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2009年4月29日 (水)

軽量客車

 旧型客車の中に軽量客車というカテゴリーがあります。1955年に登場したナハ10に始まるグループですが、その後の電車や気動車にも大きな影響を与えました。スイスの客車を手本にした大きな窓の明るいデザイン、近代的な内装が特徴で、全盛期には2等車、寝台車、食堂車、郵便車など、さまざまな車種が存在しました。しかし、軽量構造が災いして腐食が早く、北陸トンネルでの列車火災もあって、43系や35系よりも早く姿を消しました。

 店にサンプルとして置いている客車列車は1970年代後半から80年代初頭あたりをイメージしていますが、このころはまだ軽量客車も残っていて、普通列車では35系や61系、43系などとともに連結されていました。他の客車と違った華奢な感じの車体、安っぽいジョイント音を思い出される方も多いかと思います。あの時代には主に北陸や西日本にまとまっていたかと思いますが、東北方面にも若干いて、普通列車にも混じっていました。

 店サンプルの中にナハ10が1両混じっていますが、あれはかなり古いフェニックスのものなので、現在の目で見ると不満があります。目立つ存在なので、現在のもので作り直すことにしました。

 今回はナハ10を蛍光灯にして1957年から102両が登場したナハ11にします。大きな窓と薄っぺらい車体は、プラ製品ではどうしてもぼってりした感じになって、あのイメージが出しにくいものです。いつものフジモデル客車シリーズのものを使います。ちなみに、このキット、お値段は6125円です。

 基本的な組立は他形式と変わりませんので、軽量客車ならではの注意点を中心にご紹介していきたいと思います。

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 これが車体本体です。トイレのない側のデッキの柱が曲がりやすいので注意します。仕切りのパーツも決定版的なものがないので、要工夫です。雨どいは丸線が入っていますが、実感的ではないので帯板に交換します。雨どいといえば、モリヤの103系のものは帯板でしたが、材質のせいかカールしているのできれいに付きそうもありません。ナハ11の分と一緒に材料を調達するつもりです。

 さて、実際の組立です。先ず最初に曲げやすい非トイレ側のデッキにドアをつけます。

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 こちらが付いたら反対側のドアも付けて、その後アングルをつけます。アングル位置が2.5mmという特殊寸法であることに注意します。モリヤの103系と違ってしっかりしたものなので作業しやすいですね。

 次に妻板を付けて箱にすれば、車体はしっかりしたものになります。車内の仕切りはこれから考えます。キットには窓の抜いてあるものが1枚しか入っていません。当然、大きな窓から明るい蛍光灯の光がこぼれる、あのイメージの再現を目指しますから、内装もいつものようにしたいところです。

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 箱になったら台車を履かせて線路に乗せて傾きなどをチェックします。

 103系と並行作業になりそうです。

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