フロアにしたものはバスの案内所という想定です。

Bustei

 バス停の側から見ると、カタログの写真とはかなり印象が変わりました。 レイアウトというのは、自分の見た風景のエッセンスをいかに取り込むかと言うことでリアルな風景が出来上がっていきます。

 なので、応用の利かない、あまりに型にはまったレイアウト用品というのは売れないのでしょう。商品を仕入れに行く時に一緒にジオタウンのプレートも持ってくるのですが、担当者が、「これ、売れるんですかぁ?」と言っているところにも表れています。並べるだけで出来るレイアウトがウリだった某社のZゲージなんかもさっぱりですし、いつしか事実上消滅したジオラマスペースの付いたNゲージの線路もまたしかりです。

 要は、レイアウト作りの楽しみの勘所を押さえていないから、ということになるでしょう。レイアウト用品にしても、「ないものを出せばなんでも売れる」というほど単純ではありませんね。

 店のジオタウン、次は1区画全部建物を置かずに木を植えて雑木林にしたり、水田にしたら面白いかな?と考えています。「タウン」ではなくなってしまいますが・・・。

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2009年5月 7日 (木)

雨どいの改良

 フジモデルの軽量客車や気動車のキット、雨どい用としてφ0.7の真鍮丸線が入っています。しかし、これらの雨どい、実物を見ると四角いですね。側面に光が当たった時の印象がずいぶん違ってしまいます。

 今回のナハ11にもφ0.7の真鍮線が入っていましたが、これを0.7×0.4の帯板に変えてみました。

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 これがキットに入っている雨どいです。

Obiita

 こちらは今回使用の帯板です。

Naha11

 取り付けてみると、表面が平らなので、印象がぐっと良くなりました。気動車やKSモデルの国電関係なども同様にすると良いかと思います。

 特にこれといった見所のないシンプルな車体では、こうしたちょっとしたところで印象ががらりと変わるものです。

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仕切り板のアレンジ

 軽量客車は、43系までと比べるとかなり趣が異なります。デッキの仕切りなども近代的な形のドアが付いていたりしますが、これ用のパーツというのは今のところ出ていません。

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 これはキットに入っている仕切板です。窓が角丸でHゴムのドアを意識した形になっていますが、のっぺらぼうであるのと、何より1枚しか入っていないので、そのまま組むと片側は貫通路から客室内が丸見えになってしまうわけです。

 そこで工房ひろの仕切のうち、近代的に見えそうなBと地図の枠のあるDにフジの#1094Hゴム付き貫通ドアを組み合わせてみました。仕切りは上手い具合にパネルライトを逃げるため、天頂部が欠き取られているので、最大の問題である天井の断面形状の違いはあっさりクリアー出来ます。

Shikiritoritsuke1

Shikiritoritsuke2

 他の形式と同じように表裏張り合わせにしたものを車体に取り付けました。

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 窓が大きいので、例の国鉄の地図もさぞかし効果的なものになるでしょう。

Tsumamen

 列車の後ろに来ることはありませんが、切り離してヤードや駅構内に置いておく場合に妻面の表情も大事ですね。

11zentai

 厳密な考証をしているわけではありませんが、旧型客車列車の編成の中で異彩を放っていた軽量客車の雰囲気を再現できれば、と思っています。

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2009年5月 5日 (火)

ひとまず完成

 3ヶ月に亘って進行してきたEF64、試運転も無事に終了してひとまず完成です。ED75と同じように生きている機関車、我々が目にして来た64、というものを目指しましたので、メーカー完成品とは一味違う感じになりました。もう東線では耳にすることのない、あの64の勇ましいブロアの音が聞こえてきそうです。641

 ED75の時と比べて、サクサクと進行出来て、手先の動きがかなり改善しているのを実感しました。不十分な箇所は追って手直しすることが出来るのもブラスモデルの良い点です。

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 試運転は、様々な状況で行いましたが、特に台車周りの手直しが殆どなくて済んだのも、手先の動きに精度が出てきたからでしょう。

 部品数は多いですが、基本的に完成品を念頭に置いたキットですからとても組み立てやすいと思います。ぜひチャレンジして見てください。参考までにお値段を記しておきます。

 EF64 46~55電暖付き 車体キット  ¥47460-

 ロストワックス製細密台車 1両分   ¥26040-

 MPギア 機関車用 WB35mm     ¥11550-

 モーター EN22             ¥2100-

 ユニバーサルジョイント 2.0-2.0    ¥525-

 パンタグラフ(作例はフクシマ製PS17S) ¥3360-×2

 ナンバー(TOMIXメタルインレタ ED75用)¥840-

 他に、カトーのブルトレ乗務員、ケイディーカプラー、塗料、塩化亜鉛溶液、ハンダ、ゴム系接着剤などです。台車は日光モデルのものも使用できますので、コストを抑えたい場合にはこちらを使用する手もあります。こちらは¥9240-です。

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結構ハマる樹木作り

 しばらく前に、店レイアウトに草を植えましたが、「何だか北海道みたいだ」というご指摘をいただきました。その原因は木が生えていないこと、と言うことが分かりましたので木を植えることにしました。KATOで取り扱っているウッドランド・シーニックスのものを使用しました。

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 アメリカは元々レイアウトガ盛んですから、こうした副資材にも良いものがありますね。キットの中身は、幹の部分と葉っぱです。

Jyumokukit

幹を指でひねって大体の枝振りが出来たら、枝に接着剤をつけて葉っぱをつけますが、このときの要領は、「ソースの二度付けはお断り」の大阪の串カツに近いものがあります。大きな箱に葉っぱのスポンジをあけて、接着剤をつけた幹をぐるぐる廻して、串カツにソースを絡めるような感じで葉っぱを付けていきます。

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 スポンジは3色入っているので、適当にブレンドしてやるとリアリティーがあがるでしょう。枝の広げ方や葉っぱの付き具合で同じものは2つと出来ないと言うのがミソです。さっそくレイアウトに置いてみます。

Jyumokubus

 駅舎脇の駐車場の「木陰で憩うボンネットバス。木が1本生えるだけでがらりと雰囲気が変わりました。

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 線路側から見ても、向こうに木があると潤い感が出てきます。

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 取りあえず駅舎の周りに2本植えました。14本入りですので、比較的背の低いものをNゲージの方に植えてみることにします。

 しかし、さすがはレイアウト先進国のアメリカらしい製品ですね。

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2009年5月 4日 (月)

「あの頃」のイメージを目指してさらに加工

 DD13、電球交換に合わせてさらに加工しました。まずは車体を外したついでにモーターを淡緑色に塗ります。

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 目立たないように黒くすると言うのが普通の考え方だと思いますが、車体をかぶせた時に運転台の計器盤ぽくみえるようにしたかったのです。

 ついでに、省略されている窓ガラスも入れました。側面は中央の窓が開放された状態で表現されていますが、入換え用のDD13では常に窓が開いていましたから、この表現を活かすことにしました。

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 車体をかぶせるとこんな感じになりました。例によって機関士を乗せると良さそうです。配置は、若番が集中していた品川機関区にしました。いつものようにくろま屋のインレタ(品番4105 関東A)を使用しました。

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 ここまでやった全体の姿です。いくら汚れているとはいえ、安全のために白く塗ってある正面の手すりなど、もう少しきれいにしてあったかな?と思って、あの当時の東京の貨物駅の写真の出ている本を見ましたが、そこに出ていたDD13はまさにこんな感じでした。40年も前のことなのに、人間の記憶力ってすごいなあと思いました。

 山手の103系、旧型客車、EF13の貨物列車・・・どれと並べてもさまになるのがDD13です。東京に古くからお住まいの方であれば、入換え用のDLといえば、やはりこの一つ目小僧の初期型DD13を思い出すでしょう。脇役なだけに、なかなか手をかけることもありませんが、いじっているとあの当時の東京の鉄道情景が蘇ってきて、とても懐かしい気持ちになれます。

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追加営業日です

本日4日から6日までの連休期間、追加営業を致します。営業時間は各日とも13:00~19:00となります。ご来店をお待ちいたしております。

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2009年5月 3日 (日)

連休向けのお気楽工作

 今日からカレンダー上でも4連休です。お出かけしないと言うことであれば、こういう時は懸案になっている工作のチャンスですね。4日でキットを完成させるのは無理としても、例えばこんなのがあります。

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 これは16番のオユ10が郵袋室側を後にして走行しているシーンです。窓が一切ないのっぺらぼうの妻面に尾灯だけが光っています。既製品だとデッキ側のみ点灯というのが殆どのはずですが、客車の場合、連結方向に制約がありませんから、こういうシーンも良く見たものです。

 これまでご紹介した緩急車の点灯改造の要領で、半日もあれば出来ます。ぜひお試しください。出来上がって走らせるとハマること請け合いです。せっかくの連休です。「買うだけ」ではなく、「買ったものをいじって楽しむ」と言うのもありですね。

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「シンプル イズ ベスト」ですね

  店レイアウトの入れ換え用として登場したDD13、一端の前照灯が球切れを起こしました。電球交換のため上下を分離しました。基本的な構造は極めてシンプルです。

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 古い製品ですが、台車から集電した電気を、接点を介してプリント基板に送ってライトを点灯させるシステムは現在の天賞堂製品にも踏襲されています。ウエイトが見当たりませんが、床下の燃料タンクがウエイトになっていて、十分な重量を確保しています。DD13はボンネットが細いので、この辺の設計が難しいところですが、なかなか上手にこなしています。

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 ボンネットの裏にはプリント基板と切り替え用のダイオードが。この時代の天賞堂は先進的な設計だったんですね。

 電球の交換ついでに、窓ガラスを入れようと思います。

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「マニ36イラスト集」少量入荷しました

 工房ひろ取扱の「マニ36イラスト集」が少量入荷しています。マニ36各タイプが1/80スケールで描かれています。車内の仕切り位置の図面も必見です。

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 1冊1050円です。荷物車の製作にお役立てください。なお、少量ですので、完売の際は悪しからずご了承ください。

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2009年5月 2日 (土)

重連試運転

 小さな後付部品の取り付けと並行して様々な条件での試運転を続けます。

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 64と言うとやはり重連の貨物というイメージが強いですね。総括重連ですから、うしろの物も両パンタを上げて4ケパンタで走りますから、交流機とはまた違った趣になります。

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 まずは貨車を引いて、比較的低速での走行です。2台の機関車がギクシャクしないかをチェックします。またポイント区間などで連結器が正常に動くかも見ておきます。

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 店のレイアウトは平坦なので、力を持て余し気味です。問題がなかったので、今度は客車を引いてやや速い速度です。

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どちらかの調子が悪いとゴツゴツした走りになりますが、高速の場合でも特に問題はありませんでした。

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 重連で使用したもう1両は、レイアウトに常駐しているメーカー完成品です。管理人の主観で塗った46号とはずいぶんイメージが違います。

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 少し走りこんだものと検査出たての組み合わせと考えればおかしくないですね。

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これは面白いかも・・・

 問屋さんから流れてきた受注案内に面白そうなものがありました。

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 カツミが7月1日に発売を予定している「クモユニ74タイプ」車体キットです。「ディテールを省くデフォルメをしている」ので「タイプ」なのだそうです。切妻両運転台ということで、工作もラクですし、完成すれば1両で走らせてもサマになる、省かれたディテールの追加を行うことでディテールアップの作業の練習にもなりそうです。

 鉄道模型は、量販店で出来るだけ安く買ってくるもので、飽きたら中古屋に売り飛ばす、という風潮になって久しい中で、老舗のメーカーがこうして鉄道模型の原点である「工作」に主眼を置いた入門者向けの製品を出すと言うのはとても意義深いものがあります。

 税込みで10000円だそうです。ブラスキットが気になっているけれど、手を出せないと言う方にはうってつけかもしれません。

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2009年5月 1日 (金)

ウエザリングを施しました

 ウエザリングをすると、機関車が俄然、活き活きしてきます。機関車は乗客が乗るものではないので、お召列車でもない限り、ぴっかぴかということは殆どありませんでしたから、製品状態で走っているのはちょっとヘンですね。キットの場合、どう仕上げるかは製作者に任されているわけですから、この辺をどうするか検討するのも楽しみの一つです。

 中央線にいたEF64の場合、少なくとも東北地方の機関車のように、どうやったらあんなに汚くなるんだろう?というような汚れ方はしていませんでした。長距離を走る東海道・山陽線のほこりっぽい汚れ方もしていませんでしたし。八王子の横浜線のホームで眺めた時の印象を取り込んでみました。車体のブルーの部分は比較的きれいで、足回りや屋根が汚れていると言う印象を控えめに再現して見ました。

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スカート周りがふんわりと汚れているのを表現すると機関車が生きているように見えます。ワイパーなどは目下調整中です。

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 屋上も最近ではオレンジ色っぽい汚れ方ですが、以前はあそこまでオレンジ色ではありませんでした。屋上がぴかぴかでは興醒めですので控えめに汚して見ました。

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 側面の表情です。くろま屋のEL用インレタで細かい標記を入れました。篠ノ井機関区の配置札もキットのものは使わず、ブランクの区名札差しの一方を黒く塗って、くろま屋の機関区名インレタの「篠」を入れました。電気機関車ではお召でもない限りこのスタイルが一般的でした。「いつも見ていた機関車」のイメージを再現するのに、この辺のこだわりは大事だと思うのですが、何故か製品では軽視されていますね。このアングルから見ると、機関士が乗っているのも生きている機関車の表現に効果があることが分かります。

 真鍮製完成品の「常識」だけで追いかけていくと見落としがちな部分ですが、自由にいじれるキットの場合には、プラモなど、他ジャンルの模型の感覚を取り入れたりすることも出来るのです。写真を撮ったり、絵を描いたりすることにも通じる部分があると思います。」

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